北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2016年18号の感想その2

 また深夜更新だよーw
 月火の前後編更新にして結構負担は減ったと思ってたんですが、今度は「月曜が終わるとやる気がゼロになる」という現象に悩まされるようになりました。むむむ。
 ということで、その2です。決して後編というタイトルにはしないんやで……

週刊少年ジャンプ2016年18号の感想その1 - 北区の帰宅部

  • 双星の陰陽師助野嘉昭
    • テレビアニメが始まると言うことで、スクエアからの出張。
    • 本編前に1ページ使った物語ガイドがあるんですけど、まったく知らない作品の詳細な話を突然されても1ミリも読む気起きませんね。てか、今回の出張版読んだら、別に事前情報ナシでも分かるようになってるじゃない。なんなんだ。
    • んで、エクソシストですよ。またエクソシストかよ!! 最近のジャンプはどうしちゃったんだ。ミウラ師匠に親でも殺されたのか。
    • 設定。夫婦だ夫婦だと書かれてますけど、大人が勝手に決めただけで本人たちは別に夫婦とは認めてない感じですよね。少なくとも今回の出張版に夫婦感はないです。要するに『らんま1/2』でいう許嫁状態。『らんま1/2』は偉大やー。
    • 本編。主人公は漫画家志望。少年ジャンプに送るが「スクエアに送れよ」という言われてしまう。メタい。まぁ、こういう「少年ジャンプ大好きやでー!!」という目配せは嫌いじゃないです。というか、そういう目配せする気概が好き。
    • 嫁のコスチュームチェンジ。神父のドジっ子ぶりが不自然すぎて、「ははーん さてはこの神父装備を解除させるためにわざとコーヒーぶっかけやがったな!」と思ったら全然そんなことありませんでしたw ただ単にウェディングドレス着せたかっただけか。まぁ、夫婦モチーフを強調したかったってことですね。
    • 貧乳がサイズの合わない服を着ると胸部がガバガバで危ない。背伸びして大きめのブラしたらスカスカになってブラチラで済むところが乳首までコンニチハしてしまう、という悲劇を呼びます。サイズって大事ね(なにこの話)。
    • 主人公は陰陽師の自己犠牲の精神が大嫌い。死んでいった先人たちをバカにしたと思ってたけど実は違ったんですね。こういうのイイですね。こういう話、ヒーロー論として重要な部分だと思いますよ。ヒーローのあり方として根源的な問題でもあるので、自ずと他の作品にも当てはまってしまうんですよね。ジャンプでも全然いける話ですよ。デクとか自己犠牲バカヤローじゃないですかw
    • んで、背中合わせになる夫婦。戦場で背中合わせってみんな大好きでしょ? 武装した花嫁も好きでしょ? ウェディングドレスにダメージ入ってるとより良しでしょ? というみんな大好きな要素をごった煮にしたようなクライマックスでした。そのせいか、肝心の決着は描かないというね。夫婦が背中合わせになった時点で最強、勝ちは確定、ということなんでしょう。うまいバランスだと思います。まぁ、難癖つけるなら花婿の方にパンチが弱いかな。タキシードでも着ればよかったのにw
    • ということで、終わり。強引ながらもウェディングドレス着せる、という部分にサービス精神を感じましたよ。一見さんでも楽しめる感じだったし、申し分ない出来の出張版だったのではないでしょうか。ただ、エクソシスト流行りすぎね。
  • 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
    • ほらー、エクソシストモノの直後にミウラ師匠掲載するじゃないですかー。ジャンプ編集部確信犯ですよこれ。ちくしょう、バカにしやがって……
    • ニセコイ』がマジメになったので今がチャンスだと思うんですけど、本作はアオリが悪ふざけしてることでお馴染みです。今回の扉には「大人気適温継続中」と書いて「いっしょにあったまろ…?」と読むバカかとw
    • 扉。扉でパンツ見せてないぞー! ミウラ師匠どうしたんだー!!という感じなんですが、本編読めば分かるけどコイツの魅力はエロよりもネコ感ということなんでしょうね。
    • どうでもいいけど、ジャンプのネコキャラに「夜」多すぎよね。夜々、夜一、夜久でしょ。ついでにネコマムシの旦那は夜の王でしょ。かぶりすぎやろ。
    • 本編。今週ようやく気づきましたけど、化け猫、シッポ3本あるんですね。なにそれかわいい……。いいですね。ネコマムシの旦那に浮かれてる時期に登場したんで興味なかったけど、全然かわいいですよ。化け猫。
    • ロリ仲居がいないので、みんなで料理。かわいこちゃんが料理を作ったらゲロマズ、とかいうベッタベタな展開大好きですw なんだろうなぁ、本作はそういうベタが許される感じがありますよ。
