北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』505話の感想


 新刊の告知が意外な部分にあるので驚きました。1年ぶりだからいつも以上に熱が入ってるってことなのかな。

#505

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は小山先生。柱の人物紹介では「常識人(一応)」とか言われてるけど、扉のアオリでは「随一のまともキャラ」。小山先生への理解が深まってる‥‥
 マグカップ両手持ちは良いですよね。ひょっとしたら白湯なのかも、と本編との関連が感じられるのもとても良いです。

 サブタイ「会長とカイロ」。ボケるわけでもない、ツッコミが入るわけでもない静かなネタ。特別なことは起きない『生徒会』世界の日常という感じが良いですね。何気ない会話の向こうに少しだけ会長らしさがチラつく。
 スズが気づくけど、特に言及するわけでもなく、そっと心に秘めておく。同じ女子だと気づけるのだなー、とちょっと感心しちゃいました。会長も気づかれてるとは露とも思ってない感じですよね。だから独り言を気にせず漏らしてるわけで。

 小山先生と白湯。白湯の習慣を始めたばかりなので、「何を飲んでるの?」と聞かれたときに「白湯ですよ」じゃなく「お湯ですよ」と答える感じが妙にリアルだと思います。白湯って最初聞いたとき、ただの水だろ、と少し抵抗があったというか。馴染みがないと自然とその言葉は出てこないというか。
 そんな「白湯」ではなく「お湯」という言葉を横島先生に使ったのが敗因でしてw 横島先生の「はいはいお湯飲むよねー」とまったく別のお湯に飛躍していくのが面白い。しかも、ここ学校ですからね。学校で横島先生の言うお湯を飲むためには持ち歩かないといけないわけで、その場で飲むよりも数倍おかしなことになってしまうw

 会長とアリアに肌の調子をほめられて嬉しそうにする小山先生が可愛い。「フフフ 何でだと思う?」とポーズ取って応えちゃうとかヤバイでしょ。小山先生可愛すぎだよ。白湯の効果が出たと気分がアガっちゃう小山先生ヤバイ。最高。
 「お湯」と言えば誤解され、「何でだと思う?」とはぐらかしても誤解される。小山先生に逃げ場がないw 横島先生のときとは違って、会長とアリア、2人ですので「それかー」と2人の間で会話が完結してしまうのも良かったですね。横島先生は横島先生で厄介だけど、2人相手も厄介。

 コトミとタカ兄。それを傍観するトッキー。今回タカ兄は事情(コトミの思惑)を知らないのでツッコミが出来ないんだけど、それを見たトッキーが代わりにツッコむわけでもない。この距離感。オイオイとは思うけど、わざわざ絡みには行かない。めんどくさいんだろうなw

 古谷さんとスマホ。オールドネタで、お母さんとかお婆ちゃんになってるんですけど、「それマジー?」と言葉遣いは若い、というギャップが可愛い。
 てか、あの天真爛漫さは精神年齢が高いのか低いのか分からなくなりますね。そのことを何の疑問もなく会長に言えちゃう感じも可愛い。「えっ声出てた?」とかではない。

 畑さんネタと思いきやアリア。聞き違いネタだけど、今回は同音なので、なぜそっちの意味だと思ったんだ、みたいな感じありますね。アリアなら仕方ないか‥‥みたいな感覚も少しありつつ。
 最後のタカツッコミが結構ノリノリなので笑った。されたいみたいな気持ちも少なからずあるのだろうかw
 本ネタでのスズ、理想的なスズヘッドなのですごい好き。セリフはないけど吹き出しはある、みたいなバランス、良い。

 轟フィギュアに虫が。スズの動じないけど何もしてあげない(あげれない)感じ、良いですね。すごくスズっぽい。これが自室とか生徒会室だったら「津田はよ」みたいな動揺あったのかもしれませんが。
 からの轟さんがたくましさを発揮してオチ。虫の発生に驚いてたのはいないはずのものがいないはずの場所に、という単純な驚きであったのねw スズの心配して損した感も好きだし、ツッコむ気力も失せてる感じが好き。スズと轟さんのネタのこの空気、良いよね。


 終わり。今週はやっぱ小山先生が印象的でした。ネタとしては横島先生のネタが好きだし、キャラ萌えとしては小山クイズが最高でした。

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週刊少年ジャンプ2019年09号の感想

 背表紙のジャンキャラしりとりは神企画。先週と今週で確信しました。どうかしてる。

 ジャンプ9号です。2019年が始まったと思ったらもう1月の終わりでありました。

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DCユニバースユニバース始動!!かもしれない『タイタンズ』観たぞい

