北区の帰宅部

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マンガ『サイコメトラー』(6巻)の感想

サイコメトラー(6) (ヤンマガKCスペシャル)

サイコメトラー(6) (ヤンマガKCスペシャル)

マンガ『サイコメトラー』(5巻)の感想 - 北区の帰宅部

 お久しぶりです。『サイコメトラー』の新刊が出ました。早いもんでもう6巻。前シリーズの単行本が25巻だっとことを考えるとまだまだですね。まぁ、今シリーズがどのくらいの長さになることを想定しているのか、皆目見当もつきませんが。

 6巻。中身としては、Case.5「心臓コレクター」がメイン。その前にブレイク回が1話、「心臓コレクター」の後にみっちゃんブレイクが1話。みっちゃんは6巻では終わりません。次巻に続く。そ、そんなに気にならねぇ・・・・(笑)。
 まぁ、「心臓コレクター」が全部収録されてるんで読者としては読みやすくてありがたいです。
 5巻ラストに載っていた6巻の予告がすごいおもしろそうで期待していたんですよ。全裸の遺体から心臓がくり貫かれている、とかグログロでサイコーじゃないですが。実に本作らしい猟奇殺人だと思います。

 まぁ、そんなこんなで中身の感想に移ります。


 ブレイクはヒカル回。例の如く性別がトオルにバレるバレないでワチャワチャするギャグ回・・・・と見せかけてぇぇぇ?っていう。

 ギャグ回ということで、トオルが心臓に耳当てようとするトコはよかったですね。思わず笑ってしまいました。完全にすれ違いコント。

 ヒカルのためだったら行きずりの男をボコってもノープロ。それが本作の倫理観。まぁ、ギャグ回ですからね・・・・ということで許してください。

 ヒカルの偽物。乳毛、ヘソ毛はさておき、脇毛が長すぎる。てか、「殺人名探偵」でヒカルのおっぱいが披露されたのは今回のギャグへの伏線だったんですね。人のおっぱいをギャグのフリに使うなよ。

 まぁ、ということで、ヒカル回は終了。ヒカルフィーチャーのギャグ回でしたー・・・・だけじゃなかった、っていう。まぁ、ブレイク回がその後の長編のフリになってるのは本作でよくあることです。


 そんな「心臓コレクター」。
 いきなりグログロの殺人シーンである。心臓部に穴が開いて、植木バサミで広げて、カップヌードルを押し込む。ゲロゲロー。きもちわるー。オエー。
 サチベエの死ぬトコは精神的にエグかったですが、今回のは物理的に見た目がイヤですね。猟奇殺人キタワァ。「ピース」とかかわいらしく思えてきますね。
 猟奇殺人とエロは紙一重。ということで、被害者のおっぱいドン。こんなトコでおっぱい見たくないです。
 犯人の「ひゃくっ」(しゃっくり)は「殺人名探偵」を目指してるんですかねぇ。「ぬっ」程のインパクトは感じませんでしたが。まぁ、後々真相を知れば、ちゃんとした悲劇の一因として機能してるのがわかるんですがー。

 葛西裕介&恵美おひさー。恵美ちゃんってあんなにロリロリしてましたっけ? いや、まぁ、志摩さんよりはアリですが。

 エイジ、志摩さんのiPadにゲロゲロー。気持ちはわかるぞ。まぁ、今回の事件がグログロだというのを意識した上でのギャグですね。たしかにグロかった。体に穴開けるのもキツイけど、そこに食べ物ぶち込んじゃうっていうのは精神的にもキますね。
 ただ、そんなグロを売りにするならば、エイジが直接遺体を見ないっていうのがちょっとねぇ・・・・。しかも、この後連続殺人になって、何人もの心臓が抜き取られるんだけど、それが一切描かれないっていうのもガッカリですねぇ。グロがメインならば、グロ死体出さなきゃ。エイジが遭遇しなきゃ。

 まぁ、グロ回ということで、もう1つギャグが。グログロ解説に対して気を失うヒカル。殺人事件慣れしていない一般人、という立ち位置がすげぇイイですね。ヒカルおいしいキャラクターしてんなぁ。

 ナベちゃんおひさー。けど、出オチ。「殺人名探偵」でのミスリード要員以来かしら。
 ナベちゃんというキャラが既存のミステリーモノのメタファーだとすると、ナベちゃんをバカにすることで本作の特異性を際立たせようとしているワケですね。そういう意味でも結構重要なキャラなんじゃないでしょうかね、ナベちゃんは。今後も出てほしいです。できれば、もうちょっと出番も。

 テレビの知ったかプロファイリングを決め込むコメンテーター。これはちょっと最近の「ロリコン=『プリキュア』好き」的なアレと似てますね。ホラー映画好きは殺人鬼、みたいなヤツもありましたが、本当にくだらない。ということで、関係ないけど、結果的にグッときてしまった一幕でした。

 そして、前巻で予告されてた助っ人。助っ人は龍兵でしたー。なんとー、前シリーズの人じゃなかったー。マジ残念だー。
 沢木晃みたいなキャラの魅力はないですが、まぁ、作中で語られる龍兵の能力はほぼチートですからね。まぁ、大仰に煽るのもわかりますよ。それと、登場シーンで木登りしてたのもカッコよかったですね。

