北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』530話の感想


 突然ブログの更新がなくなったら暑さで倒れたと思ってください。

#530

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はムツミとトッキー。柔道部合宿がまさかの続行であった。予想外だけどめっちゃ嬉しい。柔道部ネタでこんな長くやってくれるとは。
 カレーの山盛りがどうかしてるムツミ、という扉ですが、よく見るとトッキーも山盛りですよね。普通はもっと平たい。それを凌駕してくるムツミの無尽蔵ぶり。本編ではなかった大食いネタがうまい具合に出てきて嬉しいです。

 合宿続行で何が描かれるかというと、枕投げ。合宿のその他のイベントを横断するのではなく、枕投げで一点突破。最近こういう狭めの1つのテーマで突き進む回が多い気がします。それで4コマが無数に作れるんだからすごい。
 1本目は枕投げの序章。今週も柱の人物紹介で1人目に位置する中里さんが雑談としてコトミのマイ枕について聞くとずるずると枕投げやることに。そんなつもりはなかったんだけど、というスタンスが柔道部のバランサーたる中里さんらしいですね。本来なら止める方の立場なんだけど、火種をまいてしまう。
 とはいえ、山奥の合宿所なので夜中まで大騒ぎしてもそれほど迷惑がかかるって感じではないのかな。おそらく。

 枕投げ開始。冷めた態度だった中里さんが楽しそうに参加してるのが微笑ましい。特別お堅いキャラというわけではないのですね。
 そんな楽しそうに枕投げをしてる中里さんが一瞬にして冷静になるオチ。どんな枕やねんw 持ち主の容疑者ってコトミしかいないんですが、コトミの枕はわざわざ事前に説明されてるので違うのかしら。ボケ用に持ってきたなら納得だけど、かさばるから持ってくるの大変そうだし、となると合宿所に置いてあったと考えるのが一番あり得るのかしら。本作の世界ならおかしな話でもない気がします。ただ、サブタイが「誰のだ」なので、誰のでもないという答えもアレかなぁ。
 てか、この4コマ、セリフが一切ないまま終わるのが最高ですね。動きのみで完結する。

 ムツミも枕投げ。この枕投げ回、見所として各キャラの寝間着があると思います。バリエーション豊かで凝ってます。中でもムツミが寝間着として着てるのがまた可愛いですね。さらには、この格好が後のネタへのフリとして機能してる。可愛いだけではなく、服の構造が大事になってくる。
 弾切れ、枕切れでピンチのムツミ。そこで冷静に取った行動がオチ。オチと言っても2コマ目から行動に移してるので構成が独特ですね。ムツミはおかしなことをしてる自覚がない感というか。
 枕投げをしてるということは当然床には布団が敷いてある、という前提も踏まえたオチなのが良かったと思います。痛くはないよ、という安心。

 トッキーvs中里さん。4コマ目にようやくセリフがつきますが、これも動きが主体のネタですね。直前のムツミのネタもそうですが、セリフがなく動きで構成されるネタが非常に多いです。意識的にボケるようなキャラは少ない柔道部ならではの現象なんじゃないですかね。
 先ほど合宿所なので騒いでも迷惑は少なそうと書きましたが、それでも気をつけなくてはいけないのが枕による破壊。3コマ目で異変が起き、4コマ目で中里さんが処理する。構成が膝枕のネタと同じですね。違うのは生じる被害が笑って済まないレベルなので、というリアルな焦り。枕投げ回、柔道部回でありつつ、中里回とも言えそうなくらいの活躍ですね。

 枕で袋叩きにされるムツミ。みんな笑ってるのが良いですね。自然と無礼講になってる。これが成立させるのはムツミの人徳であり、柔道部の雰囲気の良さなのでしょう。
 もみくしゃになったムツミの何かがほどけてしまってオチ。おいおい、まさかのサービスショットじゃないか。下ネタのないほんわかとした回かと思ってたらすごいのが飛び出したので驚きました。
 さっきも書いたけど、事前に描かれたムツミの服装が前フリになってるのが秀逸ですよね。このオチが成立するのはあの場においてムツミだけ。
 まさかのセクシーショットなんですが、そこは本作なので鉄壁。スチームガードならぬツッコミガード(吹き出し)が発動してるので笑いました。ここでも中里さん。良い仕事するぜ‥‥。

 大門先生からお叱り‥‥と思ったら枕ドーン。普段大門先生の出番が少ないのでアレですが、これはさすがに怖いですね。女性だらけの部活ということで気を使うことも多いでしょうが、ここは容赦なく怒ると思います。ただ、そこでコトミが男性は先生1人という状況を逆に利用したアイディアを出すのでオチ。下ネタではあるんですが、同時にマンガやゲームでよくあるアレを再現したい、みたいなニュアンスもあるのがコトミらしいのかな。当然のように否定されて実行はしない、というのが平和なバランス。

 ラスト。消灯して寝る前のお喋り。合宿の総括。楽しかったので次の合宿の話になり、相変わらずムツミの発想がストイックすぎるというオチ。これ要するに、前話の1本目と対になる話ですよね。2話を通じてキレイに構成されてる。話が円となって閉じる。
 寝るのが惜しくて喋ってるのですが、それぞれのポーズが違うのも面白いです。いつでも寝れる体勢の人もいれば、「まだまだ寝ないよ」とがっつり喋る体勢になってる人もいる。まぁ、ムツミの場合は体力が余ってるとかそういう都合もあるのかもしれません。


 終わり。まさかの合宿後編嬉しかったです。柔道部好きですけど、全然予期してませんでした。
 てか、今回超珍しいことに生徒会の登場がゼロなんですね。話題としてタカくんが挙がることもない。会長の登場もナシ。何気に歴史的ですね。
 お気に入りとしては、やはりほどけるムツミのネタですね。サービスとして最高だったのもありますが、それぞれ特徴のある寝間着を利用したオチだったのも素晴らしかったです。
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週刊少年ジャンプ2019年35号の感想

 しりとりの結果に激しく萎えてる。『鬼滅』には良い思い出がないです……(しりとり限定)


