北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2013年9号)の感想

 おはこんばんちは。
 マガジンでは今週から4コマが4作という体制になると聞いて羨ましく思っている昨今です。ジャンプでも4コマ読みたいんですけどねー。アンケートが云々って事情で4コマはやりづらいのかな。

 表紙&巻頭カラーは『トリコ』。劇場版アニメが公開決定したそうで。テレビシリーズはノータッチなのでなんとも言えないですが、おめでとうございます。これで『トリコ』も0巻ですか。

 今週は『食戟』『キルコ』『ハングリ』の3作が増ページだそうで。「超好評ルーキー」とか評されてますね。前期の新連載組の放置っぷりを考えると大分盛り返してるっぽいですね。まぁ、どちらも平均点高いと思いますよ。

前号の感想

背表紙

 祝、!、ジ、ャ、ン、プ、創(←イマココ)。
 そう来たか(ダジャレ)。となると、来週は決まりですね。

『トリコ』

 扉絵でスターさん素顔です。
 ザ、ザウスシェフェ‥‥。おつかれっしたー。
 ほいで、四天王の対戦カード発表会。個人的にはグリンパーチさんの再登場がうれしすぎます。ストローって武器が大好きなんですよ。そんなグリンさんの相手はゼブラだと勝手に予想してたんですが、ココでしたか。意外。
 サニーの相手はトミーロッドでこれは予想通りでした。きしょいもんね。登場シーンがこの上なくきしょくてサイコーです。
 そして、自分の身は自分で守れるらしい料理人の皆様。小松きゅんは即死ですよ。ゼブラさんに大チャンスが回ってきたようですな。

『ワンピース』

 パンクハザードのエピローグ始まったな。
 一番気にしていた覚醒剤の件ですが、結局ローさんマンセーでおしまいですか。「辛い長期治療は避けられねェ」とか言ってますが、現状全然辛くなさそうなのはちょっとなぁ。覚醒剤なのに。
 と思ったら、ナミとたしぎちゃんのくだりサイコーじゃないか! なんだこれ。ページ数少ないのに超泣ける。女海兵とは気づかなかったな。今まで全然接点のなかったし、今回も対面シーンは全然ないけど、2人の間に女同士の友情めいたものが生まれたようで。泣いた。そして、子供たちに嫌われるたしぎちゃんかわいい。その後の宴のシーンでは懐かれてるのがまた素晴らしいじゃないか。なにこの新米保母さんの成長日記みたいなドラマ。
 サンジの「食い物を粗末に」ネタが久々に出たのもよかったし、それを解決するのがサンジに恩のあるキンエモンってのがまたうまいじゃないの。なんだなんだ、今回とてもイイじゃないか。
 エピローグ定番の宴なワケだけど、ルフィに対して指揮が全然取れないロー、という描写もあってこれまたイイ。律儀に境界線を守ったまま語り合うスモローも素晴らしいぞ。たまらん、今週はたまらん。
 ローさんの狙う四皇というのはカイドウだそうで。今までで最も描写の薄い人ですね。百獣だそうですよ。けど、ライオンは既にビッグマムの配下で出てきてるんですよねぇ。
 ルフィがシャンクスを倒そうとしてるというのは当たり前だとして、ラストのコマでルフィが親指と人差し指を折ってるのはなんですかね。マムとカイドウってことでいいのかな。

食戟のソーマ

 掲載位置たけぇ。本作は最近の作品の中では最も少年マンガらしい少年マンガだと思っているので、人気も納得ですな。
 1コマ目から全裸の主人公というのはギャグっぽくも見えますが、本作の文法を踏まえると「ソーマくんピンチ!」というサスペンスにもなってるのでお見事です。
 また、ソーマくんの食べた料理の解説が食後に入るというのもイレギュラーでおもしろいですね。それを踏まえて、自分の料理を決めるという流れにもなりますし。
 泥酔した後のお茶漬けはうまそうですな。ソーマくんの心配りに思わず全裸になりそうな勢いですよ。‥‥あっ、飲酒はしてないんでしたっけね。
 そんなお茶漬けの一口目では脱がないというスカシもまたうまいじゃあないですか。それでも解説の後にちゃんと全裸になるという親切設計なのでありがたいですし。とりあえず、今回脱いだ2人の女性キャラはパイパン。ただ、重要なのはその後に控える十傑の人でして。チンコを隠しながら「めばえっ」とか爆笑を禁じ得ないです。女性キャラよりも大コマっていうのが本作の良心。また、裸の上のエプロンがずり落ちるっていうのはイメージ映像じゃないっていうのが今までにない要素ですね。それに脱ぎきってないことで、「十傑侮りがたし‥‥」という印象も残ってうまいバランスだったのではないかと。
 ほいで、次週への煽り展開でエンド。「食戟」の説明が入るのかな? てか、次週センターカラーとかすげぇな。

