北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年35号)の感想

 世間はオリンピックムード一色ですね。開会式があまりにおもしろかったので、それまで「オリンピックっていつから始まんの?」って斜に構えてたのが恥ずかしく思いました。
 まぁ、オリンピックですよ。夏季五輪とジャンプと言えばあの男の登場なワケですね。347ページに急げ。

先週の感想

 表紙&巻頭カラーは『ナルト』。そして、金未来杯が始まります。それぞれお気に入りを探すのも楽しいんじゃないでしょうか。

『ワンピース』

 扉絵連載。やっぱりヌマヌマ。相も変わらずエロいですね。この絵が描きたくて扉絵連載決めたんじゃねぇかって気がしてきました。設定上突っ込んだ話になるんですが、沼化した身体の感覚ってのは残ってるもんなんでしょうか? 人魚にまとわりつくあの部分の感覚はあるんでしょうか?・・・・ヌマヌマの実下さい。
 今週も元気だ、ドラッグ描写。いよいよ幻覚です。しかも、全員ヤクを欲しがらず、1人だけ理性を取り戻しかけてるというのでトラウマ度アップです。いいぞもっとやれ。『ワンピース』に限りませんが、こういう描写見つけて「あんなもん描くのは不健全だ」とか言う人いますけど、臭いものに蓋せず、真っ正面から描くのは非常に健全だと思いますね。トラウマになればいいんですよ。ドラッグやらずにドラッグがトラウマになるなんてこんなに素晴らしいことはないです。ただ、ケリの付け方は非常に難しいですね。それらへんが期待と同時に不安です。
 サンジの体は頑丈。「頑丈な体」って表現すげぇおもしろい。なにそれ。鍛えると頑丈になるとか初めて聞きました。
 ローさん最新情報。ローさんは契約で心臓をシーザーに預けてる。ちょっと意外。そこまでする必要あったのか、っていう。「ローは実は心臓病」って説を聞いたことがあって、個人的に結構好きでした。残念だー。てか、ヴェルゴが強いのかさっぱりわからなくなってしまいましたね。そして、シーザーはローに対して「おれより強い」と感じている。このパワーバランスも意外。シーザーに負けたルフィはローよりも弱いということになってしまいますね。まぁ、これからルフィはがんばりますが。
 ウーパールーパーはH2Sガスという毒ガス爆弾だそうです。硫化水素のことですね。「硫黄臭い」と勘違いされがちな腐乱臭でお馴染みの。腐乱臭といえば、ウソップの卵星だけど、果たして出番はあるのか!!?(ねーよ)
 ペットに無視されるシーザー。イイキャラしてんなぁ。シリアスなラスボスなはずなのにこのザマってのがとてもイイ。名悪役だなぁ。

暗殺教室

 扉絵でメインじゃないキャラ紹介。正直覚えられる気がしないです。学級委員2人ってどれ?
 殺せんせー壁パンwww かわいすぎるぜー。
 カルマくん、渚くんを助けるの巻。ホレたか。
 ドリル触手ってエロいなぁ・・・・。突っ込む以外の用途が思いつきません(タコヤキ)。

斉木楠雄のΨ難

 幼女泣き「あひゅう〜」。なんだそれ。
 ギャグなのか知らんが、フツーに燃堂力がカッコイイだけじゃないか。燃堂ファンとしては楽しいが。

黒子のバスケ

 先週まで気づかなかったんですが、赤ってオッドアイだったんですね。何色と何色ですかね? 黒と赤?
 まぁ、将棋じゃ負け知らずなトコから察するに相手の動きが読めるとかそういう能力ですかねー。やっぱり未来予知かしら。
 ぶっちゃけ赤の勝ちなのはわかりきっているんですが、それでも緑に見せ場が。まぁ、噛ませ描写なんですが。主人公が1回勝った敵キャラは退場、っていう使い捨てよりは好感が持てます。本作の特徴ですかね。

ニセコイ

 先々週だったかな? 変装して主人公を尾行する話なのに小野寺の変装姿がしっかり描かれないのはおかしい、って言ったと思うんですが、今回の扉絵がそれ。本編に出れないからでしょうか。
 男1女3で結婚の約束が云々とか言い争いしてるとか。なんだかなぁ。そのまんますぎて違和感。

『トリコ』

 テリーに乗った状態での巨大モンスターとのバトルというのはなかなかめずらしくて燃えますね。最後まで降りないといいなぁ。

ハイキュー!!