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『生徒会役員共』529話の感想


 暑かったり寒かったりでおなか壊しました。

#529

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はトッキー。特別にトッキー回というわけではなく、柔道部回。白装束もそうですが、数珠が本編でも使われるアイテムなのが良いですね。あそこからボケに繋がるとは。

 夏休みということで柔道部合宿。と思ったけど厳密には劇中に「夏休み」という言葉は出てきませんね。まぁ、どう考えてもそうなんだけど。
 ムツミから合宿の告知。ムツミはやる気充分だけど、他の部員のテンションは低め。仲が良いのは疑いようがないけど、決してすべてに対して同意し合うわけでもない、という感じが魅力的だと思います。ムツミの根明感、熱血漢が常に支持されてるわけでもない。全否定でもないが、というバランス。
 山合宿で大変なのは暑さではなく、合宿の目玉である滝行。最後のリアクションが「ハードな夏になりそう!!」とツッコミにカテゴライズしていいのか微妙なラインなのが面白い。ここらへん柔道部ならではの関係性だと思う。ムツミはボケてるわけではない、けど‥‥みたいな。

 現地到着。アニオリの2人に大門先生と柔道部のマイナーキャラが出揃うので謎の豪華感ある。大門先生は丁寧にキャラ紹介までされてるのでちょっと笑った。作者が心配になってる感。
 からのコトミがオチ。このネタ、ツッコミが大門先生なんですよね。レアなのでテンション上がってしまいました。強く否定するわけではなく受け流すようなツッコミなのが良いですよね。コトミの扱いに慣れてきてるw

 中里さん滝行。ムツミが最後なのは漫画的な都合もあるだろうけど、中里さんがトップバッターなのは先輩としてなんでしょうね。私についてこい的な。
 透けを気にする中里さん。この一般女子っぽさある会話良いなぁ。本作だと意外と珍しいというか。ここらへんが柔道部の独自性だったりしますね。
 そんな中、唯一の男性である大門先生はいろいろ気を使って大変なんだろうなぁとは思いますw
 オチ。ハプニングで思わぬ色っぽい事態になってるので驚きました。柔道部で、しかも中里さんが、というのが衝撃度高い。ただ、色っぽいことになろうと、それ以上の掘り下げはないまま終わる、というのが本作らしい。鉄壁ですねw

 3ページ目の2本はコトミとトッキー。
 まずはトッキーが滝行。扉でも印象的だった自前の数珠にコトミが気づく。コトミが負けじと自前の杖を持ち出してオチ。仕込み刀、正直憧れますw 旅行先であんなの売ってたら思わず買ってしまうかもしれない。木刀と同じで帰ってから後悔しそうですがw

 滝といえば轟音。音がすごくて会話がまともに出来ない。滝行と聞いて最初は観光客向けのライトなやつだと思ってたんですが、中里さんのネタから察するになかなか本格派っぽいですね。顔を近づけても会話がままならないってなかなかなレベルだと思います。
 そんな状況が歯痒いトッキー。コトミが何を伝えようとしてたのか、でオチ。本作でたまにあるうまいこと言ってくる感じのネタですね。劇中のキャラが意図的に、ダジャレ的に言うのではなく、あくまで本人の中だけで完結するダジャレ的な状況。

 ムツミの滝行。2コマぶち抜きで描かれてて眼福です。中里さん、トッキーの滝行が描かれてきましたが、その2人と比べて明らかに姿勢がいいですね。首が曲がらず、背中も丸まらない。ああいうのって筋力なんですかね? 精神力?
 そんなムツミのかっこよさが評判となり、コトミがタカ兄に写真を送ろうとカメラを向けるとムツミに煩悩がw 絵のみで完結するオチなのが素晴らしかったですね。このネタでムツミは一言も喋らない。それに対する中里さんの「あっ こいつ」というツッコミも仲の良さが滲み出ててすごく良いです。
 てか、可愛いポーズとしてアレを考えたこと自体がめちゃくちゃ可愛いですねw

 津田家。当たり前のように集合してる。宿題ですかね。話題は柔道部の滝行。そんな話をしてるとコトミから写真が送られてきて、でオチ。前のネタと繋がるような話ですね。前のネタのオチがそのまま送られてきたわけじゃないのがちょっと面白いです。撮り直したってことかしら。
 滝行を終えたムツミとトッキー。びしょ濡れなのでセクシー‥‥と考えるのが前提のオチ。滝行から色っぽい連想をさせるという意味で中里さんのネタが前フリとして機能してたと思います。
 そんな、エロい目で見ちゃってー、みたいなイジリをするようなオチ。それを会長が言うんですが、先週のネタを考えると多少は、そうであってほしい、みたいな気持ちもあったんじゃないですかねw


 終わり。やっぱ柔道部回は良いですね。独自の魅力があります。大門先生の出番があったりしてレアリティーも高かったと思います。
 そんな中、お気に入りのネタとしては、やはりムツミの写真のネタです。ムツミが可愛いという意味でも大満足なんですが、セリフもなくボケてくる、というのが秀逸だったと思います。そういう意味ではその前の歯痒いトッキーのネタも関わってくるのかな。
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週刊少年ジャンプ2019年34号の感想

 ファミ通イカ特集に平方先生がイラストを寄稿してます。予想外の仕事でしたね。すごろく、サザン、イカ
 ……ブログの更新遅れたせいであまり意味を持たない情報になってしまいました。


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『サイボーグ009 BGOOPARTS DELETE』1話の感想

チャンピオンRED 2019年 09 月号 [雑誌]

チャンピオンRED 2019年 09 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: 雑誌

 チャンピオンREDにて連載開始となりました『サイボーグ009 BGOOPARTS DELETE』。ビゴオーパーツ デリートと読みます。
 単行本で追おうかとも思ったのですが、発売が近づいたら気になってしまい、我慢できずについ。毎月買うのを忘れないようにしなければ。『完結編』の連載追っかけるのも大変だったんですよね。あれは配信だったけど。