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 ネトフリ配信のテレビシリーズ。映画タグを付けていいのだろうか。

 とにかく『タイタンズ』。バットマンと決別した元ロビン、ディックグレイソンが謎の少女と出会い……何やかんや。
 よく分からないまま観てしまったんですが、どうやら本国では「DC UNIVERSE」というストリーミングサービスのオリジナル作品の第1弾。世界への配信はネトフリが担当。なので、DCの映画や他のテレビシリーズとの繋がりはない。あるとしたら今後のDC UNIVERSE作品ですね。要するに、DCユニバースユニバース爆誕。何だそれ。
www.dcuniverse.com

 面白いのが徹底してバットマンが「直接は」登場しない。セリフとしては出てくるし、何なら後ろ姿とかはバンバン出てくるんですが、絶対に顔が映らない。アラーかな?とか思ってしまうレベル。
 権利的には問題ないはずなので(ダメならそもそも存在しない)、単なる出し惜しみなんでしょうね。

 ロビンはかろうじて名前くらいは知ってるけど、他は全然知りません。基本的には超能力のない一般人がマスクかぶってヒーロー行為に走るヴィジランテもの。暴力描写やマスクドヒーローの是非を問うような話は『キックアス』とか『スーパー』を思い出しますね。主人公サイドのアクション的な活躍の場面では暴力性が際立ち、悪党を倒す爽快感はありつつもドン引きもするような作りになってますね。少年が殺しを犯す場面とかあって(しかも喰い殺す)マジでドン引きです。ここらへんは『キックアス』より『スーパー』寄りと言えるかもしれませんね。
 ただ、『キックアス』的な明るく楽しい殺しをするキャラもいて、それが一番強いのは2代目ロビンのジェイソンでしょう。警官嫌いな彼が警官相手に大立ち回りをするんですが、めちゃくちゃ楽しそうです。それを端から見ると「まだ子供やろ……」とドン引きするんですがw

 とにかく、常人のマスクドヒーローが多いんですが、少しずつ超能力ヒーローも出てくるので嬉しい。個人的に一番アガったのは終盤に入って出てくるドナ。アメコミ知識がないので驚いちゃったんですが、ワンダーウーマンのサイドキックなんですね(ただし休止中)。アクション的な活躍は少ないですが、例の投げ縄を披露したときには「きたー!!」と家で大声出したくなりました。つい映画版『ワンダーウーマン』のテーマ曲を口ずさんでしまうよね。でれれれーん♪(どんどんどん)

 衝撃なのは最終話。前話のラストからまったく関係ない数年後から始まる。あまりに幸せで理想化された世界で嫌な予感はビンビンなんですがw ちょっと『エヴァ』最終回的な飛び道具感でしたね(ちゃんと話の筋は通ります)。
 そんな最終話、観ながらレイチェルパパの件放置でいいの?もう最終話だよ??と変な意味でハラハラするんですが、いざゴッサム入りするとそんな気持ちも消え失せます。今までの出し惜しみが何だったのかという濃厚なバットマン要素。名前もいっぱいですし、ジョーカーもリドラートゥーフェイスも全部出てきます。全部死にますがw 話としては悪夢だけど、視聴者としては夢のような世界が広がってました。この感じでがっつりバットマンの作品、もしくはゴッサムの作品観てみたいです。マジで。
 どうせエンドクレジット後に何かあるんでしょう??と思ってたらホントにありまして。マーベル、MCUの影響を感じますな。そんなポストクレジットのご褒美。絶対に出てこないと思ってた、メトロポリスですよ。マジか……。レイチェルパパの件も気になるけど、DCキャラ大盤振る舞いするならちょっとそれどころじゃない気もしてくる。まぁ、この世界だとどんな大物ヒーローが出てきても、闇堕ちしそうで怖いんですがw

 本筋の物語で魅力的だったのは疑似家族要素ですかね。ホント流行ってますよね。ただ、本作は年齢層的にもかなり家族感強かったと思います。
 そもそも主人公のディックがバットマンとの疑似家族の形成に失敗した、というスタートなのが焼いですね。かつての自分と重なるようなレイチェルと出会うことで彼の再生が始まる……みたいな。そう考えると本作のラスボスがレイチェルの「父親」だったのも納得です。とにかく厄介なのは父親。バットマンもそうですね。ディック側からしか語られないので判断しづらいですが、本作のバットマン、なかなかのクズで笑えてきます。ここらへんは2代目ロビンが現れてからのパートが最高ですね。鍵かえたと知りうろたえるくだりとか疑似家族というか恋人w

