北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

ケツメイシのアルバム『KETSUNOPOLIS 10』買ったよ

KETSUNOPOLIS 10

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KETSUNOPOLIS 10(DVD付)

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KETSUNOPOLIS 10(Blu-ray Disc付)

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4週間以上遅れました。最近ホント遅いですね。買ってすぐは「ある程度聴かないとブログ書けないから1週間くらいで……」とか思ってたんですが、実際に1週間経ったら「ちょっともう今更だから1週間も2週間も変わらないんじゃあ……」とアルバム聴きながらドラクエやってましたw
 毎回こんなこと書くとアレなんですけど、ブログ書くのは楽しいです。正確には書き始めると楽しい。

  • ジャケとか
    • 首里城バッカゲン!! ケツメイシ首里城に帰ってきました。タイに行った時はもう戻ってこないかと思いましたw まぁ、15周年で10枚目のアルバムということなんで、というキッカケが大きかったんですかね。
    • アルバムの色としては、今までのミックス。そう来たか。ベストアルバムで使いそうなアイディアですね。これまたアニバーサリー感すごい。
  • “ヤシの木のように”
    • 1曲目がシングル曲。前作『ケツポリ9』が“カリフォルニー”で始まったのも結構驚いたんですが、本作もとは。そして2作連続で夏曲始まり。
    • この曲の特徴、ってか個人的印象なんですけど、仲良し自慢だと思います。真っ先に連想したのは“スタジオKTM”でした。とにかく気の合う仲間で集まってワイワイ楽しんでる感じ、それでいてあまり女性の匂いはしない、というのが特徴的なんだと思います。そこに南国リゾートというシチュエーションが加わることの多幸感ですね。ファンが聞くと「やっぱケツメイシいいな……」ってなるw
    • まぁ、実際に4人がここまで仲良いかっつったら正直怪しいですよ。“スタジオKTM”の時にも「あそこまで仲良いのは気持ち悪いでしょ」って亮さんあたりがインタビューで言ってた気がする……(記憶曖昧ですいません)。
  • “いい感じ”
    • 前作の“カリフォルニー”“FUTARIDAY”が南国感で連結していたのなら、本作は仲良し感で連結してると思います。「バカばっかしてるけど俺たち最高!」みたいなノリ。“ヤシの木のように”の時点でもちょっとしたホモソーシャル感はあったと思うんですけど、本曲ではさらに加速。明確に女性を排した男の飲み会感があると思います。その上で「モテる男が大キライ」「そんな奴は俺のまわりいない」まで言ってますからね。同性最高感が強いと思います。男ってそういう所あるよね……という曲であり、そんな指摘が曲の中で女性からされてる、というのも凄い所。ラストサビ前にある大蔵と女性の語りですね。あの茶番感溢れるアレw あそこで女性に「バ〜カ」と言われてみせたのは結構うまいバランスなんじゃないかと思いますね。生じかねないホモ感の嫌味を緩和してる気がします。まぁ、全否定ではなく「バ〜カ」と言いながらも半笑いなのが話が重くならなくていいですね。
    • あとこの大蔵と女性の語り、てか茶番で重要なのはオチで「こっちおいで」という言葉が使われてることだと思うんですよ。それ大事なヤツやろ!と言いたくなるような台無し感というのがギャグになってると思います。これは“事件は現場で起きている”で亮さんがやってたのと似てますね。
    • 本曲を語る際に欠かせないのが15周年ライブである「一五の夜」。すべての曲が終わり、締めの挨拶してメンバーがスタジアムを一周……って時にかかっていたのが“いい感じ”です。この時ファンが「なんだこれ知らない曲だぞ……」とザワザワしてからの新アルバムの発表。これに加え、ハワイ公演にも持ってったことから“いい感じ”が『ケツポリ10』屈指の自信曲というのが感じられると思います。聴いた時に「懐かしい気がする」「昔のケツメイシっぽい」とか思ったファンも多いと思うんですけど、そこらへんも10作目ならではなのかなぁ、とか。
    • 「一五の夜」でチラッと聴いた時には「15年目の自己紹介ソングかな?」とか思ったんですが、しっかり聴いてみたらそんなこともありませんでした。メンバー4人のことを歌ってるようにも感じられるんですが、微妙にぼかされてるというか、若干のフィクション感がある気がします。自己紹介感でいうとやはり“スタジオKTM”の方が強いのかな。
  • “ボサノBAR”
    • タイトルから分かる通り、ダジャレです。ダジャレ感がとにかく強い。大蔵も亮さんもラップがダジャレ的、そして最後には亮二も「マルゲリータ飲んで丸刈りだ」ですからね。3人がそれぞれダジャレで韻を踏むんだけど、ダジャレの味わいが微妙に違うってのが面白いですね。大蔵はリズム重視、亮二は少し言葉遊び感強くて、亮さんは踏む文字数とか断トツなんだけどそれが逆に親父ギャグ感を強めてるというかw