斉木楠雄のΨ難

 斉木先生のニヒリスト展開は好きなんだけど、猫の考えがちゃんとした言葉に変換できるという設定に少し引いてしまいました。だって、猫にそんな知能あるワケないじゃん。バカだもん。言語化して整理ができるレベルの思考を猫ができるワケないだろ。斉木先生だったら、知能レベルがより高くてテレパシーで読み取れる情報量が多いから犬派、とかそういう方が自然だったんじゃないでしょうか。
 とはいえ、扉絵が今回の話のメインイベントを示唆していたとは。背景に猫が映っているのも思い返すと、よく出来てますね。あの扉絵は猫視点の映像だったのかな。
 どうでもいいけど、スカーフ巻いた猫っていうのは『こち亀』オマージュだったりするのかな。考え過ぎか。

黒子のバスケ

 「ウチはヒールじゃないか……」わろた。うまいメタ発言ぶち込んでくれるじゃないの。その通りですね。最近のイエローの主人公っぽさと言ったらないですもんね。
 筋書きがあって負けるのが決まってる、というのは本作に関してはイエローに当てはまる言葉なんですが、それを逆側、主人公サイドに言わせちゃうとか。いや、あんたは勝のが決まってる側の人間じゃん、っていう。

暗殺教室

 今週の煽り「ごきげんだぜっ!」。って、また歌ネタか。状況とあんまり合ってない気もするので、クオリティーとしてはいまひとつですね。もっと出来るはずや。
 ハワイまで飛んで日本未公開の映画観に行くとかうらやましすぎる!! とりあえずドリームワークスアニメーションの新作が観たいです。日本公開がなかなか決まらないのでやきもきしてるんですよ。‥‥じゃなくて、ここで読み取るべきは殺せんせーの英語力ということか。字幕なしでいけるってワケだからね。
 んで、初ページをめくると、殺せんせーの目当ての映画タイトルに反応するカルマくんと渚くん‥‥って渚くんかわいすぎるわコノヤロー!!! なんてこった頬染めてやがる!! 先週までビッチ先生に萌えてた自分が本当に情けないですよ。やはり本作は渚くんだったか‥‥。
 アメコミ原作を手がけるのがめずらしい、というカルマくんお気に入りの映画監督。最近だと意外な大物監督がアメコミ映画を、という例も多いですからね。最近だと『マイティー ソー』のケネス ブラナーとか。
 そして、律っちゃんおひさー。モバイル化とか最強だな。ネットの海に消えた草薙素子かよ。久々の全身像というのがファン喜ばせな部分ですかね。しかし、ディスプレイ付けっぱなしじゃ、渚くんのiPhoneのバッテリーがすぐに切れてしまうぞ。
 てか、なんだ。渚、カルマ、律っちゃんを連れてハワイまでひとっ飛び、とかオールスターすぎるじゃないか。おまけに殺せんせーの先生っぷりが遺憾なく発揮されて、振り回されながらツッコむ渚くんとか、感激である。渚くんが充実しておる。泣いた。
 しかし、カルマくんが自分の命惜しさに暗殺を試みないってのは少しキャラ変わった?って印象ですね。まぁ、渚くんがいるから危ないことすんじゃねぇクソが、って話ですが。
 映画館デートな渚くんかわえぇ‥‥とか言ってる場合じゃなくて、電源の入ったiPhoneのカメラをスクリーンに向けるんじゃないよ。ノーモア映画泥棒!!(デケデケデケデケ)
 ていうか、だせぇ格好の謎の機関出たわぁ。兄弟とか気にならないくらいにださいっす。まぁ、今週の毒にも薬にもならない日常回というのは今後の新キャラ展開に向けての振り幅ということなのかな。