 好きなキャラを挙げるとたら、難しいんですがファミリーの皆さんですかね。殺し屋一家。めちゃくちゃ楽しいでしょう。洗脳されてるらしいですが、とにかく狂ってて最高。インフレについていえず、あえなく爆死したのが残念です。ただ、死ぬ場面も良かったなぁw

 あと、本作、とにかく展開がはやいんですよ。11話しかなかったとは思えないほどにあっち行ったりこっち行ったり。ぶっちゃけハンクとドーンのオリジンで丸々1話使ったのは現状まったくの無意味でしたので(ただし滅法面白い)、それを除いたらたった10話ですよ。よくあれだけ詰め込んだな……。
 まぁ、はやすぎて少しアッサリしすぎな嫌いも少しあったかな。特に、中盤のクライマックスである、施設に攻め込むくだり、アッサリ捕まってそこから抜け出すまでがちょっとトントン拍子すぎて、えっこれで終わり!?と少し驚きました。まぁ、あの組織、施設自体が罠だったのでーみたいな補足はされるんですが。

 序盤からとにかくヤバイと煽られてたレイチェルのパパ。先日観た『バードボックス』みたいに悪魔的なイメージがあったので、『バードボックス』と同じく実態は出てこない、描かれないまま終わるのかな、と思ってたらしっかり出てきたので驚きました。た、ただのオッサン……という衝撃。ヤバイのは分かりますが。

 終わり。めちゃくちゃ面白かったです。このシリーズは楽しみだなぁ。最終話みたいなゴッサムもまた観たいなぁ。別の作品でいいからやってくれないかしら。
 何より良いのは、これだけって点ですよね。今後ここから広がっていくという点。取っ付きやすさ大事。DCユニバースユニバースの今後にマジ期待、ということで終わります。

COMIC失楽天 2019年2月号の感想

 エロマンガ感想用にツイッターのアカウントだけ分離しました。ブログはめんどいのでこのままのつもりです。
 ブログの更新告知やエロマンガに関する発言は、すべてこちらで行います

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『生徒会役員共』504話の感想


 ジャンプと同じく『生徒会』も今週から2019年の通常営業開始という感じですね。

#504

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 横島先生。ヨガ用インナーってことでいいのかしら。本編でもこれを下に着てたってことなのかな。
 アオリだと熟れ熟れボディとかなかなか失礼なこと言われてるけど(年齢的にさすがに言い過ぎ)、フツーにセクシーですよね。驚いてしまったレベル。まぁ、セクシーに感じるからこそ世のヨガ教室は女性限定が多いんだろうなw

 1本目は丁寧に横島ヨガ編の導入。直接「ヨガ」というキーワードは出さずに導入に徹してる感じが本作らしいと思います。
 横島先生と会長の絡みで、会長がオチを担当。会長の勘違いなんですが、これが勘違いボケをしてる感じがないのが良いですよね。横島先生との関係性ならではだと思います。横島先生の日頃の行いが悪いw それも「しっかりしてください!」的な話でもなく、単なる日常として淡々と処理してる感じが最高。

 新設しようとしてるヨガ部の顧問に横島先生が打診される。「ヨガ」というお題に対してストレートにボケてくる横島先生と、シンプルにツッコんでくるタカくんが素敵。
 最後の7本目のオチにも関わってくるけど、生徒会メンバーだったこの発言も「はいはいヨガヨガ」という感じで処理できるけど、そうじゃない生徒は「えっヨガされるんですか?」とマジで勘違いしてそうなのが怖いw

 七条家にてアリアがヨガレッスン。てか、七条家に横島先生くるの珍しいですね。何気にヨガスタジオ(に相当する場所)ってシチュエーション難しいのか。学校でヨガが出来る空きスペースってちょっと想像しづらいですね。
 んで、ヨガスタート。なんですが、1本目から描かれてるとおり、とにかく体が硬い。このネタ単独で見ても十分キレイなオチになってますけど、以前からその布石が打たれていて気持ちいいですね。

 具体的なポーズ開始。ギャグ以外に、アリアや会長がキレイにポーズ取ってる絵も見所ですね。てか、次のネタだけど説明なく当たり前のように出来てる会長はやっぱ完璧超人なのだなと改めて感じる。スズタカの2人もヨガやってるの少し描かれてますけど、難しいポーズになると画面外に消えますので、ひょっとしたら苦戦してるのかもしれない。
 結構えげつない、直接的に実行しちゃってるボケが飛び出て笑うんですが、それに対するツッコミがアリアで、静かで淡泊なのが印象的。ヨガ中だから精神が穏やか、とかあるのだろうか。