    • アサリの炊き込みご飯はすげぇ美味しそうでした。変な話、『食戟』より美味しそう。ここでぶっちゃけるのもアレですけど、正直見た目だけで美味しそうだと感じたことあんまないんですよね。
    • んで、料理上手なコガラシくん。これは『食戟』とのコラボ不可避ですわw ソーマくんの料理をゆらぎ荘の面々が食べて全裸、コガラシくんが極星寮でイタコクッキング……見える、見えるでぇぇぇ!! コガラシくんの料理スキルに感心したソーマくんが「師匠」とか呼べばカンペキですね。
    • んで、猫娘のストーキング。前述しましたけど、このネコ感ですね。エロ要素は排除した「かわいいなチクショー」という感じ、本作としては新機軸でイイと思います。ネコのああいう感じかわいいですよね。犬とは違った魅力だと思います。犬派ですけど。
    • ネコソープ。コイツはロリ枠だと思ったんですけど、そこそこ胸ありました。仲居さんが小学生だとしたらコイツは中学生という線引きという感じでしょうか。……あっ、この書き方なにか非常にマズイ気がする。違いますよ。そういうんじゃないんですよ。日頃の言動的に信頼が得られてないのは重々承知してますけど、マジで違うのです。
    • ということで化け猫エンド。ネコソープは寄り道に過ぎなかったんだよ、というのが今回の特徴ですね。ミウラ師匠は強迫観念にとらわれてるからとりあえずソープシーン入れたけど、今回のメインはネコなんですよ。猫娘のネコ感が大事であり、化け猫のほおずりが大事なのですよ。アオリにもありますけど、化け猫のほおずり、イイですね……。自分よりデカイからちょっとした「喰われるんじゃねぇか」みたいなドキドキも少しありますけど、それを乗り越えた感動ですよ。
    • てなワケで、エロ以外の「かわいい」がメインになった意欲的な回だったと思います。やっぱ本作はイイですよ。超好き。
  • ワールドトリガー
    • ちょっとテレビアニメの話しますけど、先日最終回を迎えたワケですね。その最終回がメディアミックスとして面白かったのです。話としては、原作でいうとガロプラの侵攻が始まるゾイ、という所で打ち切り的に終了したんですけど、おもしろかったのはテレビアニメ版最終回のラストシーン。侵攻はあるけどランク戦はフツーに行うよ、って話だったじゃないですか。だけど、原作だと侵攻を先に描いたじゃないですか。なんですけど、アニメの方だと侵攻の開始とランク戦の開始はほぼ同時なんですよ。そして、修行を終えた三雲隊が「転送開始!!」ってなった所で終了しました。要するにですね、一昨日のアニメ最終回を観た人が「ジャンプ読んでみよっかな」ってなった時に、アニメ最終回の直後が今ジャンプに掲載されてるんですよ。スゴイですよね。『暗殺教室』の同時期最終回ってのもスゴイけど、アニメから原作への橋渡しをした『ワールドトリガー』も相当スゴイと思います。
    • 本編。先述の通りアニメでオサムとチカの修行を見たばかりなので今回への没入度はメチャクチャ高いのですよ。オサムのスパイダー、チカの重くなる弾の修行を見たばかりですからね。なので結構テンション高まりましたよ。オサムが自らの弱さを受け入れて囮になる感じとかサイコーじゃないですか。自分が直接強くなれなくてもチームが勝てるようになればええんやで、という成長じゃないですか。いいなぁ、アニメ観ててよかったなぁw
    • んで、オサムたちの新技に対する解説。これが結構「同じこと言ってるだけやないか」って感じなんですね。アニメで観たばっかりですから。修行の際に「コレやったらいいんじゃない?」と話してたことを解説が反芻してるだけなんですよ。こういうのはうまいバランスですね。本作は遅効性とか言われてますけど、別に即効性も全然あるし、そういう気配りもしてある、というワケだ。てか、遅効性ってのをあまりにホメ言葉として使うのもどうなのよ、というのが個人的な考えだったりもするんですが。あんまりね、第一に言うことではないよねw
  • 背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜
    • アイドル描写。アイドルといっても男の方が人気なのか。現在のアイドルシーンって女性アイドルの方が優勢なイメージあったんで、てっきり女性アイドルの方が人気だと思ってました。まぁ、これも最近のアイドルの特徴で、下積み時代こそがアイドルの魅力、みたいな感じなのかもしれませんね。最近は売れる前のアイドルに目つけるか、みたいな部分が重視されてる気がします。あんま興味ない身から見たアイドル事情なんですけどw
    • そんなアイドルペア。ダンスに関しては女性優位な感じありますね。これね、楽しみにしてました。女性優位のペアがいてもいいじゃない、というのは本作の初期から感じてたんですよね。正直、男がリードするで固定されてるってのが時代錯誤な気がするんですよね。
