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『サイボーグ009』完結編(11話)の感想

『サイボーグ009』完結編(10話)の感想 - 北区の帰宅部

 クラブサンデーにてweb連載中の『サイボーグ009』の感想。
 なんですが‥‥早くね?? 更新はまだだって聞いてたんですがー。現在も10話のラストには「次回は3月22日(金)更新!」って書いてあるじゃないですか。なんなんだ。なぜなんだ。更新早めるのはうれしいけど、次回予告は正しくやってくれよ。

 ということで、3.8に更新されていた006編後編。今回もシュガー佐藤です。早瀬マサトどこいった。どっちでもいいけど。

 まぁ、ということで、感想です。

 扉絵、前話ラストに出てきたゾウさんです。今回、女で名前がシバだとわかります。

 んで、006いきなり後頭部をガツン。拘束されます。ブタ体型の006を丸焼きか?と思ったら、赤ん坊登場。天空の食とは赤ちゃんの姿煮だったそうで。カニバリム。人間を食材扱いしているのを見ると、人間よりも高次な存在、神だと思えますね。

 ちなみに、006拘束のあたりなど、コマ割りが今までに比べて変則的というか特徴的に感じました。やはり作者変更の影響がここらへんに出てるのかな?なんて。

 006に対して「欲にかられた人間」呼ばわりするシバ。
 前話の感想で、「006が巻き込まれ型でなくグイグイ首を突っ込む」って書いたと思うんですが、それと通じますね。001〜002編のように巻き込まれる展開ですと、この「欲にかられた」という表現はふさわしくないと思います。そう考えるとよく出来てますね。

 んで、006のアクションシーン。前話ではピッキングにしか使わなかった炎ですが、今回は全開。雑魚を炎で一掃します。ここで、重要なのが焼かれる雑魚たちの断末魔を丁寧に見せるコマ。読者的に「あれっ 殺していいの?」と思いますが、ちゃんとそれに対する話が終盤に出てくるんですね。見事に作者の手の上で踊ってしまいました。
 それ程までに結構な大活躍をする006。相棒である黒豚の安否を確認するシーンがあったりして、超熱い展開です(火だけにな)。黒豚も黒豚で006がやってくると勇ましい顔で「ブヒッ」とか言っちゃって超カッコイイ。006を乗せて疾走する姿もカッコイイし、やだ‥‥この豚イケメン///
 さらにその後は、006が炎を吐きながら街を縦断。焼き尽くします。シャングリラを焼き払う時、「こんなもん理想郷でもなんでもないアル」と言いながら火吐く際のオトマトペが「ペッ」。炎を愚痴と一緒に吐き捨てる感じがすげぇイイですね。006のキャラに合ってますし。

 橋の上でシバと対峙。こんなにちゃんとしたボス戦があるのも今までにないですね。今まで神的な存在と真っ向勝負したことってないですからね。やっぱ今回の話は熱いですね。熱血にすら感じます。
 さらにこのボス戦でファン的にうれしいのが、ちょこっとだけ00ナンバーたちのことに触れてくれるトコですね。そして、仲間も襲われると聞いた006がキレて最大火力。見開きで006、シバ、炎を一度に見せるシーンが大迫力です。炎が龍になっていて「能力強くなってる?」って思わせるあたりがうまいです。
 ‥‥しかし、まさか006編が一番盛り上がるバトルシーンがあるとはねぇ、想像もしませんでしたよ。

 ラスト。イエティと対面。サイボーグ戦士として自らの存在について悩む006。先ほどの虐殺についても悩みます。えっ、なになに、マジで今回の話ボリューミーじゃないの。アクションもあれば、テーマに対して語るシーンもあって、今後の期待が超高まりますね。
 今までの中で一番エンタメしてる回だったんじゃないでしょうかね。かなりの出来だと思います。こりゃ、次回も楽しみだ。

 ということで、次回予告。今度こそ3.22更新ですよ。前回の予告は1コ分ずれてしまった、ってことなのかな。にしても未だに修正されてないのが解せない‥‥。
 007編前編が本当に3.22更新なのか疑ってしまうじゃないか‥‥(さすがにそこまで頻繁に更新するとは思えませんが)。

『サイボーグ009』完結編(12話)の感想 - 北区の帰宅部