北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』の感想

 前作も好きです。
 超大作すぎない大作という感じになりますかね。『影』は前作ほどヒットしてないなんて話も聞くんですが、3作目はどうなるんでしょうか。やってほしいなぁ。

 邦題。前作が『ミュータントタートルズ』で本作が『ミュータントニンジャタートルズ』。忍者が足されましたw けど、原題はどっちも『Teenage Mutant Ninja Turtles』です。邦題では十代という要素が省かれてるんですよね。まぁ、カタカナ日本語的な響きが一番微妙とかそういう兼ね合いもあるのかもしれませんが、本シリーズにおける十代感というのは結構大事だと思うので少し残念です。ポップカルチャーに染まりきってる4兄弟のしょーもないギャグが大きな魅力になってますよね。

 ちなみに、2D字幕です。3Dがよかったなんだけど、見つかりませんでした。IMAXとかでしかやってなかったのかしら。
 吹替だと、オリエンタルラジオの藤森がやってるそうです。『モンスターホテル』シリーズ好きなんですけど、結構藤森の吹替アリだと思います。あのシリーズだと、いわゆるチャラ男キャラをやってるんだけど、そうじゃない部分とかフツーにうまい。『2』だとほぼ前編フツーにうまかった記憶。『モンスターホテル』いいですよー……って何の話だ。

  • あらすじ
    • カメ「タートルパワー」
    • イノシシ&サイ「相棒」

 本作の特徴はとにかく新キャラ大増量。続編映画で新キャラが足されるのは定石ですけど、ちょっとその量が異常。まぁ、前作がオリジンに徹したので、本作から一気に原作の人気キャラを大量投入、というノリでしょうか。まぁ、別に特別オリジン感の強い作品だったワケじゃないけどw
 その無数に新キャラたちのアンサンブルというのが本作最大の魅力だと思います。本作で新たに投入された悪役キャラって4人だと思いますけど、4人ともギャグキャラです。クランゲは微妙だけど、ギャグ的なシーン多いですよね。胴体に押し込む所とかめっちゃ笑いました。まぁ、クランゲはタートルズたちとの絡みが全然なくてラストに戦う時にようやくハジメマシテなのが少し残念だったかなぁ。楽しいキャラだったから余計に。
 あと、バクスター博士も人間の姿したギャグキャラながら楽しかったです。変な笑い方ギャグとか下らなくて好き。タイラーペリーの姿を日本で見るのって珍しいですよねw

 ミーガン フォックス。前作の段階では「マイケル ベイと仲直りしたんだ!」みたいな印象が強かったんですが、本作ではすっかりエイプリルなイメージになりました。まぁ、「ミーガンフォックス版」という巨大な括弧付きですが。
 エイプリル、それなりに活躍するのよかったですね。タートルズは影で、日向はエイプリル担当、という5人目のタートルズ感あったと思います。
 なんだけど、「ミーガンフォックスどうだった?」と聞かれたら「コスプレしてた!あとタンクトップ!!」と答えたくなるのが素直な所ですw 圧巻のコスプレでした。コスプレを見せるのもそうだけど、早着替えというエンタメ性をプラスしてたのも見事ですよね。エイプリルの只者じゃない感もありながら、コスプレ衣装をフェティッシュに見せてたと思います。あと、あのテキパキと着替えてく感じはある意味ニンジャっぽかったのかもしれない。
 まぁ、そんな早着替えシーンが印象的なんですが、ワタシは終盤のタンクトップも好きでした。さすがマイケルベイわかってるぅぅ!!(ベイの指示かは知らない)

 おそらく本作の人気キャラはロックステディとビーバップだと思います。いわゆる低年齢向けアニメの愛すべきバカ悪役というのを見事に具現化してて最高だったと思います。ラスト、トドメを刺される瞬間の「マイメン(相棒)」、あれって主人公サイドだったら絶対感動的なシーンだったと思うんですよ。けど、あの2人だったら笑っちゃう。そんな2人が好きすぎます。
 好きなシーンとしては、スパゲッティを食べる所ですかね。ドラム缶に入ったゴミみたいなスパゲッティを手も使わずに貪り喰う。「別に体が変わっただけで知能は据え置きなんだよね……?」と不安になってしまう名シーンだったと思います。人間捨てすぎだろw
 あとは、飛行機の中での戦車ぶっぱもステキでしたね。ああいうのってアクションを重ねるうちにピタゴラスイッチ的に飛行機が墜落するんだと思うんですけど、ただのアイツのミス。すげぇよ。

 アクションに関しては、ぶっちゃけ前作のが凄かったかな、という気がします。平均だったら本作かもしれませんが、瞬間的な爆発となると前作の雪山や、ラストのシュレッダー戦になるのかなぁ。あれはマジで驚きました。
 本作のアクション的な見せ場で一番好きなのは飛行機の所ですかね。ラファがなかなか飛び降りれない、という萌えシーン。『ワイルドスピード SKY MISSION』ネタもハマってましたね。まさかラファがタイリース ギブソン役とはw

 前作との違いでいいますと、シリアスな要素が加わってたのが特徴だと思います。シリアスっつっても少し、すこーしよ。カメ人間の「早く人間になりたーい」的な部分。それと、それを発端に起こるチーム分裂の危機。
 個人的な推しカメはドナテロなんですよ。子供の頃見てたアニメとかゲームの時からドナテロが好きなんですが、本シリーズでもやっぱりドナ。そんなドナ、ぶっちゃけ何も悪いことしてないじゃないですか。まぁ、ドナが余計なもん発明しなければ……ってことなのかもしれないけど、レオがラファとマイキーとケンカしてる横でドナがレオに引きずられていく、というシーンが妙にかわいそうでして。「ドナは何も悪いことしてないよ!真面目だよ!」と謎の同情心が湧いてきました。
 人間になりたい問題と通じるんですが、喝采を浴びたい問題。賞賛が欲しい。影に徹するのは分かっててもつらい。そんな悩みを、「『ダークナイト』みたいなオチは嫌だよ」と端的に言ってのけてしまうのが本シリーズが本シリーズたる所以だと思いますね。たしかマイキーかな。これぞマイキー、という感じで最高でした。


 ということで終わり。前作が好きな人は間違いなく楽しめると思いますし、前作が物足りなかった原作ファンも満足できる内容だったんじゃないですかね。
 やっぱ本作の味噌はロックステディ&ビーバップの2人かなぁ。

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