北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2017年51号の感想


 アンケートの結果。まず票数が多かったです。RTもよくされたのでウチの読者以外の人も多いと思います。過半数は間違いないのではないか。まぁ、別に今回は特に意味がない気もしますね。
 結果論ではありますが、引きの強い質問だったのかな。答えやすかったし、予想のしがいみたいなものもあったのではないか。
 ただ、蓋を開けてみると『鬼滅』圧勝なので、予想しがいという意味では違うのかも。個人的には『約束』との対決が接戦しててそこが味噌だと思ったんですけどね。案外「こんなん一択じゃんw」という人が多かったのかも。
 ワタシは『約束』だと思ってるんですよ。ベットするなら『約束』。今号『鬼滅』が巻頭だったけど重大発表なかったじゃないですか。そう予告されてたじゃないですか。これが『約束』に比べると不利だと思いまして。『鬼滅』も『約束』もいつアニメ化発表されてもおかしくないレベルだと思ってるので。とはいえ、まぁ『ゆらぎ荘』が発表されたんだから『鬼滅』来るやろ、と考えるのが自然ってのはもちろんそうですね。そこに異論はないです。
 面白かったのは『火ノ丸相撲』。個人的には意外な善戦です。RTした人のリアクションを見に行くと大体『相撲』について言及してました。ネタ的に「あの子は……」みたいな感じだったり、「予想じゃなくて期待」みたいなそういう感じ。まぁ、分かります。長いもんね。『ヒロアカ』の前後くらいですもんね。あと、単純にめちゃくちゃ面白いですし。何でって? 1番面白いからに決まってんだろ!
 意外っちゃ意外なのが「他」。ゼロだと思ったんですが、チラホラ。「○○がないんですけどw」とか言われるのが嫌でエクスキューズ的に用意したんですが、ホントにいたんで用意してよかったです。まぁ、「他」扱いなのは申し訳ないです。
 そんな「他」。なんですかね。1人リプライで『青春』言ってる人いましたけど、まだ3票あるはず。『勉強』『石』『ロボ』あたりが順当でしょうか。まぁ、いずれはするんでしょうね。ジャンプでそこそこ長生きするってそういうことだから。

 一応次の質問も用意してあるんですけど、一応ジャンプの年度的には1年の終わりだから振り返り的なヤツを新たに考えた方がいいのかなぁとか少し揺れてます。まぁ、リアル年末にやった方が適切だとは思いますけど。
 やるとしたら新連載か短期打ち切りあたりですかね。たしか去年もやった気がする……ん? この投票企画もう1周年?? あれっ、時空の歪みが生じてる。

 2つの1年の終わりが見えてきたジャンプ51号。年間総括記事の準備が死ぬほどめんどくさいので憂鬱です。数年続けてきたのがマジで愚かに思えてくる……

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『ゲット・アウト』の感想

 ホラー苦手なんだけど評判いいから観たいなーと思い観てきたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。それと同時に「やっぱホラー苦手……」ともなりましたw

 ホラーが苦手な件。これは簡単。本作でワタシが感じた「嫌いな怖さ」は明確。
 びっくり箱演出です。こういう名前があるかは知りませんが、急に大きな音出して脅かしてくるヤツ。別にじりじりとこみ上げるような怖さはいいんですよ。そういう感情が揺さぶられる感じは映画の魅力だと思います。が、急に「ワッ!!」とやられても……と思っちゃう派。そりゃ怖いけどさぁ。そんなドーピングみたいな、即物的な怖さやられても面白くないし、心臓に悪いだけだし……とかブツブツ言いたくなっちゃいます。
 いや、多分ですけど、あのびっくり箱演出にも技術はあるんだと思います。上手い下手の差は生まれるんだと思います。そんで、本作は上手かったんでしょう。「ワッ!!」をどこに設置するか、そこまでの助走をどう付けるか、いろいろ腕の見せ所なんだと思います。ただ、ワタシは嫌い。やっぱホラー苦手だなぁ。
 ただ、本作、びっくり箱演出があるのは序盤だけなんですよね。序盤もしくは中盤。終盤に入って、謎が明らかになり始めると、途端になくなります。こっからが本当に面白かった。もうとにかく最高。観てよかった……また観たい……んだけど、また観たらびっくり箱あるのかぁw

 脚本のトリックが面白いんですよね。いわゆるどんでん返し系の作品。ネタバレ厳禁ですね。
 とにかく終盤、謎が解け始めると「ああっ! あの時のアレはそういうことか!!」の連続です。気持ちがいい。物語に集中してて忘れてたけど、最後の最後に画面にバーンと「GET OUT」とタイトルが出たら、タイトルの本当の意味に気づきました。き、気持ちいい……

 序盤に警官とのいざこざがあるじゃないですか。黒人差別という社会の現状を見せると同時に、キャラクターの紹介も出来てスマートだったと思います。
 これって『ドリーム』でもありましたよね。あの映画では黒人差別が色濃く感じさせると同時に、ひょんなことから「ソ連をブッ倒してくれよな」と警官に応援される展開を見せてあの作品の概要を教えてくれるようでした。
 一方本作『ゲットアウト』。まだ黒人差別あるのかよ……『ドリーム』の時代から変わってねぇ……という絶望感はあるんですが、それは作品外の話ですねw
 とにかく『ゲットアウト』。警官が黒人に対して過剰に疑いの目を向けてくる。これが伏線です。最後の最後、あるキャラクターがこの社会情勢を利用してある作戦に出ます。まぁ、いわゆるフリーザが命乞いをしてから裏切るヤツ。これによって「よかったよかった結局コイツはクソ野郎だから死んでよし」と溜飲が下がるスンポーですね。気持ちがいい。
 さらに、警官が黒人差別する時に守ってくれた彼女。「いい彼女を持ったな……」みたいな印象だったんですが、オチを知ってから思い返すと「守ったのは自分たちだったんかい!!」と膝を打ちます。要するに、あそこで警官に記録を取られると非常に困るワケですよね。一本道ですので場所を控えられると非常に困る。同行者も顔を見られてるので完全にアウト。

 本作のうまさとは関係ない部分で面白かったトコ。ケイレブくん。ケイレブ ランドリー ジョーンズ。不思議な存在感があるので一目で「あっ コイツは!!」ってなりますね。いい役者の条件だと思います。
 そんなケイレブくん。初登場からとにかく不穏さマックス、それでいてイノセントさも感じさせるいい役をやってたんですよ。それがドハマリしてました。なんですが、この感じ、『バリー シール』の時とめちゃくちゃ似てますよね。「彼女(嫁)の弟」ってポジションも完全に一致ですし。
 こんな偶然もあるんだなぁ……公開時期も日本だと近いのに……とか思ったんですが、要はこれ「こういう役は是非ケイレブくんに任せたい!」という映画の作り手が多かったってことなんでしょうね。職人芸だ。

 そんなケイレブくんとのバトルシーン。最後にありましたね。アクション映画ではないので特に見せ場という感じではないんですが、これがめちゃくちゃ良かった。
 というのも、勝つ理由がしっかりあったんですよ。主人公がなぜ勝てたか。ただのケンカに見えるけど、その中にちゃんと流れ、ドラマがあって、それによって勝利の説得力が感じられる。
 このケンカの場面で何度も繰り返されるのが、主人公が玄関のドアノブに手をかけ、ドアを開けようとすると、ケイレブくんがドアを蹴って閉める、というアクション。支配から逃れようとする主人公とそこに閉じこめようとするケイレブくん、2人の関係性を象徴的に示す良いアクションだと思うんですけど、それだけじゃない。
 明確な記憶じゃないですけど、それが2度繰り返される。2度ともドアは閉められる。主人公に打つ手なし。このまま負けてしまうのか……という時に主人公がドアノブにトライアゲイン。3度目の正直。当然ケイレブキックでドアを閉められるんですが、それこそが主人公の狙い。その脚にナイフをブスーッで勝負アリですよ。ここが見事でしたね。アクションがただのサービスではなく、アクションの中に展開がある。なんなら伏線とその回収がある、とすら言えちゃうかも。


 まぁ、こんな感じで。久し振りの映画感想記事なんですが、とりあえず「思ったこと全部書かなくていい」をコンセプトに今後も定期的に書いていければいいな、と思ってます。『ゲットアウト』の面白かった部分、全然拾えてない。こんなもんじゃないよ。マジですげぇ良かった。

キアヌ(字幕版)

キアヌ(字幕版)

『生徒会役員共』448話の感想


 しばらく放置しようと思ってた『ドラクエ10』ver.4やっぱりやろうかと心変わりしてます。

#448

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は出島さん。本編でもラスト3ネタ怒濤の出島さんラッシュなんですが、新鮮さでいうと橋高さんも同じくらい目立ってたと思います。まぁ、橋高さんが扉ってのはなかなか難しそうですけどね。あるとしたら、いつぞやの柔道部全員集合みたいな感じでアリア、出島さん、橋高さん、みたいな集合図かな。
 扉の出島さん。シーツを替えてる。メイド業の日常というか、下ネタも特になさそうなので新鮮です。いい感じ。まぁ、フツーに仕事してる姿が新鮮ってのもスゴイ話ですがw

 開幕は会長と副会長のやり取りを畑さんがイジる。焦ってるんだけど、はしゃいでるようにも見える会長が可愛い。2人きりなシチュエーションに浮かれてる、とかあるんだろうか。
 勘違いした畑さんが「のろけか」と一蹴されて、それを否定して終わる。とはいえ、正直のろけに見える。スズとか見たら誤解しなくても余裕で嫉妬しそうなレベルである。
 「このへんに」シリーズにあまりにもレアなものが加わったので笑った。作者もお馴染みとして遊んでるよなぁw

