北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年22号)の感想

 合併休み明けのジャンプでございます。
 今週は、『こち亀』の1700回記念だそうな。記念の巻頭カラーなんで、昔のイイ話系なのかと思ったら違いました。

 来週から新連載。一休さんだそうです。読み切り時は、こじつけの謎解きがあんまり好きじゃなかったです。


こち亀
 実弾発射ネタは懐かしいです。春が東京来たのはすげぇ嫌だけど、昔のノリが戻るのは歓迎です。
 しかし、平然と宇宙人。なんかアッサリしすぎ巨大パンダ雑に扱いすぎだろ。謎すぎた。


『ワンピース』
 世界の甲板から。医学生のカヤ。外側から見えないように麦わらの一味の手配書(記事?)のそげキングの部分がナイスです。
 髪切ってかわいくなった元奴隷ちゃんも、恐怖すると例の笑顔になるあたりが不気味でイイです。
 ジンベエの「わしには、みな…脅えておる様に見える」。すべての差別は恐怖心から生まれる、ってなんかの映画で言ってんだよなぁ。忘れちゃった。『ボーリング フォー コロンバイン』だったような気もするが、確信が持てない。
 『ワンピース』特有の「ドン」っていうのはいいけど、タイガー フィッシャーの顔のアップのコマにやられると撃たれたのかと思ったよ。
 タイガー フィッシャーが人間の憎しみに燃えながら死ぬ、ってのはイイですね。ただの善人じゃつまんない。人間への憎悪が理由で死ぬ、イイ死に様だと思います。
 しかし、アーロンと黄猿とか・・・・・・。実力差ありすぎて泣ける。こういうのは強さのインフレの弊害だなぁ。


バクマン。
 サイコー回。一体誰得なんだ・・・・とか思ってしまった。
 なんか、漫画家になって失ったものみたいな描き方されてますけど、サイコーは単純にクラスに馴染めてなかっただけだと思いますよ。シュージンなら絶対クラス会楽しんでたと思う。スキー旅行もあんなに嫌な断り方せずにうまく断ってたと思う。
 サイコーってマンガ以外に関してはダメ人間だと思うんですよ。そういう負のイメージがあるのは魅力なはずなんだけど。それでもサイコーの上から視点しか描かないから、サイコーのこと好きになれないんだと思う。
 そして、マンガの模倣犯が出てきてさぁー大変って展開で次週へ。
 ・・・・・もうこの際せっかくだから、さくらテレビに護送車で突っ込めばいいと思うよ。
 てかさ、この作品の中には少年ジャンプが存在して、過去には『デスノート』という作品も存在しているワケで。そういう世界観なのに『デスノート』との世界観のリンクとかしちゃうとワケわかんなくなっちゃった。まぁ、単なるファンサービスだろうから文句言っても仕方ないけど。
 あの『あしたのジョー』ごっこは超楽しそうでした。


『トリコ』
 レア食品を目の前で喰われて、パワーアップされる。イイ感じの絶望感。ゼブラが仲間になってから負ける気がしてなかっただけに、落差がナイス。
 とりあえず、自然の生物が右ストレート放ってることが一番違和感ですけどね。まぁ、知的な生物だから、って理屈はあるんですけど。
 ゼブラの報酬って「小松の料理」かぁ。体だと思ってたのに。・・・・・まぁ、しかし、よく考えたら「僕のために毎朝味噌汁を作って下さい!」ってのと同じか。ゼブラめ、随分と古風な言い回ししやがるぜ。
 と、思ったら最後にはもっと直接的な展開。N T R ! N T R ! そのうち小松が「ちょっと強引なゼブラさんも素敵かも・・・・」みたくなったらサイコーです。
 ゼブラの中で、「メロウコーラ<今回の報酬(小松)」というのが意外でした。食欲よりも色欲なのか・・・・・(正確にはどちらも食欲)。


銀魂
 定春かわいい。なにあれ、クソ垂らしてる姿があんなにかわいいだなんて、心外だ。
 神楽の女の子ジャンプにはもの凄く違和感。ケータイが手には入って喜んで幼稚化するのはいいけど、神楽って女の子的な作法があるの?


