北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年20・21号)の感想

 合併号です。ということで、来週はお休み。黄金週間ですね。

 表紙。いぬまるくんがスゴイ。ちんこの未知なる可能性を見ました。

 先週、『逢魔ヶ刻動物園』が終わったのはやはり痛い。ケツ周辺の魅力が段違いですね。今週はめずらしく、ケツ周辺よりも頭の方がおもしろかったです。


『ワンピース』
 殺したら負け、だそうです。つまり、アーロンは殺してしまうんでしょうね。もしくはタイガーもとか?
 タイガーが2億3千万、ジンベエ7千6百万。あれっ・・・・・アーロンっていくらだったっけ・・・・・・・・・2千万・・・・・・・泣ける。そら弱いものイジメしたくもなるわ。
 奴隷扱いされる側の人間を見て、ジンベエ改心したのかな? 被差別側として、被害者意識振りかざして大暴れしてたら、さらなる被差別を見て興醒め。短いながらうまいですね。ただ、アーロンは奴隷扱いする方向にいっちゃったと。


バクマン。
 平丸VS中井。中井が強い・・・だと・・・・・?
 中井もザコがよかったなぁ。2人の泥仕合を見たかった。
 中井と平丸が意気投合ってのはおもしろいとは思うんだけどさ。マンガ愛は人一番強いが、才能が追いつかない中井からしたら、マンガ描くの嫌いなのに天才な平丸って、嫉妬と憎悪しか湧かないと思う。そんなヤツに蒼樹取られたんだぜ。あんなんでよく納得できるな。ワケわからん。
 そして、中井平丸のブサイクなマジメ展開も、なんか3人が出てきてブチ壊し。先週は福田すげぇよかったけど、今週はウッザイな。まぁ、印象ゼロな主人公×2よりはマシか。
 ただ、公園で必死になってる姿をベランダから蒼樹が見てる、ってのはイイ。ちょっと泣きそうになる。
 けど、蒼樹は1回ぶってもよかったんじゃない? 蒼樹は1発中井にかましてるじゃん。1発ずつ殴って仲直りって男らしくてイイじゃない。蒼樹が実は男らしいとかサイコーじゃない。


銀魂
 「渡る世間は愛ばかり」のタイトルから連想できる通り、完結編。
 ドラクエネタが無理矢理きました。好きだから文句ないけど。ドラクエ、ラブホ、宿屋、といったら「ゆうべは おたのしみでしたね」しかないね!・・・・と思ったら出てこなかった。意外。行為に至るワケにはいかなかったのか? 少年誌的に。
 メガネっ娘のメガネがバタフライマスク化。マゾヒストに下克上されるというのは最高(最低)の羞恥プレイですね。
 「立つんだ、ジョー」ネタ。誰もが思いつくであろう下ネタをテンションで持っていったのには笑った。というか、ヒドイ(笑)
 クラスの地味な娘がメガネを取ったら・・・・・・・というのはベタだけど、ピン子が三角頭巾を取ったら・・・・・・まさかの美少女化。なによりも、エナリがグッジョブすぎた。


『トリコ』
 小松がコントロールし、ゼブラとトリコが力を合わせる。燃えますね。
 カロリー表示のフリが今回ついに実を結ぶ。小松が、調理方法と、2人の技をにらめっこしながら、指示を出す。あのコマ、まるでポケモン。小松はポケモンマスターになるんですね。「いけ! トリコ!」「トリコ は 15連釘パンチ を くりだした」「こうかは ばつぐんだ]


スケットダンス
 熱血!太眉!大食い! キャプテンの青春オーラ無双の巻。知らず知らずのうちに青春オーラに毒されてくボッスンとスイッチがよかったです。そして、どうしても乗り切れないヒメコ。
 とどめとして、白目のキャプ食い。白目との相性が良すぎました。キャプテンはボケ全開の人ではないし、作品内では真人間なのに、最終的に白目でキャプ食い・・・・(笑)


こち亀
 扉絵が素晴らしすぎて、もうお腹いっぱい。「新聞に希望を探して・・・」
 扉絵が良すぎて、本編とかどうでもよくなる。
 冒頭にバンドパロディーの一覧みたいなの出てきたけど。「EEE」はなんだったの? 「AAA」ってバンドじゃないでしょ。なんだか萎える。
 けど、意外とそれ以降のトンデモバンド大喜利みたいな展開はおもしろかったです。「48人バンド全員楽器やるんだよ」 「交響楽団かよ!」 のやり取りがハマりました。