 ちなみに、今月号にはプレミアム画集が付録として付いてますので、買って損はないかと思います。

神話復活編:第一話

 ミュートス アナスタシスと読みます。ミュートスだってよ。正直テンション上がります。やっぱねぇ、ミュートスサイボーグ編好きなんですよ。少年漫画的というか、バトル漫画してて良いですよねぇ。てっきりアナザー完結編的なことをやるんだと思ってたので、思わぬ切り口で驚きました。これは期待しちゃう。
 てか、「○○編」の第一話なのですね。相当長くなる感じなのかしら。『BGOOPARTS DELETE』だけで複数の「○○編」を有することになりそうですよね。最終的にはやっぱ神々とか天使の話になるんですかね。

 巻頭カラー。コスチュームを着込む009で1ページと、見開きでゼロゼロナンバー集合。特に独自キャラデザとかではない。「○○編」なのもそうですが、原作と地続き、原作シリーズにあったかもしれない別のエピソードみたいな位置づけにしたいんじゃないかしら。予想。
 ただ着るだけで1ページやったのも良かったです。フェティッシュで良いよね。やっぱあの格好かっこいいってのもありますし、ヒーローになる、という象徴的な行動でもあると思うので好きです。
 その1ページ目に1から8までカウントされるんですが、平成版のファンとしてはマークパンサーの声で再生されるんやで……

 本編。フランス。003ではないバレリーナから始まる。扉にも描かれてたペンダントをしてますねえ。今回の敵のシンボルなのでしょう。
 ぶっちゃけ「早くゼロゼロナンバー出しておくれよー」という気分なんですが、最初に出てきたのは003……の写真。写真かよ!! ニクいことしやがりますね。
 しかも最高だったのが、この写真に意味ありげに視線を送ったこの大家の名前。まさかのジャンです。お兄ちゃん!! マジか。やるなぁ。写真の隣に飛行機の模型が置いてあるのが笑えます。お前の数少ない特徴だもんなw 最高じゃないか。てか、003のオリジンを改めて描くのではないのですね。やはり原作の続き的なノリなのか。お兄ちゃんは老けてるけど、003は老けてないわけで。平成版のアニメだと003は冷凍睡眠で現代に蘇ったので「おばあちゃんでびっくりした?」というババア萌え設定だったんですが、本作はおそらく眠らずに60年近く過ごした003になるんだと思います。
 てか、最初っから油断ならねぇなオイ。

 んで、ケンタウロス風の化け物に襲われる。やはりミュートス……良い……。
 助けに来たのは009。003かとも思ったんですが、違いました。003が発見して009が駆けつけた、みたいな可能性もありますが。
 てか、このときの009、私服なんですよ。なんだよースーツ着ろよーw 残念ではありますが、そのための巻頭カラーだったのでしょう。焦らすね。
 しかし、この私服009、かなり気になる部分でして。加速装置に耐えてるんですよ。本当の私服だったら摩擦で燃えて全裸じゃないですか。つまり、たまたま通りすがったのではない。戦闘の準備をした上でやってきてる。そして、私服、街中を歩いてても違和感がない格好で戦えるように、独自の戦闘服を用意してる。街中でこっそり戦うことも想定してるわけですね。そして、その服を作れる技術を持った人、もしくは組織に従事してる。まぁ、ギルモア博士だよなぁ。扉に出てきてないのでビジュアルも楽しみです。

 バトル。加速装置の説明が入るわけなんですが、ここでの説明が理屈っぽくて良い。「めっちゃ速いよ!」だけではない。40.8倍速く動くためには40.8倍速い映像を視認する必要がある。肉体だけではなく、視覚及びその処理の加速も必要になる。この感じ良いですね。言われなくてもそういうことなんだろう、と分かってることではあるけど、実際に説明されることで「本作はこのくらい細かいことまで考えていきますよ」という声明になってると思います。
 おまけに加速装置レベル1ですよ。言い方的に最低でも3はあると見ていいでしょう。今後の展開によっては限界突破的な話もあり得ますね。
 バトルとしては余裕。敵の膝を砕いて勝利。速いから当然攻撃も痛いんですが、細かい部分を的確に突いてるのが良いですよね。先ほどの視認の説明が効いてる。

 敵は逃亡。足からジェット噴射してるっぽいのでやっぱ機械で神話の生物を再現してるということなのでしょう。
 逃げようとしたら誰かに殺されるんですが、敵と009が互いに訳知り風の会話をするんですがチンプンカンプンなんですよ。もっと説明しろよ!!とか思ってしまうんですが、まぁそのためのゲストヒロインなのでしょう。「説明くれよ」というキャラが劇中にいる作り。
 ただ、リコには分からず読者にだけ分かるネタもありまして。 “超高熱波!?” “奴もいるのか!!” と009が言うんですよ。ミュートスで熱波を使う「奴」、一体誰のことなんでしょうねぇ……(すっとぼけ)

 ラストは3日前のエーゲ海。ここらへんから明確に「ミュートスサイボーグ編のアレですよー」という描写が露骨になってくる。最高。シルエットでも描かれるとテンション上がります。
 ついでに008も登場。早めに出たのは嬉しいですね。『009』の新作が出ると聞くとまず最初に気になるのは「ピュンマに出番あるの?」です。『RE:CYBORG』のことは許してないですw この時点で『RE:CYBORG』よりも活躍しました。安心。
 ラスト。見開きでアイツが出てきてエンド。海に沈んでるといえば、ですね。まさかここまでミュートスサイボーグ編の続きになるとは。よりによってミュートスだからなぁ。好きなんだよぁ(二度目)。


 終わり。すごい良かったです。静かなオープニングだったとは思いますが、ファンならテンション上がるネタがちらほら仕掛けられてて最高でした。ゲストヒロインを通じて語られるっぽいのも定番で良いですよね。009と仲良くなって003が嫉妬する展開になるとファンとしてはニヤニヤです。よりによってフランスだからなぁw
 ミュートスネタも良かったんですが、やっぱ最高だったのはジャンですね。ゼロゼロナンバーの登場より先にジャンだもんなぁ。最高でした。
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『生徒会役員共』528話の感想