    • 曲の内容としてはリゾート地でのバーで女性に声をかけるような感じだと思います。リゾート地かどうかは怪しいけど。“リゾラバ”を連想した人も多いのではないでしょうか。ただ、“リゾラバ”ほどオシャレにはならなくて、こちらはダジャレw そこらへんが男の情けなさ、カッコ悪さ(の先の可愛らしさ)を描いてますね。そういう意味で“いい感じ”からの流れもバッチリ感じます。アルバムの曲順をそのままライブのセットリストにした場合、一旦“ボサノBAR”で区切りがつくと思います。このあとMC入るんじゃないかなw
  • 人間交差点
    • 亮さんのサビ曲に外れなし!という考えを持つファンは多いと思うんですが、本曲も当たりだったんじないですかね。ワタシも超好き。何度も聴けば聴くほど好きになってきます。
    • 過去曲の連想としては“出会いは成長の種”が真っ先に思いつきました。亮さん主導で、出会いについての曲、となると代表的なのが“出会いは成長の種”になると思います。本曲もおそらく亮さん主導だと思われるので、亮さんはこのテーマが好きなんでしょうね。作家性と言ってもいいかもしれない。また、人との出会いを道に例えてるという意味で、“オレの道オマエの道”そして“YOUR WAY”も思いつきますね。オレやオマエ以外の無数の人々にも着目した“それぞれのライフ”も同じ系譜にあると思います。それの最新作が“人間交差点”。亮さんが前作の時に会議で却下された曲、というインタビューを読んだ時は「名曲なのにもったいない!」とか思ったんですが、前作が『ケツポリ9』を指すんだとしたら“それぞれのライフ”とテーマが似てたからなんじゃないですかね。
    • 人間交差点”というタイトルは当然マンガが元ネタになるんですけど、音楽的に無視できないのはRHYMESTERの同名曲でしょう。『ケツポリ10』の収録曲会議の時に「これRHYMESTERであるよね」ってならなかったワケがない。「人間交差点 歌詞」で検索するとRHYMESTERが先にヒットします。同じテーマでもRHYMESTERケツメイシだとかなり雰囲気違うよねぇ、みたいな楽しみ方も出来て両方のファンとしてはお得感あります。あと、亮さんがインタビューで言ってた「前作で却下された」件。前作が『ケツポリ9』だとすると、出たのは2014年、RHYMESTERの“人間交差点”が発表されたのは2015年。あれっ、ひょっとしてケツメイシのが構想は早かった? RHYMESTERのが出た時に「あのとき却下しなければよかった!」となった可能性もあるかもしれませんねw
    • RHYMESTERケツメイシ、他にも関連がないようで少しあったりするんですよね。亮二が宇多丸と曲やってるとかではなく、RHYMESTERってヒップホップグループながらディナーショーを経験してるんですよ。ケツメイシが目指すべき道でしょ、ディナーショーってw 一時は亮さんがギャグで言ってただけだと思ったんですが、ずっと言い続けてるんでどうやらマジっぽいです。亮二の足腰の件もありますんで、ディナーショー形式というのは割とマジでアリな気がするんですよね。
  • “僕らのために…”
    • 三点リーダ締め曲。“Dearest our…”“Just for…”とかの流れ。まぁ、すげぇどうでもいい話だと思いますがw
    • 本アルバムの発売前から発表されてたんですが、映画の主題歌ですね。割と大がかりなタイアップ。映画館でも予告で本曲が流れてるの観ましたよ。最初は亮さんのラップで始まって、一旦曲が止まり、感動的な雰囲気になると亮二のサビがどーん。よくある日本映画の予告って感じだと思います。よくある感じなだけにケツメイシが流れてることがなんか不思議でおもしろいです。映画主題歌は3回目だと思うんですけど、未だに慣れない。そして、大蔵が不在なので泣いたw
    • 人間交差点”からの流れで聴くと、無数の人との出会いについての“人間交差点”よりも“僕らのために…”はもっと小さな話で、シンプルに「僕」と「君」の話になってるのかな、と思います。歌詞の中に「複雑」「考え過ぎ」「目の前」「ミニマル」「単純に」とあるように、いろいろと入り組んではいるけどシンプルに行こうよ、的なテーマなんだと思います。ここでも“人間交差点”に配置されてることが効いてきますよね。
    • 映画主題歌ということもあり、シングル感というか、良い曲感はかなり強いと思います。初めて聴いた時はその感覚に引っ張られすぎて「ちょっとパンチが弱い」みたいな逆方向にも振れたんですが、何度も聴いてるとなかなかハマってきました。なんかフツーに良い曲でしたわw
  • “カラーバリエーション”
    • 人間交差点”“僕らのために…”からの流れが完全にありますよね。“カラーバリエーション”では十人十色の個性を歌った話ですから。いろんな人がいるよね、的なテーマが一貫してると思います。