 寒くなったので手をついついポケットに入れてしまう。忘れがちだけど、ポケットに手を入れるのをたしなめられるって結構厳しいですよね。生徒会入ったらツッコミが大変だよなぁとは考えることありますが、求められる品行方正さのレベルもなかなかである。
 生徒会の中で素のだらしなさを持つのはタカ兄ですが、それはもちろん津田兄妹の両方に当てはまるので‥‥ということでオチ。このオチがスゴイのはコトミの近くにトッキーがいない点ですよ。生徒会が目撃しなかったら独りでやり続けてたワケじゃないですか。コトミの中二病はガチだw
 女性が内ポケットに手を入れてるの、違和感あって不思議な魅力あると思います。せめてスカートじゃなかったらストレートにカッコよく見える可能性あるんでしょうけど。

 横島&小山先生。自宅でダラダラとバラエティー番組を観てるのがとてもいい感じ。人んちでテレビ観るってよっぽど入り浸ってないと成立しない状況ですよね。家飲みするにしてもテレビ観るって特に話すことはないってことじゃないですか。用もないけど、とりあえず家に行くんですよ。すげぇ良い。
 んで、ラストの小山先生のツッコミ「長っ」が秀逸。説明の長さを指摘するツッコミを極力短くまとめた感じですね。ダラダラしてたので気の利いたツッコミが出てこない、って考えても良いかもしれない。

 津田兄妹in津田家。2本目と同じく寒くなってきたという季節感を踏まえてるのが面白いですね。
 ちなみに、背景にムラサメくん。案外メインになるようなネタがないですね。まぁ、鳴り物入りの新キャラではないので、ネタのバリエーションが少し増える、程度でいいのかな。
 コンビニに行きたいけどノーブラだったことに気づいたコトミの奇行。実際にああいうファッションある(らしい)けど、オシャレすぎてワケわかんないようなレベルが人が実験的にやってるだけだろうから、一般人がコンビニ行く時にするもんではないですねw
 てか、ノーブラを確認するコトミがフツーにエロいと思うんですけど、タカ兄は日頃こんな場面を目撃してるから仏になったのかもしれない。ツッコミスキルはコトミに鍛えられた、とは人物紹介にありますけど、女性への異常なまでの平常心も同じなのかも。

 ラスト3ネタは怒濤の七条家。アリア、出島さん、橋高さんの全員がずべてのネタに出るけど、出島さんがボケ、橋高さんがツッコミは変わらず。とはいえ、アリアが大人しいワケではない、というのが見事なバランスですね。七条家の異常な日常、という感じがよく出てる。
 最近になって加わった要素だと思うんですけど、出島さんのメイドとしての至らなさ。ドジっ娘メイドというのは言い過ぎですが、橋高さんに対していくらか劣る、というのが頻出してる気がする。出島さんのキャラを掘り下げる意味もあるけど、橋高さんのキャラを立てるためってのも大きいんじゃないかと思います。
 仕事としての些細なミスは優しく慰める橋高さん。最高じゃないですか‥‥。「まぁ ドンマイですな」と少し砕けた言い方も素晴らしいと思うの。
 仕事でのミスは反省もしてたので気にしないけど、下ネタに対してはしっかりツッコむ橋高さん。最近橋高さんがツッコミキャラとして確立されたのが個人的には嬉しいです。アリアに悪影響が‥‥とか心配してのツッコミなのかな。だとしたら手遅れだw

 寒くなってきたので衣替え。声高には語られないけど「寒くなってきた」という季節感を踏まえたネタが今週3本もある。この当たり前に出てくる感じが良いですね。
 そして、何より最高なのは橋高さんのツッコミ。アリアや出島さんに対する節度を持った距離感、下ネタに対する意識もそうだし、何より「ですぞ」口調のツッコミがもうたまらんのですよね。ツッコミキャラとして誰とも被らない個性を持ってる。ツッコミのセリフだけを切り取ってもすぐに橋高さんだと分かる。
 てか、あのボケに対して即座に「ブルセラ」というワードが出てくるのは瞬発力すごい。というか、知識もそうか。「ブルセラってそういう保管するんだ」って知らない人もいますよね。七条家に仕えるようになって知りたくもない知識が増えたんだろうなぁ、とか考えると橋高さん萌えが止まらないw

 七条家で増える猫。詳しくないけど、一気に数増えるから余裕のある家庭じゃないと猫の出産って出来ないイメージある。
 そんな猫の雑学。猫の赤ちゃんが吸う乳首は指定席。乳首の時点で嫌な予感はするんですが、本ネタの見所は橋高さんのツッコミでしょう。ちょっと驚くほどにうますぎる。出島さんのボケは「乳首」というキーワードを受けて割とストレートに出てきたものだと思うんですが、橋高さんのツッコミは「猫」からの秀逸な切り返しを見える。ちょっと橋高さんのツッコミスキルの底知れない。
 個人的には、最後の4コマ目、橋高さんのちょっと丸みを帯びた感じが最高に可愛いと思います。3連ツッコミで疲れたのかなw


 ということで終わり。橋高さん無双があまりに印象的だった回だったと思います。まぁ、ワタシの好みもあるんでしょうけど。
 てか、柔道部の遠征の話ありませんでしたね。今後ちょっと時間を置いてから描かれる可能性もありますが、このまま終わりってのも全然あり得るのかな、と思います。セイコウの件も気になるんで遠征回あると嬉しいんですけどね。
 今週のベストはやっぱり橋高さんから選ぶことになるんですが、ツッコミの秀逸さだけでいったら最後の「あなたタチでしょ」なんですが、個人的な好みでいうと「ここはブルセラではありませんぞ!!」に軍配かな。ブルセラという単語のインパクトと橋高さんらしい言い回しのギャップが素晴らしいです。橋高さんの「ですぞ」系のツッコミ、マジで好きなんですよ。萌え特化でいうと、「まぁ ドンマイですな」の1コマもかなり強いです。

週刊少年ジャンプ2017年50号の感想


 投票ツイート。ウチのブログを隅々まで読んでる人には予告済みですけど、果たしてそんな方がどれだけいるのかは謎です。3割もいないと思う。
 『ゆらぎ荘』のアニメ化発表が『鬼滅』よりも早かったのが波乱で楽しい。『鬼滅』が大事に温存されてるなら、次に長い『約束』も強い。『約束』は脱獄までで1クール、とか今のアニメ化事情にフィットしてる節があるので可能性高い……というかアニメ化の話が進んでなかったらウソだと思う。
 そんなワケで、『鬼滅』『約束』で2択。どう見ても不利な『青春』を入れるか問題がありつつ、次に控えてるのは『勉強』『STONE』『ロボ』の3作品。4択が作りにくい!!
 ……と思った方ちょっと待ってください。てかワタシのことなんですが。胸騒ぎがしたので現在の連載陣を見回してみると、『火ノ丸』いた!!
 あぶねぇぜ。ということで、4択がいい感じに収まりました。『火ノ丸』って今の連載陣において結構異質な存在だったのね。まぁ、べらぼーに面白いので何でもいいです。
 不安点としては、この手の質問は単なる作品の人気投票になる恐れがあるのではないか……と勝手に心配。まぁ、投票者心理としては分かるし、ワタシも多分そういうことすると思う。多分何を聞かれても『ゆらぎ荘』か『ハイキュー』って答える自信があるw
 まぁ、いいです。どうせ分かんないし。さっき思いついた次回の質問も作品の人気投票になる可能性がある、ってか今回よりもその傾向強い気がしてます。とりあえず、今からストックがあると安心です。

 ジャンプ50号いきます。50ってウソだろ……と落ち込みます。けど、もうすぐ冨樫が帰ってくるなら耐えられる!!(ウケ悪いのは知ってるけど続けるよ)

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『生徒会役員共』447話の感想


 冬という現実を受け入れられずにいます。

#447

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はムツミ。やったぜ、ムツミだぜ。着ぐるみで汗まみれという一部のフェチを刺激しそうな感じである。長い髪が着ぐるみの頭部から飛び出してファサァァァする所が見たいです。色っぽいと思う。髪が汗で湿ってると理想通りに行かないのかもしれませんが。

 本編。扉のとおりムツミが着ぐるみ。「ムツミ」と「(着)ぐるみ」で踏める。
 頭部も装着状態は本編で初めて出てくるんですけど、1本目1コマ目がなかなか衝撃的。子供に目をやるために黒目が下に向いている表情が妙に怖いw 黒目が動くのはマンガ的なウソなんだろうけど、その他の表情は一切ないリアリティー。不思議なバランスで、不思議な味わいw
 アヘ顔アニマルが流行ってる世界なので、元々の動物のデザインがいわゆる可愛い動物の着ぐるみとイメージするものとは少し違うってのはあるかもしれませんね。にしても、あの1コマ目には驚く。
 ムツミ回、それもバイト、着ぐるみという珍しさの3乗のようなシチュエーションなんですが、生徒会が出てくるより先にアスカちゃんが出てくるのがサプライズ。
 ムツミファンとしては、ムツミの子供に対する接し方とか超気になるんですが、そういうのはほぼナシ。緊張もあって自分のことで精一杯という感じですね。まぁ、それも可愛いので満足です。
 オチ。ムツミとアスカちゃんという下ネタ要素ゼロの布陣なので、当然非下ネタ。厳密にはタカドッグが見切れてるけど。ムツミの柔道、体育会系、お大食いという要素ではなく天然な部分が出てますね。下ネタを知らなすぎるピュアさ、とも少し違う気がするんだけど、まぁそれに近いか。子供相手にあんだけメルヘンな想像しちゃうムツミすごい。かわいい。風船もらいに行きたい。