 暑い、湿気、つらい。

#528

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はスズ。スズヘッドの上に今回の題材であるスイカ。スイカの大きさも印象的ですが、それと同時にあれだけのスイカが上部のスペースに入るほどスズが低身長、ということでもあると思います。低身長をイジるわけではないけど、低身長ならではの扉になってる。

 2コマぶち抜きで水着。劇中のグラビアアイドルということなんですが、かなり驚きました。可愛い系とセクシー系の2人なんですが、左のセクシー系がなかなか大胆な水着なので驚きます。マガジンは水着グラビアを載せる漫画雑誌なのでそういう意味でも面白い‥‥と思ったら今号は『天気の子』特集なのでした。残念ですね(別にいいだろ)。
 てか、このグラビア、トリプルブッキングがやってても不思議じゃないんですが、違う。トリプルブッキングにやらせるにはセクシーの度合いが大きめ、みたいなことなのかな。
 そんなグラビアを眺めながら生唾ゴクリなタカくんと、それを見て焦る会長。オチも含め2人とも可愛すぎである。
 タカくんが人畜無害でホッとするようなオチでしたが、逆に言うとあの程度のグラビアは見慣れてるのでああいう連想に至った可能性もあるのかもしれない。彼がどの程度グラビア好きなのか、気になるところではあります。

 アリアがスイカを持参。園芸部の友達からの頂き物らしい。園芸部すげぇな! 学校でスイカというシチュエーションを作るための都合ではあるだろうけど、園芸部すごいよ。
 からのスズが入室する寸前、3人のスイカトークを聞いて誤解オチ。アリアがオチならドアバーンで「〇〇だって!?」となると思うんですが、アリアオチにするには下ネタとして弱すぎる、ということなんだと思いますw
 直前のネタでは水着グラビアを見てスイカを連想するオチだったんですが、こちらでスイカから女体を連想する真逆のオチになってるのが秀逸でしたね。そんな連想をするのが生徒会の良心たる2人だったのも面白いです。

 スズの誤解が解けるとこからスタート。スイカにまつわるスズの知恵袋を披露するも、会長たちからロリいじりをされる。このスズだけ踏んだり蹴ったりな流れ楽しいですね。誤解で無駄に動揺し、それを払拭しようとしたら悪い方に転がる。
 会長のロリいじりがまた良いんですよね。結果的に意地悪ではあるけど、直接攻撃的な感じではなく、勝手にスズをマスコット視して微笑ましくなる。
 よく見るとアリアは会長と同じく微笑んでますけど、タカくんは呆れみたいな顔してんですね。タカくん優しい!

 津田家にてスイカ実食。そのまま学校で食べないのが律儀。津田家が採用されたのはコトミにも食べさせてあげよう、みたいなことかな。
 先ほどはスズのお腹にまつわるネタでしたが、今度はアリアの胸。スイカのバリエーション半端ないですね。どんだけ広がるんだw
 アリアが直接言ったのではなく、会長が勝手に察してオチ、というのも良い。会長がその手の話題に過敏になってる感。

 津田兄妹が微笑ましいスイカトーク。この2人の仲良し感好き。『妹は思春期』の城島兄妹とはかなり違った塩梅になってると思います。もちろんあれも最高なんですけどね。
 そんな微笑ましいエピソードからアリアが聞き違いネタぶっ込んでオチ。「種を土にまいたっけ」からの飛躍は笑いました。たしかにかなり近いw
 先ほどのスズのネタからの流れがあると思うんですが、アリアがこのときスズのことを子供扱いしてる。あの本人は真剣なんだけど、根本が間違ってるのがおかしい。

 スズの知恵袋。スイカの後に油っこいものはNG。そこからコトミ、アリア、会長と油っこいものの例を出してオチ。好きな食べ物の話みたいな楽しい雰囲気から一転、会長が下ネタぶっ込むので落差ありますね。てか、あのオチ、「脂」という表現を使われるとすごい汚そうな印象出ますねw いや実際に汚いんだけど、そこまで考えてなかったというか。

 タカくんの元にウオミーからメール。LINEか。直接前に出るような出番はないんだけどコマに配置されるスズヘッドが味わい深いです。タカくん以外は知る由もない感。直前のスズの知恵袋を無視する背徳感。
 てか、ここ、津田家なんですよ。それなのにウオミーが夕飯の話をしてきてる。なんかおかしいですね。いい身分だな、感。


 終わり。スイカでここまでネタ出てくるんだからすごい。いろんな切り口ありますね‥‥
 今週のお気に入りとしては、スズのポンポンですね。たまにある、あのノリすごい好きです。
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『トイ・ストーリー4』の感想

 久しぶりに映画の感想。本当に久しぶり。何やってたんだお前という話ではある。
 とりあえずツイッターで上半期ベストやったんで貼っておきます。

 スパイダーマンがトップ3独占という頭の悪い結果になりました。まぁ、仕方ないよね。

 ということで『トイストーリー4』。賛否両論というか、いろいろ話し合いたくなるような作品だったと思います。まさか引退の話になるとは。
 引退でもあるし、オモチャにとっての「死」の話でもありましたね。映画では余生を楽しんでたけど、死んだと見てもそれほど問題ないと思います。死後の世界に旅立ちました。イイヒトデシター。
 それと、人間目線で考えると、なくしてしまったオモチャもどこかで幸せにやってるかも、と思えるようになるので人間にとって非常に居心地のいい結論でもあったと思います。『トイストーリー4』を小さい頃に見た子供はオモチャをなくして泣き喚いた際、親から「ウッディみたいに旅立ったのよ」と言われることでしょう。便利なフレーズ。