 東峰先輩のメンタル弱いキャラがステキである。性根は変わっていないらしい。まぁ、そんな簡単に克服できるもんじゃないわな。
 「エースが打ち抜いた1点も お前が躱して決めた1点も 同じ1点だ」ってのは名言だなぁ。当たり前だけど、バレーに限らない汎用性の高いセリフで、心に刻みたいですね。
 まぁ、問題としては、影山が完璧超人すぎて少しおもしろくないかな。せっかくの困難も影山の渇で楽勝ってのはちょっと。

『ゴブリンナイト』屋宜知宏

 金未来杯。1発目。ネクストは読んでません。
 ゴブリンナイトという一夜の描き方がまるで3.11。背景のテレビ番組がイイ仕事してます。こりゃおもしろいですね。それをヒーローモノとして仕立て上げてるワケで。
 誘拐されたトラウマがヒーローへの初期衝動になり、その時にヒーローとしてのスーパーパワーを手に入れるとかステキじゃないですか。しかも兄弟の殺し方が実に意地が悪くて読んでて胸糞悪くなりますしサイコーじゃないですか。悪役が兄弟を殺したことによってヒーローが誕生するってのはティム バートン版『バットマン』みたいですね。悪役の口の右側が抉れてるのはジョーカーとトゥーフェイスを足して2で割った感じだし(そこは『トリコ』のゼブラでいいだろう)。特定の街限定のヒーローってのも似てますね。
 弟が殺された次のコマからは血以外のトーンが貼られてないんですよね。パートカラー描写ですごく好きなんですが、弟の死体はもっとコマの中心でもよかったような。直接的なグロ描写は控えようとする作者の意図ですかね。まぁ、世界観が充分にグロいと思いますが。
 悪役がガチのヤクザってのもすごく好感ですね。『ニセコイ』も見習え。ちゃんと人が死ぬって世界観と相まって超怖いです。兄弟も死ぬし、主人公もフツーに撃たれたのは衝撃ですねぇ。この世界観じゃヒロインも死ぬかもしれない・・・・というサスペンスになってると思います。
 主人公が自分のスーパーパワー(=トラウマ)に押し潰されて死んじゃうかも、ってのがイイですなぁ。ヒロインの能力も活きてくるし。復讐という動機からヒーローとしての目覚めへと繋げるのが自然。
 まぁ、難点としてはヒロインがべらべらとしゃべりすぎですね。説明でイイこと言ってるのはわかるけど、主人公が言ってたように「ゴチャゴチャうっせ!!」。それと、ヒロインが死ななかったトコの理屈がちょっとなぁ。一応理屈はあるし、それが主人公の新たな力になるキッカケになるのはいいんだけど。都合よく生きてたように感じてしまいました。
 あと、悪役に勝利するトコももうひと盛り上がりがあるかと期待してしまいました。ただ、安易な必殺技が出なかったのは好感度大ですね。『銀魂』曰く苦労するパターンですが。
 とはいえ、おもしろかったですよ。超おもしろいです。こりゃ、今週で金未来杯終わりでなんの問題もないです。今週ので決まりでしょうよ。

『タカマガハラ』

 本作の扉絵は好きだなぁ(「は」とは失礼)。
 まさかすぎる見開き。ワケわからなすぎて思わず仰け反ってしまいました。
 「文字化(モジバケ)」って「もじか」って読むんだと思っちゃいました。片腕が文字化するトコ滅茶苦茶キモイですね。あとは、床から2人を見上げるコマもステキ。
 この後、フカキョンとかのサブキャラどうすんの?

