北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』378話の感想

『生徒会役員共』377話の感想 - 北区の帰宅部

 やはりムツミはパンツキャラという認識が作者とファンの間で共有されてる、と思いました。

 #378。扉はムツミ。いわゆるくわえゴム。前に本編で会長がやってましたね。うどんのネタで。あの時は「ゴムってコンドームですか?」って感じだったけどムツミだとそんなことは1ミリも思わないから不思議。本作でくわえゴムが最も似合うキャラはムツミなんだろうな、と漠然と思いました。まぁ、ワタシの場合はムツミ補正がかかるので説得力ないですが。

 開幕はアリア。「今日も七条先輩のネタはヘビーだぜ」というのを未だに保持するアリアは凄いと思いました。まったくブレてない。
 てか、アリアがボディペイントに興じるネタって前にもありましたよね。たしか遊園地の時だったか。あの時で充分すぎるので、そこからさらに深みに向かうアリアは強い子。勝てる気がしない。
 そんなアリア流ボディペイント。素股用ってことでいいのかしら。

 体育の野球におけるファールカップタカトシ。ボールがタカボールに直撃しても大丈夫。これが女子だったら、股間にボールが当たっても効果音が「カキン」ということで貞操帯ネタになると思う‥‥てか、実際にあったっけか。アリアかマナカで。
 まぁ、本編としては、そんなタカ兄に轟さんがガチガチ疑惑を投げかける。ガチガチだった方が痛いんじゃあ‥‥と想像するだけで股間が縮こまりました。

 最近出番の多い気がする横島&小山先生コンビ。安定感が出てきたので便利な存在という感じになってるのかもしれませんね。電動たまごということで、轟さんとスズでもこのネタ出来そうな気もするんですが、やっぱり横島&小山先生と少し味わいの違った感じになりそうですよね。その差が小山先生の魅力であり、横島先生の魅力でもあると思うの。まぁ、轟さんやスズにも当てはまる話か。

 例のカップル、ナオちゃんヨシくん。2人を注意する生徒会、といういつものアレ。生徒会の登場時にポーズ取るのもすっかりお馴染みですよね。どんなイメージでやってるのかは謎ですけど、個人的には『チャーリーズエンジェル』が一番イメージ近いです。
 このネタのMVPはタカ兄だと思うんですよね。最後の「ここはオレにまかせて行け!」というツッコミが冴えまくってました。今週のベストツッコミは間違いないと思います。それどころか、タカ兄の新たな代表作が生まれたと言っても過言ではないのではないか。誰かキャラ別の名ツッコミ集まとめてください(めんどい)。
 タカ兄のツッコミもそうだけど、気になったのはアリアの口からも「電動たまご」が出てきた件ですね。連続したネタで別のキャラに言わせてるのは間違いなく計算でしょう。桜才に電動たまごブーム来てる。こうなると否が応でも轟さんの顔がチラツいてしまいますね。と思ったらその直前に登場してるのか。

 5本目、3ページ目のラストから最後までの3本は連続したネタ。5本目でシチュエーションの提示で、最後の2本で大きめのネタ、という構成は割とよく使われるパターンだと思います。こういうの4コマ漫画ならではの語り口でおもしろいですよね。今4コマって本作くらい読んでないので、余計に新鮮に感じてしまいます。
 まぁ、そんなこんなで柔道部。コトミの入った柔道部、というのもすっかりお馴染みになってきた感じあると思います。これは14巻の表紙コトミ&トッキーで決まりなんじゃあ‥‥(あんま内容と表紙キャラ関係ないと思うけど)。
 ムツミの発言に憧れるコトミ。よく考えたらムツミって中二要素はないまでも少年漫画の主人公感は少しあるので、コトミの好きなことを素で実行してる所ありますね。ムツミとコトミという親和性の高さを今になって思い知らされた次第。
 最近はコトミとトッキーの百合的な関係を連想させるネタが多い印象だったんですが、ついにサブタイで言及されました。これはファン歓喜ですわ。コトミにはマジ責任とってほしいw
 てか、そんなコトミの責任発言も最高なんですが、トッキーの「さけるー(色々と)」も色々と気になってしまいますよね。特別下ネタというワケではなく、友達相手にする自然な発言という認識なのか、と驚きました。そうか、トッキーがさけてコトミが責任を‥‥(ニヤニヤ)

 ラスト2本は柔道部の帰り道。夜道は危ないからのコトミが「モンスターに襲われたりして」発言。それに対してツッコミが入るのではなくムツミが「そしたら王子様が‥‥」と乗っかる、というのが幸せすぎる展開。やっぱコトミとムツミって意外と話あうんですねw さらには中里さんの呆れ顔、という加点まであってバッチリですよ。なんだこれ、新生柔道部が最高すぎるんですけど。
 てか、ムツミの想像する王子様ってやっぱタカ兄だと思うんですけど、どう考えてもタカ王子ではムツミ以上の戦力にはなり得ない悲劇。ムツミはやっぱ王子様に守られたいみたいな願望あるんですね。なのに、現実はボディガード。かなしい。けどかわいい。
 コトミとムツミは話があうけど、ボケが発生しないワケではない。しかし、柔道部にはトッキーが控えているのでツッコミ的な側面も安心ですね。新生柔道部、マジで隙がなさすぎる。最強の布陣だ‥‥。

 ラスト。まさかというか何というかムツミのパンツであった。最初はアニメだけだと思ってたんですけど、最近はマンガの方でもパンツ要員になることが多いですよね、ムツミ。前にも書いたと思うんですけど、パンツが出てきても下ネタに繋がる要素が1つもない、というのがムツミにパンツネタが集中する理由だと思うんですよ。まぁ、この理屈だとスズにも当てはまるんですけど、スズも結構パンツネタある気がするのでいいとしましょう‥‥いいとしてください。
 ネタがどうとかパンツがどうとかの前に、校門を乗り越えるムツミが素晴らしいじゃないですか。もう最高の一言ですよ。ムツミの魅力に詰まっていると思うのです。扉のくわえゴムもよかったですよ。よかったけど、個人的にはこの校門ジャンプを推します。ムツミの持つ爽やかさ、そして運動能力がこの上なく現れてるじゃないですか。
 また、ムツミに対する「な? 見られたろ?」という中里さんがイイですよね。前のネタの呆れ顔も相当よかったけど、こっちも負けてない。部長であるムツミに対等な立場から物言えてる感じが出てるんですよねぇ。やっぱり柔道部最強すぎる。
 それと、もう1つ気になったのはタカ兄の「暗くて見えてないから」発言ですよ。これどうなんですかね。言葉通りの意味でも違和感ないし、そんな気もするんですが。タカ兄のジェントルっぷりを考えたら「ムツミのことを気遣ってウソついた?」という説もどうしても捨てきれないというか。タカ兄だったらこのくらいの機転が利いても不思議じゃないですよね。うーん、どうなんでしょ。


 ということで終わり。扉がそうだから大充実のムツミ回という気にもなるんですけど、柔道部としての魅力の方が前面に出てたかな、というのが個人的な感想です。最後のパンツネタも中里さんの存在が欠かせませんし。コトミとトッキーの百合ネタも最高でしたからね。

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