 あのウッディの結論。連想した作品が2つあります。『シュガーラッシュ オンライン』と『スターウォーズ 最後のジェダイ』。
 『シュガーラッシュ2』。あれはヴァネロペの決断がウッディとそっくりでしたね。時期的にも近い作品なのでアメリカにおける潮流とかも考えてしまいます。基本的に、個人の幸福追求のために他人から理解が得られないかもしれないことをするのはまぁ良いと思うんですよ。なんですが、『シュガーラッシュ』1作目の悪役の悪行が完全に2作目のヴァネロペと同じな気がします。なのでヴァネロペに関してはナシ派だけど、ウッディはアリです。

 『スターウォーズEP8』に感じては巨大シリーズにおけるファンが喜ばないかもしれない大胆な決断、という意味で連想しました。シリーズが閉鎖的になりすぎるのも問題なので間違ってない方法だったとは思います。賛否があるのは分かるし、全面的に肯定するわけでもないけど、全否定もできない。
 大体同じ感想が『トイストーリー4』にも当てはまります。基本的にウッディの決断は大いにアリ。良くやった!とすら言いたいレベル。ただ、その他の部分で作品に落ち度があったような気もしないではない。つらつらと言いたくなります。

 『スターウォーズ』繋がりでいうとウッディ関係ないけど、『EP7』の「銀河平和になってないんかーい!!」と似たズッコケが本作にもありましたね。完結したあとの続編だとこうなりがちなんでしょうが、『3』であれだけの決断をしたのに、「やっぱアンディ恋しい」とかやられると萎える。

 ジョンラセターと関わりの強いシリーズの最終作、引退を扱った作品といえば『カーズ クロスロード』もそうですね。個人的には『トイストーリー4』よりも遥かに好きです。
 ジョンラセター退陣の件がありますが、このことが本作の賛否両論をよりややこしくしてる感はありますね。余計なことしやがってw(ラセターが、ですよ)

 おまけでもう1つ、連想したのは『ドラクエ7』のキーファ。種泥棒とネタにされるアレ。ネタとして楽しむ側面がなくはないんですが、アレも別にいいんじゃね?派です。
 要するに仲間を置いて勝手に旅立っちゃうから、みたいな話です。「バズたちを裏切った!」とか言う人もいますが、おそらくキーファに怒るのと近いと思います。キーファもウッディも生きがいを見つけられたんだから良い話だと思うし、決して裏切りとは思わないんですけどね。
 ちなみに初見プレイ時、ラストのボトルで普通に感動しました。なので、のちにネットでパブリックエネミー化してるのを知り笑いました。

 個人的にはウッディのアレよりも、「オモチャ出しゃばりすぎじゃね?」の方が引っかかりました。最たるものはカーナビの場面ですね。さすがに喋って伝えるのは反則でしょ。『3』でウッディが筆談してるけど、あれが本当のギリギリだと思います。それ以上のコミュニケーションをギャグベースの場面でやるのは完全にアウト。受け入れられないです。本当に刑務所送りになったらどうすんだ、とか思いますね。笑えないよ。

 良かった点。一番良かったのは悪役の処理です。ピクサー全体に言えるし、特に『トイストーリー』シリーズは顕著なんですが、悪役を同情できるキャラクターにしておきながら、最後が残酷すぎるんですよ。情け容赦なくそいつが最も苦しむオチを用意するでしょ。「いやそいつも可哀想な奴じゃん……」とかドン引きしました。特に『3』な。ロッツォとも分かり合うべきだったし、救うべきだったと思います。
 なので、本作でギャビーギャビーを見捨てなかったのは本当に良かった。本作の物語において最も救うべきは誰か。ボニーが、フォーキーか、ウッディ自身か、いやギャビーギャビーでしょ、と上映中ずっと思ってました。ありがとうピクサー。歴史的和解を遂げた気分ですw
 ギャビーギャビーを救ったことがウッディの中で大きな転機になってるのも良かったですね。オモチャを子供にあてがう喜びを知る。まぁ、あの押し付けがましさがウッディの嫌いなところでもあるんですがw そもそもアンティークショップに入るくだりとか独善的ですよね。せっかくフォーキーと分かり合えたのに何勝手に寄り道してんのじゃ、と。

 あと、素直に「よっ!さすがピクサー!!」となったのはオープニング。アンディの成長をカメラぐわんぐわん動かしながら一気にダイジェストしてみせた場面は高揚感やばかったです。ああいうの見るとホント敵わないよな、ってなります。そもそも戦ってないんですが。

 バズたちの出番少なすぎ問題とかもありすが、まぁこれはなぁ、ウッディの物語だから、と割り切るしかないのかな。ちょっとバズが頭悪くなってる点は問題ある気もします。ただ、ラストの「彼女は大丈夫」のくだりは超良かった! 最小限の言葉で通じ合えるバディ感。


 終わり。映画の感想記事マジで久々すぎて書き方が分からんw 一応劇場で観た映画は感想のメモをノートに箇条書きしてるので、それを組み立てるような感じになるんですが、脳の使い方を忘れてしまったw

週刊少年ジャンプ2019年33号の感想

 プラスで『デスノート』の新作読切がネーム状態で公開されて話題になってるじゃないですか。読もうと思ったんですよ。が、想像以上に集中力を要するので諦めました。それはさておき、ツイッターとかでやっぱ人気でして。結構ガチファンっぽい人の熱量のある感想とか見て、「この人は完成版を読んでるのか?」と錯覚しました。要するに、普段私が吐いている「漫画の感想」は「ネームの感想」と違いがあるのか、と怖くなりました。たぶん9割くらいがネームの感想と大差ないものだと思います。じゃあ、漫画の本質の9割はネーム状態にあるのかというと、そんなことはないと思うんですよね。むしろ半分もあるか疑問なレベル。
 ジャンプ感想変態として毎週やってて「あらすじの感想にならないよう気をつけよう」とか考えたことはあるんですよ。今回、ネームの感想という存在に触れ、さらなる深淵とコンニチハした気分です。「漫画」から「ネーム」を引いたものの感想として何を書いたらいいのだろう。何を書けているのだろう。「ショタ雪崩のサスペンダー可愛いいいい」しかない気がしますw