 2本目でタカ兄in着ぐるみが本格登場。ムツミのウサギの平時と思われる表情(黒目の位置)も見れるんですが、外側に斜め上。やっぱアヘ感あるなw
 一方、タカ兄の入ってる犬は極めて普通だと思います。ダルメシアンなので目の周りの黒い模様に目全体が埋もれる感じになってます。てか、ダルメシアンっていうと、『プチたん』を思い出しちゃいますね。作者の中で「犬と言えば!!」という感じあったのだろうか。
 着ぐるみ同士の会話を会長が曲がった解釈をして‥‥というオチなんだけど、フリである2コマ目の会話の時点で「ムツミに犬扱いされたい!!」と思ってしまった。なんだか申し訳ないというか、情けないというか。
 てか、タカ兄の着ぐるみといえば、さくらたんですよね。懐かしい。意外と再登場しない。今回一緒のバイトをしてる経緯を知りたいんですが、タカ兄の着ぐるみ経験が関係してるのかもしれない。ムツミがバイトを誘う所が見たい‥‥絶対可愛いヤツやん‥‥
 まぁ、さくらたんの件があるので、会長たちが「着ぐるみなら津田だ!!」と、推薦した可能性もあるのかな。
 4コマ目のツッコミからして、会長たちは呼ばれてないのに勝手に来たっぽいですね。応援しに来たのか、タカ兄の着ぐるみに興味があったのか。バックヤードにも入っているので、アリアあたりがこのバイトを紹介した、とかもありそう。七条グループがスーパーに手を出してるイメージあんまりないんですが。

 バックヤードで生徒会+ムツミが集合。そして顔出し。後ろの方でタカ兄が座り込んでる一方で、立ってニッコリしてるムツミ。2人のコントラストやばい。タカ兄は喋るのも嫌そうに見える。下ネタがなくてよかったですねw(ツッコミの仕事ないから)
 着ぐるみは大変でも貴重な経験。そっからムツミ流の解釈をしてオチ。下ネタキャラが何でもエロく解釈して、というのは本作で昔からお馴染みですけど、ムツミが体育会系のノリで解釈するネタも最近増えてきてると思う。体育会系だったり、乙女な解釈。ちょうどカエデちゃん相手にもやってたし。
 てか、最後のムツミ、「新陳代謝高まる~」の謎テンションやばい。疲れてヘトヘトではないけど、いい汗かいてハイになってるのかなw

 着ぐるみの近くにいるスズが子供を間違われるネタ‥‥ではるけど、それはオチではなくフリ。まさかの1コマ目。スズの成長を感じられる。というか、スズネタの深化。
 子供(多分アスカちゃん)は可愛い犬の着ぐるみに抱きついて喜んでるけど、スズは中の存在を知っているので、そっちに抱きついている事実に喜ぶ。何も言わず満更でもない顔して抱きついてるスズが笑える。これ2コマ目だけど、この光景を何も知らない人が見て「子供と間違えられて喜んでる!?」ってオチでも全然成立しそう。
 本当のオチは、スズがオス犬の尻尾にタッチ。さくらたんの時に会長の胸に触ってたのと逆パターンですねw あの時もそうだったので、触られたことに気づいてないんだと思います。
 てか、スズに気を取られてたけど、アスカちゃんも同じ所触ってるんですね。タカ兄がペドじゃなくてよかったw

 着ぐるみと一緒にやってるバルーンアートに対して七条先輩がヘビーな一撃。スズの「私にはできませんけど!?」が今週のベストツッコミだと思う。ボケだけでも吹いたけど、ツッコミで余計に笑った。
 あと、ぶっちゃけた話、笑うと同時に「それめっちゃ好き‥‥」ともなりました。事後の描写としてくっそエロい。

 ラストページは、バイト終了後。着ぐるみの頭部を外したムツミの周りに湯気が。ちょっと着ぐるみモノの良さに目覚めそうになってしまった。こわい。
 そこに突然現れた出島さんがオチ。買い物帰りらしいです。庶民的なスーパーに見えたけど、そんな所で買うんだ‥‥みたいに驚いてしまいました。いや、じゃあどこで仕入れればいいんだよって話なんですけど。
 出島さんがやってるので、女性の汗にフェチを感じているという下ネタにも見えなくもないんですが、ムツミからしたら下ネタと感じる可能性は1ミリもないので安心です。
 てか、最後、キョトンとしてるムツミがめちゃんこ可愛い。

 頭部以外も脱いだムツミにまさかのハプニング。ブラが透ける。ヒモだけどしっかり見えるのでビックリです。結構攻めてる。
 サービスショットであり、そのことに慌てるムツミがさらなるサービスなんですが、そっからの3コマ目、犬の画面アップの迫力がすごいw 無の表情をしてる犬にちょっと怖いとすら感じてしまう。
 んで、その真相が明らかになってオチ。セリフを発してるのは会長ですけど、スズもポーズ取ってるんで、2人が咄嗟に対処したんだと思います。多分‥‥というか消去法でスズは胴体部分を指示したんでしょうね。んで、会長が頭をどーん。このネタでタカ兄の言動が一切描かれないので、2人に好き勝手操られてる感じがあって味わい深い。頭が上がらな関係性がよく出てると思います。


 ということで終わり。疑いようのないムツミ回。登場ネタも、オチも豊富でサービスショットまで完備である。ごちそうさまです。
 ムツミネタでは「今は犬でしょっ」がどうしても大好きです。一番言わなそうなムツミが、というギャップがたまりません。
 ムツミ以外ではアリアの風船が特に好きですね。

週刊少年ジャンプ2017年49号の感想


 アンケート結果。まず初めに、選択肢があまりよろしくなかったです。「使ってるけどなくてもいい」みたいな人いますよね。そういう人が拾えない。申し訳ない……というかバカなのがバレてしまい恥ずかしい。
 票数。こんなもんです。大体いつも同じなのでマジで決まった人が入れてるのではないか説が濃厚。RTされて票数が伸びるような質問じゃないですし。
 結果。「使ってる」優勝。択の不備があるので真に受けづらいのですが、予想以上に多かった。そもそもこの遊びに付き合ってくれる人は好意的な意見多い、という偏りがあるにしても、「あっていい」じゃなくて「使ってる」が多いのが意外。邪魔に思ってる人もボチボチいるんじゃないかと予想してたんですよね。ぶっちゃけ目次って1つの作品には飛べるけど、その後目次に戻らないと別の作品に飛べない、みたいな問題もありますし。
 まぁ、よかったです。十数人使ってるなら残留決定です。そもそも本当に邪魔なのは目次ではなく、この枕の部分……というのは無視します。長谷川先生でいうところの『スマブラ』です。

 気がつけば号数も四十番台のラスト。もうすぐ1年の終わりがきます。その翌月に新年がきます。ということはですよ。何を意味するか。
 そうです。冨樫が帰ってきます……多分……

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ジャンプ買うのが遅れたところで大したことはない

 毎週アホみたいにジャンプの感想記事書いてるんですけど、前回と前々回の記事、イレギュラーな進行でした。前回は月曜深夜に出来たけど、前々回は水曜にまでもつれ込みました。
 何があったかというと、ジャンプ買うのが遅れたのです。あまり大声で言うことじゃないんですが、普段は早売りを買っているのですよ。なので、月曜更新に向けて数日かけてるんですが、それが出来なかったという話。

 ジャンプ記事が遅れるともろもろの生活リズムが狂うので大したことあるんですが、そういう話ではなくですね、ジャンプを読む件。
 買うのが遅れた、読むのが遅れたんですが、案外「早く読みたいのにぃいいいいい」みたいな感じにはなりませんでした。いや、読み始めると楽しいですよ。読むのも書くのも楽しいです。それまでの話。

 週一の楽しみのはずなんですが、「まぁこのまま読まなくても特に問題はないよなぁ」という不思議な感覚でした。割と惰性による部分も多かったのだと気づきました。熱心に買ってるのではなく、「先週買ったから」というのがデカイ。

 読んだら楽しいのになんでや、と考え出すと何となくそれっぽい理由が思い当たりました。

 今のジャンプで楽しみにしてる作品とその内容。
 今一番読んでて楽しいのが『ゆらぎ荘』なんですが、基本的に一話完結じゃないですか。だからクリフハンガー的な引きとかないのですよ。まぁ、そもそもジャンプ記事書くのが長くなって、クリフハンガー的な引きにあまりテンション上がらなくなったってのもあるんですが。
 『ゆらぎ荘』にも一応続き物の回とかありました。あったんですが、まぁ謎解きとかがあるワケでもないし、熱心に続きの展開予想とかするタイプではないのでね、「今読むのが楽しければいいや」的なスタンスなんだと思います。

 ぶっちゃけ今のジャンプは、『ゆらぎ荘』と愉快な仲間たちと言っていいんですが、ちょっとその他大勢に括るのに抵抗あるのが『ハイキュー』。やっぱり面白いです。アホみたいに質が高い作品だと思います。
 一話完結じゃなくてゴリゴリの続き物ですよね。なんですが、これは『ハイキュー』という作品がいかに優れているかという話にも繋がるんですが、読み味としては一話完結に近いんですよ。それぞれの1話がしっかりと完成してる。起承転結がバッチリある。その回のテーマみたいなのが出てきて、魅力的なサブキャラが出てきてりもして、アホみたいに盛り上がって終わる。んで、次回以降その繰り返し、という感じですね。
 他の続き物の作品と比較してみるとよく分かると思います。……まぁね、そもそも論ですけど、「続き物なんだから続けて読んで面白ければいいんじゃね?」という話はあると思いますよ。もちろん、それはそれで正しい。ある程度一気読みすることを想定して描いてる作家がいたとしても驚きません。
 平たく言うと、ワタシのジャンプとの付き合い方において『ハイキュー』は理想的な作品と言えると思います。続き物の中でね。

 今、というピンポイントな部分で言いますと『ONE PIECE』は割と続きが気になる。ルフィがカタクリの秘密を見抜いた、みたいな引きだったじゃないですか。あれは確かに気になる。「犯人はお前だ!!(次週に続く)」みたいなもんじゃないですか。
 『ONE PIECE』はこういうの多いと思います。ただ、「久しぶりに○○出てきた!!」と思ったら次週はまったく別の話……そのまま1年放置とか全然あり得る作品なのでね。あまり免疫できたというか、振り回されると精神衛生的によろしくないというか。
 ただ、カタクリのくだりはどう考えても次回出てくるはずなので、やっぱり楽しみです。