 ヨガ中はツッコミが淡泊というのは次のネタでも同じで、今度は会長。体の硬い横島先生とヨガでも優等生な会長のコントラスト。会長がシンプルに指摘する感じなんですが、それがことごとくシモ関連になってしまうのがすごい。これが横島先生のポテンシャルかw
 サブタイの「アノ日のアーサナ」が理解できなかったんですが、アーサナってヨガ用語なのですね。調べてしまったぜ。

 空中ヨガ。天井に穴をあけずにあれを設置できるのか知りませんけど、おそらく桜才ヨガ部では不可能だと思う。たまに七条家に出張とかあったりしてw
 からの横島先生。今日は絶好調すぎる。能動的なボケ、受動的なボケともに充実しすぎ。それに対する「ヨガなめんな!!」も最高でしたね。ここまで激しいツッコミは今週唯一。横島先生のボケはこれが最後なので、最後にふさわしいツッコミだったと思います。

 結論。やる気を出した横島先生をみんなが全力で止める。今週、怒濤の横島祭りを見た後だとあの考えにも納得してしまいますねw
 しかし、生徒会のみんなの横島先生の扱い方わかってる感、良いなぁ。内心は失礼なんだけど、あそこまで相手のことをわかってるのは関係性として美しいとすら感じる。


 終わり。扉から始まり全ネタに横島先生が登場し、そのすべてのオチ(4コマ目)に横島先生が絡む横島祭りでした。ここまでの大フィーチャーは珍しいのではないか。
 お気に入りとしては最後のネタかな。あんだけ大暴れした横島先生をいともたやすく制御する生徒会メンバーという関係性も良いし、チョロい横島先生も可愛いw

週刊少年ジャンプ2019年08号の感想

 おひさしブリーフ(すり足)。
 前にも書いたんですが、今号からジャンプの入手経路が変わりました。私の方が変わらざるを得ないせっぱ詰まった状態です。頑張ります。いや、頑張るものでもないんですけどね。書いてる最中は楽しいから頑張らなくていいんだけど、とりあえず腰を上げる作業を頑張ります。そのためにはまず筋トレから!!とか変なことを始めないように頑張ります。

 ジャンプ8号です。いよいよ2019年の通常営業が始まります。うへぇ。

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物語を大量消費する贅沢と申し訳なさ

 またネトフリの話なんですけどね。ネトフリを始めてそこそこ経ちますけど、ようやく生活への組み込み方が分かったというか、本腰入れてバンバン観ていこうかなと思った次第です。やたらブログ書いてるのはそのせいです。観た直後はブログ書きたくなるんですよね。映画館だとどうしても書く手段が限られてしまうので、放置しがち。家に帰ってる頃には熱もそれなりに冷めますし。単純に映画館との移動時間があればブログ1つ書き終わるということもあるかな。

 とにかく、おうちでネトフリ。楽しいんですが。やっぱ映画館とは違います。とりあえずパソでネトフリを起動。その手前にスイッチを置いて『ドラクエ10』を起動。何かしら観ながら『ドラクエ10』で単純作業を繰り返します。具体的に言うと、バジリスケイル狩り。結晶金策しつつ、わたあめも集めつつ、遊び人のレベルつつ、キラパン用の装備を求めてバジリスケイル(古ロヴォス)。マガツ爪とクイック腕のmp非消費が欲しいです。全然出ません。出なくてストレスだけど、観てる映画が面白ければ満足です。逆に、映画がつまらなくても『ドラクエ10』の世界でお金が少しは貯まるので無駄じゃなかったと思えます。まさにウィンウィン!(意味違う)
 なんですが、やっぱどうしてもですね、映画を観る姿勢としてあまりよろしくないというか、そんなんで「観た」と言っていいのか……みたいな引け目も少しあります。あるからこの記事を書いてるんですが。まぁ、逆に、深刻というほど悩んではないから書いてるとも言える。
 どうせこのまま観ないまま死ぬよりは、雑にでも観た方がいいに決まってるじゃん、という理論武装ですね。まぁ、それはそれで正しいんだろうけど。

 最近は『ストレンジャーシングス』を観始めたんですが、せっかくなら新しい作品の方がいっか、と思い直して『タイタンズ』を今晩から始めました。DCの何とかユニバースなのかとか全然知りませんが、とりあえずロビンの話ということらしいです。バットマンは言及はされるけど出てこない感じなのかな。
 ちなみに、1話だけ観た『ストレンジャーシングス』。スピルバーグ臭があまりに濃厚なので笑いました。まぁ、つまり絶対楽しいやつってことですね。いつか観ます。