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『生徒会役員共』527話の感想


 涼しいなぁ寒いなぁと思ってたらもう7月なのですね。もしかして冷夏?(歓喜

#527

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は橋高さんと出島さん。まさかの橋高さんメイン! しっかりポーズまで決めてるのが新鮮です。後ろの方でピースしてる出島さんも良い。橋高さんと一緒のときの出島さんは他とは別の魅力ありますよね。

 七条家の使用人の1日。扉は橋高さんメインだけど、話としてはやはり出島さん。
 まずは出島さんの朝。「メイドの朝は早い」という密着取材感のあるサブタイ、そして出島さんのナレーションと凝ってる。
 やることが多くて忙しい、と思いきやいきなりのほほんとしたオチが付くのが良い。時間の無駄遣いというか役得というか。プロフェッショナル感を見せると思いきや、となるのが出島さんらしいですね。

 橋高さんが出島さんに掃除の仕方をレクチャー。はたき棒は指揮棒のように。指揮棒という例えが橋高さんにピッタリすぎるのが良い。ちょっと出来すぎじゃない? 似合いすぎじゃない?と言いたくなるレベル。
 それを受けて出島さんが雑巾絞り。ただの雑巾絞りなんですが、ボケのせいで見ようによってはエロいのかも‥‥というニュアンスが生まれてしまうw
 橋高さんの「参考になりませんぞ」というツッコミも良いですよね。橋高さんは言葉遣いで唯一無二のツッコミになるから強い。ツッコミとボケの関係が社会的に完全な上下関係にあり、何かしらの処罰を与えることも可能な関係性にあるのも珍しいと思います。それなのにツッコむだけで済まされる、という優しい世界。

 再びセリフ皆無のネタ。今度は出島さんのモノローグ。なので口調が違う。
 干したてのタオルは顔をうずめたくなるよね‥‥というあるあるな話ですが、言ってるのが出島さんなので当然‥‥と続いていくのが楽しい。良心の呵責が働くのも良いし、それを止めるのが橋高さんではなく、猫なのも意外。具体的に注意の意志があるのか不明なため、より出島さんが自身の意志で最後の一線を守ったという味わいも多少なりとも生まれるというか。まぁ、もっと酷いことやってるのでは、という気もしますw

 アリア登場。出島さんがトイレ前でバッタリ。当然アリアに先を譲るんですが、出島さんがある提案をして‥‥でオチ。このネタはとにかく最後の執事ヘッドによる「エゴですぞ」のツッコミが最高。端的でありながら、橋高さんならではの語尾、そしてボケを踏まえたうまいこと言ってくる感じもある。ホント最高。
 このあとは生徒会のみんなが客としてやってくるのでツッコミはタカくん(スズ説ある?)に代わるんですが、続けて読むと違いが明らかなんですよね。単純に文字として「!」が入る入らないの違いも意識してると思います。

 生徒会の3人が参加。この都合で休日設定だったと思うんですが、学校のある日の出島さんの1日も見てみたかったですね。空き時間とか生じるならそこも気になりますし。
 紅茶を高度から注ぐ。かっこいいけどそんなことしたら‥‥と誰でも考えてしまうことがオチに使われるので良かった。「ですよねー!」とスッキリする。
 そこへのツッコミが勢いあるんですよね。橋高さんとの違いを感じる。勢いもそうだけど、言い回しも若いと思う。

 ラストページ。芸達者な出島さんがホメられる。出島さんの職歴といえば開発関係の仕事が有名だと思いますが、今回の羅列の中にOLがあるので驚きました。そういう普通のやつも経験あるのか。てか、よく考えたらメイド以外だとコスプレできるのってOLだけですね。これは妄想が捗る‥‥(サブタイ)
 せっかくホメたのに出島さんが台無しにしてオチ。「いちぬけたー!!」というツッコミが良いなぁ。気の利いた言い回しがうまい。

 1日の終わり。ベッドに入り眠りにつくも‥‥でオチ。4コマ目以外文字が少なく静かなネタなんですが、オチで一気に畳み掛けてくる。その内容が直前のネタを踏まえてあるのも続きものとしてふさわしいし、出島回の締めとしてもピッタリだと思います。


 終わり。全ネタ出島さんという文句なしの出島さん回。ツッコミの有無や、誰がツッコむかもそうですが、ボケのバリエーションが豊富ですよね。
 個人的なお気に入りとしては橋高さんの「エゴですぞ」ですね。良いツッコミをしてくれる‥‥
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週刊少年ジャンプ2019年32号の感想

 三連休嫌い。三連休のジャンプが嫌い。


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『生徒会役員共』526話の感想


 最近ファンの間で「タカくん可愛い」と評判なので笑いました。たしかに可愛いw

#526

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はアリア。正しい名前は知りませんが、女の子ジャンプ。ワンピースでスカートをふわっとさせながらが可愛いですね。試しにあのジャンプやってみたことあるんですが、意外とムズいです。足の動きが忙しいw(試すなよ)

 「朝抜いてきたから力が入らないなー」とタカくん。何も間違ってはいないが、隙だらけなので笑う。案の定アリアに捕まって‥‥までが2コマ目。そっから訂正が入って、それすらも勘違いされるという二段構え。「話おわんねー」というタカツッコミが心の叫びのようで笑いました。アリアの無敵感がすごいw

 消えゆくサンドアートにタカくんが無粋な疑問。それに対するスズと会長が「やれやれ」みたいな感じで否定するのがなんか良い。バカにしてるほどではないけど、やや下に見てるというか、タカくんの後輩キャラが場を成立させてる感が心地いい。まぁ、スズは同い年なんですがw
 からの会長が消えゆく良さを追加で例えてオチ。さっきまでスズと同じ立場だったのに単身下ネタをぶっ込んでいく姿勢が良いですね。「どこにも通じてないんだよなぁ」のツッコミはタカくんだと思いますが、これがなかったらスズもツッコんでたと思います。