新米婦警キルコさん

 超好評ルーキーの増ページその2。個人的には『サイボーグクロちゃん』と雰囲気が似てると先週気づいてしまったもので、もう全うな読者としては読めません。基本的に大好きです。悪口言う奴はオレが殺す(言い過ぎ)。まぁ、今週は言うほど似てなかったですが。ツッコミの仕方が似てる‥‥か?
 ていうか、カンナちゃんのスタメンっぷりがスゴイな。どんだけ出てるんだ。メインには関わらないけど、話の「起」を担当するミッション依頼ポジションとかおいしいじゃないの。
 本作は毎週扉絵が凝ってて楽しいですね。
 あと、超個人的な好みの話ですけど、マンガ(特に少年マンガ)の中に出てくるエロ本描写好きなワタクシとしては今回は神回と言わざるを得ないですな。なぜかノスタルジーを感じさせるエロ雑誌のタイトルとか探すだけで楽しいです。「BoE Book of Ero」とかしょーもなくてよかったです。一方、「いまいちグッとこない娘」とか妙にリアルで嫌ですね(ホメてます)。
 マジメな感想としましては、エロ本のチョイスで各キャラの個性を語るというのはなかなかうまかったんじゃないですかね。巨乳に対するコンプレックスを爆発させる知秋とか自然でした。
 若くして亡くした奥さんの面影を追いかけてエログラビアを収集する、イイ話‥‥なのか? 奥さんが今井千代本人だったらまだわかるけど。ていうか、あの幽霊屋敷にある無数のエロ本すべてに出ている今井千代、って見た目はいまいちでもその露出量を考えたら人気は相当なもの‥‥だとしたら、巻頭グラビアを飾ってるのが1冊だけというのは些かおかしい気もしますね。‥‥こまけーこたーいーんだよ、っと。
 エロ本は古本でも少し抵抗を感じるんですが、故人のお気に入りエロ本というのはちょっと難易度高いですね。ワタクシは無理です。

ハイキュー!!

 前衛にいるうちに決めろよ、とかバレーならではの展開でおもしろかったです。素人としては、ローテーションってなかなか意識しないですからねぇ。
 相手に有利でこちらに不利なターンでマッチポイント。追いつかれちゃうのか、東峰先輩が決めるのか、って盛り上がり。今のところ連敗。それをノヤっさんが拾いまくるって展開ですね。2人のカラー扉絵はまさに今回にふさわしいものだったワケで。レシーブから攻撃は始まるというお話。
 あとは、ラストの「間に合わな」が素晴らしいですね。セリフがコマ内に収まらないことで「間に合わない」ことを端的に表現している。そして、「合わな」のコマで手、ボール、足の位置関係を示してるのもうまいっす。

スケットダンス

 先週コメント欄で「受験生だから海でのイベントとか難しいんじゃないかなー」みたいなことを言ったんですが、今週いきなり海来やがった。勉強はいいのかよ。
 ていうか、オールスターすぎる布陣ってどういうことだってばよ。学校のイベントじゃないのに全員集合って、どんだけ仲いいんだこいつら。そして、受験組は勉強しろ。
 ボッスンがゲスの皆様に「どこ行きやがった」って言ってるけど、消えた場所から動いてないんでしょ? おかしくない? 実は探す気がなくてゲスのおこぼれが欲しいパターンなんですね、わかります。
 「普段は近くにいすぎて気づかなかったけど アイツ意外とエロい体してんな」 というゲス解釈。素晴らしすぎるな。少しメタ的にも受け取れる感じがとてもイイです。やはりゲスリング部が最強か。
 「先パイ」呼びに対するボッスンの「そのパイやめろ!」はどうなんですかね。現状、ジャンプの後ろの方には『伊達先パイ』がいるワケですよ。無視しすぎじゃないの。
 ボッスンがなんの理由もなくフリーズして一緒に水着鑑賞してるのが一番ゲス。「俺はゲスじゃない」面してんじゃねぇよ。止めれなくて悔しいのはいいけど、一緒に透明になる必要ないじゃん。
 あと、細かい話になりますが、しゃべる時に動く口はセーフなの? 透明になりながらベラベラしゃべりまくりでしたが。
 まぁ、水着回をゲスリング部視点で描くことで、堂々と水着のアップを見せることができる、という意味ではうまいのかな。

