『プチプチたんたんプチたんたん』
マガジンSPECIAL (スペシャル) 2012年 5/5号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 雑誌
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- 作者: 氏家ト全,週刊少年マガジン編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/17
- メディア: コミック
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タイトルが長すぎます。なので、暫定の略称として「プチたん」を使わせていただきます。目次コメントで担当が使っているので。しかし、『生徒会役員共』のテレビアニメが放送時に、「SYD」という略称を提唱したのに、氏家ト全はそれを黙殺した過去があるので、現状で「プチたん」の上にあぐらかくのは避けた方が賢明かもしれませんね。
『プチたん』の基本情報として、以前に月刊少年シリウスに読み切り掲載された『ハナとプチ』が雛形であるのは間違いないでしょう。『ハナプチ』(←1文字でも略すぜ)は『生徒会役員共&オールキャラクターズ』に収録されてます。
『プチたん』が『ハナプチ』から変わったことは結構多くて、メイン3人組の1人が別人、寮母が別人などなど。細かい設定の部分ですと、『ハナプチ』が雛菊女子高校のきくもじ荘だったのに対し、『プチたん』では陽汝学園のあまてら荘になってます。学校名を変えるのはかなり意外ですね。おそらく今後、氏家ト全の他作品との繋がりが示唆されるであろうことを踏まえたら、『ハナプチ』はなかったことにするつもりなのでしょうか。それと、学校名が変わったということで、制服も変わってます。『プチたん』の本編ではまだ制服は出てきませんが。個人的に『ハナプチ』時の制服が好みだったので惜しいところではあります。今までと違う形の制服を描きたかった、というのが理由でしょうかね。
さて、本編。初回から2話掲載と景気がイイです。ありがたい。マガジンの方で『生徒会役員共』休載したのも納得。
1ページ目を開くとビックリ。4コマじゃないじゃーん。『ハナプチ』は4コマだったのに、『プチたん』はショートギャグとは。個人的にこれはうれしい。『生徒会役員共』との差別化の意味が強いんでしょうかね。
また、4コマでないことも関係してるんでしょうが、背景がスゴイ。『生徒会役員共』とは比べものにならないです。モブキャラも超多いし。こりゃ、マガジンで『生徒会役員共』を休載するのも納得(2度目)。
1話なんで、大した判断は出来ませんよ。過去の作品読んでも、基本的に1話は空気が掴めず困惑するものです。
なので、新キャラなどを把握していけばいいんじゃないでしょうかね。『ハナプチ』の時も思ったけど、ハナはかわいいなぁ。今までにいそうでいなかったラインのキャラだと思います。
・・・・・なんて思ってたら、女湯展開!!!
これは単行本収録時には湯煙が消えてビーチクが見えるパターンだぜー!・・・なんて思うワケないでしょ。
「最終回以外でパンチラ以上の描写はしない」なんてジンクスを思ってたらいきなり壊してきやがった。マジかあぁ・・・・。初回からいきなり衝撃の展開すぎます。
まぁ、照れ隠しなのかわからないのが「スチームガード」。「スチームガード」って自ら触れることで湯煙自体をギャグにしてるんですが・・・・「スチームガード」って言葉はおもしろいんだけど・・・・・正直それどころじゃない衝撃でした。それと、不思議とエロくないっていうね。
犬。「男子禁制の女性寮に1匹の雄が」というのが本作の設定です。『プチたん』本編ではまだ名前が明らかになってませんが、まぁ、さすがに「プチ」で確定でしょう。そんな「プチ」、『ハナプチ』の時は柴犬っぽかったのに対し、『プチたん』ではダルメシアンと名言されてます。過去の氏家ト全作品に出てきた動物(キンタマ ボア プチ)と比べて明らかに一線を画す存在感ですね。
「プチ」の変更点は犬種だけではなくて、『ハナプチ』の時のプチは割といじられキャラだったのに対し、『プチたん』のプチは自ら下ネタをぶっこむこともあります。ぬいぐるみにバック決め込むヤツ笑ってしまいました。プチ的にはこの変更が最大なのではないでしょうかね。
あと、特別気になったところというと、2話冒頭での「ナレーションおつ」という山田コンスタンツの発言。こういうメタ視点はちょっとめずらしい印象ですね。まぁ、今までにもないことはないんですが、2話でいきなりということで少し面食らいました。