『magico』
 「それはイケイケじゃない 生け贄というんだ」ってバカだろww 笑ってしまった。まさかのあの自称「イケイケ」は伏線だったんですね。・・・・いや、全然うまくないよ。露骨すぎる。
 そんなイケイケガールは昔、親から捨てられたんですね。そしたら、疑似夫婦の主人公たちに出会い、疑似親子の仲間入り、と。
 そしてラスト。魔法の箒を持っての決めゼリフ「ちょっと掃除してくる」 いやぁ・・・・・どうなんだろう・・・・・


『戦国ARMORS』
 ヒロインがまさかの幼女化。
 ・・・・・と思ったら、主人公がまさかのロリコン。いやペドか? なにかがいろいろと間違っている気がする。
 ただ、幼女だけ出しといて不健全な大人の出てこないマンガとかのことを考えると好感が持てるかも。それに、幼女出して人気のドーピングってだけなら、幼女にコーフンする大人ってのは描く必要ないですしね。一応そこらへんもわかっててやってるような気がしました。


べるぜバブ
 先週も思ったんだけど、アランドロンが武器みたいってネタが『サイボーグクロちゃん』のロミオソードみたい。「殺すならいっそひと思いに・・・・」って感じですね。
 ・・・・・ってわかりにくいネタですいません。ジャンプ関係ないです。個人的に好きなだけです。最近アニメ観返してるんで、脳内ブームなだけです。
 殴ると爆発って必殺技は、バカ丸出しで素晴らしいですね。次週の必殺技も楽しみ。てか、主人公が必殺技と呼んでいること自体が本来はおかしい。


読み切り
『超能力者 斉木楠雄のΨ難
 「Ψ」←この悪魔フォークのマーク出すのがめんどくさいです。
 「心の声なんて聞こえちゃって超能力者はツライよ・・・みんなもわかるだろ?」みたいな偉そうなこと言ってますけど、心の中なんて覗きたくねぇよ。裸の方でお願いします。憧れてるのはそっちです。
 ブサイクすぎず、微妙にキモい天使がおもしろかったです。


スケットダンス
 学校に刃物持ってきていいの?というボッスンの泣き言が正論すぎる。会長に取り上げられて然るべき。やはり忍者くんは世界観ブレイカー。
 しかし、主君狙うとか、ボッスンの作戦が悪役すぎる。
 ボッスンのヒメコへの意識の仕方はすげぇ好きです。そういう意味では忍者くんの存在意義はあるのかも。


エニグマ
 今までのパスワードには実は共通点が・・・・・・!!
 ・・・って、ハイジャック事件なんて知らんがな。置いてけぼり感がハンパないです。


『ブリーチ』
 今回のオサレタイトルもよかったです。
 8bitな新キャラ出てきましたけど、こないだ『スコット ピルグリム』観ちゃったし。マンガの中でやられてもねぇ・・・・・って感じ。
 来週は名古屋打ちでもするんでしょうか。てか、アイツはいつの時代のゲームをやっているんだ。愛着のある物じゃないと使えないってのはわかるけど、アイツ若いからあんなピコピコなゲームなかっただろ。


『メルヘン王子グリム』
 主人公の母親はド下ネタ担当ですか。生々しい下ネタに普通にツッコむ小学生の主人公がよくわかりません。小学生だったら気づかないんじゃないかなぁ。
 千利休の「お茶で一番大事なのは 量だ!!!」には爆笑しました。


保健室の死神
 病魔を神と勘違い。あの病魔、少しだけイエスっぽいし。しかも名前マリヤだし。惜しい。まぁ、主人公は死神だしね。今回の事件がいかに大ネタなのがよくわかる。ただ、ハデスはギリシャ神話だけどね。
 んで、マリヤはあの抱えられてる方でしたーって話で過去編終了。病魔の関係で小さいのかな。
 ハデス先生が病魔に侵されるシーンはカッコよかったです。マリヤが侵されるシーンと対比になってるのもイイ。