読み切り
ハイキュー!!
 前の作品『四ッ谷先輩』はおもしろかった、という記憶があります。今回は、大分テイストが違いますね。
 バレーボールマンガ。試合を成立させるのが一番難しい球技、それがバレー(高校時の担任談)。本作においても、意外とその通りで、主人公もバレーを成立させる実力がない。
 それでも主人公が少年マンガの主人公足り得てるのは跳躍力バカ、という設定。身長で人を選ぶスポーツにチビがケンカふっかける、という設定は大好きです。チビだから。
 「跳ぶ」「飛ぶ」と文字を使い分けるあたり、マンガらしい小手先表現。「飛ぶ」ってのがラストに出てこなかったのは意外でした。しかし、スパイクの、あの空中で時が止まったかのようなフォームの美しさはマンガ映えしますね。
 試合を「主人公にスパイクを打たせる(トスを当てる)」という1点に集中させ、それが終わったらアッサリと試合終了にしたのは潔くてよかったと思う。わかりやすかった。
 「現ジャンプのスポーツマンガの中で一番おもしろい」と思います。この表現をもの凄く誉めてると取るか、大したことないと取るかは、あなた次第(普通におもしろかったと思います)。


『magico』
 センターカラーですか。新連載陣はどうやら3強1弱の様子ですね。3強っていってもどれも大したことない気もしますが。
 今回は、露天風呂に入る話。まぁ、当然本作のことなんで、おっぱいなんですが。最近、おっぱい率が高い気がします。人気のドーピングですかね。
 けど、スゴイ。今回のおっぱいはスゴイ。おっぱいもろ出しで、パンツと縞ニーソ履いてる。
 ・・・・・なにこれ。とてつもないフェチシズムを感じる。少年マンガのお色気表現から数歩飛び出てる感じ。Road to HENTAI をひた走ってる感じ。多分、作者さんは全裸が嫌いなんでしょう。「せっかくコスプレしたのになんで全部脱いじゃうんだよ!!」とか言ってブチギレるタイプなんだと思います。
 世界を滅ぼす力で永久機関を作る、と賢者さん。敵の誰もが世界征服とか悪行を目指してるワケじゃない、ってのはイイですね。


いぬまるだしっ
 『トトロ』パロディー。いぬまるくんがメイちゃんに見える。いぬまるくん、メイちゃんの純真さは通ずるものがあるのか。
 ・・・ということは、『となりのトトロ』を見ながらメイちゃんをいぬまるくんに脳内変換することも可能・・・・・?


黒子のバスケ
 ジャンプのスポーツマンガその1。バスケ編。
 解説キャラとしての観客描写のウザさにおいて、抜群の安定感を誇る本作。今回は特にウザかった。


『DOIS SOL』
 ジャンプのスポーツマンガその2。サッカー編。
 スポーツマンガとか関係なく、ペケ2という掲載位置が恐ろしい。新連載組なのに。まだ10話なのに。
 「サッカーマンガはジャンプ読者にウケない」「サッカーをマンガにするのは難しい」とかいう早計な結論はやめて下さいね。たまたま不作なだけです。
 特色もないまま、そんなに盛り上がってないのがマズイんです。しばらく前に『ジャイアント キリング』のアニメ観たけど、超おもしろかったからね。まぁ、おもしろいアニメというか「原作マンガおもしろそうだなぁ」って感じだったけど。サッカーの試合をしっかり描いて、エンタメ作にすることは可能です。


保健室の死神
 あぁーーぁ、ケツだ。『逢魔ヶ刻動物園』が抜けて、ケツレースはどうなるのか楽しみですね。今のところケツ率が高い『保健室の死神』の対抗馬として、サッカーマンガがどのように絡んでくるのか、楽しみでなりません。
 過去編。主人公と悪役の正義の方法の違いを描きたいのはわかるんだけど、どうも盛り上がりが足りないような。というか、ケツという事実ばかりが気になってしまう。これはオレだけか。
 とりあえず、今回の過去編は鈍ちゃんにコスプレをさせたかった、という結論にしておきます。ハデス先生が鈍ちゃんに女を感じていた、というのは意外でした。


