北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『ポンペイ』の感想

飛び出す方アンダーソン

 ウェスでも、ポール トーマスでもない方のアンダーソン。ポールWSアンダーソンの最新作です。いろいろバカにされがちだけど、オレは一番好きだよ!

 3D字幕で観ました。何気に3D映画撮った本数が業界屈指ですよね。

  • あらすじ
    • 火山でおわた

 3D映画ということで、飛び出る映像に期待だったんですが、火山が噴火するまではあまり飛び出ないんですよね。ただ、これは溜めという意味でよかったと思います。地面がグラグラって揺れると、劇中のキャラたちは不穏がってるけど、客としては「火山きたぁぁぁぁぁぁ!!!」ってなるんですよね。結局は噴火エンターテイメントな作品ですので、こういう楽しみ方で正しいのではないかと思います。
 3D映像という意味では火山の一点豪華ですけど、映画的にはそうでもなくて。剣闘シーンとかかなりおもしろかったですよ。アクションという意味でもそうだし、剣闘士が自分たちを縛ってた「鎖」で一矢報いるトコとか超アガりました。
 ベタなんですけど、ライバルとの友情、ってのも熱かったですね。やっぱベタって大事だと思うんですよ。恥ずかしがっちゃいけない。「昨日の敵は今日の友」とかわかっててもカッコイイですもん。反発してたライバルがここ一番ってトコで、「アイツは俺がやる」「ここは俺に任せてお前は先に行け」ですからね。ゲキアツですよ。燃えるわ。

 一方、ロマンスの方ですけど。めずらしく男の方に惹かれました。知らない人なんですけど、ちょっと驚くくらいに男前でした。これは本作がカッコよく撮れてる、ってことなのか、役者がマジイケメンなのか、わかりませんけど、ちょっと今後が気になりますね。
 調べてみたらドラマの『ゲームオブスローン』が有名みたいですね。あー、本作のキャスティング意図がわかりましたわw 似たようなコスプレ時代劇ってことですね。

 映画のラスト、キスした状態で灰に包まれた死体が見つかって‥‥みたいな感じなんだけど、コレさすにが嘘でしょ? いや、知りませんよ。けど、これはいくらなんでも嘘だろうよ、という感じでした。
 ポンペイの悲劇は史実だけど、もちろん本作にリアリティーとか求めてないですよ。だけど、なんか「こんなん出土しましたけど?」みたいな映像だったので少し混乱してしまいました。
 そんなキスなんですけど、必要以上にベロベロやってたので少し笑いそうになりました。


 ということで、終わり。面白かったですよ。やっぱ3D映画は映画館で観てナンボですね。感想書くのはすげぇ遅れましたけど。
 関係ないけど、旅行で飛行機乗った時にウェス アンダーソンの『グランドブダペストホテル』観たんですよ。ウェス童貞だったんですけど、時間余ってたんで。すごい評判もいいし、賞レースでも強そうなんですけど、イマイチでした。キレイだし、評価されるのはわかるんだけど、オレの精神年齢が追いついてないなぁ、という感じでした。やっぱポールのWSがサイコーやで。『バイオハザード』の新作も超楽しみです。『5』が超好きなんですよね。
 70点。

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映画『バイオハザードV リトリビューション』の感想 - 北区の帰宅部
 監督の前作。
 先日日曜洋画劇場で放送された時に、嫁とソファーに座りながら喋ってる映像がサイコーでしたよ。「僕がTウイルスに侵されたらどうする?」「殺すわ(ニッコリ)」というやり取りのなんと幸せそうなことよ。