HUNGRY JOKER

 超好評ルーキーの増ページその3。話の導入が『キルコさん』と少し似てる気がするのは気のせいか。幽霊屋敷のくだりとか既視感バリバリだぞ。
 扉絵はモノクロであることを強調した作りでよかったです。カラーならではの扉絵というのもいいですが、逆にモノクロならでは、というのは当たり前すぎて気がつかなかったです。
 新キャラちゃん登場。「全然鋼鉄っぽくないフワフワしたカワイイ人来た――――――――!!」とかナイスツッコミすぎて笑った。少しセリフが長いけど、逆に言うと丁寧。
 忘れていたんですが、超好評ルーキー3作はどれもヒロインが巨乳なんでしたっけね。そして、『キルコさん』に続いて本作にも貧乳コンプレックスのキャラが登場、と。さらにどちらの男主人公もおっぱい好き。エロ担当の『食戟』がこれに該当しないのがビックリすぎますよ。やはり『食戟』は一筋縄ではいかないな。
 ていうか、リンゴかじりすぎ。

ニセコイ

 センターカラー。しかし、そんなことよりも、人気キャラ投票の結果発表である。本編の前にその件を。
 まぁ、結果としては当然のごとく小野寺さん優勝。「そりゃそーだろ」と感じてしまうんですが、当たり前のように感じること自体がおかしいんですよ。
 千棘っちと僅差だったのが、逆に意外なくらいです。そして、「みんな大好き小野寺さん」と称されてるのがおかしすぎる。なにかが間違っている。
 この手のランキング企画で楽しみなのが、各キャラのコメント。『ボーボボ』のネタが顕著ですが、基本的にどこか寒いんですよね。今回だと、るりちゃんの「まぁ妥当な位置じゃないかしら」がとても香ばしいですな。
 メインである各順位については、順当すぎてつまらない、というか。楽が集に勝ったのが少し意外だったかな。

*1
 ↑今回注目せざるを得ないマリーと、出典が調べられないけど貼らずにはいられない某死神。
 千葉県のYさんすごすぎるだろ! 1500票すべて手書きとか、あんた男だよ、感動した。
 冷静に考えますと、段ボールを1票扱いしなかったことをこうやって公表した、というのが意味深でして。まぁ、単純にその1500票がなくてもその下のるりちゃんと順位が変動しなかった、というのが最大の理由でしょうね。もちろん、Yさん以外にも複数投票した人はいると考えられ、それらの複数票を合計するとランキングに変動が、とも言えるんですが、(おそらく)最大のYさん票をカウントしました、という宣言は意義深いですね。「複数票のせいで俺の○○ちゃんが負けたじゃねぇか」(○○さんは優勝)という事態も可能性としてはあるんですが、Yさんへの感謝のコメントがマジ泣けるのでそれどころではない、というバランス。
 それと、ファン視点からしたら、単純にキャラに名指しで感謝される、ってとんでもないことですよ。千葉県のYさんは『ニセコイ』ファンの中ではレジェンドになりましたな。マジ尊敬します。
 最後に、この人気投票の結果を踏まえて、今後の展開が変えられる、という事態は避けていただきたいです。個人的には。作家としてそこはがんばれよ、という気持ちもありますが、それ以上に理不尽なトラブルによって撃沈するのが小野寺さんの個性であり魅力でしょう。

 長くなりましたが、本編です。正直人気投票がおもしろすぎてそれどころじゃないですけどね。
 クリスマスだそうです。時期はずれもいいとこですね。大概にしろよ。
 が、意外なことに千棘っちのママ登場らしいです。大会社の社長で、超忙しい‥‥はい、『こち亀』ですね。ただの中川です。とはいえ、本作の元々の設定を思い出しますと、千棘っちの家はギャングですので、世界有数の会社の社長がギャングの嫁で、そいつの機嫌で日経平均株価は決まる。こ、こわすぎる‥‥。おまけに、警察のトップはヤクザと仲良しなんでしたっけ。日本の未来は真っ暗、じゃなくて真っ黒ですぜ。なにこの暗黒ジャパン。
 マダムフラワーださすぎわろた。マダム寿司みたいなもんじゃねぇか‥‥。
 