 おまけとして、新キャラ樹想空。いつきだってよ。
 植木バサミということで、ミスリード要員でした。ナベちゃんみたいに今後も出れるといいね。

 新鮮でいいハツが入った焼鳥屋。心臓ということでこれまたミスリード要員。
 オチの話になりますが、今回の犯人は「心臓コレクター」の前のブレイク回に出てきた医者なので、「心臓コレクター」内でバンバン怪しい人を放り込んできますね。まぁ、誘い水なのが見え見え、って人もいるでしょうね。

 そして、龍兵さんのスーパーパワー無双。ラプラスの魔とか。未来予知キタワァ。ラプラスの魔を扱った『数学的にありえない』って小説があるんですが、超おもしろいんです。オススメ。本作の龍兵の扱いに疑問を抱いた人でもこちらにはハマれるんじゃないでしょうかね。ラプラスの魔という設定を踏まえた上でのサスペンスが超おもしろいです。龍平みたいに引きこもらないんで、アクション的なハラハラもありますしね。

 龍兵さんの未来予知についての詳細。もう完全にオカルト。ただの占い師ですね。死神の例えは逆に胡散臭くなるだけだと思いますよ。明日親しい誰かになにかある、死神が肩を撫でる、ってトコなんてマジ占い師。それも悪質な。
 この後、サスペンスがこの「肩を撫でられるのは誰か?」にシフトしちゃったのが残念ですねぇ。せっかくの猟奇殺人なのに、そっちはどうでもよくなっちゃってる。連続殺人なのに遺体が1回しか出てこないのは龍兵のせいでした。

 龍兵のサチベエリベンジについての補足。あのエピソードの最後の事故死は龍兵が仕込んだものじゃないそうです。事故死の予測。最後に暗算の紙を列車にぶつけるのが殺人ピタゴラスイッチの引き金になっているんだと期待してたんですが、残念です。まぁ、龍兵が操った事故死なのだとしたら、志摩さんが協力を依頼するワケないですね。殺人鬼に助けを求める刑事なんて聞いたことが・・・・って、前にやってたっけー。

 まぁ、龍兵には少しガッカリしてたんですが、エイジ、志摩さん、龍兵の揃い踏みという絵面はなかなか燃えました。サイコメトラーで過去を読むエイジ、プロファイリングで犯人の現在を読む志摩さん、数学で未来を読む龍兵、という三者三様の能力が結集していてなかなかアガりました。
 龍兵の暗算シーンがまるでサイコメトリーですね。「よろしくお願いしまああぁぁす!!(鼻血)」を連想せざるを得ないです。

 てか、龍兵が万能すぎる。龍兵を安楽椅子探偵にすればいいよ。サイコメトラーなんて最初からいらなかったんや。志摩さんと龍兵でほとんどの事件イケるって絶対。
 想空ちゃんが狙われてるってわかったのも龍兵の手柄だしさぁ。もう全部龍兵がやればいいよ。

 そして、久々に犯人が活躍。被害者は想空ちゃん。犯人は医者と判明してるので、殺人ドクターの変態殺人ショーです。「殺人シェフ」並みにおもしろい変態殺人鬼なんじゃないでしょうかね。お前の命は俺のモノ、とかいう無茶な論理が素晴らしすぎます。
 殺人シーンということで、想空ちゃんのおっぱい&おけけ。なによりだ。ただ、手術の時にはバンダナ取れよ。笑っちゃったよ。
 殺人ドクターの無茶苦茶な論理にドン引きしながらも全裸でツッコむ想空ちゃん。すげぇおもしろい絵面ですね。猟奇殺人シーンなのにギャグになってしまうというのは本作らしいバランスでステキです。

 まぁ、なんだかんだで事件解決。完全にすべてが終わった後にエイジがサイコメトリーで動機ドラマを視聴・・・・って後追いすぎるぞオイ。まぁ、今回はサイコメトリーの見せ場がまったくなかったからな。正直エイジがいなくても龍平だけでイケたと思う。泣ける。

 ラストショット、庵内科の献花。これは章吉と想空ちゃんってことですかね? まぁ、命の恩人ということでね。ていうか、変態殺人鬼に同情の余地を残す、というか「彼も被害者なのよ」的な余韻を残すのが最近多いですね。「殺人名探偵」もそうでしたし。今回の犯人なんてマジ立派な人ですからね。まぁ、それだけに、すべてを台無しにする程のグログロ殺人ということなんでしょうが。だとすれば、やっぱりもう少し殺人シーンや遺体は描いた方がよかったような・・・・(しつこい)。


 んで、ブレイク回。またみっちゃん。今度はメイド。みっちゃんばっかりだなぁ。そんなにみっちゃんが好きなのか。ブレイク回はみっちゃんと長編用のフリしかないじゃないか。なんてことない短編がないと、みっちゃん以外のブレイク回読んでも「どうせ次の長編へのフリなんでしょう?」って邪推を誘発してしまいますよ。

 こっちの犯人は耳のスーベニア。って、「心臓コレクター」をフリに使うなよ(笑)。シリアスなあっちが本編なんだからそれが台無しになってしまう。みっちゃん最強すぎるな。嫌いじゃないぜー。


 ということで、みっちゃん回が解決せずに6巻終了。ぶっちゃけ、続きは全然気になりません。読後感のモヤモヤもなくよかったです。
 ただ、7巻の予告ページがないんですよね。結構楽しみにしてたので残念です。
 予告ページがないから次巻がいつ頃発売なのかもわかりませんね。2〜4ヶ月後だとは思うのですが。

マンガ『サイコメトラー』(7巻)の感想 - 北区の帰宅部

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