 『火ノ丸相撲』。これは割と続きが気になる作品の部類に入る。毎週ジャンプを買った時にパラパラとめくるんですよ。そんで、気になったヤツだけ最初に読みます。『ゆらぎ荘』『ハイキュー』『ONE PIECE』はマストで読みますね。『火ノ丸相撲』もその中の1つなんですが、「どうなるんだろう」的なワクワクは多いです。
 前回というピンポイントな話ですと、刃皇が最高すぎたので、そういう意味もありますし、試合が終わらないまま次週に続く回とかもやっぱり気になります。とにかく盛り上げ上手ですからね。そら気になるわ。
 ちょっと前は『ハイキュー』と『火ノ丸相撲』が個人的にはジャンプの両横綱でした。なんですが、最近は『ゆらぎ荘』にどっぷりハマってしまった影響もあり、第二グループという認識で固まりつつあるかな。そんなこんなで「ジャンプ読むのそんなに楽しみじゃない」になってるのかもしれません。
 まぁ、今は刃皇が最高なので楽しみですよ。キャラ単位でいえば、割とマジで抜群の魅力があると思います。

 話がどこに向かってるのか分からなくなってきた。というか着地が分からない。
 とにかく、次回のジャンプからは割と平常運行になると思います。ジャンプ買う時期もいつもの感じに戻ります。ぶっちゃけますけど、前回のジャンプ記事、当日にジャンプ買って書きましたからね。「早売りなくても出来んじゃん」という話ではありません。あり得ないほどの負荷がかかったのです。あんなの毎週続くならジャンプ記事やめるわ。

 そうそう、こういうグチっぽい話がどうしても多くなってしまうんですが、別に「ジャンプ記事やめちゃおっかなー(チラチラ)」という話ではないですよ。別に楽しいのは事実ですし、多分そこらへんの人の数倍はジャンプを楽しんでると思います。
 楽しんでるはずなのに、読み始めるまでは案外冷めてるな……と最近気づいた、という話なんでした。あっ、いい感じの着地だ。脱線したつもりだったのに話が戻った。たまにこういうことあるんですが、気持ちいいですねw

 キレイに終わったんですが、さらに脱線するとジャンプ+で連載してた『街コロ』の最終巻を買ったんですよ。ゲロ面白い連載だったな、という話です。
 ジャンプ+での連載はウチにいても読めるので、更新が楽しみで仕方なかったです。金曜の深夜に読むのが毎週の楽しみでした。ああいう習慣もいいもんですね。

『生徒会役員共』446話の感想


 先週分が遅れたので、今週分をいつものタイミングでやっても違和感があります。

#446

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は轟さん。とはいえ今週特別ネネ回という感じではないです。てか、驚くことに今回の轟さん、下ネタがない。今週だけ読んだ人はただの友達キャラみたいな感じの理解で終わるんだろうなw

 ネネ始まり。ワタシがムツミファンってのもあるんですけど、このネタの轟さん、そっくりムツミと入れ替えても成立すると思います。いや、ムツミに出番よこせ、とかそういう意味ではなくてですね、それだけ轟さんの普通の女の子ぶりに驚いてしまった。
 強いて言うなら、スズヘアーのサラサラに興味を示すあたり、ムツミよりも轟さんの方が一般女子的な関心は高いのかもしれない。「一般女子」という表現は危ういんですけどね。
 あと、このネタを見ると、轟さんのスズ大好きっぷりが感じられてとても良いです。

 トイレでの会長。下ネタには慣れてるけど、いきなりボケではなくトイレで女性キャラの尿の話されると少しドキッとしてしまいます。
 そんな尿の様子がおかしい。テレビで見た情報によると……という回想1コマにトリプルブッキングの3人が登場。ホントに人気があるんですね、と改めながら思った。何気なく観たテレビにいるってスゴイ。
 オチ。あそこから瞬時に正しいツッコミを引っ張り出せるスズに脱帽です。ちょっと難しいよw

 一方、津田家。会長が観てたのと同じ番組を観てたコトミ。シホの服装が違うので、違う日の放送だと思います。だとすると、背景のセットに書いてある「カラダのフシギ」というのはコーナー名ではなく、番組名で可能性も強まったのかな。確信を得るにはちょっと弱いけど。
 からの中二ネタでフィニッシュ。前のネタのスズと違って、タカ兄のツッコミが正しくないw 正しくないけど、タカ兄がそんなに関心なさそうに「あーいつものね」という感じなので、このまま間違いはスルーで終わりそう。
 てか、この2本セットで見ると、前のネタでの会長のアンニュイな瞳が最高におかしいなw どんな顔なんだ‥‥

 横島先生と小山先生。2コマが2回繰り返す、という感じの構成。当然先の2コマがフリなんですが、そこでの小山先生に、セリフがない。相槌はなく、ただ微笑むだけ。なんか不思議な感じだ。まぁ、下ネタのない平和な時は至って静か、というコントラストはありますね。あと小山先生としては、共感もできないけど、否定するほどでもないって感じもあるかな。
 からのオチの小山先生のツッコミが最高。「最近!!」と至ってシンプル。今回の4コマで発したセリフはこの2文字だけ、というのが非常に面白い。切れ味鋭いったらない。
 セリフ量という観点もそうなんだけど、単純に横島先生のボケで気になるのは確かに「最近」なんですよね。下ネタよりも「最近」のインパクトが大きい。良いなぁ。

 会長がパソコンでバイオフィルムの服をタカスズに見せる。最低限の説明はされてるけど、正直よく分からない。いや、分かるけど活用方法とかがピンとこない。まぁ、今の時代ググレカスで済む話だから便利である。
 からのアリアでオチ。スズの「さしずめ生きてる服ね」に反応。いつものドアバーン聞き違いネタかと思いきや、今回は聞き違えてない。「生きてる服」というのは正しく聞き取れてる。聞き取れてるからこそ、アリアの発想力が面白い。そして、イメージがしっかりしてて結構眼福である。ちゃんと可愛い。
 このネタは何より、ラストの「どうしよう 生き生きしてる」というツッコミが秀逸すぎる。うますぎるんだけど、発言主が誰なのか分からない。「生きてる」というフリを言ったスズにも思えるし、そもそもの話題の発端である会長である可能性もあると思うの。個人的には会長の声が聞こえた。ただ、言い回しとしてはタカ兄っぽい気もしてくる。

 ラストページは8コマ。8コマにはなってるけど、各4コマがしっかりと4コマ漫画になってるのがスゴイ。本作の8コマはほとんどそうだから出る度に言ってる気がするけど、これは本当にスゴイ。4コマ作家としての熟練度を感じる。
 厳密に言うと、それぞれの4コマが独立して成立するワケではない。もう片方の4コマがあって当然話が成立する。なんだけど、話、コマの流れ、展開ってのが完全に4コマ漫画なんですよね。リズムがしっかり保たれてる。
 あくまでも8コマ漫画ではあるけど、前半の4コマと後半の4コマで場面は違う。前半は教室、後半は生徒会室。
 話題は轟さんが狙ってるお取り寄せスイーツ。人気すぎてキャンセル待ち。ここでも轟さんはただの女子力の高い子という感じである。今週はマジでそう。まぁ、こういう側面もある、というのが轟さんの魅力か。飛び道具的な面にばかり気を取られてたので申し訳ない気分だ。
 からのムツミの「キャンセル」の話でオチっぽい雰囲気になって前半の4コマ終了。スズネネムツミの3人ってスズとムツミが非下ネタだから話が通じるのかと思うと、案外ムツミがとんちんかんだったりマイペースだったりするから面白いですね。俗っぽい嗜好が一番あるのは轟さんってのが効いてる。

 後半の4コマ。1コマ目(8コマの5コマ目)でいきなり紹介される「星恍女学院」。全国常連の柔道の強豪校だそうです。
 名前が気になる。セイコウジョガクインっていったら聖光女学院じゃないですか。氏家ト全ファンとしては。『女子大生家庭教師濱中アイ』に出てきた天野ミサキの進学先。トリプルブッキングのカルナが在学中。
 が、星恍女学院。ちなみに、聖光女学院らしく学校名が『生徒会役員共』に出てきたのは過去にもある。ちょっとだけ名前が違ったことがあるんですね。『プチたん』の陽汝学園らしき名前が『生徒会役員共』に出てきたこともあるんですが、あの時は「いや違うだろ」という感じではあった。
 ひょっとしたら、わざと間違えてる、名前を変えてる説あるかもしれん。同作者の別作品と同一世界であることを匂わす描写は過去作を含め何度も出てきたんですが、最近になって「そこまでガチガチに繋げる気ないし‥‥」という考えになった可能性。まぁ、過去はバンバンやってたし、そもそもトリプルブッキングが他作キャラなので、今でも大好きじゃん、という話ではあります。お馴染みになりすぎて忘れてたけど、英稜も初出は『濱中アイ』ですし。ただ、トリプルブッキングも『生徒会役員共』に出た時に年齢が間違えられてたりもした。
 屁理屈コネコネ系ですけど、個人的に好きなのは、現実における聖光学院に気を使った説。最近甲子園のニュースとかでもよく見かけると思います。ややこしいけど、星光学院というのもあるらしい。被っても別にいいんだけど、本作及び過去作における聖光女学院というのは「性交」とのダジャレなんですよね。他にも幼女とか熟女が出てくるので多分正しい。英稜はエロらしい(数年間気づかなかったw)。リアルにもある名前だけどウチは性交!!というのに作者が申し訳なさを感じた‥‥なので今回「星恍」に改名した可能性が‥‥陰謀論レベルの説得力ですねw
 一応選択肢として考慮しなければならないのは、「聖光と星恍は別の学校だよ?」という説。もちろん、これを否定する根拠はない。あくまでも状況証拠的に「聖光じゃない?」となってるだけである。
 最後に、これが一番あり得そうな説。ついうっかり。ただの間違えた可能性。さっきも言ったけど、過去にも聖光の名前は間違えてるし、トリプルブッキングの年齢も間違えてる。だから今回も間違えたと考えるのが自然。というか、ファンだと余計にこう思いそうなイメージ。ただ、わざわざ「恍」という珍しい漢字を持ってきたのが少し怪しいんですよね。明確な意図を持ってこの漢字を持ってきたように思えてならない。だとすると、リアル聖光に気を使った説に行っちゃうんですが‥‥陰謀論レベル!!

