北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年12号)の感想

 今月は21日が月曜ということで、映画秘宝とジャンプが同日発売。うれしい限りであります。映画秘宝かジャンプかどっちを先に読むか悩んだのだが、とりあえずジャンプ読みました。
 今月の秘宝は、表紙がゾンビメイクの小明オーケンのコーナーにももクロ早見あかり、と偶然のダブルあかり。そこだけ先に読みました。
 秘宝とジャンプ買う時にCUTを少し立ち読みしたけど、今月のCUTはかなりおもしろそうだった。久々に買ってしまおうか・・・。BUMP OF CHICKENが主題歌を担当するから、ドラえもん特集をするあたり、ロッキングオンらしいですね。
 ・・・・・・なんの話だ。申し訳ない。


新連載
『メルヘン王子グリム』
 今回の新連載祭の中で唯一のギャグモノなのかな。過去に1、2度読み切りで読んだけど、正直なんにもおもしろくなかったからすげぇ不安でした。
 まぁ、実際のところ、全然マシになってて安心しました。ただ、大好きってほどじゃないんですが。
 小学生のヒロインが巨乳だったけど、『バクマン。』岩瀬の名言「中学生ですよ なんでこんなに胸が大きいんですか」が思い出される。中学生ですらないとは。
 ただ、絵の関係で誰も小学生には見えませんけどね。絵の良し悪しなんてわかんないからヘタとは言わないし、絵に関してどうのこうの言えるほど知識もないんだけど。絵以外でも小学生らしい描写がなかったのは普通にマンガがヘタなんじゃないの。小学生グラビアアイドルの必要性もよくわかんないし。ギャグですらないし。
 小学生らしさが皆無って話につうじるんだけど。母親の「吸い込むくらいなによ 夜はわたしだって吸い込んだり吸い込まれたりなんですからね」というセリフに対して「下ネタやめろ!! ババア!!」とツッコむのはどうかと思いました。親の下ネタ、というのは気持ち悪くておもしろいんだけど、小6であれを下ネタと理解するか?と気になってしまう。小6だよ? そんな知識あるもんなの? オレはなかったよ。ひょっとしてオレだけ? それとも最近の小6はその手の知識が豊富なの? これがインターネットの弊害かぁ!!
 1ページ目のナレーションが実は主人公の独り言でしたー、ってギャグはおもしろかったです。1話目でしか出来ないギャグ。1ページマンガとしては大好きです。
 メルヘンの国のキャラを召還するもそいつらがボケてくる、ってあるけど『シュレック』っぽいね。どこまで『シュレック』に近づけるのか、今後に期待ですかね。シンデレラの王子様が小学生の上履きの臭い嗅いでハァハァしてるのはおもしろかった。これから先は、ディズニーにケンカ売るようなギャグもあるのだろうか。だとすれば超期待。まぁ、シンデレラの王子の見た目がディズニーのチャーミング王子と全然違ったけどね。日和ってやがる。


『ワンピース』
 マトマトの呪いについて言及。悪魔の実ではないのは間違いなさそう。これが悪魔の実の理屈、2つの能力を手にした黒ひげの理屈にも繋がるんでしょうね。
 マトマトの力は、やっぱり触れるとロックオンするらしいですね。片手に1人。しらほしを触った右手は10年前から洗ってもいないとか・・・陰湿だ(笑)。
 タコ侍のヒョウゾウも久々に登場。上半身しか出なかったが、やはり素敵だ。金だけが目的ってのもイイなぁ。つばのない刀もカッコイイなぁ。もうルフィはゾロを売り飛ばして彼を仲間にすればいいと思うよ。


銀魂
 呪いのビデオならぬ呪いのブルーレイ。
 貞子ならぬブルー霊子が登場。普通に萌えキャラな気がしました。これが噂のヤンデレってやつですか? 翼があるのに首吊ってる姿がサイコーです。
 翼を引きちぎる、というのを見るとどうしても先週の『LIGHT WING』の爆笑展開を連想してしまうんですが。「ライトウイング」って言葉も出てきたし、確信犯なんじゃないかと邪推してしまう。