 あーあとですね、ツイッターの話。第2アカを作りました。エロマンガについての発言のみ切り離します。これでいいのか……とは前から思ってたんですよね。一応ジャンプについての話題が多いブログの中の人のツイッターですので。少年ジャンプだからね、一応。たぶんブログ読者はほとんど成人だと思いますが。おそらく今の若い人は感想ブログとか読まないんだろうなぁ。
 今自然と「今の若い人は」というフレーズを使ってて我ながらドン引きです。つれぇわw

 とにかく、ブログのエロマンガ記事についての更新告知は第2アカの方で行います。 @kitaku2kitaku です。ひょっとしたら感想もツイートしようかな、とか少し思ってます。ただ、アカウント切り替えるのめんどいんだよなぁ……。
twitter.com
 ちなみに、「物語の大量消費」は私がエロマンガにハマった理由の1つでもあります。基本読切じゃないですか。1つの物語が始まって終わるまでがめちゃくちゃ早いんですよね。おまけにエロマンガですから、作品の一定量はエロが占めるわけです。エロマンガはアクション映画、カンフー映画ミュージカル映画と近いと思ってるんですが、とりあえずエロ(アクションやカンフーもしくは歌)を見れれば満足みたいな感覚もありつつ、その前後に物語がある。物語純度が少し薄まるので余計にガブガブ飲みやすいのですよ。無数の起承転結を浴びる贅沢がとても心地よいです。

『バード・ボックス』観たぞい

 サンドラブロックが目隠ししてるビジュアルと、どっかのバカが目隠し運転したのでお馴染みの『バードボックス』。観ました。早く『ローマ』観ろよという話なんですが、鑑賞カロリー高そうで……

 はい、『バードボックス』。終末世界ものというか、何かが世界に蔓延して人々が死にまくります。それが広がる方法が「見る」。常人がそれ(多分具体的な形はなく抽象的、概念のようなもの)を見たらいてもたってもいられず自殺します。自殺したくなります。殺されるんじゃなくて自殺ってのが面白いですね。序盤の街がパニックになる場面とか相当良かったです。本作におけるメインディッシュではないんですが、あのパニックは好物です。ハデな地獄絵図。
 その後は籠城と川下り。この2つの場面が交差して語られるのも面白かったですね。最初は意味なくぶつ切りのようにスイッチしてるのかと思ったら、徐々に2つの場面が、2つの情報が密接に関わり合っていくので単純に話を追ってくだけで楽しいものがありました。こいつお前の子じゃなかったのかよ!! みたいな騙しのようなオモシロもありましたし。

 「見たら死ぬ」が基本ルールなんですけど、困ったことに途中から追加ルールが明らかになり、それがことごとく厄介。厄介であり、その厄介さが楽しいw
 そんなんアリかよ!!とひっくり返ったのが「アレ」が話しかけてくる点。「見たら死ぬ」だから見る存在かと思ったら全然話しかけてくる。それも結構意地悪な方法で。そこそこという人間レベルの知能はありそうでしたよね。モンスターパニックものではないのかな、という味わい。
 追加ルールその2。「アレ」を見ても死なない人がいる。元々精神を病んでたりすると死なないみたいです。それどころか「すごくキレイだよ」「見てごらんよ」と優しくレコメンドしてくるからマジ厄介。この追加ルールが明らかになるくだりも2つの時間軸が交差させることで面白かったですね。フツーに1本道でやったらもっと分かりやすくて助かるんですがw

 まぁ、結局のところが「アレ」の正体は明らかにならないんですよね。子供たちを救うために目隠しを捨ててサンドラブロックが戦いに挑む、みたいなことにはなりません。ショットガン使える設定だからちょっと期待しちゃったw
 けど、「ここは俺に任せてお前たちは先に行け」展開はしっかりあります。サンドラブロックじゃないけど。本作のイケメン担当がやってくれました。『ムーンライト』3章のあいつね。『ザ・プレデター』のあいつ。超イケメンでした。すき。てか、『ザ・プレデター』でも「ここは俺に任せて」やってたような。あの映画の終盤ずっとそんな感じなんですが(つまり最高)。
 結局分からないままで消化不良みたいなところもあるんですが、追加ルールの2つを考えると悪魔的な何かなんでしょうね。劇中でも何かそんな話ありましたけど。序盤に。追加ルール1とか完全に悪魔の囁きですし、追加ルール2は悪魔崇拝者ってことでしょう。
 主人公のサンドラブロックは子供を産みますけど、父親についてはダンマリのまま話が進行するので処女懐胎的なモチーフなのかな。たぶんキリスト教に明るい人が観た方が本作は楽しめる……というか真に迫るものはあったんだと思います。
 まぁ、知らなくても楽しいですよ。ハラハラしますし。とりあえず話を追ってくだけでも感情を揺さぶられるので楽しいです。2時間画面に釘付けになれた、あースッキリ、みたいな楽しみ方はバッチリです。

