北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

テレビドラマ『荒川アンダー ザ ブリッジ』(7話)の感想

 日本代表ウズベキスタンに引き分けちゃいましたね。やはり試合開始早々の失点が痛かったです。

 はい、関係ない。ちょうど放送が直後だっただけですよー。

 7話。
 前回の予告通り、洗濯の話からです。
 冒頭、鉄人兄弟、ビリー、ラストサムライの4人がやはらカッコつけて、歩いているシーンから始まる。すると、4人は頭に手をかけ、それぞれのかぶり物を取っていく。んで、リクがツッコむ。
 まぁ、今更原作と違うからどーたらって言う気はありませんよ。村長と星以外はみんなかぶってるだけだからね、実写映像だと脱いでもなんの驚きもないですよ。
 それを見ていた村長&星が「脱げるもんがある人はいいねぇ〜」 って、この線引きはなんなんだ。原作だと星は脱ぐぞ。(←原作がどーたら言っちゃった)

 Aパート。「洗濯」。

 7話にきて、ついになんの内容もない話がきました。洗濯をしていたら、星がリクに泡を投げつけ、ケンカになり、住民たちが泡の投げ合いを楽しそうにしてるのが情緒深げに描かれるだけ。
 おしまい。
 なんだったんだ。究極的な日常描写ということなのでしょうか。ワケわからん。まぁ、なんとなーく楽しそうでしたね。

 Bパート。「選択」。
 Aパートのサブタイトルと同音異義語になってるよ。ワースゲーオッサレー。

 前半は、リクと村長の2人だけの話。なにやら重要げな話を延々としてる。
 まぁ、見応えはないですよ。話すだけだから。画面見なくても支障ない。

 リクが村長に、「どうしたらここから立ち退いてもらえますか? 条件を言って下さい」「なぜみんなここで暮らすことにこだわるんですか?」「工事の許可はおりてるんです」「七夕には着工するんですよ」と、急に河川敷の外の人っぽいことを言い出す。リクはもう河川敷の住人として自他共に認めてるんだと思ってたわ。
 てか、1話の時の工事計画、忘れてた。あったね、そういや。実写版ではリクが工事をやるんだったね。そうでした。
 まぁ、ここで、またもや「七夕に着工」と、タイムリミットを強調。先週もあったから2週連続ですね。金星移住と着工日が重なっちゃいましたね。

 その後、集会a.k.a.クッキー配布の時間。シスターがみんなに餌付け。
 その帰り、P子がさりげなく村長と2人きりに。「ねぇ、村長。よかったら今度デートしない?」 ニノからデートの話を聞いたので触発されたのであろう。すると、「うん全然いいよ」 と素っ気なさレベル100の返答。それでも歓喜のP子。遠くから見てるラストサムライ。「拙者が協力するでござるよ」

 「few days later」(原文ママ)

 ↑って、「a」が抜けてるぞコノヤロー!! 中学レベルの英語!!!
 (こういう細かいことを突っついて自己満足にふける自分が大嫌いです。こまけーこたぁいいんだよ。)

 デートに向けて、オサレするP子。手伝うラストサムライ。P子が好きなのにP子の恋を応援しちゃうラスティーかわゆいですねぇ。
 ラ「当たって砕けろでござるよ」 P「もし 砕けたら?」 ラ「・・・・拙者が拾い集めるでござる」
 クゥゥゥ――――ッ。甘酸ですなぁ。嫌いじゃないよ嫌いじゃないよー。ラスティー積極的すぎて気持ちがバレちゃうよーー。
 そして、トドメ。別れ際にP子が「村長のカノジョになってくるね〜」
 切ないじゃねぇかコノヤロー! 嫌いじゃない!!

