北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

映画『人生はビギナーズ』の感想


「ビギナー」じゃなくて「ビギナーズ」なのがイイですね


 クリストファー プラマーがオスカー助演男優賞に輝いた作品でございます。ちなみに、ワタクシが本作を観たのは2/27受賞式当日です。プラマーがオスカー像を掲げたその瞬間、シャンテで映画観てました。取ってくれてよかったです。

 ただ、個人的には上映中止という事故に遭遇したというインパクトが強すぎて、映画本編への印象が弱まってしまった感じです。映画は悪くない。シャンテが悪いんや。
 以前に上映中止の詳細についてウダウダと書いたので、よろしければどうぞ。正直、「映画館体験」としては異質すぎるので、おそらく一生単位で忘れがたいイベントでした。

『人生はビギナーズ』が観れませんでした - 北区の帰宅部

 前回はジーサンの客が多かったのに、今回は若い女性客が多かったです。同じ劇場で同じ曜日なのになんでだろう。


 あらすじ
母が亡くなったと思ったら父親がゲイだとカミングアウト
父の死語、主人公はある女性に出会う

 落ち着いた映画なんですが、何気に時間軸がグチャグチャでして、結構混乱するコトも多かったです。パッと見じゃどちらの時間軸なのかがわからないんですよね。ジーサンが生きてるか否か、ヒロインが出てくるか否かで判断することが多いから、主人公が1人だけのシーンだと「これどっち?」ってなる。意図的なんでしょうね。主人公の気持ちの整理が付いてないという描写なんでしょう。

 オスカー受賞のクリストファー プラマー。メチャクチャ魅力的なジーサンでしたね。まぁ、「ゲイ演じりゃオスカー取れんじゃねぇか」って斜に構えたくもなるんですけどね。ノンケの人がゲイを演じることを評価するってのがちょっと個人的にしっくり来ないです。まぁ、そんな考えも吹っ飛ぶくらいに魅力的なキャラでしたよ。
 ゲイとカミングアウトして人生を謳歌してる感じが見るだけで伝わってくる。とにかくメチャクチャ楽しそうなんですよね。笑顔が本当にチャーミング。
 恋人との接し方が本当にかわいくて。病室に恋人がやってきて、「ア〜ンディ〜!!」って言うトコとかマジかわいい。
 闘病描写ってのは量としては少ないものの、印象強く描かれていて、夜の病室での主人公が手に負えてない感じとか、見てて介護ノイローゼになりそうでした。ひ弱ですね。

 そんな恋人のアンディー。年が離れすぎてるので、「悪いヤツなんじゃないか?」とか最初は思ったんですけど、例の「ア〜ンディ〜!!」のシーンでそんな疑念が吹っ飛びました。アンディーも本当に幸せそうな顔するんですよ。
 主人公との対峙シーンの居心地の悪さとかもサイコーでしたね。どっちが悪いことしたワケでもないんだけど、ものすごくばつが悪い。その2人を無邪気な犬が橋渡しする感じとかマジサイコー。

 んで、そんな犬。ジャックラッセルテリアのアーサー。ちょ〜かわいいよ〜!!!! なんだあれっ!! この世のものとは思えん。
 一口にかわいいと言ってもですね、見た目の問題じゃないんですよ。もちろん見た目もかわいいんだけど、そこじゃない。演技してるんですよね。飼い主の目をジーッと見つめちゃってさ。そんなに見るな! 目が離せなくなる!!
 マジでさ、あれユアン マクレガーの飼い犬なんじゃねぇの?って疑うレベル。さては、これもアンディー サーキスが演じてるな。

 別の意味でかわいかったのがヒロイン。演じるはメラニー ロラン。『イングロリアス バスターズ』のショシャナでお馴染みの『イングロ』では赤ドレスがあまりに美しくてヤラれてしまったんですが、本作でも赤い衣装が印象的でした。
 『オーケストラ!』は観たことないんですが、評判良さそうなので観てみたいです。あとは、女殺し屋というヨダレの出る設定の『ラスト アサシン』ね。ヌードもあるとか聞いてるので、そういう意味でも興味ありますね。ただ、本作でも脱いでましたよ。「見えた!? 見えてない!?」って感じでしたが。完全にもてあそばれました。
 本作でのメラニー ロランはちょっと不思議ちゃんの気がありまして。初登場時がコスプレ(+男装)、そして筆談プレイと非日常的な魅力がヤバイです。ホレるわっ!!!
 まぁ、嫌いは人はいそうですけどね、ああいうの。ワタクシも現実でいたらどうかはわからないです。まっ、フィクションだからね、メラニー ロランだし。

 最後になりました、主人公のユアン マクレガー。繊細青年でした。終始憂いを帯びてました。フォースのない&アナキンに会ってないオビワン。クライ ガン ジンが死ぬ直前にゲイをカミングアウトした感じ。(『スターウォーズEP1』楽しみです)
 主演ながら助演陣の魅力を際立たせる感じでしたね。ユアン マクレガーがあれだけ静かだから楽しそうなジーサン、不思議ちゃんなヒロインが引き立つんだと思います。なによりも、犬と心の対話(ってか会話)をするシーンがあんなにも魅力的になるんですよ。あの夜の公園のシーンとかもうっ。アーサーかわいいよアーサー。お話聞いておくれ。
 ・・・・ちょっとジャックラッセルテリア買ってくる。


 そんなこんなで、キャラ萌えな映画だったんじゃないでしょうかね。キャラ萌えであり、役者萌えでもあります。ジーサン萌え映画であり、男装女子萌え映画であり、なによりも、犬!!!
 70点。