 アレの正体は分からない代わりに大オチのような扱いになってるのが主人公たちが目指してる「アソコ」の正体。こっちはハッキリと分かるんですが、個人的にはそこまで面白くもなかったかな。分からないと文句言うし、分かっても文句言うとか最低ですがw
 いや、というのも、どこまで有名か分かりませんがラジオリスナー、tbsラジオリスナーだったら「ダイアログインザダーク」って結構有名だと思うんですよ。最近はcmやってないか? まぁ、めんどくさいから説明は省きますけど、目の見えない人体験みたいなやつです。完全な暗闇の中でゲストを先導してくれるのは視覚障害者の方で、ガチの暗闇に入ると彼らだけ見えてるように動くので驚く……らしいです。私は行ったことないです。
 まぁ、本作を観ながらそれを思い出してたんですよ。あの人たち最強じゃね? と。そしたら、大オチがまさにそれで。最後に行き着く安寧の地は盲学校。これ自体が物語的にそこまで重要とは思わないし、アレの方が大事だと思うんですけど、それでも大オチ的に扱われてるので「あっ知ってた……」となったのも事実。まぁ、よく考えると、社会が崩壊してたら盲学校の人たちも食料の調達とか大変じゃね?? とか思わんでもないんですが、白い杖をついた人たちがスーパーマンのように頼もしく見える感覚は面白いので嫌いにはなれないです。

 あと、本作で好きだったのは主人公が清廉潔白、ご立派な存在ではなかった点。中でも川下りの難所で見張り役を子供のどちらかに任せなきゃいけないときに実の息子が「僕がやるよ」と言ったら反射的に「ダメ!!」と本音ダダ漏れだったとこ。あれひっどいですねw もう片方の子が忖度して「私がやる」となってたけど、完全にダチョウ倶楽部状態。まぁ、そこでの決断が主人公の成長のドラマとしては一番熱かったかな。あそこから彼女の「母になる」ドラマが始まりますよね。

 終わり。『クワイエットプレイス』とかのパクリかと思ったら原作ある作品なので申し訳ない気持ちになりました。偶然ってすごいね。
 まぁ、とにかく話についていくだけで楽しい作品ですので私は満足です。2つのタイムラインを行き来する構造が良かったですね。

 なんか最近こういうの多いわねぇ……と思わずにはいられないタイトルたち。

COMIC快楽天ビースト 2019年2月号の感想

 先日、快楽天FESに行ってきました。スペースカイマンという場所なんですが、カイマンって何?? 開くの?? とか考え込んでしまいました。 カイマン、それはワニ……

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快楽天FES2018-2019に行ってきたよ

 もう終わってます。

 時間と場所の都合がついたので行ってきました。ギリ間に合った。
 最終日直前の平日だったのもあり、空いてました。助かる。賑わってる雰囲気を楽しむのも1つの魅力だとは思いますがー。

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『モーグリ ジャングルの伝説』観たぞい

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 ネトフリ映画でござんす。昨日はアニゴジつまんなかったんだけど、その借りはアンディ・サーキスが返す。ということで。ある意味ゴジラ対決、ある意味ゴジラキングコング。まぁ、サーキス主演ではなく、監督なんですけどね(バルー役でもあります)。

 モーグリといったら『ファイナルファンタジー』という世代なんですが(特にハマったわけではない)、本作は要するに『ジャングルブック』です。タイトルを変えたのはディズニーに対して日和ったのかな。そこは頑張れよ。
 まぁ、ファブロー版も好きなんですけどね。今度の『ライオンキング』も楽しみです。

 ファブロー版も良かったが、本作も負けず劣らず面白かった。細かい違いはいろいろありますけど、個人的にはバルーが激シブおじさんになってたのが特に好きかな。あとはやっぱ本作を語る上で欠かせないであろうあの剥製シーンですよね。あれはちょっとしたトラウマ級の衝撃でしたわ。観ててマジで声漏れたw 思ってたよりも数倍地獄。仲直りも出来ないままあんな形での再会はつれぇわ……
 ただ、人間許すまじ、と一面的な話ではないのも本作の魅力ですね。人間の暮らしもかなり良い。良さを味わっただけに、人間を捨てるモーグルの選択の苦さに繋がる。

