北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『プチプチたんたんプチたんたん』33話の感想

『プチプチたんたんプチたんたん』32話の感想 - 北区の帰宅部

 気づけば雑誌上では年末なのですね。マガスペにクリスマス企画とかあって驚愕しました。

 ということで、「第33話 そのうちの未来」。そのうちの、という言い方がおもしろいですね。考えてはいるけど、そこまで深刻ではないというか。適度にボンヤリしてる感じ。
 あっ、逆に、すぐ来るというニュアンスともとれるか。

 夜、ヒカリの部屋にハナとコンスたんが寝間着姿でやってくる、というのは非常に寮感あってイイですね。ハナが妙にテンション高いのも夜特有の変なノリっぽくてリアルです。そしてそのテンションの出鼻を挫くヒカリの「徹夜の必要ないし」。この2対1の関係性がステキっすわ。2人が仲良く土下座する感じとか。

 てか、コンスたん、寝間着が大きめのワイシャツっぽいですね。それに対してヒカリがツッコまない、というのが時の流れを感じさせます。見慣れたというか、「もういいや」という感じなのかしら。

 そして、一夜漬けならぬ朝漬け。テスト勉強でこの展開はすげぇ目新しいです。理屈はわかるけど、寝る勇気。
 真顔でボケてくるのはコンスたんの大きな魅力ですね。ヒカリのツッコミが仰々しくなくサラッとしてるのもサイコーです。

 散々ふざけていたハナからいきなり進路の話。キャンプファイアトークというか、就寝前はこういう気持ちになりがちですよね。
 そして、語られる進路。おおっ、ハナが一番マジメである。そしてその内容というのも、例の動物病院の回を思い出させますね。やっぱあの日がハナにとっては転換期だったんでしょうね。

 将来の夢はおヨメさん、というとどうしても『生徒会役員共』の三葉ムツミを連想してしまいますな。まぁ、当然コンスたんの思惑はムツミと全然違うワケですがw

 んで、決まってないことに悩むヒカリ。テスト勉強は教える側、早起きは起こす側で「私はお母さんか!!」だったのに、ひょんなことから逆転するこの感じ。ヒカリが2人のことを尊敬してるようにもとれて味わい深いです。
 コンスたんの女子大生を目指せ、というアドバイス(ボケ)は案外的を射てますよね。決まってないなら、とりあえず大学行くのが無難だと思います。

 朝。テスト勉強の必要はないヒカリの目覚めが悪く、ハナとコンスたんの目覚めは良い、ってのが対照的です。話が盛り上がったため寝るのが遅くなったのだから、ヒカリだけ夜更かししてたワケではないんですけどね。

 布団。「こんなん干したら誤解されるだろ!!」というのが実に寮っぽいですね。大人数の共同生活ならではの問題というか。
 んで、オチ。ごまかすつもりが別の誤解を生むという悲劇。てか、カオルの発想力パネェな。そして無表情でいられる冷静さにも驚愕ですわ。浣腸プレイってことは、あの黒いのはアレってことでしょ。動揺隠しきれねぇよww
 そんなカオルがドキドキしてるコマにコンスたんが映り込むことで、「あれっ この誤解狙った?」という気にもなってしまいます。あの夜、ハナとコンスたんがヒカリの部屋に入るのを誰かが見てたら、プレイの相手だと誤解されてもおかしくないんですけどね。


 ということで、終わり。ふざけてたのに突然マジメになる感じがすげぇ良かったです。ありますよね、ああいう瞬間。
 そして、予告。「禁断の兄姉愛がハッテン……!?」とありますが、兄姉とは一体。細かいことは気にせずカオルとサトリってことでいいのかしら。「ハッテン」というカタカナには不覚にも笑ってしまいました。

『プチプチたんたんプチたんたん』34話の感想 - 北区の帰宅部