 星恍に気を取られすぎてまともな感想書いてなかった。とにかくムツミのキャンセル待ちは星恍女学院との対戦申し込み。んで、遠征に対してムツミがバイト宣言。まさかの展開。強豪校との対戦の話の前にまさかのバイト。
 いや、本作は煽ってからスカすことが結構あるので、期待しすぎるのは禁物な気はする。わざわざ8コマだし、星恍の説明も仰々しいので、少なくとも1話はこの続きをやるとは思う。ただ、バイトについて詳細に語られるかは分からない。数話に渡る長編になる可能性もあるけど、「やったームツミの長編だー!!」と喜びすぎて泣くのは困るのである。とりあえず、今回の8コマで連続してオチを担当したムツミの姿を堪能するのに限る。8コマの下4コマにおけるムツミ、ムツミ百面相という感じでかなり見応えあると思うの。超かわいい。
 んで、オチ。ムツミの大食漢オチなんだけど、それに対する一同のリアクションが面白い。納得&呆れというのが4人で見事にシンクロしてて笑う。


 ということで終わり。星恍女学院が気になりすぎる1話でした。まぁ、単行本待つのが確実ですけど、この遠征の話は今後続きが語られる可能性があるので、ひょっとしたらその時に「聖光」に修正されるって線もあり得る。まぁ、だとしてもミサキが出ることはないと思いますけどね。時系列的にもそうだけど。あったとしても、「トリプルブッキングのカルナが通ってる学校なんだよねー」みたいな話題がちょっと出るくらいかな。
 ムツミファンとしてはどうしてもラストの8コマが最高だったんですが、セリフがツッコミだけだった小山先生も最高だし、「生き生きしてる」のうまさは最近の中でも群を抜いてる。健康番組を踏み台にした2本も構成の一致とかも含め素晴らしい。特にオチの会長の顔が好き。そして、扉だった轟さんがまさかの下ネタレスだったのも見過ごすことは出来ないのである。
 全ネタ振り返っただけだった‥‥。わかった、やっぱムツミ&星恍ショックでラストの8コマがベストです。


『生徒会役員共』445話の感想


 諸事情によってジャンプ記事が遅れる。同じ理由によってその次のジャンプを買うのが遅れる。そんなこんなで『生徒会』記事がもろもろ遅れました。できれば日曜に終わらせたかったんですが‥‥

#445

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は横島先生。上着を脱いで腰に巻いた状態に軍手。ちょっとカッコイイな‥‥と思ったら本編で会長もやってた。

 開幕。栗拾い。学校行事としての。イベント好きな会長がテンション高いのは分かるんですが、他の2人も高いのでちょっとおかしかったです。いや、アリアは会長と同期して、というイメージあるんですけど、スズか。スズが「秋の味覚!!」と言ってるのが面白い。まぁ、この4コマの前に散々盛り上がってたんでしょうねw
 栗といったらクリトリスじゃん??と読者なら考えると思うんですが、微妙に外してくる。同じクリでも「くりくり」だったか!!と膝を打ちました。やられた。

 違うクリをやってから、読者が誰もが考えたであろうクリネタ。横島先生がぶっ込んできたのが良いですね。こういう直接的なネタは横島先生がよく似合う。
 「ここが穴場だ 茂みをかきわけると」「おっ クリだ」という意味深会話がうますぎて笑った。色っぽさの欠片もない冷静なトーンでこんな指導されたらMは喜んでしまうと思うの。

 コトミとトッキー‥‥かと思ったら、トッキーとアリア。まさかの組み合わせである。新鮮。単なるボケツッコミ関係ではなく、トッキーがアリアに親近感を抱くという驚愕の展開が出てくるのが良い。トッキーがわざわざ接点の少ないアリアに話しかけた理由としてうまく機能してますよね。「親近感」。
 からの伝統の鉄パンツ。学校行事なので出島さんが同行できないので「お嬢様のクリが拾われないように‥‥」とか言われたんじゃないだろうか、とか妄想した。

 スズネネ‥‥かと思ったら畑さん参戦。ここらへん学校行事っぽくて良いですね。普段はなかなか見れないマッチアップ。
 轟さんと畑さんって桜才の中でも屈指の強キャラだと思うんですけど、クリとお題に2人がぶっ込んだネタが、下ネタじゃない。サプライズなんじゃないでしょうか。達人同士が直接刀は交えずに済ませる感じがあってなんか好き。

 今度はムツミとカエデちゃん。背景にナオちゃん。多分ヨシくんも近くにいる。カエデちゃんと例のカップルはあくまでもセット、みたいな感じあるのかな。
 ムツミの体育会全開なノリが一般人に引かれる、というのがすげぇ新鮮。ありそうで今まであまりありませんでしたよね? 柔道部のみんなに「部長ハードすぎ‥‥」となるのはあるけど、それでも慕ってくれてるのは明白ですし。今回のカエデちゃんは割とマジで純粋な拒絶だと思う。
 てか、ムツミにとってのカエデちゃんって女子力高いってイメージあるんですかね。それっぽい描写にも思えましたが。風紀委員長だし、下ネタ(よく分からないこと)言わないし、女性の憧れる女性像というノリあるんじゃないでしょうか。コーラス部ってのもポイント高いと思う。
 この2人なので当然下ネタにはならない。オチはムツミ担当。過去にあった「まぶしい‥‥!」の系譜にあるネタだと思います。ちょうど先週会長がやってたヤツ。
 しかし、ムツミのひたすらポジティブに突っ切るあの感じ、良いよなぁ。いかにもムツミ。馴染みのない相手にも人懐っこく話しかける感じも最高だ。

 ラストページ。畑さんが生徒会+コトミの集合写真。表情の固いアリアがなんか可愛い‥‥と思ったら、しっかりそこがオチだったのでやられた。アリアのコンセプトは至って正しい。超よかったw
 てか、しっかり気づける畑さんがスゴイ。さすがですな。畑さんがいなかったらツッコミを入れる余地もなかった。

 エピローグ的に栗拾い終了後の栗クッキング。拾った分は各人が持って帰ってよかったのかな。学校の出来事ではないよね。
 そして、ここでも見切れるコトミ。特に言及されることもないコトミのこの扱いは何なんだw
 そして、栗の豆知識。水に漬けて浮いたら虫が入ってる。びくびくする一同だけど、アリアにだけ青ざめる線が入ってないんですよね。ひょっとしたら、そこまで怖くないけどノリで付き合ってるのかもしれない。そして、ここにはコトミがいない。


 ということで終わり。ただでさえ人気のない記事なのにこんなに遅れた意味あるのか、という気はするけど、まぁここまで来ると読まれることよりも書くことの方が重要なので何でもいいです。
 駆け足になった気がしてたけど、ボリュームとしては割と普通かな。よかった。
 一番好きなのはムツミ‥‥だけど、ネタとして一番好きなのは開幕のネタかな。乳首! くりくりー!!

週刊少年ジャンプ2017年48号の感想


 アンケート。今週はみなさんが興味のない話題。まぁ要するに、コレといった質問が思いつかなかったのです。
 目次作った時は「とりあえず試しで」というつもりだったんですが、いつの間にか惰性で続けちゃってます。特別悪くはない、程度には思ってる。
 個人的な使い道。ないと困るってレベルではないんですが、コメントの返信の時に「オレなんて言ったっけ?」とか調べる時に使います。ほんの少し便利。ただ、グワーッてスクロールして一発で目的の所で止まった時のあの快感は得られないのでそういうマイナスはある。

 先週遅れたのと同じ理由なんですが、今週はジャンプを入手するのが遅れた。おかげですべてが遅れに遅れてます。恐怖です。

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週刊少年ジャンプ2017年47号の感想

 大変遅くなりました。ただ、のっぴきならない事情があったので仕方ないです。人間やめないと無理でした。


 アンケートの結果。まず最初に、「伊之助」でした。誠に申し訳ありませんでした。
 我ながら信じられない話なんですが、この択作る時に字が不安だから調べたんですよ。「ノ」「スケ」って要注意漢字じゃないですか。なのでそこばかり気にしてたら肝心の所がアカンかったという……。アホだ。ごめんなさい。
 気を取り直して結果。票数、多め。RTナシでこの数は多い。まぁ、これは作品名で検索するような人が入れた可能性も、なくはないです。クロム。
 一番人気の人たちが見事正解。皆さんいい読みしてはる。全然ねずこもあり得るとか思ってたんですけどね。
 てか、個人的には問題のイノスケが好きなんですよ。予想的にもそんな人気ないし、結果でも芳しくない。マジかよ。何この意識の乖離。むなしい。ギャグ的にもそうですけど、イノスケ加入によって炭治郎を長男とする疑似的な三兄弟という構図が生まれ、それが本作の魅力の骨格になってる……とすら思ってたんですけどね。残念、振るわず。ひょっとしたらギャグの印象が強すぎるのが悪い方に作用したのかもしれません。なんでやイノスケ最高やろ!!……とワタシが言っても説得力がないですよね、はい。ミスは多いブログだけど、今回のは特に染みたw
 まぁ、学習としては、「来週人気投票結果発表」はチャンス。すぐに結果が出る予想レースとしてここまで最適なものもない。タイミングよくぶつかったら、やると思います。まぁ、事前に用意してる質問があったらナシですけど。
 ということで、割と良かったけど、反省点しか印象に残らないアンケートでした。

 はい、47号の感想いきますです。余計なことやってミスって落ち込むって最悪やないかw

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ビックカメラが損する話

 腕時計の調子が悪かったんですよ。ソーラー電源で電波で時刻あわせてくれるヤツ。あまり時計に関心はないので、もうこれ一生使えばいいんじゃねwとかヘラヘラ思ってたんですが、調子が悪い。
 多分防水なんだからって水ジャバジャバかけてたのが原因。いや、詳しくは知りません。修理出した時に「磁気を帯びてる」とかカッコイイこと言われたけど意味はよく分かりません。

