北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年34号)の感想

 表紙は『こち亀』。香取慎吾もいます。ジャンプの表紙が実写だと違和感だなぁ。ついでに、背表紙も香取慎吾


こち亀
 回想のイイ話じゃなくて、オッサンたちが懐かしがってるって形がちょっと新鮮に感じました。大人のとんちんかんとは・・・・。
 勝鬨橋っていうのは映画用のエピソードなのかな? 結構な有名エピソードの続編とは豪華だ。
 「勝鬨橋をもう一度上げる」っていう動機付けは弱いけど、オッサンのとんちんかんが奮闘する姿は超イイ。とんちんが大人になってて両さんに呆れながらも付き合ってるのとかサイコーでした。


『ワンピース』
 「占い」のくだりが魚人島の希望になってしまった。まぁ、王国と海賊の関係を考えたら、今回の理屈はなかなかイイかもしれないね。アラバスタ王国の時よりも。
 んで、ようやく、よぉーーやく戦闘開始。楽しみです。圧勝しか想像つかないけど、苦戦するのだろうか。ゾロとタコ侍が見たいよ。他は数ページで「どん」と一撃必殺でいいよ。


『トリコ』
 肝心のスーパーフライ返しが全然見えない。ボス戦までのお楽しみなのでしょうか。


鏡の国の針栖川
 鏡を使ってパンチラ覗くって・・・・・・・ミラーマン!!! ○草教授!!!!
 今回はミラーマン視点のパンチラということで、若干の後ろめたさのあるパンチラですね(・・・・実は違った)。
 パンチラの被害者のセリフがたまたまパンチラの実況になってるシーンがよかったです。無駄に凝ってる。
 ヒロインのパンツを見られることがそこまで危機とは思えない。どうやら主人公的には貞操の危機くらいの感覚なんですね。「俺の大事な里見のパンツがああ」とあるので、主人公にとって、ヒロインのパンツだけは別格のようです。
 そんなヒロインのパンツ。絶妙にパンツは見えないが、柄だけ知らせる。んで、オチで主人公だけパンツを閲覧。ヒロインのパンツはマクガフィン!!(←言ってみたかっただけ)
 てか、オチ酷いな。パンチラを犯人探しのサスペンスにしたあたりはよかっただけに残念。ギャグマンガでも怒るよ、このオチは。


バクマン。
 『鏡の国の〜』からカラーページを挟んでまたパンチラの話。
 パンチラに嫌悪感を露わにするカヤちゃんがステキだ。別に少年ジャンプに掲載されるようなエロは求めてないけど、ジャンプ全体を考えると、お色気マンガがある方がバランスがいいと思います。真面目に擁護してみました。
 いつぞやの新井先生がクビだぁぁぁーーっ。そしてリベンジだぁぁーっ。
 マスクの吉田氏。中井への嫌悪感を隠さないあたりがイイぜ。平丸の「吉田氏に騙されていれば間違いない それは僕が保証する」というセリフが重い。こんな関係性なかなかないよ。吉田氏は中井も操る方向だけど、平丸との関係性まで深まるのか、気になるところです。そのうち、平丸が嫉妬する、みたいな展開が来たら、考えるだけで鼻息が荒くなるな!!
 「少し「シンジツの教室」に似てる気もしますが…」というセリフから、やはり七峰のカムバックかと思ったんだけど、その後、「七峰くんみたいにいけると思ったら自滅」というセリフで七峰の名前を出しているので違うかも。
 オッサン作家導入に編集部が疑問を感じるのはわかるが、作家である福田がどうこう言うのは謎。関係ないじゃん。新妻の時もだけど、他の作家のことってそんな興味ないでしょ、普通。なんで、作家がそこまでジャンプ全体のこと考えてんの?


『ST&RS』
 月でのロボットを遠隔操作するのか。月の疑似体験じゃないのな。こないだ『トランスフォーマー3』で月面映像をたくさん見たのでオラ、ワクワクすっぞ。
 慣れたところで月って走れんの? ピョンピョン歩行しかできないイメージだけど。
 キャタピラガールww やべぇ、なにあの絵。超おもしろい。
 主人公に対して「絶対に将棋崩しが得意だ」 という決めゼリフ。全然カッコよくないよ!


べるぜバブ
 なにも考えてない考える人、笑った。花澤は実は名キャラ・・・・・・かもしれない。
 メガネ、三つ編み、水着、という新しい敵キャラはどーでもいいんだけど。巨大な化け物と美少女という絵はかなり好きです。美女と野獣ってイイよね。野獣に翻弄される美女もいいけど、野獣を操ってる美女ってのもイイよね。