べるぜバブ

 不良パラダイスな2回目。古市の「さんざん悪魔と戦ってきたお前が今さら不良って……」ってセリフが絶妙すぎます。まさに読者の総意ですね。そこにちゃんと言及して、それでもヤバイよ、という流れ。本作のシフトチェンジに対する説明のようで、読者の気持ちの準備にもなりますね。やはり古市は本作の良心か。
 同じ話になりますが、みさおっちゃんの夏目に対する「いつもニヤニヤヘラヘラ本気を出さねぇくせに 本当は強ぇんだって顔してやがる」 もおもしろいですよね。これまた読者の総意。作品内で自らの作品に対するツッコミをかませる、というのが本作の長所なのかもしれないですねー。みさおっちゃんのくだりはギャグベースじゃないのに、という点もおもしろいですし。

『クロス・マネジ』

 うおっ、掲載位置がたけぇ。どうしたんだ。先週の『伊達先パイ』の謎のジャンプアップみたいな現象がこちらにも。
 サブタイ「早見来襲」の通り、早見先輩おひさー。ラブコメ旋風である。まぁ、女しかいない部活のマネージャーが唯一の男で、そいつが女連れてきたら荒れるわな。ろくにキャラが立ってないその他部員たちも早見先輩の導入によって生き生きとしてきましたね。各キャラの反応が楽しすぎる。これはいいカンフル剤。
 とか思ってたら、早見先輩の質問からラクロスのルール説明きたー! 早見先輩グッジョブすぎる。本作に欠落していたやつですよ。主人公がいつの間にか詳しくなってたので、読者が置いてけぼりになってたやつ。
 そして、関くんの「あっちの戦いも気になってなんかどっちも集中できないんだけど」。その通り過ぎる。もはや今回の試合は描写する気ないなこのやろう。
 早見先輩のあさはかな計画ではマネージャースキルで落とすつもりだったのに、感心してもらうのは戦術面ばかり。それもストーキングの賜物、というのがおもしろいですな。スゴイ人なのに、非常に残念。
 ルール説明のくだりはサッカー畑の2人の会話で形成されてるので、基本「サッカーと違って」という感じ。1から説明するよりもわかりやすいんじゃないですかね。
 そんで、各部員の成長にビックリする早見先輩。事前にストーキングしてた、というフリがあるため、シュート率まで把握してることに説得力がありますね。ていうか、下調べしすぎ。
 最終的に勝手に敗北感に打ちひしがれる早見先輩。安定の敗北である。試合に勝利したのに早見先輩は負け、という対比がうまいな。しっかし、今週はおもしろかった。早見先輩がイイキャラしすぎである。またラクロスのルール説明、さらに部員のポジション説明という本作の舵取り上重要な展開をぶっ込んだのも素晴らしかったです。ガングロがゴーリーやってる理由とか気になる布石だし、ただの楽しいラブコメで終わらなかったのがお見事でした。

『ブリーチ』

 バトルの最中に意味深に手のアップが映り、後にそれが説明される、という流れはキレイでしたね。言葉によらないバトル描写による説明ということで見応えありました。
 ザラキさんが思考の放棄をしたので説明が飛びましたが、死にかけたところを治療して、殺しかけて治して、という繰り返しですかね。サイヤ人理論ということで。

銀魂

 大晦日‥‥だと‥‥?
 「武闘派ダンボール集団」で笑った。過激な語感とダンボールとのギャップがたまらん。

『烈!!!伊達先パイ』

 「チョコレート・DEATH子」というサブタイの通り、バレンタイン回きたー。2週間程早いですが、本作の時事ネタを拾いまくる姿勢はマジで偉いと思います。今のジャンプには時事ネタが少なすぎるんですよねぇ。まぁ、逆に言うと、本作が節分をスルーしたのが少し意外。
 まさかのヒロイン無双回。「喜多さーん!!?」の変形には笑ったわ。ついでに民明書房も久々だな。そういや喜多さんが民明書房担当だったっけか。
 野郎が1コマずつしか出ない、という変則回。そして、「最後の聖戦」という煽り。おまけに来週の段階でもまだバレンタインネタやるには1週早いという時期的事情、これらが意味するものとはなんでしょうねー。