 症状。時刻がキッカリ15分遅れる。電池が死んだワケじゃないから安心してたんですが、使えないのは変わらない。
 手動で時間あわせればいいやーと思ったんですが、毎日電波を受信してるらしく朝起きたら例の15分遅れになってました。

 ということで修理に……とはならない。店員に「そんなんで泣きついてきたんですかw」と心の中で笑われるのが怖い。
 なのでネットやら説明書で試行錯誤。部屋を大掃除しなくても型番わかればネット上で説明書読めるから便利ですね。
 どうやら基準位置がズレているらしい。キッカリ15分遅れてるのはそのせいらしい。
 こうなれば楽勝……と思いきや、説明書に書いてある基準位置を直す方法がまったく通用しない。説明書に従った操作をしても説明書通りの挙動にならない。ファック。

 まぁ、ここまですれば店員に笑われないだろう……という担保を得たのでいざお店へ。てか、頑張るの飽きた。
 決戦はビックカメラ。相変わらず話なげぇな。
 この時計を買ったのがビックカメラだったんですよね。都内某所の大きめの店舗。『猿の惑星 聖戦記』を観るついでです。

 ビックカメラの時計を扱う回の修理コーナー。
 症状を伝えると「あーそれは大したことないっすね(意訳)」返される。いかん、これは笑われるパターンや。慌てて基準位置がどうのこうの、頑張ったんですアピール。リアクションは芳しくない。多分「急にどうした」という感じだったのでしょう。最初から持ってくればよかった……

 待ち時間はあるらしいが当日に終わるっぽいので快諾しようとしたら、「ウチでやってもいいんですが……すぐそこのCITIZENのコーナーに持ってけばすぐですよ」と。予想外の返答があるとテンパってしまうワタシ。そしたら、「アイツらどうせ暇だからw(意訳)」とトドメ。
 まさかの職務放棄。ではない。ありがたいことこの上ない。自分の所でやれば下手すりゃ修理代取れたかもしれないというのに……(取るレベルじゃないかもしれませんが)

 いざCITIZENコーナー。
 「CITIZENの人に『基準位置』『時刻合わせ』と言えば通じるんで」と
教わってたのでその通り伝える。ちょっとした「焼き方は?」「弱火でじっくり」みたいな合言葉感にワクワクした。
 まぁ、20分ほど待ったら元通りになってました。ありがとう、修理コーナーの人。あと、CITIZENの人も。

 思い返すと、以前にもこういう良心的職務放棄をされたことがある。ビックカメラの同じ店で。

 当時の目当てはラジオのレコーダー。カセットじゃないヤツ。ICレコーダーにラジオ機能が付いたようなヤツ。今ほど商品が充実していないので、クソみたいな商品を掴んでしまったのでした。ちなみに、Oリンパス。
 なので買い替えをしようとビックカメラに。ラジオのレコーダーのコーナーに行くも、品数が少ない。てか、予算的に選択肢は例のOリンパスしかない。絶望やん……と思ってたら店員が近づいてくる。

 「何をお探してすかー?」元気よく近づいてくるぽっちゃり店員(どうでもいい情報)。この手の勝手に近づいてくる店員が大変苦手なので嫌な気分になる。
 Oリンパス、品揃えの悪さ、そして近づいてくる店員という三重苦にちょっと意地悪な気分になった。
 「ラジオ録音したいんですけど今使ってるコレが酷いんで違うの探してたんですよね」 店員が勧めることの出来る唯一の選択肢を潰す。これで勝てる!!(何にだ)

 「あー……」と店員。勝ったと確信したが店員は声を細めて続ける。
 「言いづらいんですがコチラあまり評判が良くないんですよね……今はあまり機種が少なくて良いのもあるんですがかなり高価になってまして」 思わぬ良い人そうな感じで面食らいながらもどうせ買えないからいいや……思ってたら。

 「ウチでは扱ってないんですが書店で扱ってるものがちょうどお客様の要望に応えられると思います」
 ウルトラCの回答にテンパりながらも「本屋ですか??」。どうやらNHKの語学番組を録音して勉強する目的で作られたレコーダーが作られていて、それが全国の書店で売られているらしい。ワタシが聴きたいのは主に深夜ラジオだけど、当然問題なく録れる。値段もちょうどよく、まさにお目当ての品。
 「本屋じゃないと買えないんですか?」 取り寄せ出来るならビックカメラで買うよ、的な意味もあり聞いた。まぁ、本音としてはポイント。
 「当店を出ていただいてそこの信号を渡ってすぐの○○書店さんで発売中ですよ」 具体的!! 店員のアドバイスが店を出ろってスゴイ。

 ということで、本屋に行ってレコーダーを買いました。使い勝手も素晴らしく理想の買い物でした。ビックカメラの店員、超ありかだいけどそれでいいのか感あるな。
 まぁ、おかげで家電量販店の中ではビックカメラ派です。池袋(今回の店ではないがウチから近い)にヤマダが進出してきてもビックカメラのが好きです。

 ただ、最近ビックカメラで買い物してないからポイントカードの期限切れてるかもしれない……

 ワイドFM聴けるヤツ欲しい。

『生徒会役員共』444話の感想


 風邪だと思ったら風邪じゃありませんでした。よかった。

#444

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は会長。スポーツウェア‥‥ということなんだろうけどエロすぎる。風紀が乱れてるわ!!と言いたくなる気分。カエデちゃんに取り付かれた。
 そんな服装は本編と同じ。そして本編で服についての話が出てくる。

 1本目がそれ。性欲のアキではなくスポーツの秋なので、みんなでジム。気合い入りまくってる会長は服装から違う。扉の服装が本編で話題になるのって少し珍しいですね。まぁ、今回のは何の説明もナシに着るには冒険しすぎだと思うの‥‥って考え古いのかな。まぁ、セクシーなのでどっちでもいいです。
 そんな会長のヘソ出しについてキョドったりブヒブヒ言わずに自然に「キマってますね」と言えるタカ兄がやはりスゴイ。これはモテる。
 会長から見た例の服装。会長レベルになると別に変な意識とかナシに自然と着るもの‥‥ではなかったw ちょっと安心したわ。庶民感覚というか。着るにあたってそれなりに気合い入ってた。

 コトミ。太ったらしい。泣きながらランニングマシン。何気に本作では珍しい太ったことを明言できるキャラクターですよね。いや、厳密にいうと、他の人はあまり太るイメージがない、太る隙がない。
 泣きながらランニング、という2コマ目がオチの鼻水のフリになってる説。目と鼻は繋がってるので涙が鼻に流れてくることは実際あり得ます。ただ、あの涙はマンガ的な記号というか、そこまでマジメに考えるべきものなのかは少し怪しいですw
 てか、よく考えると聞かれてもないのに太ったと言い出すコトミすごいな。ランニングがつらくて止めたいけど、太った自覚あるから止められない、という板挟みからの涙かw

 アリアの聞き違いシリーズ。このシリーズ長いのに未だに新鮮味があるからスゴイ。こないだの遠距離も意外性あったし。そして、今回はまさかの上下逆さまw 何事かと思った4コマ目で笑った。
 補助とか相談とかを必要とせず、完全に1人でヨガを行えるってのはやっぱ普段からある程度たしなんでる、ということなんですかね。偏見も混ざるけど、金持ちってヨガやってるイメージある。

 盗み聞きスズ。エアロバイクに身長のばす効果があるらしい。マジかよ。やっておけば良かったな。まぁ、金ないのでリアルチャリンコになっちゃうけど。
 そして、高身長を企むスズに悲劇。身長を伸ばそうとしても身長が低いから出来ないって正直かなり泣ける。あんま考えたことなかったけど、エアロバイクに身長制限みたいなものあったのか。いや、正確には、基本的に大人(の体型の人)が使用することしか想定してない、という感じか。泣けるけど、「手が届かない」からのオチがうまいのでちょっと緩和されてるのかもしれない。

 プール。ジム行ったことないけど、プールまであるジムってそこそこ立派なのかしら。
 水着の表面について会長が豆知識を披露してるとアリアがオチ。会長の剛毛ネタは定番ですけど、これは1本目のおへそとも繋がる話ですよね。今回ジムに来るにあたって、会長は入念に準備してきた。このボケという形でしか表には出てこないけど、会長の正確が反映されてる感じとか、本編が始まる前の生活とかがうっすら見える感じ、良いよね。

 タカウエスト。まさかのバッキバキであった。今までにあった水着回の時もそうだったのだろうか。もしくは最近なのか。
 モテる要素しかない‥‥!と戦慄していたら、鍛える方法がどこか微笑ましい。語られないけど、コトミは踏みながら中二ボケとかしたんだろうなぁ、とか妄想すると余計に微笑ましい。仲睦まじい津田家の日常。
 からの会長がオチ。といっても下ネタではない。まさかの「まっ まぶしい!!」。ムツミの将来の夢がお嫁さんだった時以来の衝撃である。あのネタ好きだからなぁ、よく覚えてるわ。会長にもお嫁さん願望あるってこと‥‥と言い切るのはちょっと強引か。いや、別にあってもおかしくない話なんですけど。

 遊びと宿題。今回のジムが遊びなのかは少し怪しむ余地あるけど。
 先にやっておく、ということで来週の栗拾いの話。私的なものではなく、学園行事。だとすると七条家所有の山に行く感じではないのかな。出島さんは不参加なのかな。
 先にやっておく、来週は栗拾い、という話題から会長の今回のジムの目的が明らかに。おへそ、毛の処理もそうですけど、準備に余念がない人である。
 別にいいけど付き合わされただけか‥‥という悲哀のあるリアクションが味わい深いw


 ということで終わり。会長がエロかったです‥‥と過剰に反応するのもアレなのかな。あのスポーツウェアを買う時に一緒に古谷さんがいたらきっと腹巻きかなんかを勧めてくると思う。完全に古谷さん側の人間だわw
 ということで、今週のベストは扉。ギャグ的にはヨガが一番好きかな。

週刊少年ジャンプ2017年46号の感想

 いい質問ないかなーと思ってた時に飛び込んできた次号予告。予想系の質問は好きです。そしてすぐに答え合わせが出来る。これはいいぞ。
 1位じゃないのは「どうせ炭治郎やろw」とつまらないからです。
 2位争いの選択肢。ねずこvs三兄弟というのは悪くないバランスなのではないか、と思います。
 もちろんこの4人以外の可能性もあります。「その他」を設けるか悩んだけど、「まさかの炭治郎」を優先したかった。

 46号。珍しく最終回が2作あります。『ONE PIECE』欠席で『ボルト』出席。

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映画館のポイントサービス、利用すると実質いくら?

