北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』317話と『プチたん』出張版の感想

『生徒会役員共』316話の感想 - 北区の帰宅部

 今号のマガジン、2015年15号にはマガジンSPECIALで連載中の『プチプチたんたんプチたんたん』の出張版が載ってます。『生徒会役員共』のマガスペへの出張(凱旋)はあったけど、逆は初めてだぜ(多分)。

  • 生徒会役員共』#317
    • マガジンの掲載順的には『プチたん』のが先だけど、こっちを先に。
    • 会長、コーヒーのブラックが苦手らしい。
    • 『プチたん』との連続掲載ということで、両作の違いについて気が行きがちだと思うんですけど、一番違うのはやっぱツッコミですかね。特に『生徒会役員共』1本目、タカ兄の「大人の味ですよ うっかりさんめ」はかなり特徴的のような気がします。『プチたん』ヒカリは言わなそうなフレーズ。まぁ、副会長と班長という役職の違いもあるんでしょうね。あとは、メインのボケが年上なのと、同い年という違いも大きいですかね。
    • ヒカリはハナやコンスたんにイタズラだったり、いじられたりしますけど、タカ兄はそういう感じはないかもしれない。振り回されることはあっても。まぁ、ここらへん、距離感の違いが如実に出てておもしろいですね。好きな人がいる、それを知られている、という点もヒカリがいじられる要因かもしれませんね‥‥ってこれ『プチたん』の感想だな。
    • 会長とアリア。それぞれ上下が食い込む。運動をして下着が食い込むというのは、男でもある話なので、「あるある」ってなるのがわかりますね。それだけに、オチの料理してるとエプロンが食い込むってのが「ないない!!」ってなるインパクトが強いです。
    • ただ、男で、巨乳さんと関わりのない身としては、「ないない!!」と思いつつも、「‥‥あったりするの?」と自信なくなっちゃったりもします。いや、当然ないとは思いますけど、100%の確信を持てないというかw
    • ウソが見破られるコトミ。心理学とかにおける「人はウソをつく時に○○をする」みたいなのって、あくまでも「そういう傾向にある」程度のものなので、実践レベルなのかどうか怪しいですけど、コトミだったらそういうのが如実に現れそう‥‥と思えてしまう。素直というか単純というか。
    • 3ページ目はムツミネタが2本。やったぜたえちゃん。
    • 柔道部の部室でエロ本を没収する部長ムツミ。そのエロ本の経路というのが、「彼氏がもっててさー」。か、彼氏だと‥‥? 柔道部に彼氏持ちがいるとは何たる衝撃情報。ムツミに取り上げられた瞬間、手にしてたのが中里さんですので、彼女が有力候補な気もします。まぁ、その他のネームドキャラかもしれないし、名もなきモブ部員の可能性も充分あるんですけど。ただ、中里さんは結構な常識人ですので、フツーに彼氏くらいいても驚かないというか。
    • ムツミが「彼氏がもっててさー」の発言に何のリアクションを示さなかったのは、聞いてなかったのか、もしくは。仮に聞いてたとしたら、発言主に彼氏がいることをムツミは知ってるということですよね。ムツミはその人から彼氏の話を聞いてたりするということか‥‥なにその場面超見たい。
    • いやしかし、エロ本を読むムツミという絵面のインパクトはハンパないな‥‥。
    • そしてエロ本を生徒会室に持って行くムツミ。エロ本を裸で手に持ち廊下を歩くムツミ‥‥なんか知らんけど軽い背徳感あるな。
    • 生徒会室にタカ兄一人きりだったことで動揺するムツミ超かわいい。前ネタで見たページを思い出したり、タカ兄はそれに興味を示すのだろうか、とか頭の中によぎったのだろうか‥‥とか妄想するだけで楽しい。
    • まぁ、生徒会室にタカ兄一人きりだったのは不運のようだけど、会長やアリアがいたら間違いなくボケてくるから、それに比べたら幸運と言えるかもしれないですね。タカ兄は驚きはすれど、話せばわかってくれるし。まぁ、スズ一人きり、というのがベストなのは間違いないですわな。
    • 今回の扉だった古谷さんインダハウス。古谷さんが登場するだけでスペシャル感あるんですけど、今回は小山先生との絡みが見れる! これは驚いた。小山先生は横島先生との絡みもおもしろかったし、古谷さんとの絡みも楽しみすぎますよ。
    • てか、古谷さんと小山先生、小山先生のが年上なんだけど、タメ感ハンパないな。古谷さん初対面でいきなりボケてるし。