『クロガネ』

 最終回でーす。おつかれっしたー。全員集合の扉絵がとてもそれっぽいですな。全員集合と言っても他にも部員はいるんだけどな。
 ていうか、特に内容のない最終回で戸惑いが隠せないというか、感想に困る。まぁ、基本的に丸投げというのは打ち切りらしくて好きなんだけど、潔すぎるというか。「まだ描き足りねぇ!」という作者の焦りとかそういうものが感じられず、サッパリしすぎてるというか。まぁ、何週分も前からこの最終回に向けて計画は立ててたんだろうから、こういうサッパリしたのもアリとはいえ、見事に展開がなかったな。逆にキレイですよ。最後ゴチャゴチャするのが定番なのに。
 1つ感動したのは、アオハルがヒロインにアシスト入れたとこですね。こないだの試合の内容を考えると非常に泣ける。吹っ切れたんだな、と。
 まぁ、あとは、単行本に40ページ以上の描き下ろしがされるそうですので、そこでエピローグが語られるのかな? スクエアとかもそうだけど、こういうの多いな。特に本作の場合は、最終回で話を一切進めないという荒技だったので、描き下ろしでなにを語るんだ?という感じですね。試合とかはやらずに、日常回的な後日談とかかしら。
 まぁ、『クロガネ』というのは不思議な作品で。掲載位置的に毎週ケツになったりするワケじゃないのに、毎回後ろの方。けど、打ち切りの対象になるかといったらならなくて。っていう感じで続いてた印象ですね。
 話としては、王道といいますか、ベタをそつなくこなす感じでしたかね。各シーンのキメっぷりとかフツーにカッコよかったと思います。まぁ、逆に言えば、そつがなさすぎてフックもないというか。
 あとは、運動音痴という設定があんまり活用されなかったのは残念ですね。まぁ、これは完全に個人的な関心なんですが。運動音痴がただの体力不足だったような。まぁね、一言で運動音痴っていってもそれをどうやって描写するかは非常に難しいと思うんですけどね。
 ともあれ、1年半も続いた作品が終わると、ジャンプ全体の読後感というものが変わってしまいますね。片仮名4文字タイトルが1つなくなり、『ニセコイ』の天下になります(『ハイキュー!!』は変則型)。

投稿コーナー

 51号の日本一の結果発表。3位だけ当たった。むむむ。もうちょっと上に行くかと思ったんだが。難しいのぅ。

逆に窓からのぞかれてる。
(未来航路さん)

 超訳ニーチェ。深淵をのぞく時深淵もこちらをのぞいている。

「負けるなよ!絶対ビッグになれよ!」って横断幕が延々と並んでる。
(さばねこさん)

 横断幕は感動的だけど、世界の車窓からということを考えると邪魔でしかない、ってトコが絶妙ですね。

車内は移動中のAKBメンバーが生着替え中だが、窓の外しか映さない。
(運命と呼ぶ他ないさん)

 「車窓<車内」というコロンブスの卵的発想の転回。

  • 美男道
    • 最終回だそうで。おもしろいのになぁ。

友人がゴミ箱に投げたゴミが外れそうな場合はさりげなくアウリープ
(携帯を不携帯さん)

 「さりげなくアウリープ」という言葉がおもしろすぎる。

「プリン?てめぇにくれてやるよ!」
(低脂肪牛乳さん)

 欠席者プリンの争奪戦が行われてる横でこんなこと言われたらホレてしまう。

登場する時は暗闇から拍手しながら。
(シロクレヨンさん)

 この「ただ者じゃない」感。

  • すごスキル(職業:漫画家)
    • かんぴょう巻きさんのイラストネタ「ベタで昼を変える」「ベタルータ」が懐かしすぎて吹いた。ラナルータな。最近めっきり見かけなくなりましたが。
    • 足元タウンページさんのイラストネタ「長編漫画を描いた 敵は待ちくたびれて眠っている…」という文章のドラクエっぽさが素晴らしすぎた。って、どちらもドラクエが好きだから選んだみたいですね。これでもおもしろいから選んだつもりですよ。
目次