 大手の映画館では当たり前になりつつあるポイントサービス。何となく貯めて何となく使ってるけど、一体いくら得してるのか。そんなことを一生懸命調べます。

ルール説明

  • 扱う映画館は大手のシネコン
  • ポイントは使い切るものとして計算
  • 通常の2D上映
  • 年間鑑賞本数は30
  • 初期費用は3年で分配

 正確に言うと、ウィキペ「シネマコンプレックス」のページ、「各社シネマコンプレックス」の項、「大手中堅興業会社・映画会社系列」のリストに載ってた12つ。うち2つは同じポイントサービスなので実質11。
 ポイントは使い切る。計算の便宜上でもあり、長期間の利用を考えるためです。理想的な値、いわゆる理論値を計算します。長いこと使ってればポイントが残ってても理論値に近づきます。ポイント失効は考えない。
 IMAXや3D上映は考えません。基本的には料金表の一番上にあるヤツ。学割とかシニア割に関しては対応します。
 年間鑑賞本数はポイントカードの更新費を使った計算の際に使います。あくまでも「そのシネコンにおける年間本数」ですね。30という設定は大体ワタシがこのくらい。50本になっても10円も変わりませんので、ご理解ください。
 初期費用を3年ローンとして考えます。無視しようかとも思ったけど、入会費が高いトコの特徴を無視するようで抵抗がありました。とはいえ、1年で負担を分配するのもアレかな、ということで3年。ぶっちゃけ誤差レベルの話ですけど、ないよりはマシという感じで。

対象シネコン

ポイント発生 無料鑑賞
TOHO 1本で1ポイント 6ポイント
ユナイテッドシネマ 1本で1ポイント 6ポイント
シネマサンシャイン 料金の10% 1,500ポイント
イオンシネマ 1本で1ポイント 6ポイント
松竹マルチプレックスシアターズ 1本で10ポイント 60ポイント
109シネマズ 1本で1ポイント 6ポイント
コロナシネマワールド 1本で1ポイント 6ポイント
なんばパークスシネマ 1本で10ポイント 60ポイント
札幌シネマフロンティア 100円で1ポイント 100ポイント

大阪ステーションシティシネマ

 コンセッションでポイントが貯まるのではなく、ポイントの使い道がコンセッション。ドリンクorポップコーンです。のみ。だけ。そういうのもあるのか。
 なので、本記事では無視します。ポイントで映画が観たい。

T・ジョイ

 バルトとかブルクでお馴染み。合い言葉は「映画館でハシゴ何作可能? 深夜も稼働のバルトなんかどう?」。
 驚くことに、ポイントサービスがないです。大手シネコン界の孤高の存在。ポイントを漁る豚共に警鐘を鳴らすKO-KO-U。どうりで日本にパンクが根付かないわけだ……

 ということで、この2つを除く9のシネコン、それぞれで計算。

計算方法

 6ポイントで1本無料の場合、ポイント使わない時の料金の6倍を7で割ると1回分の実質料金が出ます。ポイントサービス利用による映画鑑賞料金は大体コレ。
 そこに、初期費用と更新費用が関わってきます。更新は年間鑑賞数(ここでは30)で割る。初期はそれを3年、90で割る。

 が、これで終わらない。ここに各シネコン独自のサービスが絡んでくるのでややこしい。さらには入会費などの初期費用と、更新費。3ケタの違いも発生しないので無視していいのか……と思いつつ、年間30本を3年と決めつけてるので既に細かいレベルでは結構無視してます。

TOHOシネマズ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:500円
  • 更新費:300円(1年)
  • ポイントは2年で消える(ようになる)

 ポイントサービス改悪で話題の最大手。山崎紘菜でもお馴染み。改悪といっても「改悪版TOHOの方がウチより良いんですけど……」という場所は全然あります。下を見て安心するクズメンタルで乗り切ろう。とにかくポイントはすぐ使う。貯めたら出す。
 サービスデーとしては、毎月14日が1,100円。毎週火曜が1,400円。そんなに豊富ではない。さすが最大手。
 こっから本題。重要になってくるのは普段いくら払ってるかです。ポイントの無料鑑賞以外の時ですね。前売券で1,400円なのか、シニアで1,100円なのか、サービスデーしか行かないので1,100なのか。なので、普段の支払い額別に計算します。大した差は生まれないけど、大体ココかなー、という感じでご覧ください。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 873 127
1,100円 958 142
1,200円 1,044 156
1,300円 1,130 170
1,400円 1,216 184
1,500円 1,301 199
1,600円 1,387 213
1,700円 1,473 227
1,800円 1,558 242

 安定して1,000円鑑賞する方法はないと思いますが、一応載せました。
 割引気にせず観に行くような人にとって、大体200円引きの価値がポイントサービスにはある、といえますね。
 TOHOは最大手らしく、ポイントサービスの内容自体はシンプルです。なので、他のシネコンとの比較対照として便利だったりもします。
 ……シネマイレージに関しては、この記事では扱いません。ややこしいのと、ぶっちゃけほとんど使ったことないw(情弱)

ユナイテッドシネマ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:500円
  • 更新費:500円(1年)(1,000鑑賞券プレゼント)

 個人的にはTOHOと並ぶ二大巨頭。この2つが最も利用します。
 推しポイントとしては、毎週金曜が1,000円。金曜というのがポイントです。金曜に公開する映画、結構多いですよね。特に大作だと。公開初日に1,000円で観れる可能性がある。これはうまい。
 一般料金が300円引きなので、上限が1、800円ではなく、1、500円。前売券買うの忘れたー!!という時にも安心。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 879 121
1,100円 962 138
1,200円 1,044 156
1,300円 1,157 143
1,400円 1,209 191
1,500円 1,291 209

 更新時の1,000円鑑賞券が更新費をナシにするくらい強力だけど、計算がめんどいw
 ちなみに、ユナイテッドシネマでは珍しいサービスとして、2ポイント使用で1,000円というのもあります。が、6ポイントで無料にした方がお得です。メールアドレスを登録した会員限定のサービスなので、こっちのが強力かと思いきや……罠。使う人は情弱と言わざるを得ないのが現状(『ドリーム』で使ってしまったw)。
 まぁ、使い道としては、更新をやめるのでポイントをとっとと使い切りたい、という場合。ポイントを残すのが一番もったいないので、これは当然有効。

シネマサンシャイン

  • 料金の10%がポイント
  • 1,500ポイントで1本無料
  • 入会費:1,000円
  • 更新費:ナシ(最終利用から1年でポイント失効)

 2019年、池袋にIMAX with LASER搭載のシネコンが誕生するんですが、多分シネマサンシャインになると思います。お世話になります。
 特徴としては、同伴者のポイントまで加算できる点。恋人、友人、家族で観る際、全員がポイントカードを用意する必要がない。イメージしやすいのは普段あまり映画に行かず、鑑賞料金にも関心がないようなポイント弱者(失礼)を連れて行く場合。
 一般料金が300円引きなので、ポイント弱者を連れて行くと、準備ゼロで安くなるので感謝されつつ、ポイントはいただく。これはうまい。さすポ(さすがポイント)。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 949 51
1,100円 1,036 64
1,200円 1,122 78
1,300円 1,207 93
1,400円 1,292 108
1,500円 1,375 125

 6本観ると1本無料の所に比べると非常に弱い。半分ほどの効力でしょうか。やはり同伴者ありきで作られた設定なのでしょうね。1人連れてくると他のポイントサービスとほぼ同等。2人以上連れてくると上回る、という感じか。

イオンシネマ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:200円
  • 更新費:ナシ(そもそも6ポイント貯まるごとに使い捨て)

 ポイントカードといってもほとんどスタンプカード。紙のスタンプカード。ローテクである。
 ポイントは約半年間で6ポイント貯めないと無効。6ポイント貯めた無料鑑賞券は発行から約10ヶ月で使用しないと無効。TOHO改悪に怒ってる人をイオンシネマに放り込むと周瑜のように憤死する。
 毎週月曜が1,100円なので、三連休との相性が抜群。
 常時のサービスではないんですが、現在キャンペーン中でして。いつでも1,300円です。これはうまい!