まぁ、あと気になるのは今後の展開ですね。扉絵で発表された陽汝学園の制服を着る展開はあるんでしょうかね。てか、連載となるならば学園を舞台にした話とかも出てくるんでしょうか。舞台が女子寮限定というのは考えづらいんですが。
『プチたん』の感想はとりあえずこんな感じで。しばらくは、本作の略称、そして犬の名前、そして女湯的な展開、この3つが気になる感じなんじゃないでしょうかね。
『生徒会役員共』人気キャラ投票
続きましてー、先日の少年マガジンで発表された『生徒会役員共』のキャラ人気投票の結果について。
いつ応募を呼びかけてたのかがわからないんでアレですが、とりあえず一番驚いたのが、「出島たけぇなオイ!!!!」っていうね。生徒会役員&コトミに次ぐ6位とは。応募の直前に出島ハッスル回でもあったんじゃないかと疑いたくなる程の人気。別に嫌いなキャラってワケじゃないですが、こんなに人気あったとは・・・アニメで優遇されてたキャラってワケでもないし・・・不思議。
あとは、魚見さんが意外と低かったですね。今回の人気投票の最大の関心事だと思っていたんですが、登場頻度で言えば出島サヤカと同程度かそれ以上だと思うんですが、7位とは。それにコトミのハーフスコアってのも意外ですね。出番の多さが重視された結果なのでしょうか。
あとは、フラグ立ちたてホヤホヤの9位五十嵐カエデはフラグ以前の結果なのかな。まぁ、以前からフラグ立ちそうな予兆(フラグのフラグ)はありましたからそんなに影響ないかな。
意外なのは畑ランコが11位というトコ。低いね。アニメの方でハッスルしたのは無関係ということですかね。アニメ関係なくとも、役はかなり多い方だと思うんですけどねぇ・・・・。タカトシにデレないと人気は出にくいんでしょうか。
個人的に残念なのは12位の時さんですかねぇ。がんばっていただきたいところです。役が少ないから仕方ないっちゃないんですが。12位トッキーと8位ムツミは個人的にもっと出番が欲しいところですね。出番があれば、人気だって上がるはずなんや! トッキーにフラグが立てばドーピング的に人気上がるかもしれませんね。トッキーにフラグが立てば、vsムツミなんて展開もできますし。コトミが勝手に対抗意識燃やす、なんてのも見えますね。コトミとトッキーの絡みはもっと見たいです。
『生徒会役員共』OVA第三弾
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: Blu-ray
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開始と同時に登場するのは天草シノなのだけど、オープニング曲の直前には津田家でのタカ兄&コトミの絡み。朝食中にコトミが突然「騎乗位」。
前回のOVAのネタじゃないか。憎いことしてくれるじゃないかコノヤロー。アニメオリジナルの要素でこういう小技入れるとは。
小さいことですが、オープニング曲時の映像にはそろそろ魚見さんを入れてもいいと思うんですが、どうでしょうか。面倒なのはわかりますが。柳本ケンジや轟ネネがいるのにウオミー不在、というのは結構な違和感でございます。どうかなにとぞ。
早口すぎて苦情が多いらしい横島ナルコ。「試しにこれを読んでみて下さい」ということで取り出したるは小説(多分)の「いたいけな少女」。表紙には茶髪の少女。横島先生が「いたいけな処女」と言ってしまうというネタなワケですが、気になるのはそこじゃない。
本の表紙の少女。「か、叶ミホがアニメ化!!・・・・ん? 叶ミホか??」って感じ。叶ミホってあんなでしたっけ。いまいち盛り上がりきれなかった次第です。
『妹は思春期』で「いたいけな○○」というネタでお馴染みだった叶ミホ。『妹は思春期』勢初のアニメ化かと鼻息を荒くしてたら、いまいちピンとこなかったのが非常に残念。こういうとこはアニメオリジナルでもっと膨らましてもいいんじゃないでしょうか。
あとは、柔道部の合宿ネタ。合宿と言っても学校だけど。連載や単行本では別々の時期に行われていた柔道部ネタを一ヶ所にまとめるというアイディアはお見事だったと思います。
しかも、その日に萩村スズの髪型チャンジを持ってくることで、長時間に渡って髪型チャンジをさせるという技も素晴らしいですね。
まぁ、問題は柔道部員の着替えシーンが差し込まれたことでしょうかねぇ。需要あんのあれ? 前回のOVAの水泳大会でもあったけど。下着とか映さなくていいよ。別に見たくないから、っていうか氏家ト全作品だから。相変わらずわかってるんだかわかってないんだか謎です。
