北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年7号)の感想

 先週はお休みだったジャンプです。1週あくと、前回なにがあったのか、まったく覚えてません。なので、先週の自分の記事を読んでみた。
 そうか、『LIGHT WING』がおもしろかったんだったね。
 あれは奇跡の回でしたね。奇跡的におもしろいって意味じゃないけど。

 巻頭カラーは『べるぜバブ』。アニメが放送開始になったとか。よかったねーー。


べるぜバブ
 みんなで爆砕点欠の練習をする回。邦枝が一発で成功してたけど、それじゃ修行にならなくね? 孫だからあまやかしてんの?
 そして、古市がマジでロリコンに目覚めかける。このご時世だからこそ、その道を邁進してほしいですね。


『ワンピース』
 やべぇ。タコの人魚カッコイイ。なにアイツ。前回から出てたの? 完全にスルーしてました。タコの足とか毒とかサイコーだな。リューマとかいたけど、もうどうでもいいや。あんなヤツ。骸骨侍よりもタコ侍。
 まぁ、よく考えたら『リトルマーメイド』のアースラと似てるんだけど。・・・ちげぇよ! デブじゃねぇもん!あのタコサイコー!!!(名前忘れた)
 ビッグマムの名前が出てきたけども。求婚のローラの母親って噂は本当なのだろうか。ナミが持ってるビブルカードを使う日は近いのか、楽しみですね。


銀魂
 「空気読め」という状況でオランダの妻が登場。
 空気嫁というと、映画『空気人形』と『ラースと、その彼女』の2本を思い出す。板尾創路とライアン ゴズリングが持ち主なのだが、どちらも見た目がイイ感じで素晴らしい。どちらも超のつく名作なので、よろしかったら是非。空気嫁映画にハズレなし。
 ・・・・・ワタクシはなんの話をしているんでしょうか。


スケットダンス
 テスト勉強に四苦八苦する話。ヒメコのうちに行って、ヒメコが照れるという展開があったり、ヒメコの母親が初登場したりした回なのだが、そんなのはどうでもいい。
 問題は、ボッスンが勉強をサボって深夜ラジオを聴くシーン。ラジオから聞こえてくる「あたしゃ許さないよ!」の声。
 こ、これは・・・・・・。山里亮太の不毛な議論
 作者がリスナーなのは知っていたが、ボッスンまでもリスナーだったとは。これは山ちゃん、番組にメールが来るよりもうれしいだろうな(尾田栄一郎の悪口ではありません)。尾田栄一郎ビフォーアフター宮崎あおいのくだりのファンらしいが、今度は、浅香光代のあたしゃゆるさないよのコーナーのファンなのか。ワタクシも宮崎あおいより浅香光代の方が好きです(←コーナーの話ですよ)。
 多分、不毛な議論以外の深夜ラジオも聴いていると思われるのに、なぜ不毛な議論をチョイスしたのか。
 単純に一番好きだから、とも考えられる。ラジオ内で以前、名前が出たことのある尾田栄一郎への対抗心、という邪推もできる。さらに嫌な邪推としては、始まって歴史の浅い番組だから「初回から聴いてますよ」というファン面ができるから、っていう。
 そんな邪推をするワタクシはやはり心底、アレしちゃってますね。
 ・・・・・・ていうか、なんの話してんの?


『ブリーチ』
 超能力を消したい、という目的の超能力集団。スーパーパワーのことを呪ってて普通の人間になりたい、っいう超能力者って『サイボーグ009』みたいでカッコイイよね。まぁ、サイボーグなワケじゃないから、「じゃあ、能力使わなきゃいいんじゃね?」とか思ったけど。