『DOIS SOL』
 ついにケツに登場。まだ11話だよ! サッカーマンガのせいにしないでね!!
 巨乳キャラっていうのは、劇中のキャラが巨乳ということを認識しているかどうか、ってのは分かれるけど、本作は完全に認識。そしてみんなのリアクションが過剰。『戦国ARMORS』の幼女展開といい、新連載陣はなにかとがんばってますね。
 いとこの「この人…向いてる!!!」には笑っちゃいました。しかし、「いとこって確か付き合ったり出来るんでしょ?」って説明セリフには一体なんの意図があるのかは謎です。そもそもヒロインがいとこってワケわからん。
 パスが得意で女の子が大好きな安藤くんが普段はジャージのチャックで顔を半分隠してるのに、女の子(巨乳)が出てくるとチャックを下ろすって表現は・・・・・やっぱり・・・・アレか・・・・・? 彼は火星人なのか・・・・・?
 ・・・・ナニを言ってるんだオレは。


投稿コーナー
日本一いやな朝礼決定戦
「教頭が「笑え」というカンペを出してくる。」 土屋崇之さん
「校長の話が終わると教頭が「深イイ〜」って言う。」 ホルアクティさん
 校長に媚びへつらう教頭ネタが2つもあったのがなんかハマりました。

同じく、日本一いやな朝礼決定戦
池上彰が校長の横で話をわかりやすく解説してる。」 FALCONさん
ヒーローチェンジ
池上彰ジャー 必殺技を分かりやすく解説してくれる。」 ガラスのハートさん
 2つのコーナーに渡って未だネタになる池上彰の人気に嫉妬。もうテレビでの露出はほとんどなくなってるっていうのに。後者に似たネタがたまたま今週の『べるぜバブ』にもありましたね。ヒーローの必殺技解説。

 ヒーローチェンジのコーナーは「ジャー」の付け方の雑さがツボで全部おもしろかったです。


目次コメント
ぬらりひょんの孫』 「最近仕事中よくアイアンマンの話になる。皆の憧れIM。あんなオッサンになりたい」
 な、なぜ今『アイアンマン』なのか・・・・? 今年は映画ないよ。来年はあるけど。ひょっとしてアニメのことかな? にしてもタイミングおかしい。映画的にもアニメ的にも今は『X-MEN』ですよね。まぁ、たしかにトニー スタークはみんな好きですけど。


 総括です。
 来週からの新連載が気になる次第でございます。あの一休さん、読み切り評判よかったんですね。
 というか、新連載ということは、打ち切りもなければページ数がおかしくなっちゃう。さてどうなるんでしょうかね。今週ついにケツに来たサッカーマンガはさすがにまだ11話だからしばらくは続くだろうけど。『保健室の死神』あたりがやはり怪しいんでしょうかね。『ぬらりひょんの孫』と『めだかボックス』と読んでいなかったことを今猛烈に後悔しております。せっかくの降格争いが全然楽しめない。

 そんなこんなでMVPでも決めます。このコーナーを義務的に続ける必要はあるのか?とかたまに思いますけど、やめ方がわからなくなりました。
 まずは次点。

定春 『銀魂
 ひたすらかわいかったです。道端でウンコしてる飼い犬とか見かけると殺意に近いものが湧きますけど、定春なら許せる。てか、アレは室内。しかもちゃんとキャッチしてる。なによりも、プリプリしてる顔がかわいい。

明智光秀 『戦国ARMORS』
 ただのエロだと思っていたら幼女の方も嗜まれるとは。が、あそこまでコーフンを露わにされると少し怖い。ギャグマンガならまだしも、本作は割と王道路線なのに。

タイガー フィッシャー 『ワンピース』
 マジメに物語的な意味で。あの死に様はすげぇ好きです。『ワンピース』史上屈指の死に様だと思います。そんなに死ぬ人いないけど。 あっ、今回はコアラもよかったです。海賊団と仲良くなった後、楽しげな日常の中にも奴隷の傷跡が垣間見える感じが。

ゼブラ 『トリコ』
 小松への愛が眩しい。小松への強引な求愛がトリコと対照的でよかったです。メロウコーラ編に入ってからトリコの小松への気持ちがあまり描かれてないですけど、コレは振りなんでしょうかね。今後、ゼブラが諦めざるを得ないくらいの思いを見せつけてくれるんでしょうか。楽しみです。小松の「僕のために争わないでぇーっ!」とかあったらどうしよう・・・・・とソワソワしてしまいます。

 そして、今週のベストキャラは、

安藤 『DOIS SOL』
 えぇ、そうですよ。下ネタが好きなだけですよ。ジャージで顔半分隠してるのに、巨乳を見たらジャージを脱ぎ捨てるのがおもしろすぎただけですよ。