 横島先生にアゴでコキ使われるタカくん。「コキ」は危険ワードだよなぁw
 ということで横島先生からアゴコキのお誘い。最初「何だよそれw」と笑ったんですが、バナナを使っての実演を見たら「アリかもしれない‥‥」と震えた。手も口も使ってもらえない感が魅力なのか、もしれないw

 まさかのタカマッスルのドアップ。最近のタカくんは可愛くなったと一部では持ち切りですが、ここにきて男らしさアピールである。てか、こんな筋肉してたら普通にモテちゃうよね。筋肉なくてもモテる要素の塊なんだから。今回はスズとパリィさんとの会話だけど、クラスのモブ子が遠くからじゅるりと視姦しててもおかしくないと思うの。
 腹筋の縦割れと聞いた轟さんが負けじと縦割れを自慢してきてオチ。あそこって使い込むと縦に割れるのかw 思わず調べてしまったんですが、そちらの業界では常識らしいので驚きました。相変わらず勉強になる‥‥

 タカマッスルの次はユウマッスル。ページ全体を俯瞰した際にどう見えるかを意識したデザインになってて良いですね。同じ筋肉でも男性と女性で違いがある、という点も新鮮です。ちょっとフェティッシュとすら感じる。
 割れた腹筋を「タカくんといい勝負かも」とホメるウオミー。タカマッスルは知ってて当然なのがおかしい。
 そっから広瀬さんがタカくんに言葉足らずなLINEを送ってオチ。タカくんが勘違いしてギョッとするんですが、これは明らかに直前のネタで轟さんに変な意味の「割れ」を聞いてるのも影響ありますよね。「そっちの意味じゃないにしても‥‥」となっちゃう。
 さらに思い出すのは今週の1本目。あちらでタカくんが言葉足らずでアリアにしつこく勘違いされるネタでしたが、今回は逆に勘違いする側になってる。因果応報は言いすぎだけど、みんな言葉足らずには気をつけようね、みたいなニュアンスも生じてる気がする。
 ちなみに広瀬さんのLINEのアイコン。あれは竜なんですかね? ユウだからリュウ、みたいなノリなんじゃないかしら。

 漢字をマスターしたタカくんご満悦、と思ったら聞き違いアリアの乱入。「マスター」の変換良かったですね。字で見るとさらに味わい深い。
 続いて英語をマスターしたら、まさかの会長でオチ。「ついに増えた」のツッコミで笑ってしまいました。このシリーズもついに新ステージに突入w 今週は1本目もアリアの聞き違いネタでしたが、そこからさらなる発展をしてしまったw

 「わきあいあい」というサブタイが秀逸。たまに技アリなの出てくるから油断ならないですね。
 萩村家にて。スズママがノースリーブの服に興味を持つもとある事情で断念。突如としてぶっ込まれる特殊性癖のインパクトがすごいんですが、1コマ目をよく見るとスズ、ノースリーブを着て腋を出してるんですよね。たった今。よりによって娘がノースリーブ着てるときに、という味わいが良い。


 終わり。いつもであるんですが、今週は特に秀逸なタカツッコミが多かった気がします。声に出さないリアクションも含めると6本も彼がツッコミ役なんですが、どれも素晴らしかったです。改めて見比べるとツッコミのバリエーションが豊富なんですよね。彼に支えられてる部分が大きいと改めて実感します。
 そんな中で強いて1本選ぶとしたら、最初のネタかな。ツッコミもそうですし、終わらないアリアのボケという展開も面白かったです。
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週刊少年ジャンプ2019年31号の感想

 雪崩くん退場の日が近いと気づいて吐き気が……


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『生徒会役員共』525話の感想


 18巻の表紙は畑さん、と事前に発表されたので驚きました。

#525

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は会長。なんと浴衣である。浴衣のバックショットなので当然うなじが気になるわけですがー、と思ったら最後の最後にそんなネタが出てくるので笑った。手の上で転がされた感。

 暑いのでクールビズ。異論があるわけもなく、スムーズに話が進むと思ったら賛成してたアリアからオチ。これはマジで笑った。アリアも良いけど、タカツッコミの「クールビーズじゃねーー!!」とのコンビネーションが完璧。アリアのセリフ→イメージ図→タカツッコミの順番に目に飛び込んでくるリズムも気持ちいい。

 2コマぶち抜きで会長の浴衣。今度は正面。こと浴衣に関しては会長が最強、みたいな感じだろうか。たしかに似合いますね。
 てか、浴衣デー。任意の参加とはいえ浴衣の準備とかどうなってるんだろうか。持参? 浴衣の所持率そんなに高いのかしら。もしくは浴衣着れるチャンスなので金出してレンタルみたいな生徒もいたりして。
 タカくんの「似合っていますよ」からの畑さん「お似合いですな」。うまいw そこまで意地悪な視点でもないので平和な感じがして楽しい。そして、タカくんの同時なさが何気にすごいw

 意外と参加率が高い、と示す1コマ目。ナオちゃんヨシくんもいるんですが、よーく見ると中央奥にコトミが。コトミだよね? すごい簡略化されてるけどあのツインテールはコトミでいいと思う(あとあのポーズもコトミ感ある)。
 人気の理由は通気性にあり、と横島先生が解説。からのオチ。顔のアップだと何も違和感ないけど、全身を映すと……という情報量の少なさを利用したオチが良いですね。そもそもトイレの前だったというのも驚きですし。
 てか、横島先生がそっちの下ネタだったのも意外かもしれませんね。

 パリィさんバックショットで2コマぶち抜き。帯にうちわをさすスズも加わるんですが、こちらは身長的に1コマ分。
 からのパリィさんが轟さんに伝言ゲームしてオチ。あのオチを踏まえると「粋(イキ)」が別の意味に思えてきますね‥‥
 てか、クールビーズといい、こっちのネタが多いなw

 サンダルに慣れてなくて歩きにくいので下をよく見て歩こう、からの会長でオチ。いや、ノーパンでうろうろしてる誰かのボケかもしれないw
 浴衣を着る場合は下着は付けないのが正しい(ブラとパンツがない時代の話なので正確ではないらしいですが)、という情報はマンガとかだとしっかりお馴染みですが、本作ではそんな前提を踏まえ遥か先に行っちゃってますね。浴衣でノーパンだと当然こうなる、という説得力w

