北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

『6才のボクが、大人になるまで。』の感想

映画でわかるアメリカ現代史

 公開当時にはスルーしてたんですが、アカデミー賞で話題になってるのを見て「やっぱり行かにゃ!(戸田弁)」となりました。まぁ、それも1ヶ月以上前なんですけど‥‥。

  • あらすじ

 ガキンチョが大人になるまでをキャスト変更なく、成長に沿ってリアルタイム撮影した超実験作。思春期に突入した主役の子が「やっぱ映画とかイヤだよ‥‥」とかならなかったので本当によかったと思います。この試みが実を結んだだけで、映画史に名を刻んだんじゃないかしら。
 『ハリーポッター』シリーズとか、日本だと『渡る世間は鬼ばかり』『北の国から』みたいなシリーズがキャスト変更することなく続いたので結果的に子役の成長を追うような映像作品になった、というのと本作はひと味違うと思うのですよ。まぁ、この例のうち『ハリポタ』しか観たことないんでアレなんですけど、本作の場合は子役の肉体もそうだけど、背景として映っているアメリカの文化や流行もリアルなのですよ。これがデカイ。
 個人的にはポップカルチャー関連のネタが特におもしろかったです。中でもわかりやすいのが『ハリポタ』ですよね。さっき例に出しましたけど、『ハリポタ』の原作シリーズの発売イベントとかに参加してるんですよ、主人公たちは。それも複数。『ハリポタ』という長期シリーズの時間の流れを本作の時間の流れの表現として利用してるんですよ。映画シリーズが子役の成長を追う側面があったことも意識してやってるのかな?とか思うと非常におもしろいですね。
 他にも、思春期の若者による『トワイライト』ディスとか出てきて、声が出るほど驚きました。日本にいると『トワイライト』人気ってパロられたりするのを見ることで「そんなに有名なの?」って感じだったんですけど、本作でリアルな世代の若者が「あんなの読むのは子供だけだよねw」と言っててサイコーでした。アンチが湧く、それを否定することが自分の優位を確保する材料になる、って相当な人気作、社会現象になってたことの証拠ですよね。「トワイライト人気ってマジですごかったんだな」と逆説的に思い知ってしまいました。それと興味深い、驚いたのが、大統領選挙。その時代を象徴するイベントとして大統領選挙が出てくるんですよね。これは日本だとなかなか出来ないというか、コロコロ変わりすぎてて「えぇーっとアレはいつだったっけ‥‥」みたいなことになりかねないですね。てか、あそこまでのお祭り騒ぎにはならない。あそこまで盛り上がってるとは知りませんでしたよ。
 また、どの政党を支持するかがそのキャラクターの説明になってたりするのもおもしろいですね。主人公の最初の父親民主党ラブ、オバマラブなんですが、その父親の再婚相手の実家がどう見ても共和党支持っぽいんですよね。田舎に住んでて、教会通って、子供へのプレゼントは聖書と銃。銃ですよ。銃。これには笑いました。父親は成長してよき夫、よき父親になれると思うんですが、嫁の実家とは細かいトラブルが今後も生じるんだろうなぁ‥‥とか想像してしまいます。
 ということで、各時代を象徴するような出来事や文化が背景に出てきて超楽しかったです。ちょっとしたクイズ感覚でしたね。「○○があるということは××の頃か!!」みたいなノリ。逆に言うと、終盤、主人公がほとんど大人になって大学行って、物語が収束に向かうあたりになるとそういう時代のアイコンみたいなものが減った気がします。そのためワタクシは少し退屈でしたよ。まぁ、「今あなたが映画を観ている現在なんですよ!」という意味もあって小ネタ的に出すのは控えた、とかの意図があったりする‥‥のか? 単にキャラクターたちにフォーカスしただけかもしれませんがw


 はい、終わり。久しぶりに映画の感想書いた気がします。いろいろ溜まってるので、とっとと書かないといけませんね。書き始めると楽しいんですけど、最初の一歩が精神的にめんどいんですよ。腰重い。ついついドラクエやっちゃう。
 70点。

ドラゴンボール改 魔人ブウ編 Blu-ray BOX4

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 アメリカの男の子がハマるものといったら『ドラゴンボール』だぜ!!という序盤のネタには心底驚きました。すごい人気なんですね。アニメめっちゃ観てたし、ポスターも貼ってたし‥‥。
 そんな『ドラゴンボール』の新作映画が今年公開なことを「6才のボク」は知らない。

http://d.hatena.ne.jp/gohomeclub/20110722/1311354720
 なんとなく関連づけたくなってしまった映画の最終作。