    • んで、最強チャンピオンの登場。カフスを直す仕草ってカッコイイですよねw 好き好き。この人は画風ギャグで、アメコミっぽい、てかスーパーマンっぽいと思ってたんですが、相方の名前がサラ。ジョージとサラ。英語っぽい名前ということですね。リアルだと親が「将来海外進出した時に馴染めるように」という意味でこういう名前をつけるケースがあるらしいですけど、この2人は単純に外人っぽい、というだけですよね。ギャグ的というか。
    • さっきの話とも通じますけど、このジョージサラペア。男女が対等な感じがあってイイですね。対等というか日常では女の方が強いんじゃないか、というレベル。男女の格差で悩んでる部長ペアとの対比にもなってます。超関係ないんですけど、個人的には先日観た映画『バットマンvsスーパーマン』の影響でこういう強い女性を観るとワンダーウーマンのテーマ曲が頭の中に鳴り響いてしまうんですよね。世界観ブレイクするレベルで登場したワンダーウーマンにメロメロなのですよ。観ればホレる。「Is She With You」で検索してくだい。ドンドンドンドン♪デレレレルレルレルー♪
  • 火ノ丸相撲』超番外編
    • 先週の『けろけろ日記』から番外編企画は始まってると思ってたんですが、今週からの4週は部活漫画の番外編という括りになってるそうです。『けろけろ日記』も入れてあげればいいじゃない。
    • ということで、番外編。本編では描かれることが少ないけど、実は全然ギャグもいけるという素養を感じさせますね。こういうのも器用にこなしちゃうから憎らしいですねぇw
    • ということで体育祭。赤組に火ノ丸くんとチヒロというめんどくさい2人が入ったことで暑苦しい事態に。ついでにホタルも赤組というのが面白いですね。アイツも意外と暑苦しいノリ好きだからなぁw 相撲部が二分されたワケですが、赤と白という色のイメージに沿ってるのもうまいですね。「うわっ 赤組めんどくせぇ……」という感じ。
    • 火ノ丸くんのテンションの高さが赤組を浸食していって最終的には白組にすら影響を与える、という話。火ノ丸くんが体育祭に「心」という言葉を使ってて笑った。火ノ丸くんは至って本気なんだけど、本編的に結構大事な言葉なんですけどねw
    • ラスト。“赤組負けんのかよ!!” とノリノリでツッコミ役を演じてるレイナ様がかわいいw
    • ということで終わり。本作はねぇ、こういう特別企画の時のギャグも十二分におもしろいんですよねぇ。なんだろうね、ちょっともったいない気もしてくるレベル。
  • 火ノ丸相撲
    • センターカラー。今気づきましたけど、相撲部の6人って髪の色が全員違うんですね。黒髪は多いけど、ハイライトが微妙にそれぞれ違う。
    • カラー裏は単行本の宣伝。目次コメントでもありましたけど、TITE KUBOのコメントが熱すぎて笑えてくるレベル。
    • 本編。直前の『競技ダンス』と同じく大会直前。あちらが出場者の紹介だったのに対し、本作は客席が豪華。連載期間が倍くらい違うってのもあるんですけど、客席のメンツは作品の歴史を感じますね。出場者のオールスター感も大事だけど、客席のオールスター感も大事ですよね。『あしたのジョー』のホセメンドーサ戦の客席に少年院時代のキャラがいるのとか超テンション上がるじゃないですか。あんな感じ。
    • 競技ダンス』と違うのは、もう大会が始まってる点ですね。視点を一度ダチ高から別の客席キャラに移すことで時間をすっ飛ばす。大会が始まるまでに好きなだけ引っ張ってもいいと思うんですけど、この思い切りの良さはスゴイですね。
    • 大和国ジュニアに対するパパの評が “相撲を好きな者の顔だ”。先週も出ましたね、「好き」。心の土台になるのは「好き」という感情なんですね。故に強者の必要条件。
    • んで、相撲少年にハァハァして女記者が涙。ハァハァをやめて涙を流すというのも大事なんですが、ここで大事なのはセリフによる評価を最後まで言わない点。端的な評価はラストの見開きで天王寺くんがする、という流れですね。客席キャラから出場キャラへ、というシフトが見事すぎます。
  • 食戟のソーマ
    • 解体工事を指揮するアザミン。こういうショットがギャグとして機能する、というのを自覚してるのが本作の強みよね。絵力がギャグに転じることを充分に利用してる感じ。
    • 扉にも出てきた四宮師匠。その後の本編で「この問題 四宮師匠の元でやったヤツだ!」という進研ゼミ展開になるフリですね。こういうのがちゃんと出来る人は出世します。
