北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

『ファンタスティック・フォー』の感想

異次元でもマント

「みんな大好き『クロニクル』監督の新作だよ!!」というノリになるはずだったのに全然そんなことなくて泣いた。
 事情がよくわかってないのにボコボコ叩いてる人とか見るともにょりますね。まぁ、事情がよくわかってないのはワタクシもそうなんですが。

  • あらすじ
    • 飲むなら乗るな

 安易に「リアル路線」って言葉使うとなんか地雷踏みそうで怖いんですけど、本作の場合は前シリーズがポップでコメディー色の強い出来だったから、比較という意味でリアル路線でいいのかな‥‥と恐る恐る。
 原作はよく知らないのでリアル路線が向いてるのか向いてないのかはわかりません。ただ、せっかくリブートするんだったら前シリーズと違う雰囲気にするのは正解だったかなと思います。少なくとも個人的には。リブートって割と「またベンおじさん死ぬのかよ‥‥」みたいな感じになりがちですからね。別物になるのはよかった。
 今回のリアル路線のゴム人間とか超気持ち悪かったじゃないですか。もうね、サイコー。拘束された状態でリードが伸びた体でムニョムニョやる所が楽しかったです。スーツって気持ち悪さを隠すためにあったんですねw
 気持ち悪い映像もそうですし、スーパーパワーを得ることによって傷つく若者たち、というのもツボでした。てか、ただの『クロニクル』ですね。ここらへんが起用理由なんでしょう。今回の4人も「Leave me alone!!!」とか言いそうでしたわw
 あんなに仲良しだったリードとベンが仲悪くなっちゃうのもよかったですね。「深夜突然呼び出されたと思ったらいきなりムッシュムラムラじゃあ絶許だよなぁ」とやたら説得力ありましたし。リードはリードで、ベンを救うために逃げたのに裏切り者呼ばわりされたらかわいそうだよなぁ‥‥ってなりました。ここらへんのすれ違いはそりゃあもう大好物ですよ。一方、スーパーパワーを得た多幸感に酔って大人の言いなりになりつつあるジョニーとかすごくイイですよね。すごくわかる。

 スーパーヒーローにリアル路線を導入すると大体出てくるのが軍事利用。一番わかりやすいのは『ウォッチメン』のDr.マンハッタンでしょうか。ベトナム戦争はアメリカが勝ったんやで。
 そんな軍事利用シーン。Dr.マンハッタンみたいな何考えてるかわからない人ではなく、ただの人、青年であることが強調されてる本作において、軍事利用は当然悲劇です。「それだけは避けなければ」というのが当面の危機意識。‥‥なんだけど、悲劇なのはわかるんだけど、悔しいかな、この軍事利用シーンが超楽しかったです。岩男が戦車相手にムッシュムラムラしてる場面とか痛快極まりなくて「ベンには悪いがこれでいいんじゃないかな‥‥」とか少し思ってしまったレベル。
 というのも、本作はオリジンに焦点を当てたせいでヒーローとして活動するシーンがほとんどないんですよね。チームを正式に結成するのも最後。チームに名前が付くのも最後。個人のヒーローネームとかは付かず終いでしたし。‥‥ヒューマントーチは自分で名乗ってたっけ?
 まぁ、そんなワケで、戦車相手に無双するようなアクションシーンは本当に貴重で、メチャクチャ楽しいんですよ。あと、森の中でリードとベンがケンカするシーンとか。森の中で仲違いってのは『アベンジャーズ』っぽいですね。ラストに秘密基地で定番の言葉を出し惜しみして終わるってのは『アベンジャーズ2』っぽいか。
 ともかく、スーパーヒーローが自慢のスーパーパワーを気持ちよく発揮するシーンはもうちょっと欲しかった気もしますね。とはいえ、オリジン。

アベンジャーズ』との比較ってワケでもないんですが、本作はチームモノであることが強調されてたと思います。「1人では勝てないけど協力すれば‥‥」みたいなセリフありましたけど、そのものズバリですよね。ぶっちゃけ『アベンジャーズ』は敵も集団なので、ボスキャラ単体だったら「ハルク1人で勝てんじゃね?」という感じですからね。この差は大きいですよ。
 なんだけど、肝心の協力プレイってのが今一つだった気もします。てか、ラストにドゥームを倒す作戦ってのが微妙なんですよね。透明バリアで岩男を隠して他2人が気を引いてムッシュムラムラでフィニッシュ、というのは何となくわかるんですが、割と単純な作戦じゃないですか。作戦という意味では前作の『ファンタスティックフォー』の温度差作戦の方がよかったかなと思います。まぁ、あれが文句のないカンペキなものとは思いませんけど。チームプレイという意味では。
 あと、ラストバトルがどうも燃えなかったのはドゥームにも責任あったと思うんですよ。まず、ドゥームの能力がよくわからないでしょう。わからないから何をしてくるのか、何をされたら負けなのかがピンとこない。研究所でモブたちを大量虐殺した技をファンタスティックフォーがどうやって防いだのか、とかそういう駆け引きが楽しいワケじゃないですか。本作はそういうんじゃないんですよね。なんとなくのスーパーパワーで圧倒してくるだけ。これは残念でしたね。そもそも異次元の超常性もよくわかってませんし。「ヘルメット取っていいのか」とか思っちゃいますし。
 戦う舞台が異次元ってのも凄さがよくわかりにくかったと思います。街中のがよかったかなぁ。てか、ポスターは4人が街中でポーズ取ってるんですよね。それ見せてくれよw
 舞台が異次元問題というのでは、地球の危機がピンとこなかったのもあると思います。なんかよくわかんないまま突然地球が滅びそうになってるんですよね。んで、滅びそうになってるのとは(見た目的に)関係のない所で戦ってる、というのがイマイチ燃えなかったです。
 まぁ、このラストバトルに関してはいろいろダメな部分多かったかな、と思いますね。他は全然よかったのに。


 ということで終わり。良い所もあれば悪いところもある、そんな映画だったと思います。どれもそうなんですけどね。特別悪いとかそういうことは思わなかったよ、ということです。

 特別人気のある作品だったとは思わなかったんですが、今回の騒動でなぜか勝手に株が上がった感のある前シリーズ。2作目でリードとスーが結婚式を挙げるのが日本だった気がします。ド級のトンデモジャパンだったような記憶。
 前シリーズといえばやっぱジェシカ アルバだと思うんですけど、個人的にこの2作がジェシカ アルバ史上最もかわいい映画だと思ってます。一番好きなのは『シンシティ』だけど、一番かわいいのは『ファンタスティックフォー』。スーツとかメガネとかちょっとあり得ないくらい似合ってるんですよね。ホント好き。
 ‥‥あっ、リブートの方のケイト マーラがダメだったという話ではないですよ。さすがにジェシカ アルバには劣るものの充分魅力的だったと思います。リードを捜索しようとヘッドホンを装着した際に自然と髪の毛が跳ねちゃうトコが超絶キュートでした。

 マイルズ テラーくんの大出世作。ファッキンテンポ!!!
 ‥‥あっ、感想まだ書いてねぇや。

ONE PIECE 79 (ジャンプコミックス)

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 日本で一番有名なゴム人間がこちらのルフィさん。ゴムの使い方は結構違いますけどね。ただ、『ファンタスティックフォー』っぽい能力者は他にも揃ってる、というかアメコミ的にこじつけられる人多かったりします。
 ちなみに、ゴム人間の兄貴が炎人間、ゴム人間の舎弟がバリア人間です。「おっ『ファンタスティックフォー』意識してるのか?」と思いたいんですが、他に透明人間も岩人間もいてそいつらは無関係なので残念w