    • 小山先生の視点で考えると、知らない女性、しかも制服でない女性が身分も明かす前に「天草とは一夜を共にした仲です」なんて言われたら驚きますね。ビアン的な関係に驚くのもあるし、その相手を校内に連れ込んじゃうのか、という驚きもあるんじゃないでしょうか。あと、年上な点とか。
    • 古谷さんと小山先生、一瞬で意気投合横島先生との時もそうだったけど、小山先生が他キャラと即座に馴染むってのが見てて楽しいですね。精神がオールドな古谷さんと、実際にその時代を生きた小山先生、という柱アオリによる解説も見事でした。実際は小山先生はそこまで年上ってワケではないんですけどね。まぁ、理解としてはそれでいいと思います。
    • てか、「先生トイレ!!」は身に覚えありすぎるな‥‥。ギャグ単体としては今週一番笑ったわ。古谷さんにつられてはしゃいでる小山先生もかわいいし。
    • 黒板の大事な部分の前に先生が立ってる時に、「先生見えません!」「先生は透明人間じゃありません!」ってのもあったな‥‥と思い出してしまいました。てか、オレ小山先生の方が年近いのか。泣ける。
    • ということで、終わり。今回の一番のトピックは古谷さんと小山先生の絡みだと思うんですけど、個人的にはやはりムツミとエロ本、そして柔道部の彼氏持ちの件が衝撃的でしたよ。やっぱ柔道部イイなぁ。えも言えぬ魅力がありますよ。
  • 『プチプチたんたんプチたんたん』出張版
    • 出張版と聞いて、4コマとかかと思ったんですよ。もしくは単行本の描き下ろしとかでよくある1ページショート。かと思ったらガッツリとして1話になってて驚きました。主要キャラを紹介するような内容になってるのが出張版らしいけど、これがフツーにマガスペに掲載されてたら、「今月も安定したクオリティーだったな」となんの違和感も抱かずに終わってた気がする。
    • そんな本編。あまてら荘の風紀を正すヒカリが主要キャラに順にツッコミを入れてく感じ。ヒカリとコンスたんの登場は全段ブチ抜きなのに、ハナだけフツーなんだぜ。ハナ主役じゃない説。
    • そんなハナ、プチと共に登場。ヒカリはツッコまなかったけど、プチ(犬)に大して猫じゃらし使ってるので既に笑える。
    • 「風紀が乱れてる!!」というセリフは氏家ト全の過去作にも多々出てきたセリフですけど、「ふ‥気が乱れてる」とは新発見すぎました。正直今回で一番好きなギャグかもしれんw
    • 「高3なのに中2だね」とハナに言われてウンウンと頷いてるプチが超かわいい。プチぺろぺろしたい、ぺろぺろされたい。
    • てか、高3になってたのか。
    • そして、コンスたん登場。本作ではお馴染みのレオタード&ワイシャツというスタイル。出張版でも切れ味鋭いコンスタンツ。
    • このレオシャツってのは連載や単行本読んでる人からしたら「出た!」という感じ、お家芸的なノリなんですけど、今回のは出張版だから初めて見る人も多いんでしょうね。コンスたんとはこういう人、というのを象徴するようなギャグでナイスだと思います。
    • 順に行くと、ヒカリ。2人にぐにぐにされてる絵面が大変微笑ましいんですけど、個人的なベストショットはコンスたんに「このバスタオル羽織ってみて」と言われて「?」になってるヒカリですかね。なんとも形容しがたいんですけど、超かわいい。
    • んで、オチ。ラスト1ページにすれ違いが原因の衝撃的なコマが出てきてエンド、というのは一番多い構成なんじゃないでしょうか。『濱中アイ』とかの時にも多かった気がしますけど、なんと言いますか、ショートらしいオチだと思います。変な話、ちょっとした4コマ感あるというか。
    • てか、ヒカリが裸に見えるってこと自体もおもしろいんだけど、ハナとコンスたんが正座待機してるのも結構ツボですわ。3人の(2人の)息ピッタリな感じが出ててかなりイイと思います。
    • てなワケで、終わり。初の出張版らしく、説明的な要素がよく考えると多いんですけど、それが全然くどくないからスゴイですね。高3であることを1ページ目でいきなり紹介してるけど、ちゃんとギャグの中に「高3」というワードが入ってたりします。同時に、プチが特別ハナに懐いてる、というのも一発でわかる。他にも、ヒカリがカオルのことを好いてることが自然とわかるくだりもスムースだったんじゃないでしょうか。
    • 逆に、本編の中には「コンスたん」という呼称が出てこないんですが、これは出張版なので初めての人に向けて情報量をあえて減らしてるんじゃないかなぁ、という気がします。その他のやり取りで3人が仲良しなのは自然とわかりますし。

『生徒会役員共』318話の感想 - 北区の帰宅部