銀魂

 今回の話は結構好きなんだけど、悪役のヨーダに魅力がなさすぎるのがなぁ。すげぇ残念。ヨーダなのに。

スケットダンス

 ネット描写は難しいんだか地雷なのか知りませんが、寒い。デスファイトとかいろいろと意味がわからん。あんま怖くないですし。恐怖の最終目的地が「ネット上で罵詈雑言を浴びせられる」だからなぁ。ケンカして痛い思いする方がイヤじゃね? 負けたら教室でイジメが待ってる、とかのが怖いと思うよ。
 まぁ、晒しが最大の恐怖として描いた後に、ボッスンがスイッチに対してネット上で名乗るというのは効果的ですね。晒しというのがうまいフリになってる。
 そんな裏サイトとか関係ない、ボッスンがヒメコを家に連れてくるシーンが素晴らしいですね。妹がビビるのも無理ないですよねぇ。いきなり女連れ込んできたら。それなのに「人見知りだから」と勘違いするボッスンの鈍さもうまく出てます。ヒメコだけ意識しちゃう感じとかイイ。最終的に「デリカシーがない」という着地をするのも見事。ただ、ボッスンはそこまで天然のタラシかなぁ。

こち亀

 4年に一度(一概には言えないけど)の日暮回。
 と思ったらロンドンを紹介する感じの内容ですね。ロンドンに行くまでの流れはうまいですが。
 「イギリスは料理がまずい」というのを暗にネタにしてるのもおもしろいですね。
 日暮のケータイの電池が切れる最後の場所が「Mr.Bee」という店。開会式にMr.ビーンが出るのを知っていたのかような小ネタですね。
 日暮を探すことをフィーチャーした展開はおもしろいと思いますが、起床モードの日暮の姿がもっと見たかったです。超能力も全然ないし。

パジャマな彼女。

 おおっ! 掲載位置が中盤じゃないか!! 『恋染紅葉』よりも上とかすげぇー!! なにがキッカケで浮上したんですかね。
 思わず好きと言ってしまった主人公に「…まさかスキだらけだー…とか言う気じゃないよね…?」と言い、挙げ句「逃げるな!!!」と食ってかかるまくら嬢。ステキである。前にあった「うやむやにしようとするなよ」が大好きなワタクシは歓喜しました。ハーレムマンガの主人公にありがちな行動を拒否するというかなり斬新なキャラクターだと思います。まぁ、最終的に「鈍感」と言ってまくら嬢が逃げてしまうのは残念ですが。それこそありがちな展開ですからね。
 てか、ここにきて新たなヒロインとか、意外だなー。「すすの硝子」ってのはシンデレラのことなのかな? うまいですね。アリスはハーレム外っぽいので第三のヒロインか。
 主人公にホレるまでの流れが他のヒロインと比べて丁寧な印象ですね。すなわち、主人公の天然たらしっぷりが披露されるワケで、なかなかおもしろかったです。
 メガネが幼なじみの存在をうらやましがる、というのはほとんどの読者と似た心境なのではないでしょうか。元部外者という立ち位置と相性いいですね。

恋染紅葉

 チンコ露出のギャグがクソ寒いです。どうせならその前の展開と繋げて、エレクト状態のチンコを露出ってすれば少なくともワタクシは笑ったのに。あぁ、『パジャマな彼女。』と違ってこっちの主人公は勃起しねぇのか。
 ただ、「ヒロインと過ごせる夏は今年だけ」というのが発表された直後に、刹那的な美しさの花火が上がったのはうまかったですね。不覚にもグッときてしまいました。カメラというアイテムからの流れもうまいですし(これは口で説明されてるけど)。

『ブリーチ』

 うほっ、イイタイトル。本作のタイトル芸は前からすごかったですが、今回は特に素晴らしいですねぇ。特別大きく描かれてるワケじゃないのに、事の重大さが伝わってきます。
 死んじゃったねー。最終章らしさが出てきましたよ。