 カエデちゃん登場。アップが多いけど彼女も浴衣なのが嬉しい。あと個人的には「ズコー」をやってくれてるのも嬉しい。あれ好きなんですよね。アップでの「落ちるわけないでしょっ!!」もそうですが、何気にカエデちゃん充実してる。可愛い。
 てか、前のネタのオチのその後を描く話になってるのも珍しいですね。8コマにするほど連続性があるわけではなく。ページめくりを跨ぐのもそうですし。

 ラストは会長とタカくん‥‥とそれを見てるアリア。先々週に古谷さんのドア開けっぱからメッセージを読み取る話ありましたけど、最近のタカくん意識高いですね。副会長としての自覚を感じるんですが、結果としてはうっかりタカくん可愛い、でしかないのがおかしい。


 ということで終わり。校内で浴衣回というのはトリッキーでしたね。定番の浴衣もアプローチを変えれば新鮮なものになる。
 今週のお気に入りとしては1本目かな。クールビーズがやばいくらい好きです。
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週刊少年ジャンプ2019年30号の感想

 闇感想を希望の方はI江に連絡ください。

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『生徒会役員共』524話の感想


 前回の更新がちょっと遅かったのですが、今回は割と普通。

#524

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はコトミ。柔道部のコトミ。「今日はマネージャーの仕事を紹介します」という書き文字セリフが妙にメタい。ひょっとしたら新聞部などに取材されて‥‥みたいな可能性もあるか。なくはないですレベルで。

 柔道部マネージャーの朝は早い‥‥というオープニング。登校前から仕事は始まっている。このタカ兄に仕事ぶりを自慢するような感じが良いんだよなぁ。あのコトミが‥‥と感動してもいいんだけど、肝心のタカ兄は無邪気に「うまいうまい」言ってて妙に可愛い。
 んで、それを柔道部のみんなに披露してオチ。これは良かった。マジで笑ったし、めちゃくちゃうまい。「何も間違ってない‥‥間違ってないけど‥‥」という針の穴を通すようなネタ。ひょっとしたらムツミだけは疑いなく飲み干してたかも、とか想像するのも楽しい。
 その正体はサブタイにもなってる「豆乳+バナナ」。よりによってバナナなので笑った。

 トッキーにアザ。「アザ」の時点で嫌な予感がするんですが、そのとおりになりつつツイストが加わってくる。中二ネタなのに普通の乙女っぽくも見えるのでおかしい。
 てか、コトミの右手。他のネタで映ってないか心配になったんですが、すごい巧妙に隠されてるというかギリギリのところで画面の外にはみ出たり、手を握ってたりで見えないんですよね。見えてないだけであの手にはまだ‥‥とか考えてしまうw

 洗濯中のコトミの元へ生徒会。マネージャーとしての仕事をこなしてるだけでなく、その中で彼女なりに成長してると分かり「おー」となってると、オチ。ツッコミはタカ兄なのですが、兄でないと絶対に気づけないネタですよね。他の3人は騙せても‥‥みたいな味わいが良い。しっかりしてそうに見えてもコトミはコトミ。
 オチはついたけど、まぁ全然許容範囲というか、充分立派ですよね。家で同じことやるか?とか思いますし。

 スポーツマッサージ。どの程度の技術が必要とされるのか知らないんですが、もうコトミ百点じゃない? とか思った。立派すぎる。マネージャーとして理想的というか。
 マッサージされるムツミが可愛いのですが、あくまでも背景。コトミの意外な才能が語られ、その由来でオチ。見守ってるだけだったトッキーからツッコミが入る。日頃コトミの中二ネタに付き合わされてるトッキーだからこそ、ですね。それぞれが柔道部の一員なんですが、コトミとトッキーの間には柔道部以前からの関係性があり‥‥というのが良い。柔道部の中でも2人は特別。

 中里さんをマッサージ。中里さんが一般会話として「ヘンなトコさわんなよー?」とふざけると、コトミが100%で返す。この2人のギャップ、コトミと柔道部の間にある下ネタ観のギャップが面白いです。軽い冗談としてあのくらいの下ネタは誰もが当たり前に言うけど、下ネタを煮詰めたような世界に住んでるコトミにとってはその「当たり前」の度合いに決定的な違いがある。
 そんなコトミの下ネタに対してツッコミを入れるのではなく、スルーして終了するのも面白い。ツッコんだら負け、みたいなことなのかな。中里さん、バランサーとして良い仕事をしよる。

 「お風呂回」とサブタイにあるように、大胆なシャワーシーンだー!! とは当然ならない。とはいえ中里さんの肩甲骨が描かれたりして本作の基準からすると大胆な気もする。サービスシーンなのでは。あと、トッキーのバスタオル姿もあまりに簡素な扱いなのが逆に可愛く見えてくる気も。
 洗い忘れしやすい部分が体臭の原因になる、という会話に部外者のコトミが素っ頓狂な納得をして、トッキーがツッコミ。コトミは直接会話に参加してないので、トッキーがいなかったらマジで勘違いしたまま終わってたのかもしれませんねw

 ラストは津田家。帰宅後もマネージャーとしてのスキルアップに余念がない、という普通に良い話。テーピングの練習。‥‥なんですが、ここでコトミが来てるTシャツが3本目のオチに出てきたものなので笑ってしまった。マジの部屋着だw
 家族でテレビ観てたらちょっとセクシーな場面が出てきて気まずい‥‥だけでは終わらない。そこまで踏み込まれるとイヤですね。管理されてる感というか。


 ということで終わり。コトミ回というか、すべてがコトミオチという純度100%のコトミ回。シチュエーションもツッコミ役もバリエーション豊富で圧巻でしたね。
 中でも一番好きなのは1本目かなぁ。めちゃくちゃうまいし、妹としてのコトミと柔道部としてのコトミがうまく交差してるのも良かったと思います。

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