いつもよりも十日程遅れての更新でした。なんだったんでしょうね。
クラブサンデーにて連載中の『サイボーグ009』の感想なんですが、今回はその前に別の話題も。
大変よく出来ていて、ためになりました。ワタクシはリアルタイム世代でない上に、収録順が発表順でない秋田文庫版で本作を読んでるクチですので、こういう総論的な記事は本当に助かります。作品の制作秘話や、エピソードごとの解説、小野寺丈×神山健治の対談、などなど盛り沢山の内容でしたね。しっかり早瀬マサトも登場しております。web連載版を描くに当たっての姿勢についても語られており、本作を読む意識が変わりそうです。
まぁ、結構今更な話題なんですが、オススメですよ。
サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR I first (角川文庫)
- 作者:石ノ森 章太郎,小野寺 丈
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: 文庫
サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR II second (角川文庫)
- 作者:石ノ森 章太郎,小野寺 丈
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: 文庫
全3巻のうち、1、2巻が本日発売されました。小説版完結編というと2006年に発売されたハードカバーのものが1巻だけ出たまま放置されてたんですが、文庫版で出直しです。今度はちゃんと最後まで出ます。
「なんで文庫なんだよ!」みたいな話がちゃんと後書きとして触れられてますので、読んでみるといいですよ。
本日買ったばかりなので目次と後書きしか読んでませんが、1巻の書き直しとかってあるんですかね? 気になるところです。内容は知ってるんですが、一応読み直さないといけないのかなぁ・・・・少しめんどい。まぁ、2巻は待ちに待った内容ですね。005編から始まって009編で終わります。そして来月10/25発売の3巻でメンバーが集結して最終決戦、という感じでしょうね。楽しみすぎます。
009編に関しては、サブタイからしておそらく平成アニメ版の特別編として作られた3話と似た内容なのではないでしょうか。この機会にアニメを観返してみるのも手かもしれませんね。
サイボーグ009 ~Conclusion God’s War~序章~ [DVD]
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ということで、本題。web連載版の今月分6話の感想でーす。
・・・・と、思ったら。1ページ目にお知らせが。web連載版の単行本が10/18に出るんですね。
B6版。表が「早瀬マサト氏描き下ろし009」、裏が「超貴重な撮り下ろしショット」の両面ピンナップ付きだそうです。裏面の撮り下ろしっていうのが内容が想像つきません。写真ってこと?
収録内容は、001編〜003編のはずです。来月の発売日の頃までは今月分も配信してるでしょうから、途中参加を考えてる人は単行本1巻から、という形になるんでしょうね。
んで、ようやく。本編。6話「妖精(フェアリー)街道」でござい。みんな大好き004ですよ。
扉絵はめずらしく顔面のアップ。今までは舞台を象徴するような建物が描かれてきたのから一変しました。ハ、ハインリヒが泣いてる・・・・ということで扉絵から引き込まれますね。
本編の入りもこれまた異端。満月の下、引きちぎられた死体がゴロゴロ。そして満月に向かってブチギレる004。神に対して宣戦布告のような発言をします。
まぁ、小説版を読んだことなくても、004編のラストだということがわかりますね。時系列をいじくっております。小説版からの改変というのもそうですが、ラストをいきなり見せるとは思い切ったことしますね。悲劇であることが明らかになりました。
追記というか訂正
この記事を書いた段階では「小説版004編だと最初にラストシーンを描いてない」と誤解してました。小説版を読み返してたら気づきました。記憶を頼りにしちゃイカンですね‥‥。
まぁ、一応ハインリヒのブチギレの細かい描写やセリフは小説版ではラストに描かれてるものなので、小説版から変更されてるのは確かなんですが‥‥。「時系列がずらしてある→小説からの変更だ!」というのは間違いです。すいませんでした。恥ずかしい限りです。この記事消したい。
時は戻って2日前。
ハインリヒはのどかにトラックの運ちゃんをやっていて、思い出に浸ったりしてます。
戦闘の日々という回想で1コマ、当時の様子が出てきます。古城のようなところで戦闘中のハインリヒ。これはおそらく「機々械々」でしょうね。ハインリヒの短編の中では真っ先に名前が挙がる名作ですね。(「機々械々」はこちらで読めるはずです)
同じく回想としてヒルダちゃんの姿も。ヒルダの死については詳細に語られていないので何とも言えないんですが、ベルリンの壁ではないはずです。
ちなみに、劇中ユーロ紙幣がハッキリと描かれましたので、本作の時代設定は2002年以降、というが確定です。・・・・まぁ、そんなこと考えなくても、2011年か2012年なんですけどね。
超ちなみに、イエレちゃんを買うには100ユーロ紙幣が5枚。「1ユーロ=100円」換算で、5万円だそうです。・・・・よっしゃ、買った!!(逃げられます)
トラック運転用かと思ったら、下車してもはめ続けてる手袋・・・・というのは当然機械の手を隠す目的なワケでして、ファン心がくすぐられますね。
今回のエピソードは今までの中で最も機械の力が利用されてます。ハインリヒの力、ということで当然アクション。そういう見応えもあって非常に楽しい回です。追っ手を返り討ちにする際、バスの上に立つハインリヒ、というコマがカッコよすぎました。
追っ手との戦闘で、機械の身体がイエレちゃんにバレてしまう。その時のイエレちゃんの返しがステキすぎてホレました。少し焦りながら、そして照れながらハインリヒの言葉を借りて気を使うイエレちゃんがかわいいです。・・・・5万円用意するか。
今後のことを思うと気が重い・・・・。
まぁ、その後イエレちゃんの村で陰謀に巻き込まれそうになるワケですよ。明日(オープニングの前日)の祭の生け贄として「強者の…戦士の心臓」が必要なそうです。まぁ、オープニングの死体は村人で間違いないでしょうね。悲劇しか想像できません。
ということで、次回は11/13です。今月の下旬更新から戻ったようですね・・・・って、11月!? 再来月ですか・・・・これはショック。
まぁ、待つしかないですわな。小説版を読むとします。来月になればweb連載版の単行本も出ますし。とはいえ、再来月かぁ・・・・。