北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

映画『エージェント・マロリー』の感想

強い、速い、ゴツい

 2ヶ月前に観た映画。「映画館で観た映画は今年中にすべて感想書く」という暗黙のルールは守れるのか‥‥非常に怪しい状況です。残りの日数と本数を考えると‥‥無理かなー(血涙)。


 ↑劇場でもらったマロニー。オフィシャルにこういうしょーないことされると、しょーもないことを考える気力が削がれますね。素晴らしい。

 あらすじ
マロリーちゃんちょーつよい

 まぁ、本作になにを求めるかと言えば、主演のジーナ カラーノですよ。格闘技関連はサッパリですので、本作でハジメマシテです。
 よくあるヒロインアクションと同じく美人。すごく美人なので驚きました。ただ、ゴツいんですよね。体型がすげぇいかつい。ヒロインアクション映画の定石として、「美人だからってナメてかかった相手を瞬殺」ってのがあるじゃないですか。本作にはそれがないんですね、だってゴツいもの。
 それが象徴的に出てるのが、イントロ。いきなりバトルから始まります。初戦はチャニング テイタム。2012年活躍が著しかった人ですね。男前マッチョなチャニング テイタムが喫茶店にて、注文した熱々のコーヒーをジーナ カラーノの顔面にどーん! いきなりフルスロットルすぎてビックリしました。「本作ではこのコに対して容赦しないよ? だって強いもの」って言われてるようで、とても印象的なイントロでした。
 本作は、他にも、出てくるスター俳優がいきなりジーナ カラーノに容赦ない奇襲を仕掛けてくるんですね。「女性にそこまでやる?」ってレベルの暴力を。それをジーナ カラーノがことごとく返り討ちにしていく、という流れなんですが。なんかすごすぎて感覚が麻痺しそうでした。
 アクション描写は、基本的に淡々としていて、「日常→暴力」という流れが際立っていたのかな、と思います。淡々と映し出すので、アップでカットを繰り返しすぎて「えっ 今なにやってんの?」みたいな困った状況にはなってませんでした。やっぱマジで動ける人が主演だと、動きをしっかり確認したいので、これはかなりよかったです。

 まぁ、いろいろとスター俳優が出てくるんですが、注目すべきはマイケル ファスベンダーでしょう。「ファンの考える次期007俳優」で大体名前の挙がるこの人。本作ではスパイなんですよね(敵だけど)。スーツをビシッと着こなしてジーナ カラーノと偽装夫婦を演じる時のマイケル ファスベンダーがちょっとどうかと思うくらいにカッコイイんですよ。ジーナ カラーノのアクションを観に映画館に来たんですが、ここらへんはずっとウホウホ言ってました。
 そんなマイケル ファスベンダーが例の如く、ジーナ カラーノに奇襲を仕掛けて、返り討ち。マイケル ファスベンダーは被虐の絵面が合いますなー。ひたすらにボコられてるんですが、ジーナ カラーノの華麗な動き、被虐のマイケル ファスベンダー、という二重でおいしいアクションシーンでした。マジ眼福。
 おまけに個人的にツボだったのはトドメ。両足でマイケル ファスベンダーの首をロックして殺すんですが、この殺し方サイコーですよね。死に方を選べるならば、美人の太股に挟まれて死にたいものです。けど、絞め殺さすに、銃殺しちゃったのは少しもったいなかったですねー(何が)。

 ジーナ カラーノのアクションを観に行った身としては、本作は望み通りの映像に溢れていて大満足です。が、意外だったのはアクション以外の要素。アクション以外のパートが結構な比率なんですよね。しかも、時系列をずらしちゃったりして、「えー 話を理解するのに脳味噌使わないといけないのー?」っていう感じ。もうちょっとシンプルでテキトーな話でもよかったですよ?


 まぁ、ということで、観たかったものは大体観れました。思わぬ拾いものとしては、マイケル ファスベンダーのスーツ姿ですね(ウホッ)。ファスベンダーの印象が強くて忘れがちだけど、チャニング テイタムもよかったですよ。キスシーンとかもあったしね。「美形だけどマッチョ」×2 というキスシーンはかなり新鮮な絵面でした
 70点。

あらゆるお料理に マロニー 180g

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