投稿コーナー
日本一アウトな始球式決定戦
「年俸2億円を要求」 鼠と象さん
「ファンが一斉に「帰れ」コール。」 御姉々さん
 前者は、どこぞのアイドルちゃんとかが「ハンコ忘れちゃいました」とか言って交渉してる様を連想して吹いた。ワタクシの自爆ですね。後者は、なんかリアルにありそうだったので。実はもの凄く毒づいてるんじゃないかと。実際に思ったことがある、とかだったらサイコーですね。

ヨイショNo.1 お題「ブリーフ」
「検挙に役立つ下着第1位!!」 うぬがやすしさん
 今回のお題はイラストネタの打率が高かったような気がします。みんなブリーフが大好きなんですね。そんなブリーフイラストの中でも一番おもしろかったです。一見ブリーフに見えないのがイイ。「別にトランクスでもいいんじゃね?」とか思ったら負けだ。

 どうでもいいけど、新コーナー「記憶スケッチ」が全然ハマらなかった。おそらく、「渡部陽一」というお題が個人的に好きじゃないからだと思われ。「とりあえずあの人出しときゃ笑うんでしょ?」みたいな扱いがすげぇ嫌い。
 もはや投稿とは関係がない話。


目次コメント
『ワンピース』 「震災前に貰ったファンレターを読んでると東北の住所が気になる。東北にはよくくれる常連のコもいる。無事でまた必ず手紙下さい。」
 このコメントはグッときた。多分、震災後の応援メッセージの中でベスト級。
 てか、ファンレターにも常連とかいるのか。スゴイな。知らない世界だ。

『ブリーチ』 「「ラプンツェル」を観た。主人公がこんなに好みなディズニー映画は初めてかも。」
 「好み」ってのは女として、って意味かな? 人間の女として、という意味なら同意。意訳すると、「ラプたんは俺の嫁」ということですね、わかります。ワタクシも思いました。

黒子のバスケ』 「行動が伴えば善か偽善かはどうでもいいと思いますがお祭騒ぎもどうかと思います」
 HAHAHAHA 冷めてらっしゃる。まぁ、わからないではないが。押しつけとか、強制になっちゃうとイラッとしますね。


 総括。
 やっぱり『逢魔ヶ刻動物園』の不在がデカイ。巻末のお楽しみだったのに。
 それと、サッカーマンガが順調に巻末グループの仲間入り。がんばらないとケツのレギュラーになってしまいますね。新連載組としては、おっぱいドーピングしてる『magico』、寄り道せずにボス戦に突入した『戦国ARMORS』が踏ん張ってるのはよくわかる。『グリム』はわからん。そもそも人気あるのかもわからんし。ギャグ枠は特殊っぽいし。ただ、日常回の『保健室の死神』とかのが全然笑えるとは思います。

 まぁ、そんなんはどうでもよくて。MVPでも決めます。次点から。

エナリ 『銀魂
 まさかのイケメン化をしたエナリくん。「そんな事言ったってしょうがないじゃないか」の破壊力は抜群。
 こんとんじょのいこ!!

キャプテン 『スケットダンス
 熱血!太眉!大食い! あの程度の眉毛で太眉キャラが成立する『スケットダンス』の世界観はかなり好きです。
 無意識的なボケ。青春オーラがおもしろすぎます。作品が違ったら「病魔だ!」って保健室に連れてかれますね。
 白目のキャプ食いの破壊力ですよね。絵面がスゴイ。スイッチの「パン」の説明に対するヒメコの「それっぽい解説キタ!」ってツッコミも好きです。

 んで、今週のMVPは、

小松 『トリコ』
 ご存じ「みんなの嫁」小松たん。多分、現ジャンプのヒロイン勢の中で、「俺の嫁天下一武闘会」を開いたら、優勝できると思います。嫁属性は断トツで強いですし、愛されっぷりもスゴイ。
 そんな小松が、今回は男らしい活躍。トリコとゼブラに指示して操る。ポケモンマスター化。「なんで旅に小松連れてくの?」っていう本作の問題点を見事に解消しててよかったです。来週は小松が死にかけて、嫁っぽさが戻るのかな。