    • んで、ソーマくんの授業。まさかの一席登場。アザミンの暴君ぶりを描いた後に出てこられると余計に感じるんですけど、アザミン側についたけどコイツらって本当に嫌なヤツなの?という疑問は湧くと思います。竜胆パイセンは「おもしろそうじゃん」だけで動きそうだけど、その他の十傑がなんでアザミンに加担したのが微妙に謎なのですよ。まぁ、一席の場合は極度の完璧主義者で自分以外信じられないので「お前ら全員俺のマネしてればええんやで」という考えに至っても不思議ではないのかな、という気はします。なんだけど、今のところギャグ混じりで愉快な人という印象が強いじゃないですか。これをどう悪役にしていくか、対立するようになるのか、というのは気になるところですね。まぁ、もちろん「アザミン側についたけどアザミンとは微妙に考えが違うんやで」という感じでも全然いいんですけど。セントラルと十傑がイマイチ結びついてない感じは今後の注目ポイントでしょうね。
    • んで、一席とのコンビ。フレンチのコースということで、四宮師匠の教えがここで活きる。いくら一席っつっても四宮師匠の方が強くね?という感じはありますからね。研修の成果をセントラルの人間に見せつける、というのは意味深いですね。
    • ということで、一席に気に入られるソーマくん。エリート主義の人からしたら才能のある人を素直に評価するのは別におかしくない話ですよね。むやみにイケメンな一席がソーマくんを勧誘する、という構図、嫌いじゃないよ。こういう人取り合戦ってホモホモしい感じになりがちですよね。好き。『三国志』とか割とそういう目で見ること多いですw
  • 鬼滅の刃
    • 直前の『食戟』もそうだけど、本作も扉の使い方がうまいですよね。なにやら印象的な一枚絵を見せておいて、実は本編を象徴する一枚になっていた、という流れ。とてもイイです。この感動が味わえるだけでマンガ読んでた甲斐があるってもんですよ。
    • 本編。殺したヤツの顔問題。『暗殺教室』の渚くんは殺す時に最高の笑顔を見せてくれるけど、本作は悲しみに満ちた表情。まぁ、殺すんだから当たり前ですねw 渚くんがおかしい。けど、最高。前にもこの話した気がするんですけど、ブルース リーがこんな感じなのかな、と思います。よくモノマネされがちなあの例の表情。敵を倒した爽快感とは全然違うあの表情が独特で、あれこそがブルース リーの、ブルース リー作品の魅力なんだと思います。その悲しみを帯びた表情ってのがちょうど本作と一致するんじゃないかなぁ、と思うのですよ。
    • んで、試験合格。合格したのに爽快感は一切なく、「アイツを救えなかった……」と後悔しかない様子。ここらへんね、ベタなヒーロー論なんですよ。『僕デミア』でも出てきたけど、全員は救えない、という話。なんだかんだで結構ヒーローモノの王道を進みがち、というのが本作者の傾向だと思いますよ。今までの作品的にも。
    • 試験合格後も乱すヤツが出てきがち、という結構ベタな展開。なんだけど、その進行乱すマンが女の子を殴った際のケガが結構エグくて笑った。暴力を振るったという描写があれば、次のコマではケロッと治っててもええんやで、という気もするんですが、結構ケガしてるw 主人公がヒロイックな行動をしたという爽快感がイマイチ得られない構造ですね。もうね、最高w
    • そんな試験合格者。主人公、進行乱すマン、死ぬ死ぬネガティブマン、蝶々ガール、という分かりやすい個性で描かれてるのがうまいですね。描写は最小限だけど、しっかり把握できる。しっかり把握できるので、ラストの “五人も生き残ったのかい” というセリフで、「1人多いやないかーいww」となれる。

 はい、終わり。大変申し訳ございません。火曜更新なのに最後までいきませんでしたw ちょっとね、マジでやる気の問題でして。火曜のちょうど夕飯を食べた後ですね、ここの数時間で最後まで一気にやろうと思ったんですが、寝ちゃいましたw 食後の睡眠ってなんであんなに気持ちいいの……
 別にね、文字数が極端に増えてるワケではないんですよ。割と順調な配分なんですけど、単純に時間がなくてですね……。はい、明日(水)は24時までに更新すると思いますので、どうか、どうかご勘弁ください。まぁね、水曜にジャンプ感想なんて読みたくないって気持ちも分かるんですよ。ワタシだって読みたくないですよ。水曜はマガジンですよ。
 グダグダと言い訳を連ねれば連ねるほど逆効果な気がしてきましたw はい、端的に言うと、ごめんなさーい!!

週刊少年ジャンプ2016年18号の感想その3 - 北区の帰宅部

ワールドトリガー VOL.14 [DVD]

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Ost: Batman V Superman

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