 Cパート。「告白」。
 センタク、センタク、コクハク、韻踏んじゃってるね。よっ、あんまうまくないよ。

 まぁ、当然、P子撃沈。やさぐれモード突入です。
 つまり、このCパートで描かれる「告白」というのはP子→村長 のことではない、とわかるワケですね。いいよいいよー。

 P子のやさぐれ。原作(アニメはないかな?)だと、そのやさぐれっぷりに笑えるんだけど、実写でやられると笑えない。これは貶してるんじゃなくて、笑いにしようとしてないんだと思います。多分。
 あのやさぐれを実写でやられると、P子のめんどくささが際立った印象。

 ちなみに、この話では、リク&星が近くで様子を見ていて実況解説してます。仲よすぎて見てて楽しいです。「オイ、ござるが取れたぞ」「「拙者もなくなったぁーーっ!!」」のトコとかおもしろかったです。吹いた。やはり、星イイ。

 やさぐれすぎて、カカシになるP子。なにもすることが出来ず、隣で一緒にカカシになるラストサムライ
 P子「そんなことされても私の気持ちは変わらない」
 って、えっ? P子はラストサムライの気持ちに気づいているのか・・・・・・。ちょっとP子のヤなヤツ感が高まってきましたね。

 まぁ、よく考えたら、実写のP子は三十路の身体をしてるワケで、原作、アニメみたいな幼児体型でないのだから、たしかにこの方が自然なのかもしれない。
 しかし、そうなると、イノセント感がほぼない村長がどう立ち振る舞ってたのかが非常に気になる。描かれないけど。原作やアニメだとイノセントボーイっぽさがあるので、ニブチンでP子の気持ちに気づかない、っていうのが違和感ないけど。毎話冒頭でストーリーテラーぶる(≒メタ的視点を持ってる≒周りがよく見えてる)ような実写村長だとP子の気持ちに気づいてない、ってのは少々無理があるんじゃないのか?
 となると、話が全然変わってくるのだけども。どうだったのでしょうか。スーパー気になります。P子の撃沈過程が。

 まぁ、本編としては、いつまでも無言のままカカシになり続けるP子とラスティー。
 ラスティーの想いが通じ、P子が 「バカじゃない」「(いつまでもそんな格好してたら)私は誰に抱きしめてもらえばいいの?」 と。

 うわっ、なにこのドラマ!!とか思ってたら星&リクが、「エエエェェッッ!!」「これ、ホントに荒川?」ってツッコんでくれたりして。すっかり手のひらで遊ばれるワタクシ。
 この真剣な恋愛展開に照れ隠し的な茶化しツッコミを入れるあたりは嫌いじゃないです。観ててちょっと照れたタイミングだったので個人的にはすごくよかった。

 んで、ハッピーエンドかと見せかけて、次の日には、P子は村長に再びラブずっきゅん。ラストサムライに「拙者」と「ござる」が復活して、次回予告。
 まぁ、アナザーストーリー的に考えるならば、大変感慨深い物語でしたよ。P子×ラスティー のハッピーエンド風景も見たかったトコですよ。(同人誌的な楽しみ方だけど)

 予告後の「また来週〜」の部分で、鉄人兄弟の片割れの素顔がモロ出。本話冒頭では正面のカットがなかったので、おそらく初の顔出し。まぁ、ここは本編とは言えないけど。

 今回は、村長の出番が比較的多かったんだけど。いつも画面に1人だけなんだよね。「えっ 別撮り?」とか邪推してしまうのはワタクシだけだろうか。なんかモヤモヤが消えないんだよなぁ、村長関連は。

 あと、シロさんの影が激薄。常に「いるだけ」。個性がないぞ。大丈夫ですか。
 ビリーは原作やアニメでも孤高の存在でたまにしか出てこないから違和感ない。
 原作、アニメとの温度差で言うと、シスター。城田優が実はキャラ弱い。住民がみんな映ってるシーンとかで、シスターは見た目のインパクトが強いはずなのにモブ臭がする。
 シロさんとシスターが今後、不安要素ですね。あと村長。(荒川河川敷再開発も)