 とにかくこの人間の村パートが予想以上に面白くて。ひょっとしたら一番楽しんだ場面がここかもしれない。言葉が通じないから人間同士の場面なのにちょっとしたアニメ的な味わいがあるというか。それは言い過ぎとしても非言語的な交流というのが染みるんだよなぁ。言うても動物が喋るようなタイプの作品なので「あらあら可愛らしいわねw」みたいなナメた態度にも少なからずなってしまうんですよ。そんな態度をピシャリとたしなめられるような迫力があったと思います。あのハンターもなぁ、良い人だと思ったんだけどなぁ、それだけになぁ、あれはトラウマw
 てかさ、さっき調べて知ったんですけど、例の剥製のあの子、英語版だと演じてるのアンディサーキスの息子なのね。息子になんて役やらせてんだよw

 歌もないし、ディズニー版、ファブロー版よりはビターな味わいだったのかな、とは思います。人間の暮らしをしっかりと経験することで2択の重みも増しました。森の暮らしを選ぶと同時に、人間の暮らしを捨てる、でもある感じでしたね。ここが良かったなぁ。あんな美人が迎え入れてくれる村とか一生居座りたいよなぁw フリーダピントすごいですね。驚異的な美人。

 ただ、ダーク一辺倒なわけでもないですね。特に序盤とか(人間の)子供と動物がキャッキャウフフする映像があまりに眼福で「一生見てたい……」とウットリしてました。まぁ、ウットリしてただけに地獄なんですけどw
 子供以外にも兄貴分のオオカミとか老犬のオオカミとかもしっかり一目で分かる違いがあって素晴らしかったですね。表情以外はリアル路線のデザインなんだけど、だからこそめちゃくちゃ可愛い。動物は可愛い。ずるい。老犬は老犬で可愛いもんなぁ。

 そうそう、主人公の子もめちゃくちゃ良かったです。ローハン・チャンドくん。らしい。ファブロー版の子は運動能力やばくて最高でしたけど、こっちはそれ以外の魅力がありました。頼りなげでもありつつ、とにかく顔が良いんですよね。マジ美形だわ。中性的というか、ちょっと人間離れした雰囲気すら感じられて役にハマってたと思います。オオカミでも人間でもない感。

 はい、終わり。良かった。ファブロー版にも負けないゴージャスさでしたね。大好き。

 さすがに比較しないわけにもいかないファブロー版。キャスト的にはスカヨハヘビが好きかなぁ。あとイドリスエルバのシアカーン。サーキス版だと、前者はケイトブランシェット、後者はベネカンですね。全然負けてないからすごいw

いわゆる「アニゴジ」三部作を一気見したよ!『GODZILLA 怪獣惑星』『決戦機動増殖都市』『星を喰う者』

 せっかくの休日なのでNetflixで一気見しました。休日なので三部作も一気見できる!! という判断が余計でした。フツーに『ローマ』とか観ればいいのに。

 ということで、つまんなかったです。というか好きじゃない。いや、話がすべて面白くないとは言わないし、怪獣プロレス禁止のコンセプトも否定はしないけど、3作目のラストがことごとく盛り上がらないのですげぇ印象が悪い。いくらなんでも画的につまらなすぎる、あと結論が嫌い。なんだよあの自己満足な文明批判。モスラ教の人たちだってあのまま生きながらえたら文明を築くに決まってんだろ。「ギドラが来たら怪しい人の目を潰せ」とか教えておけばいいじゃん。なんならギドラにゴジラ倒してもらってから目潰しでもいいよ……ってさすがに身も蓋もないですが。