『クロガネ』

 最近ずっと「無の構えとか『あしたのジョー』じゃねぇか」って言ってきましたが、相手の攻撃を見切ってかわすというのはホセ メンドーサでもあったんですね。気づかなかったです。最強のチャンピオンの技を使うとか、クロガネくんの勝利しか見えない。まぁ、ホセ メンドーサだったら面金でギリギリ避けてた方が良しという判断になりますけどね。
 てか、桜一刀流にはないことを始めちゃったよ。つまりは、終わる・・・・??
 なんだかんだありましたが、結局はノーガード戦法に対してノーガード戦法で立ち向かう展開でしたね。やっぱり『あしたのジョー』だ。力石戦だ。相手は死ぬな。

『戦星のバルジ』

 いやぁ、落ちたねぇ〜・・・・って今週のケツかよ!! 落ちすぎっ!!
 まだ11話なのにねぇぇ。最近の新連載はどれもそこそこの成績を残してる印象だから、ここまで一直線に落ちる作品は随分と久しぶりな印象ですね。まぁ、そんなにおもしろくはない・・・・かなぁ・・・・。
 王具が姿を変えてよみがえるのはいいんだけど、せっかくヤリの特訓したのが無駄になっちゃったね。
 オッサン、死んだのかしら。死んでたら見直します。主人公が復活して、明らかにハッピーな雰囲気になったっぽかったのに、その直後にオッサンの死を描くとか絶望しかないですね。

投稿コーナー
  • 日本一目を引く道路標識決定戦!!

赤こうら注意
(野坂のち廿西さん)

 バナナを持参してなかったら即廃車。

ヒャーッハー! ここはとおさねーぜぇ!!
(GIOCOSOさん)

 雑魚フラグ。おそらくひかれて死んでしまうでしょうね。

今あなたの後ろにいるの
(御姉々さん)

 メリーさんこええぇぇ。思わず後ろの席を確認したら、前方不注意で事故って死亡、とかありそう(ねーよ)。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。まぁ、嫌いではないです。特別ツボってワケではないけど、1コマ漫画として成立してると思います。

トビラの横の超能力標語!最後に超能力つければ何でも良いと思ってるだろ担当!
(『斉木楠雄のΨ難』)

 ちなみに今週のは「泳ぐのに 欠かせぬ浮輪と 超能力」。

ヘラクレスオオカブトを飼い始めました。ヘラクレスンと名づけました。
(『ワンピース』)

 ヘラクレス男のロマン

今回の文字化はアシスタントさんたちが頑張って写経してくれました! 感謝!
(『タカマガハラ』)

 お疲れ様でしたー。

職場で映画を流している。最近のお気に入りはキックアス。懐かしい映画も観てる
(『パジャマな彼女。』)

 『キックアス』観ながら仕事できるとか、天才と認めざるを得ないな。


 総括です。
 まぁ、今週のトピックとしては金未来杯のスタートと『こち亀』日暮でしょうねぇ。まず前者。今週の作品がベラボーにおもしろかったです。マジ大満足。金未来杯の先輩『タカマガハラ』と交代してくれても構わないよ。後者。日暮。話はおもしろかったけど、起きてる日暮の姿がもっと見たかった印象ですね。4年待ったのにあれだけか・・・・という感じ。

 んじゃ、今週のMVPキャラを決めます。次点から。
 

  • 織羽勝太 『タカマガハラ』

 アシスタントのみなさん写経お疲れ様ですの意味を込めて。マジで気持ち悪かったです。

 オリンピック男ということで。

 んで、今週のベストキャラはこちら。

 読み切りマジおもしろかったです、ありがとうございます。まぁ、その中でも悪役が特に魅力的だったかなぁ、と思いました。セリフ回しから弟の殺し方まで怖かったです。「この人はフツーに人を殺すんだな」という恐怖があるのはめずらしかったです。逆に言うと、それだけにヒロインが生存するのにはもうちょっと理屈が欲しかったですかね。とはいえ、主人公もヒロインも名キャラだったと思います。
 来週以降の金未来杯への期待が高まる一方、ハードルが上がりまくっちゃいましたね。まぁ、優勝は決まりでしょうよ。

次号の感想

ONE PIECE 67 (ジャンプコミックス)

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べるぜバブ 17 (ジャンプコミックス)

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