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 886 114
1,100円 971 129
1,200円 1,057 143
1,300円 1,143 157
1,400円 1,229 171
1,500円 1,374 186
1,600円 1,400 200
1,700円 1,486 214
1,800円 1,571 229

 こんなに計算式がシンプルなのは初めてでしたw
 お得度でいうと、そう大差はないけど、ポイントの期限がエグいので、ポイント消失の恐れが高いです。ポイントを失ったらその場で200円の損。物理的なダメージが入ります。怖い……(といっても今なら鑑賞料金が1,300になるので200円は余裕で元取れる)

松竹マルチプレックスシアターズ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:100円
  • 更新費:ナシ(最終加算から6ヶ月更新)

 MOVIX、ピカデリーというヤツです。ポイントカードの名前はSMTメンバーズ(SMTは↑の略)。利用者からは「どーせSMTが最強でしょ?(ハナホジ)」という声多数。大体あってます。まぁ、シニア料金だったらユナイテッドのが安かったりもします(突然の老化)。
 特徴は何といってもリピーター割。有償鑑賞から2ヶ月以内で、次の鑑賞料金が1,300円(ネットだと1,200円)になる。つおい。このサービスが新宿ピカデリーに搭載されたことにより、新宿におけるシネコンウォーズのバランスが変わりました。安さではピカデリーが強い。孤高のバルトは深夜も稼働(シツコイ)。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 858 142
1,100円 943 157
1,200円 1,030 170
1,300円 1,064 236
1,400円 1,076 324
1,500円 1,089 411
1,600円 1,101 499
1,700円 1,114 586
1,800円 1,126 674

 リピーター割はネット利用時の1,200円で計算しました。
 本当ならポイントカードを作ってから最初に観る映画にはリピーター割が使えないんですが、今回は除外しました。1回だけなんで。普段いくらかはポイント無料鑑賞後の1本にのみ適応。1,200円以下は当然そのままです。
 当たり前ですけど、1,300円以上になってからが加速度式にお得になっていく。普段1,800円の人でも実質1,200円を切ったのはスゴイですね。常にリピーダー割と考えて問題ないレベル。シニアとかでいつでも1、100円の人にとってはよそと大差ないけど、そうでないなら強い。最強といっても過言ではない。

109シネマズ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:1,000円
  • 更新費:ナシ(鑑賞日の翌月から6ヶ月更新)

 IMAX強者というイメージ。現在のIMAXシアターの首都圏初は川崎、現在日本唯一のIMAX with LASERは大阪。『ダンケルク』はレーザーIMAXじゃないと観てないと同義wwwとドヤって炎上したいなら大阪へGO。もうすぐ池袋にも来るので震えて待て(都民の遠吠え)。
 オモシロポイントとしては、ポイントカードに楽天Edyの機能が搭載。ただ、映画以外のポイントは特につかないので電子マネーをガチる人には不評のようです。今回調べて最も驚いた機能の1つです。謎は、深まる、ばかりです。
 イオンシネマでは紙のスタンプカードなのに、109では電子マネーEdy。謎の格差。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 868 132
1,100円 954 146
1,200円 1,040 160
1,300円 1,125 175
1,400円 1,211 189
1,500円 1,297 203
1,600円 1,383 217
1,700円 1,468 232
1,800円 1,554 246

 ぶっちゃけ、そろそろ代わり映えがしない気がしてきた。まぁ、全部の表を見比べてる人なんて読者の中のウン%なんでしょうけど。
 代わり映えがしないので、シニア1,100円の人は実質954円なのかーとかtbsラジオリスナー的にはグッときまいた。クゴシ!!

コロナシネマワールド

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:100円
  • 更新費:ナシ(利用で1年更新)

 個人的に縁がなかったけど、調べてみるとかなり大々的に展開してる大手。
 一般的なポイントサービスであり、一般料金の割引もあり(300円)、地味に強い。入会費と更新費の優良度合いが今回の中では最強。入りやすく失いにくい。ここまで安いと入会費を計上するのがバカらしくなってくる。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 858 142
1,100円 944 156
1,200円 1,030 170
1,300円 1,115 185
1,400円 1,201 199
1,500円 1,287 213

 限りなく純粋に近い「6本観たら1本無料」の表。一般料金の上限が1,500円なのも相まって、尖った個性はないけど良心的という印象。TOHOもコレにしてくれ。

なんばパークスシネマ

  • 6本観ると1本無料
  • 入会費:100円
  • 更新費:ナシ(加算で6ヶ月更新)

 なんで大阪の映画館調べてるんだろう……とワタシを大いに悩ませたシリーズその1。
 リピーター割があるのが強み。ただ、窓口1,500円、ネット1,400円なので松竹には劣る。とはいえ充分だと思います。ネット1,400だと前売券が不要になる。前売を事前に買っといていざ映画館に行ったらサービスデーで損した気分……という映画ファンあるあるを経験しなくて済む。
 松竹もそうなんですが、厳密には「1本観たら10ポイント」「60ポイントで1本無料」です。わざわざ十倍した意味が分からない。こういうのってネット予約だと11ポイント貯まる、とか端数が発生する余地があると思うんですけど、今回調べた限りでは見つかりませんでした。「タウリン1,000mg配合!!」「1gでええやん!!」というお馴染みのアレに似てる。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 858 142
1,100円 944 156
1,200円 1,030 170
1,300円 1,115 185
1,400円 1,201 199
1,500円 1,239 261
1,600円 1,251 349
1,700円 1,264 436
1,800円 1,276 524

 リピーター割はネット予約の1,400円で計算しました。松竹には劣るかなーとか思ってましたが、想像以上に大差がない。200円も差があったのになぜか100円とかそれ以下になってしまうのはなんでなんだぜ……(バカ)

札幌シネマフロンティア

  • 100円につき1ポイント
  • カード発行時に10ポイント
  • ネット予約で3ポイント
  • 100ポイントで1本無料
  • 発行費:500円
  • 更新費:500円(1年)

 大手シネコン最北端。コンセッションでの買い物でもポイントが貯まる。これは面白い。コンセッションにも来てね!という誘導は意味深いと思います。1,000円以上でポイント発生という1人では困難な設定。ぶっちゃけそのポイントも微々たるものなんですが、ないよりは良いよね。ただし、パンフは対象外。惜しい。
 毎月オススメ作品の指定があり、その作品を観ると5ポイント入るというのも面白い。複雑になるデメリットはいいけど、知らなくても別に問題ないレベルだと思います。(今回計算からは除外します)
 更新という選択肢はありますが、100ポイントに貯まったカードは無料鑑賞券と「交換」とサイトには書いてありました。えっ、ひょっとして、その度にカード発行しないといけないパターン? イオンシネマ的な? 期限の猶予はある分ありがたいけど、毎回500円は高い。
 だとすると、100ポイントを越えた分は損することになりますよね。カード発行は次回だから。うわっ、エグい。
 水曜は男性1,100円、木曜は女性1,100円。間違えちゃいそうですね。毎週のように窓口でトラブルが起きてそうな気がするw
 会員は一般料金が300円引き。TOHOでもコレやってくれ。

普段いくら払うか 実質1本いくらか 差額
1,000円 938 62
1,100円 1,025 75
1,200円 1,100 100
1,300円 1,186 114
1,400円 1,271 129
1,500円 1,333 167

 すべてネット予約で計算。コンセッションは買わない。
 ひどい!!……と思ったけど、思いの外そこまで酷くない。とはいえ、毎回カード作るのは手間だし、毎回500円払うのには抵抗感ある気がします。安心してください、はいてなくても100円くらい毎回お得ですよ。

比較

  1,100 1,300 1,500 1,800
TOHO 958 1,130 1,301 1,558
ユナイテッド 962 1,157 1,291
サンシャイン 1,036 1,207 1,375
イオン 971 1,143 1,374 1,571
松竹 943 1,063 1,089 1,126
109 954 1,125 1,297 1,554
コロナ 944 1,115 1,287
なんば 944 1,115 1,239 1,276
札幌 1,025 1,186 1,333

 横に長くなるとスマホだと見にくいので、一部数字を割愛。

結論

 ポイントサービスというのは、普段の料金が高い人ほどお得であり、普段から安く映画を観てる人は少しお得になる、そんな誰にでも嬉しいサービスです。よく出来た仕組みだと思います。どこもかしこもポイントなのも納得です。

 分かっちゃいたが、松竹のSMTが強い。安定して1,100円鑑賞とかを見込める人を除けば、リピーター割のある松竹が頭一つ抜け、なんばも強い。
 なので、SMT料金との差、近くの松竹系のシネコンの位置、移動費の違いなど、総合的に比較して今後の映画館選びをしてみてはいかがでしょうか。
 ちなみに、ワタシは普段前売券1,400円で観ることが多く、たまにサービスデーで1,100円。なので、表では1,300円の所を確認します。よく行くのはユナイテッドとTOHO。それぞれ1,157円、1,130円。最安値の松竹は1,064円。100円弱の差でした。まぁ、これなら血涙を流すほどでもないかな……というのが今回の結論。行きやすさ、混雑、周辺の施設などを総合的に考えれば、今後も変わらずユナイテッドとTOHOを行くことにします。

番外編(ポイント以外の会員サービス)

 会員サービスはポイントだけじゃないぜ!!というシネコンのサービスがあります。ワタシの中でお馴染みなのがテアトルシネマ系列のメンバーズカード「TCGメンバーズカード」。こちらはカードを作ると、とにかく鑑賞料金が安くなる。ポイントは貯まらない。ポイントよりもその場で安い。ケーズデンキ方式。

テアトルシネマ

  • 会員費:1,000円(1年)
  • 入会時に1,000円鑑賞券プレゼント
  • いつでも1,300円
  • 火曜、金曜が1,000円
  • 水曜が1,100円(男女問わず)

 いつでも1,300円だけでなく、平日の半分以上が1,100円以下。つおい。
 まぁ、毎年かかる入会費がお高めですので、年間の鑑賞本数による影響が多くなります。一応同じ年間30本で考えますと、1本あたり33円の負担になります。入会時にもらえる1,000円鑑賞券を1,300円の日に使えば300円の得なのでそれを30で割れば10円。あわせると、1本あたり23円の負担。上記の料金に23を足した数字で松竹と勝負。平日にどれだけ行けるかが鍵になってきそうですね。

シネマシティ

  • 会員費:1,000円(1年)/600円(6ヶ月)
  • 平日が1,000円
  • 土日が1,300円

 『マッドマックス 怒りのデスロード』でなぜか聖地と呼ばれていた立川のヴァルハラ。大きい音で上映することで有名(説明が雑)。
 シンプルに安い。平日のみの鑑賞になると松竹も泣いて逃げ出すレベル。
 サイトを観ると、やれサービスデーは行きにくいだとか、ポイントは面倒だとか、くどくど書いてあるので笑えます。圧がすごい。ラーメン屋の張り紙を思い出す。こんだけ無駄に熱いと荒れることもあるんじゃない??と思ったそこのアナタ、大正解です。先日ネットが荒れました。『ベイビードライバー』ファンも嬉しくないよw
 とはいえ、近かったり、行きやすかったら通ってると思います。安いもの。

改めて結論

 松竹に行こうが、立川に行こうが、電車賃、ガソリン代がかかっては意味ないです。
 ポイントサービスとあわせて使うと最強の方法、それは「チャリで来た」。これで勝てる。歩きでもいいです。

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Point of No Return (ケツメイシのremix。)

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