 怪獣プロレス禁止のコンセプトが立派なのは分かりますけど、「メカゴジラだ!!→※都市です」、「キングギドラだ!!→※触れません」、「モスラだ!!→※イメージです」というのは肩透かしが過ぎるというか。別に名前出さなくて良くない?? 意地悪してるだけなの?? みたいな気がしてしまうんですよ。ゴジラだけが出てきて、ちゃんと実在して、ちゃんと戦ってくれた1作目は偉大だったな……という謎の結論。せっかくアニメーションで自由が利くだろうに、あんなセリフの洪水だけで処理してしまったのか。
 いや、3作目大っ嫌いですけど、面白い部分はあったんですよ。肩透かしと表裏一体ですが、ギドラ召喚のくだりは正直めっちゃアガった。宇宙船の全滅も面白かったし(興味あるキャラが1人もいないのはどうかと思うけど)、何より地上のゴジラが「強敵のヨカーン!」と空を見上げる場面がめっちゃ好きで。あそこすごいかっこよかったよね。……まぁ、あそこで期待を煽った挙げ句が、なんかゆっくり噛みついて宙に浮いて……というつまらなさなのが致命的なんですが。
 モスラも意味分かんなかったよね。精神世界に声を届けるだけだったら怪獣いらねぇし。無駄に煽るだけ煽ってあれかよ……という。
 そう、煽る部分はめっちゃ楽しかったんですよ。2作目で双子が出てきて鱗粉だの虫の進化だの言い出したときは「モスラだー!!」とアガりましたし、そっから弓矢がメカゴジラだと分かってオッサンたちが極端にワクワクし出すのも可愛らしくて一緒にワクワクしてたし、ギドラもゴジラ以上の破壊の化身とか説明段階は良かった。事前説明はどこも良かったんじゃあ……
 説明だけが面白いという意味では、1作目冒頭のニュース映像のモンタージュで地球の破滅を見せる場面、あそこもワクワクしました。建造物と怪獣って絵面が見れたのもあそこだけだしw メカゴジラティーも設定は面白いんだけど、絵面としての魅力が全然ないんだよなぁ。やってることは1作目の作戦と同じですし。『シンゴジラ』とかいわゆる「ギャレゴジ」の方が都市(ビル)がゴジラのこと攻撃してたよ。結構有効だったよ。

 怪獣プロレスはやらないコンセプトだと最後まで観れば分かるんですが、途中でよく分かんないオリジナルのメカ出して戦うじゃないですか。そういうコンセプトならああいうアクションもいらなかったんじゃないの? 逆に、ああいうアクションやるなら怪獣にも戦わせろよ。
 てか、あのヴァルチャーもすげぇ微妙で。メカゴジラだー!バンザーイ!!の高揚感の中、あれを出されると「いやメカゴジラちょうだい……」ってなる。挙げ句メカゴジラ出て来ねぇし。
 ネトフリマネーで作られたアニメ映画だと『サイボーグ009 CALL OF JUSTICE』もそうだと思うんですけど(詳しくは知らん)、あれにも何かメカがそこそこ大きな扱いで出てきて「いや興味ないし……」ってなったんだよなぁ。あれ『009』感も一切ないし、マジ謎だった。
 謎といえば突然ロリとおセックス始めるのも謎。一度断ったので男としての矜持は見せた、みたいな言い訳がましいのもクソ。最終的に妻子を捨てて昔の女(といっても突然キスされただけ)を選んで一緒に自殺してくるのもクソ。どうせならメカ化したヒロインが生き返って、「破壊すべきチップがここにもある」と主人公に告げ、親指を立てながら溶鉱炉に……なら良かった。良くねーか。メカの弱点が熱ってのは一緒なので連想してしまった。

 まぁ、救いとしては、ネトフリで観たという点。劇場行かなくて良かったぜ。『サイボーグ009 coj』は劇場行ったけどな。まぁ、あれはシリーズファンということで満足できたよ。たぶん熱心な『ゴジラ』ファンだと本シリーズも面白がることが出来たんだと思います。
 あと、何よりの救いはレジェゴジが今年公開という点ですよ。やったぜ。よりによってギドラ&モスラの参戦確定。ついでにラドン(ついでじゃないよ)。おまけにその続編ではキングコングだぜ。ガンペイさん!!(出てきません)

 ということで終わり。風呂敷オープン芸だけが魅力的でその畳み方がクソ、という話でしたな。本シリーズに限らないけど、精神世界でゴチャゴチャやるのマジ禁止にしてほしいわ。すごく嫌い。やるならせめてアクションやって。「ゴジラを倒す画が想像できない……」とワクワクしてたら作り手も同じ考えでした、みたいなオチはやめて。
 1作目、2作目はまぁ良かった。とにかく3作目。話の締めとして本当に嫌い。一番盛り上がらないとかマジ何なの。遠くからゴジラギドラ見て延々とウダウダ言ってる。イクナイ。
 まぁ、オチがあんなんになると分かってたら1、2作目もそんな良くないか。とはいえ、一応ドンパチやってたのでギリ何とか。

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 何かと思い出した『サイボーグ009』。アニメーションとしての魅力があまりに乏しいので観なくていいですけど、近代『009』作品だと誰もが「ヨミ編」の語り直し、「どこ落ち」に執着する中、本シリーズでは「結晶時間」に目を付けたのが良かったと思います。まぁ、こういうファンがゴタゴタ語る以外にはオススメできません。ラスボスが旧シリーズの009を思わせる設定なのも良かったよね……ほらシリーズファンだけが喜ぶやつ。