北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『プチプチたんたんプチたんたん』51話の感想

『プチプチたんたんプチたんたん』50話の感想 - 北区の帰宅部

 最終回直前でございます。毎月のマガスペ購入をどうするか悩んでる今日この頃でございます。ぶっちゃけ今は『プチたん』しか読んでないんですよね。ただ、あとで一気読みしよう、とボンヤリ思ってまして。『プチたん』ないのに毎月買うのもバカらしいけど、そのうち一気読みをした時に「大好きになった○○の続きが読めへんやんけ!!」ってなるのが怖いんですよねw
 迷う。悩む。

 51話。「告白」というサブタイの通りあの人が告白をする話‥‥ってヒカリしか選択肢ないか。

 話の舞台は送別会。サトリが仕切ってる風。1ページ目1コマ目からサトリが元気よくカンパーイ。‥‥今思うとこれがフリだったのかw
 前回の内容を考えると「受験どうなったんだ!」と気になるのがフツーでしょう。だけど、そこはメインではなく、あくまでも送別会の中の1つの話として少し出てくる、という程度。こういうのホント作者らしい。
 大ネタをあまり仰々しくは描かない、感情豊かに盛り上げない‥‥んだけど、受験結果は結構驚きでした。カオル落ちたんか!! この手の作品はそんなガチガチなリアリティーを追求するタイプではないから勉強してないダメキャラでもとりあえずは受かるんだと思ってました。まぁね、大学行くのが絶対の正解ってワケでもないし、おじさんのトコで働くってのは物語的に「あれ伏線だったのか!」ってなりますしね。うまい。

 んで、本題。コンスたんによる「YOU 告っちゃいなよ」。コンスたんが背中を押すってのがドラマチックですね。いい話。顔を見れないからメガネを外すってのも結構うまい話だと思うんですよ。それが悲劇の序章になってるってのも含め。カオルはヒカリに対する印象は「めがね」って言ってたことありますけど、それを払拭する、みたいな意味合い、気合いもあったりするのかしら‥‥という気も少しします。
 メガネを外しての告白。告白自体はガチで完遂したので驚きました。作者の作品史的にも屈指のマジ度である。『濱中』のマサミサのカップル成立シーンと並ぶけど、あっちは自然とくっついた感じですが、ヒカリは確固たる意志を持って一歩踏み出した、というのがあるのである意味では今回の方がドラマチックですね。
 んで、ミサキチの場合は筆おろしオチがありましたけど、あれは外部におけるボケ。一方、ヒカリは完全に告白が失敗する、というオチでした。泣ける。メガネを外すというフリが非常にうまいですね。さらに「カオル」と呼ばずに「田隈」と呼んだのも敗因。せめて「田隈くん」だったらなぁw
 そんな人違いを見て、コンスたんは呆れ、ハナとカオルは祝福、サトリは赤面、というのがイイじゃないですか。誰も茶化したりしてない。多分みんなマジだと思ってますよねw
 ただ、さすがにこの本編のあと「ごめん人違いだった」って訂正はすると思うんですよ。けど、そうしたら正解がバレちゃいますよね。これってどうなるんだろう。まぁ、ギャグ漫画だから多少のことはなかったことになってもおかしくないんだけど、次回になったらもうカオルと付き合ってるとか、「断れました」とかなってもおかしくないと思うんですよ。
 次回は最終回だからさすがに卒寮とハナとプチの話になると思うんですよ。だからヒカリとカオルの恋模様がメインになるとは考えにくいかなぁ、と。てか、マジで最終回にプチ出てこなかったら泣いちゃいますよw 今回出てこなかった時点でハラハラしたんですから。まぁ、今回はハナもほとんど出番やボケなかったので、次回に取っといた、という感じだと思いますけどね。今回はヒカリとカオル、オチとしてサトリ、名脇役としてコンスたん、というバランスだったと思います。なので次回はハナとプチでしょ。


 ということで終わり。次で終わりかぁ、と思うと今から寂しくなります。
 52話で終わりかぁぁ。週刊連載だったらちょうど1年くらいですねぇ。それが月刊なんだから約4倍ですよ。4年かぁ‥‥(意味のない計算)