読み切り
『IPPON バンビ!』
 乙女みたいな男子高校生が柔道を再び始める話。
 まず、大前提としてこのマンガ、草食系、オカマ、乙女、そしてEDというのをはき違えてる気がする。あの主人公はなんなの? オカマではないんでしょう。一応性的対象は女でしょ。じゃあ、なんでヒロインは「男らしさを取り戻してほしいの」とか言ってオッパイもろ出しにしてんの? あのヒロインの頭の中では「エレクト=男らしさ」なの? あの行動は、主人公が女に興味ない、もしくはEDじゃないと成り立たないですよ。そうでないとあのヒロインの頭がおかしいでしょ。
 それと、出た、「元々は強いんです」設定。それじゃあ、乙女なヒーローってのがもはやギャグにしかならないじゃんかよ。
 ただ、悪役が通りすがりの不良じゃなかったのはよかった。読み切りあるあるを回避したね。また出てくるのかとハラハラしました。けど、そんな悪役の柔道部長が部員に暴力をかける時に普通に殴ってたのはガッカリです。柔道マンガの悪役なんだから一応柔道の技使おうよ。絞めるなり投げるなりさ。
 通りすがりの不良は出てこなかったものの、読み切りあるある「悪役はヒロインをレイプしたがる」というのは踏襲していたね。もうちょっとなんかあるだろうよ。しかも、悪役がヒロインを寝技で攻める時にまったくエロいことしない、っていう謎の男らしさね。意味わからん。お色気ショット挟むチャンスなのに。お色気が嫌いなのかと思わせときながら、唐突なパンチラとかオッパイもろ出しとかはするんですね。
 それと、柔道マンガなんだから、ある程度柔道の魅力みたいなものを描かないといけないと思うんだ。スポーツマンガとしてそこまでメジャーなジャンルじゃないんだから。柔道マンガらしさという点で『ドカベン』に負けてるよ。
 なんだけど、ヒロインが涙するシーンで鼻水垂らしてたのはすごくイイ。突然親近感が湧いた。悔しくて泣いてるシーンでキレイな涙なんて流してらんねぇよな。
 それと、白帯が黒帯に勝負を挑む、っていう絵面はすごく好きです。
 まぁ、とはいえ、全然ヒットではなかったけどね。
 結論。『ドカベン』読みたい。


『いるまるだしっ』
 冒頭の『LIGHT WING』パロディー。クソ笑った。あれはずるい。


バクマン。
 前回出てきた、ジャンプ否定マンガ。あの続きにジャンプ否定要素があるのかと思ったら、前回出てきたトコで十分ジャンプを否定しているらしい。なにもわかってなかったですね。恥ずかしい。
 てかさ、ジャンプ否定、アンチ努力友情勝利のマンガって『デスノート』でしょ。『デスノート』そのものじゃん。あの作品が別にそこまで新しいマンガとは思えないよ。平丸回の後だけにすげぇ拍子抜け。
 個人的にさ、このマンガ、あの2人が『デスノート』を描いて、それが大ヒットして終わり、だとひそかに予想してたの。そしたら、あの世界に『デスノート』って存在するのね。絶対ないもんだと思ってたわ。
 『デスノート』が存在するんならば、あの2人の目指す邪道心理バトルマンガって新しいジャンルでもなんでもねぇじゃん。『デスノート』があるんだから。『デスノート』みたいなマンガ描けばいいじゃねぇか。ただ、『デスノート』だと作者の嫁さんを声優で起用する枠がねぇか。さすがにミサミサはねぇだろ。ヒロインじゃねぇし。


エニグマ
 まぁ、特別ピンとくる回ではなかったのだけど、
 脳の中にパスワードって展開。『SAW』っぺぇぇぇぇ!!!!