『DOIS SOL』
 先週、「裸足のストライカー」みたいな表現をしたと思うんだけど。今週、靴はいちゃったよ!!
 おい、マジか!!! あれ、設定じゃなかったのかよ。なんだったの? なんの意味があったっていうんだ・・・・・。
 いやさ、裸足で超活躍するって設定はかなりリアリティーからは距離を置く設定だから、本作と合わない気はしてたけど。靴のサイズがちょっとおかしいくらいであんなにショボくなるのは十分おかしいけどね。
 中学のエリート選手が集まってきてるから、もう普通に勝てる気がしてきた。天才はメインの2人だけでいいのに・・・・。多分、多分ですよ。個人個人はうまいし、スター選手なんだけど、みんな唯我独尊で、チームのために働く人がいない状況でチームをどうやってまとめるのか、ってとこに焦点を当てるんじゃないですかね。だとしたらおもしろくなりそうですね。サッカーに限ったことじゃないけど、スポーツを扱った作品で監督を主人公にした以上そこは避けられないですよね。
 細かい話になるんだけど。ヒロインの彼女はどうなって監督の家に入ったんでしょうか。合い鍵持ってんの? 付き合ってんの? てか、いとこでしょ? なんなのあれ。
 それと、「部活が忙しいから学校なんて行ってる暇ない」とかカッコつけて言ってましたけど。学生時代そういうこと言うヤツ大嫌いだったわ。理屈がバカ丸出しでしょ。そしてそれをそいつは良きことと思ってるでしょ。クソムカつきます。まっ、元帰宅部が言っても説得力ないですけどね。


べるぜバブ
 ゲーム世界の話。先週あったゲームがヘタというギャグがフリになって今週再燃する。やっぱりこのゲームのくだりおもしろいわぁ。もう本筋とかどうでもいいわ。
 まぁ、ただ、その場でクルクル回ってたようなヤツが突然銃弾を代わりに受ける、という複雑な行動をとれるワケないんですけどね。
 その後の衛生兵が触るだけで治るってのは笑っちゃいましたけどね。治る過程が一切ないのがゲームっぽくておもしろいです。
 リアルな戦争ゲームだと思っていたら、ラストに巨大ロボットが現れて、「早くも世界観ぶっこわれてきたな・・・」というのもよかったです。完全にやりすぎですけどね。『第9地区』のパワードスーツくらいのデカさ、強さが調度いいと思うんだ。難易度的にも。リアルにあれ使えるゲームあったら超やりたいんですけど。
 そんな巨大ロボット登場のラストに対する煽りが「鉄人兵団!!」。それは『ドラえもん』やないか。今度の映画やないか。巨大ロボットなんていくらでもあるのに、それにまだ1体しか出てきてないのに「鉄人兵団!!」という煽りをつけるセンスね。この人は信用できる気がする。


こち亀
 幼稚園児にスキー指導する話。両さんってこういうのうまいよなぁ。子供嫌いってなっても違和感ないのに。
 ただ途中に着ぐるみスキーのバイトのくだりが意味不明極まりないです。つまみ食いしてんじゃねぇよ。あのネタやるならやるで最後まで引っ張れよ。


スケットダンス
 主人公に恋するキャラが主人公にちゃんとした告白をする、というギャグマンガとして考えられない展開の続き。この作品ならボッスンが高校卒業しても続くんじゃないかとか考えてしまう。
 ボッスンに告白したもののガンガン行けないサーヤ、告白されたものどうしていいかわからないボッスン、妹は椿が好きだと勘違いする安形、安形はボッスンと自分の関係を気にしていると勘違いする椿。4人による勘違いコント。傑作すぎる。爆笑の連続だった。
 本来マジメ側の人間のはずの安形と椿が勘違いする立場に陥ってておもしろい。「※半分合ってます」という奇跡の勘違いに爆笑。
 最終的にお兄ちゃんにツンツンし出すサーヤ。そういや、この人ってギャルゲーの属性集約キャラだったな。忘れてたわ。妹属性を知らずにレベルアップさせてやがる。ギャルゲーの属性ネタは好きだったから懐かしいわ。
 喫茶店でのシーンで、空気が悪くなったらすぐにトイレに逃げるボッスンが情けなさすぎて大好きだ。多分このマンガ、ボッスンが主人公らしくなるとつまらなくなるんだと思う。


いぬまるだしっ
 名言風の言い回しをするOLがおもしろかった。もっと見たかったなぁ。再登場しないかなぁ。
 たまこ先生の「どんな風早くんだよ」というツッコミ。最初、誤字かと本気で思うほどに読み方がわからなかった。そしたら『君に届け』のキャラクターなんすね。まったく知りませんでした。そんな例えツッコミになるほどの王子様キャラなのか。気にはなるけど興味はないなぁ。しかし、例えツッコミが理解できなくなるとは・・・・・少しショックです。


保健室の死神
 超能力バトル展開突入。どうなるのだろうかと不安視してましたが。とりあえず今のところ、大成功という感じではないですね。まぁ、失敗と言えるほどでもないけど。まだわからない、と言ったところか。『動物園』の対水族館戦みたいなまさかの大ヒットみたいなことにはなってないですね。とりあえず、まだ。
 背中から触手が伸びる敵がDr.オクトパスみたいで素敵です。「ドブ犬の脳天カチ割って汚ねぇ血飛沫栄養にしなァ!!!」という言葉が汚すぎてサイコーでした。