 「マンギリ!!」(南貴大)。微塵も売れなかった45周年記念グッズとは。
 今回も結構おもしろかったですね。ていうか、これやっぱりお題を知らずに本ネタを見て笑えるかどうか、っていう違いな気がしてきましたよ。お題知らなくても先週も今週もなんか笑えますもんね。本企画の勝因はそこにあるんじゃないかなぁ、なんて思ったり。まぁ、お題が読みにくいっていう大問題が前提なんですけどね。
 ちなみに、今月分はこれで終了ですが、今月のベストは先週の「45ページしかないジャンプ」で決まりじゃないでしょうかね。

 目次コメントは今週は新年会の話題がほとんどですね。行ってきただ、誰それと話しただ、二次会までいただ、緊張のあまりガクブルだ、といろいろいました。「行けませんでした」って人がいないのが逆に貴重かもしれませんね。まぁ、コメント書かない人はどっちか知りませんが。


 総括です。
 まぁ、今週は『ニセコイ』の人気キャラ投票企画がおもしろすぎた、の一言ですね。千葉県のYさんまじかっけー。マリーまじ天使。
 掲載位置の意外性でいいますと、『食戟』でしょうか。今週も高い。しかも来週はセンターカラーだし。今期の新連載は『食戟』の1強って感じかな。来週から新連載が2つ始まるそうですが、どこまで行くんでしょうね。
 んで、今週、作品単位で最もおもしろかったのは、『クロス・マネジ』かなぁ。良キャラの早見先輩が久々登場とか、ラブコメ展開が楽しい、ってのはもちろんですが、ラクロスのルール説明、今後の布石、モブ部員たちのキャラが立ってきた、という作品の今後に大きな影響を与えそうな回だったんじゃないでしょうかね。

 んじゃ、今週のMVP決めまーす。次点が3人。

  • たしぎ 『ワンピース』
    • たしぎちゃんに限らず今週の『ワンピース』はどのキャラも魅力的で楽しい回でした。
    • 中でもナミ×たしぎの化学反応っぷりが異常、という次第でして。ベルメールさんを出してくるとは、思わず膝を強打。
    • という理由なので、ナミでもよかったんだけど、たしぎちゃんの新米保母さん感が大変かわいかったので。
  • 早見千海 『クロス・マネジ』
    • さっきも書いたけど、今週おもしろかった展開すべての原因は早見先輩だと思うワケで。早見先輩が本作の救いの女神に思えてくるレベル。
    • 早見先輩がカンフル剤となって作品の魅力が何ランクも上がったと思うんですが、早見先輩のストーキング話とかもおもしろくて、彼女自身の魅力も増した印象です。
    • 冒頭の登場シーンでの彼女の場違い感からして間違いないですな。
  • 潮田渚 『暗殺教室
    • かわいかったからだよコノヤロー!!! 今週の渚くんよりかわいいキャラいるんだったら連れてきやがれ!!
    • マジで今週の渚くんのかわいさったらなかったです。現ジャンプの全ヒロインが全裸土下座しても敵わないレベル。

 んで、今週のベストキャラがこちら。

  • 千葉県のYさん 『ニセコイ
    • まぁ、これしかないっしょ、ということで。今週最もインパクトのあった人物はこの人でしょう。
    • 問題は、マリーのあのセリフ、本当に作者が書いたのか?という点ですね。その他のキャラのコメントのテキトー加減から察するに編集やらが思いつきで書いただけな気もするんですが。
    • まぁ、そうだとしても、マンガのキャラに名指しで感謝されるとか、本来ならどうやったって叶わない夢ですからね。Yさんマジすげぇよ。

次号の感想

クロガネ 7 (ジャンプコミックス)

クロガネ 7 (ジャンプコミックス)

恋染紅葉 3 (ジャンプコミックス)

恋染紅葉 3 (ジャンプコミックス)

タカマガハラ 1 (ジャンプコミックス)

タカマガハラ 1 (ジャンプコミックス)

タカマガハラ 2 (ジャンプコミックス)

タカマガハラ 2 (ジャンプコミックス)

*1:週刊少年ジャンプ」2013年9号250ページ