北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

映画『大脱出』の感想

スライのことが好きすぎるシュワ

 2014年の初実写映画となりました。
 「シュワとスライが本格共演とか!うおおぉぉぉっ!!」的な感じで観に行ったんですが、2人の出演作を追っかけてるワケではなくてミーハーなだけです。すいません。

  • あらすじ
    • サム ニールが激シブ

 まず、予告がちょっと問題あるでしょ、本作。中盤の見せ場である、「究極の刑務所は海の上にあるんだよ!!(ナンダッテー)」を予告で当たり前のように見せちゃってるじゃないですか。なのに脱獄のプロが「ははーん さては地下だな‥‥」とか言ってて見てるのがつらかったです。
 「味方も疑え」的な煽りもどうかと思いますしね。そういう裏切り裏切られ、的なおもしろのある作品ではなかったですよ。味方が裏切ったフリするけど、どれも相手を欺くため、ってすぐに明かされますからね。みんなスタローン大好きですもの。
 一番ひどいと思ったのが、「脱獄のプロが作った究極の牢獄」的なヤツ。ウソじゃないですか。スタローンはあの刑務所作ってないですよ。完全ノータッチ。彼の著書を参考にして作ったってだけで、「その監獄はつくった者すら破れない」とか何のことを言っているんでしょうか。別にそれに惹かれて観に行ったワケじゃないからいいですけど、ずるいよなー。

 まぁ、そういうのは置いといて本作。スライとシュワの本格共演作として話題なワケじゃないですか。んで、蓋を開けてみたら、シュワがスライのこと好きすぎる。出会ってからというもの、「よぉポルトス(=スライ)」「ポルトスっておもしろい名前だな」「ポルトスなんか欲しいものはあるか?」「ポルトス頼み事があったら何でも言えよ」とか、がんがんアプローチしてるじゃないですか! ポルトスポルトスうるさいよ!!
 んで、本編を最後まで観るとこの猛烈アプローチにも理屈があったワケですね。これはかなりよかったと思います。2人が仲良くなること自体が物語上で意味を持つってのは。
 2人の共演という意味ではラストにあった、シュワがスライに銃を渡してトドメどん!ってのもサイコーでした。ああいう2人の共同作業が見たかったんですよね。
 まぁ、肉弾戦の方でも2人の連携とか見たかったんですが、そっちはそこまでじゃなかった気もします。それと、2人の対決も見たかったですよねぇ。まぁ、本作の2人は別に敵対関係じゃないんで、物語上入れるのは無理なんですが。やっぱ予告で変な先入観がったのかな‥‥。互いに疑心暗鬼になって(もしくは本当に裏切って)ガチンコの殴り合い、みたいなのも期待しちゃいました。

 脱獄モノとしてのおもしろは結構あったと思います。実現可能かどうかみたいなリアリティーは置いとくとして、熱でネジを外すのとかかなり好きでした。
 フツーの脱獄モノと違って、自分が入れられてる刑務所が地球上のどこにあるのかがわからない、ってのも足し算的によかったと思います。北半球判別するのとか、「おおぉぉすげぇぇ!!」ってなりましたよ。まぁ、よく考えたら「そのスキルって脱獄と関係なくね?」とかは思いますけどね。お手製の六分儀とか。とはいえ、ハッタリとしては充分だったのではないかと。
 脱獄に必要なのは情報ということで、顔のない刑務官に名前を付けてくシーンも大好きでした。シュワとの共同作業感があって尚更サイコーですね。

 本作のベストシーン。人によっていくつかのシーンが挙がると思うんですが、一番多いのがシュワの機関銃ではないでしょうか。ワタクシもそれです。
 何て言うんですかね、「絵になる」感がハンパないんですよ。「収まりがいい」というか。観てる時にはもう声が漏れんばかりの大興奮だったんですが、さらにサイコーなのがそのシュワが機関銃をブッ放す瞬間をこれでもかと仰々しく煽ってくれるんですね。この需要と供給がピッタリと一致してる感じがたまらなく快感でした。こっちが全然乗ってないシーンでああいうことされると萎えちゃうんですが、ハマった時の威力はとんでもないです。


 ということで、好きなシーンは多かったし、サイコーなシーンはとことんサイコーだったんですが、全体を振り返って大傑作というワケでもなかったのも事実でして。スライが脱獄に向けて動き出すまで結構だれてましたし。「人権は無視してるけど意外と警備はゆるくね?」とか思ったりもしました。
 とはいえ、スライとシュワの本格共演作において「2人が仲良くなったら最強!!」というのを押し出したのは正解だった‥‥と言ったら偉そうですけど、そういうのが観たかったんです。ありがとうございます。
 70点。

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映画『エクスペンダブルズ2』の感想 - 北区の帰宅部
 「そこそこ共演作」としての前作。『エクスペ1』は「形だけ共演作」という感じでしょうか。