読み切り
『ツキミのソバ』
 おいしそうなタイトルですね(←触れずにはいられなかった)。ツキミちゃんというウサギの格好した女の子、ってのはわかるけど、蕎麦屋って設定の意味がわからなかったです。タイトル先行で考えたのか?
 小さい子に「ご主人さま」と呼ばれる。一応変態扱いする通りすがりも描かれる。作者は一応わかって描いてるんですよ。作者は自覚した変態だね。女子高生も好き、幼女も好き、強い女も好きで守られたい、それぞれ矛盾した情熱を作品に昇華させる、マンガ家ってステキな職業ですね。よっ 変態!!
 昔、学校で飼われていたウサギなので「ご主人さま」。月のウサギかと思ったら、ホントのウサギが人間化だった。ウサギって性欲強くて1年中発情期なんだよな。けしからんのぉ。
 頭脳(心)は幼女、身体は女子高生、アホみてぇな設定でアッパレ。
 女子高生よりも、着ぐるみ幼女よりも、「戦姫」時代が一番かわいいと思いますよ。ただ、戦の格好じゃあない。全然強そうじゃないのは問題だけど。描いてる人としては「強い女」設定がわかってるだろうけど、読んでる身としては「強い女」萌えしないよ。
 急なバトル展開と、主人公の初恋の人が実は・・・・ってのが余計だったような気も。それと、クラスの美少女が出番の割には空気すぎる。キャラがないじゃん。一応選択肢の1つなんだからねぇ。
 前半の主人公の棚ボタリアクション芸は嫌いじゃなかったです。主人公は女子高生姿だけ好きなままのがよかった気もするけどね。「戦姫」状態もアリなら、元の姿にする方法を模索しちゃうと思うんだが。
 まぁ、おもしろかったと思いますよ。連載になったら、バトル色が強くなりそうだけど。そしたらつまらなそう。『らんま1/2』みたいなラブコメバトル展開になるのは強いのヒロインだけだし。そうなったら、「強い女に守ってもらう」展開も期待できないし。
 (大暴れしすぎたケンカ大好きな神が、神界を追放され、力を奪われ、人間界で恋に落ちるって、『マイティ ソー』だよね。よし、美少女とかどうでもいいんで、性別逆転してガチムチ主演で実写化して下さい。まぁ、定番の物語ってのはわかってるけど。ただ、『ソー』みたいに元の姿に戻る変身シーンでもっとカタルシスが欲しかったですな)


スケットダンス
 1ページ目のヒメコめっちゃかわいい。
 サイクロップスみたいなバイザーしてる理事長、実際に呼ばれてた。目からビームは?
 ていうか、ボッスンとヒメコは理事長と梅子の恋模様を見て、互いに意識しちゃうみたいな繊細さはないんかい。期待しちゃったよ。


エニグマ
 みんなの願いが叶う。
 水沢アルが男っぽくて残念だ。


『ブリーチ』
 ペケ3。
 懐かしの人が出てきて、新しい仲間だと思った人が敵でした。なんか肝心のとこがグチャグチャァってなってなにがどうなってんだがわからなかったです。


『magico』
 ペケ2。好調だと思われていた若手もついに降格圏内へ。これからエロドーピングが増えるのではないでしょうか。主人公の鼻血設定が久々に活かされますね。
 敵の過去編。実は4兄弟で四男と悲しい運命をたどって死んだので、世界征服に燃えてます。けど、こないだ、次男と三男殺してました。


『奇怪噺 花咲一休』
 2週連続のケツ。
 主人公が天狗ガールの扱い方に慣れてる描写がよかったです。あの2人のコンビは結構好きなんだけどなぁ。
 巨大モンスターをハントする話になりそうだけど、大丈夫? とんちあるの?


投稿コーナー
ヒーローチェンジ

ミロのヴィーナスジャー。ロケットパンチを出してよく腕を無くす。
(しゅうさん)

 腕がないのはくびれを強調するためじゃなかったんですねぇ〜。

プロジェクトA(アホ)

アホ世界陸上100m走。お尻を出した子一等賞。
(ラミレスさん)

 「お尻」に気を取られがちだけど、「一等賞」って言葉もツボです。夕焼け小焼けでまた明日、また明日。


 総括です。
 『ハンターハンター』が次号から。ついに、ですね。そんで、単行本の告知ページに秋にアニメ化、というニュースが書いてあるんですが、ものっそい小さいです。ジャンプ読む前から知ってたからいいんだけど、今週気づかなかった人がいてもおかしくないレベル。

 ということで、今週はやります、MVPキャラのコーナー。次点から、

吉田氏 『バクマン。
 とりあえず、出てきれくれればそれでいいキャラ。中井のピザにマスクで対応。中井もうまく扱いそうだけど、もうちょっと三角関係で手こずってくれると尚良しです。

水沢アル 『エニグマ
 前から気になってた水沢アルの性別問題。生身で主人公と会ってしまったからには、「実は女の子だったのかー」って展開は期待できないかもしれない。水沢アルの性別問題がひと段落してしまった、ということで。

邦枝 『べるぜバブ
 巨大モンスターを従える美少女、というラストの絵が好きだっただけです。てか、邦枝の名前ってなんだっけ?

マルカ 『ST&RS』
 キャタピラガール!! クソ笑った。ていうか、今回の試験で機械のパーツを選べる、って設定すげぇおもしろそうなのに本編で全然使われないのな! キャタピラだけだよ。

 ということで、今週のMVPは、

とんちんかん 『こち亀
 大人のとんちんかん。ついでに勝鬨橋の純くんまで出てきた今回は、なかなか。いつもの回想編ってあまり好きじゃないんだけど、「あの回想は今」って感じが素晴らしかったです。こんなに魅力的な両さんは久しぶりだったよ。とんもちんもサイコーでした。
 当然、今週のベスト作品も『こち亀』ですね。今回のは、実写映画に合わせたエピソードだと思うんだけど、映画は観に行かないと思います。