黒子のバスケ
 最初の煽り「なぜか意地を張ってしまう・・・そんな相手」 世界はそれを恋と呼ぶんですね、わかります。思春期の恋心ってやつですね。たしかに本作はそういう作品ですね。


『逢魔ヶ刻動物園』
 ライオンVSホワイトタイガー。タイトルページのホワイトタイガーが怖すぎて素敵です。ホワイトタイガーのウンコ座り、サイコーです。
 前半、ライオンが圧倒するのに主人公が後悔と焦りの表情を浮かべてるのがとてもイイです。ただのバトルマンガと一線を画してるところですね。そもそもコレ、バトルマンガじゃねぇし。
 サーカス動物だから武器を使う、という理屈はおもしろかったです。パワーバカのホワイトタイガーがプロレス技みたいなのを使うのもイイです。


打ち切り
『LIGHT WING』
 HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!! ち、地球・・・・・・・・・見開きで地球てwww
 あーー、腹いてぇぇw スゴすぎるな。奇をてらいすぎてワケワカメっていう本作の特徴を凝縮したような最終回だった。無茶苦茶すぎる。最終回まで追っかけてきてホントよかったよ。泣けてくる。打ち切り好きとして本望です。
 過去に心を折られたハズのコーチがいつの間にかなんの理屈もなく復活してる。それを見た主人公が復活というどう考えても時間が足りてない超展開。そして本来の主人公である体力バカの少年が今回最終回になにも活躍しないというまさかの展開。
 本作の初回のことを思い出す。初回で主人公はサッカー部以外の運動部の人を集めて百人斬りみたいなことをやるんだけど。その時思った。「もうコイツ1人で全国優勝できるんじゃね?」 結論、全国優勝できたね。


投稿コーナー
バカズバッ
 カスガイガーさんの「ラブ注入する天津飯」のネタ
 うむがやすしさんの「いぬまるくんとべる坊のちんこの違い」ってネタがツボでした。イラストネタでここまでおもしろいのはスゴイなぁ。
まおちゃん交換日記
 「トンファーを振り回して「咬み殺す」と言ったオレ・・・かなり痛かった」ってネタがあったけど。それは今週の『逢魔ヶ刻動物園』じゃないですか。なんすかこの奇跡。


目次コーナー
『ブリーチ』作者「「告白」のDVDを観たんだけど、めちゃくちゃ面白かった。一番好きな映画かも。」
 先日日本アカデミー賞をとったことでなにかと話題の『告白』。「映画的文法がなってねぇからクソ以下」という批判が絶えない作品ですが、個人的にも好きな映画ではあるんですよねぇ。「一番好きな映画かも」というのはどういう意味なんでしょうかね。去年の中で一番? 今年入って観た映画の中で一番? まさか生涯ベスト? 気になるところです。
『LIGHT WING』作者「ジャンプにまだ恩返しが出来ていませんので、近いうちにまた戻ってきます。では!」
 なんかカッコイイこと言ってくれてるんですけど。どうしたどうした。そんな素敵なセリフ本編で聞きたかったわ。
 他にも編集陣が揃ってモンハンの話をしていたり、今週は読みごたえのある目次でした。



 そんなこんなで総括。
 新連載、『銀魂』、『LIGHT WING』と今週は翼のはえたヤツが多すぎでした。どうしたんでしょうかね。ブームですか? 『X-MEN』のエンジェルが喜んでることでしょう。
 そして『LIGHT WING』がついに打ち切り。打ち切りが読みたいがためにおもしろくもない作品でも読んでしまうワタクシですが、大満足の最終回でした。見事な打ち切られぶり。とりあえずあのネタはしばらく脳裏にこびりつきそうです。てか、新連載が4つも始まるワケですが、打ち切りは『LIGHT WING』だけなのか? 他にもなにか打ち切られるのか?

 そんなんを踏まえてMVP作品。
 打ち切り好きとして迷わず『LIGHT WING』にしたいんですが。今週は『スケットダンス』が神がかってたんだよなぁ。打ち切りよりも通常回でおもしろかった方を評価するべきだよね。
 なのでMVP作品は『スケットダンス』でお願いします。

 そんで、MVPキャラなんだけど。
 『いぬまるだしっ』より、アニメキャラっぽくて、未だに初恋を大切にしてる覇王子。額の傷が気になって仕方ないです。
 『スケットダンス』より、妹を思う気持ちの強さ、そして頭のよさが悪い方に作用しちゃって勘違いが止まらない安形。
 どちらもよかったんですよ。素晴らしかったんですが。今週のMVPキャラは、
 『銀魂』のブルー霊子
 でしょう。他に考えられないでしょう。翼はえてるのに首吊ってるとか。ヤンデレの魅力というものを教えていただきました。最近のジャンプの中で、女の萌えキャラとしては久々かもしれません。