その他のアニメオリジナルネタでいうと、草むしり時の天草シノの陰毛ネタが秀逸でしたね。タカトシの「ボーボーだな」 「このくらい処理しとけよな」 といったセリフにシノがいちいちリアクションを取るというネタは「原作にあったっけ?」と考えてしまう程に自然なネタでした。てか、逆輸入しても問題ないクオリティーでしたね。やはり陰毛は正義だな。
そんなこんなで今回のメインイベントである魚見さん登場。
夏休みの話をしてたのに「時は戻って春」と不自然極まりない展開を迎えるワケですが、これは当然原作のウオミー初登場回が春だったことに原因だと思います。「時は進んで」ではなく、「時は戻って」というのはサザエさん時空の罠。夏から春に時が進んじゃったらシノたち卒業しちゃいますからね。何度だって春は来るし、いつまで経っても1年の生徒会役員は取らないのである。
魚見さんの見た目に関しては、原作を読む限りでは構造がわかりにくかった髪型がわかりやすくなってたのが個人的にツボでした。
あとは、原作同様に「英稜高校」という単語を出してファン心をくすぐるワケですが、原作以上に英稜ネタはなかったですね。残念残念。
エンディング曲後に駅前でのシノとウオミーの会合。電話番号交換のエピソードをアニメオリジナルで補完してくれるのは非常に気が利いてる。ただ、原作だと「駅前」という概念がないので、戸惑いはないとは言えない。タカトシが電車通学するのはアニメだけだし。そもそも駅なんて出ねぇし。
まぁ、ともあれ、アドレスが非常に思春期全開で・・・・というネタ自体は違和感がない出来だったと思います。これはいいアウトロ。
ということで、非常に満足なOVAだったと思いますよ。ただし着替えシーン、てめぇはダメだ。
『生徒会役員共』ニコ動一挙放送
最後に、ニコニコ動画で一挙放送。4/30の5時からやるそうですよー。OVA分はなし。トッキー、ウオミー、ミサキもなし。トリプルブッキングは見れますけどねー。
時間があって、パソコン開いてたら観ると思います。逆に言うとその程度。
モザイクはなしでしょうかね? 初見でいきなり轟ネネのバイブコレクションはパンチ利きすぎだと思います。阿鼻叫喚必至。
と、長くなってしまいましたね。全部読んで下さった人がいるとしたら、大変ありがたいです。ありがとうございます。
追記
ニコニコ生放送終わりました。最初と最後を観ました。合わせて1/3くらいかな。いわゆるソフトに収録されてる思春期バージョン、モザイク&ピー音(すべてではない)という形での放送でした。つまりは、全13話オープニング曲が流れる度に轟ネネのバイブがモザなしで映し出されるワケで、初見の人の顔が見たいです。阿鼻叫喚コメントも見れたので満足です。
アニメ全体の感想としては以前にも書いたんですが、改めて思ったのが「アニメのオリジナルパートくそつまんねええぇぇぇぇぇぇ!!!」っていう。本当に酷いですね。メタ構造のギャグとか制作スタッフのオナニーだろ。あと、直接的なエロ描写はやめてほしいですね、マジで。風呂シーンとかやり過ぎだし、シノが奈良の鹿に腰振られるトコは2つの意味でレイプですね。今思うと、OVAはどれも高水準な出来だったんだなぁ・・・・と。
あとは、畑ランコの活躍は目を見張るものがありましたね。アニメ制作スタッフに最も愛された女ですね。なのに人気キャラ投票では低順位だったのはなぜなんだ・・・・・・。
ニコ生ということで新鮮な要素としては鑑賞者のコメントなワケでして。なにより意外だったのが、アニメオリジナルパートのギャグに対して好意的なコメントがそこそこあったことですね。えっ、あれおもしろかったの!? ちょっと信じられないなぁ。エロ描写に拒絶反応を示すのは原作ファンだけでしょうが、アニメオリジナルのギャグは誰が観てもクソだと信じてたんですが、そうでもないようですね。絶望です。
あとコメントに関してですと、多かったのが声優関連のネタ。シノやアリアの中の人が『けいおん!』と共通してるらしいですね。あとは、五十嵐カエデが登場する度に律儀に「QB」とコメントしてる人が絶えなかったのは笑った。カエデはあんまりキュゥべえっぽくないと思うんですけどね。まぁ、「OVAにはほむらちゃんが出るよー」と言っておきたい。
コメントを見た印象ですが、原作ファンはあまり多くないんじゃないでしょうか。トリプルブッキング関連のネタや英稜高校という単語に反応してる人がいなかった気がするんですが。正月のシーンで「あけ、おめこ、とよろ」も見ませんでしたし。まぁ、わざわざニコ生で観ようって原作ファンは少ないのかもしれませんね。
まぁ、楽しい経験でしたよ。よかったよかった。二期もしくは氏家ト全の別作品よろしくお願いします。
さらに追記
『プチたん』感想の続き。