こち亀
 ハードコア巫女の後編。前回の感想に「後編はどうせ感動路線だろ」みたいなことを書いたと思うんですが、外れました。まさかの超展開。早矢が突然超能力使い出しやがった。あのキャラにそんな設定は絶対に必要ないと思うんだ。両さんをめぐる女キャラの中では割と好きな方なんだけどね。非ボケで、両さんと部長が女を意識するキャラって貴重でしょ。それに、あんな超能力いらねぇって。
 それと、「ギルビルⅢの日本ロケ」っていうのは妙にリアリティーがありますね。撮影が開始すんのは大分先だろうけど。巫女とかどうでもいいから鉄球振り回す女子高生が見たいです。ゴーゴー夕張!!
 最後に両さんタランティーノのことを「人気に便乗するしたたかな監督」って言ってたけど、悪口ですか? タランティーノは萌え萌えした女よりも強い女の足が好きだからギルビルⅢはないと思いますよ。復讐のヒロインが巫女っていうのは想像がつかなくておもしろそうだけど。


『逢魔ヶ刻動物園』
 主人公のダメ人間設定をすっかり忘れていたので、冒頭の華ハッスルには少しついていけませんでした。
 あの社長ってさ、スポンサーになろうとしてくれたり、ゴリラのウンコ投げられても我慢したり、とイイ人だよね。超意外。子供が象に襲われたら怒って帰るのは当たり前だし。
 先週から引っ張った割にはアッサリと終わりましたね。


保健室の死神
 元性別不特定キャラの操がハッスルする回。操ってあんなにキャラ立ってったっけ?って思うくらいおもしろかった。これは、新キャラのスクールカウンセラーの立場が危ういな。名前覚えてねぇし。
 「みさおはだーてぃな過こをもつおんなですので」とか「ふりーの9さい」とかおもしろかったです。
 本作史上かつてないほどに病魔の存在がどーでもよかったけどね。もう無理して出さなくたっていいのに。出ない方がおもしろい傾向にあるんだから。
 「操とキャバ嬢しか自分の話を聞いてくれない」というセリフ、「自分の話をキラキラした目で聞いてくれる」という勘違い、そんな操が名前を覚えてくれていない、という経一がちょっとかわいそうに思えてきました。これは泣ける。


『LIGHT WING』
 前回、奇跡の回だった本作。今回はというと・・・・・・・・つまんなーーい。
 帰ってきました。少しホッとする自分がいて怖いです。
 なんか知らないけどさ、ラスボスと格闘技で対決して、最終的に主人公が魔貫光殺砲を撃ってました。本作でお馴染みの奇をてらいすぎた演出が空回りしてましたね。
 いやさ、サッカー対決を格闘技みたく描くのは全然イイですよ。楽しくて好きだよ。今回も、踵落としとかはすげぇよかったですよ。倒れた主人公の上に座るのとかも別に大丈夫です。けどさ、頭をグイッと掴むのはダメでしょ。ファールですよ。
 ていうか、ラスボスと戦って最終回だと思ってたのに、戦い終わっちゃったよ。マジか。超意外。アッサリだったな。過去編やったのに。


投稿コーナー
 「日本一行きたくない初詣」という大喜利コーナーの、フットサル小僧さんの
 「狛犬(捕獲レベル300)が襲いかかってくる。」
 ってネタがすげぇおもしろかった。こうして書くとおもしろくないだろうけど。『トリコ』に絡めてあるし。狛犬って身近だけど、一応神的な生き物だからね。そら捕獲レベル高いわ。

 それと、同じ大喜利の中に
 「ヤムチャが賽銭に被弾して瀕死。」
 ってネタがあったんだけども。ネット某所でヤムチャをザコキャラ扱いして笑いを取るくだりがあって、個人的にも好きだけどさ。それを集英社が、ジャンプ編集部が選ぶのか。ビックリした。えっ、そういうの本誌公認にしちゃっていいの?



 今回は脱線が多くてすいませんでしたね。
 前回の自分の記事を読んだら、なんかMVPを決めてたんで、今回も決めようと思います。
 『いぬまるだしっ』の『LIGHT WING』パロディーのギャグは今回一番笑ったと思うし、
 『銀魂』の空気嫁もおもしろかった、
 それに操というキャラが想像以上にハマってた『保健室の死神』もよかった。

 けど、MVPは『スケットダンス』です。
 理由は山ちゃんの不毛な議論が好きだからです。作品全体としてはそこそこでした。