    • ぶっちゃけるとカップリング曲の中だと“君との夏”の方が好きだったりします。ただ、本アルバムにどっちを入れるかっつーと“カラーバリエーション”になるのかなぁ、というのは納得できます。冒頭に夏曲を入れる余地はあるけど恋愛系のテーマは不向きなんですよね。逆にラスト周辺にラブソングのブロックあるけど、“君との夏”みたいなあの頃の恋人を思い出すようなタイプではない。一方“カラーバリエーション”は“人間交差点”からの流れ的にもバッチリですよね。
  • “ディスコ☆部長”
    • まさかの☆曲きました。一五の夜での“よる☆かぜ”最高でしたね。
    • そんな“ディスコ部長”。略しますごめんなさい。タイトルを見た瞬間に“タタサラ”を連想した人も多いのではないでしょうか。ワタシなんかは完全に「続編的な?」とか思ってしまいました。ところがいざ聴いてみると結構違う。
    • 特定の人物、キャラクターについて様々な角度から描いていく、という曲なんですよね。そこが“タタサラ”とは大きく違う。同じ路線の曲としては“伝説男”や“懲りない男”になるのではないでしょうか。それの舞台が商社でディスコってだけ。
    • そんなディスコ部長という人物について語られていくんですが、曲が進むに従って彼のいろんな姿が見えてくる感じが面白いですね。ドラマ形式にも似た味わいがあると思います。職場での地味な姿、ディスコでのキングっぷり、という2つのギャップが楽しいです。ギャップなんだけど、意外と根っこは繋がっていて……というのを感じるのが亮二のサビ。ディスコではイケイケだから女もナンパしちゃうんだけど、やたらと敬語なんですよねw そこが凄い特徴的で意外性がある。敬語だから丁寧で紳士的な人なのかと思いきや「踊りませんか?」「飲みませんけ?」「カラオケしませんか?」とすげぇしつこいw どんだけ女好きだよw もはや踊りよりも女の方が好きなんじゃないか、というバランスが笑えました。
    • 曲順的な話をするならば、“人間交差点”からの流れはまだ続いてると思います。いろんな人がいるよね、という話からの具体例としての、超キャラが立ったディスコ部長ということなのではないでしょうか。
  • “パッション”
    • 現役時代、全盛期のディスコ部長という感じでしょうか。現役最前線のディスコもしくはクラブの曲、みたいな。
    • ワタシは確認できてないんですが、ラジオでライブ一発目を意識して作られた曲とか言っていたとか何とか。ホントかどうか知りませんけど、「確かにそうだよね」という腑に落ちる感じはあると思います。曲のテンションも歌詞の内容も実にライブ一発目感。前回ツアーのウナギは超イレギュラーだったと除外して考えると、“歌謡い”“ML5”“脳内解放”という系譜を感じることも出来ますね。特に“脳内解放”が近いのかな。準備体操的なノリがあると思います。
  • “エターナリー”
    • 曲名を見た時には「なんやこれ」程度にしか思ってなかったんですが、いざ聴いてみたらしびれた曲。もうぶっ飛びました。すぐに「これ今回のアルバムのベストだわ」と確信しました。他の曲をもっと好きになったってのはあるけど、今でもこれは変わらないかなぁ。もうとにかく最高。文句なしでしょ。「ケツメイシでこんなの聴けるとは!!」と驚きつつ「けど超ハマってるじゃん!!」という興奮。大好き。
    • 曲順的なことを考えると、“パッション”でブチ上げてそこまでの流れが一旦切れると思います。“エターナリー”からグッと引き締まった第3幕が始まる感じ。“パッション”でテンション上がりきったのもあるけど、“エターナリー”が雰囲気をガラッと変えるチカラを持ってるんですよねぇ。
    • “エターナリー”以降の曲はスケールが大きくなるんですよね。人生とか未来とかそういうテーマが多くなると思います。また、僕と君みたいな曲でも相手に寄り添うようなタイプの曲が増えてる。励ますようなタイプですね。
    • 個人的に“いい感じ”“人間交差点”“エターナリー”が『ケツポリ10』を象徴する3曲だと思うんですけど、それぞれ人との関わり方が違いますよね。それぞれ相手を肯定するんですけど、肯定の色というか温度が違うような気がします。
  • “手紙〜あれから”
    • 収録曲が発表された時にファンの人なら「なんだあの曲は!!」となったと思います。多分事前の期待度でアンケート取ったらブッチギリだったと思います。
    • まぁ、要するに“手紙〜未来”の続編なんですよね。今までにも“東京”“街並”みたいな続編関係の曲はありましたが、タイトルの段階で明白なのは初だと思います。もう完全に続編として聴いてくださいってことですよね。
    • また、『ケツポリ10』は10枚目のアルバムであり、メジャーデビュー15周年というアニバーサリー感のある作品なので、10年をキーワードにした“手紙〜あれから”はピッタリの曲ですね。まぁ、『手紙』の発表から10年のタイミングで出すのがベストなんでしょうけど、311あったりしてそれどころじゃなかったからね……。
    • 続編なんで個性が強すぎるかと思いきや、意外とアルバムの中の収まりがいい“手紙〜あれから”。“エターナリー”と“さらば涙”の間ってのはかなりいいんじゃないですかね。“エターナリー”と曲のテーマが似ていながら少し落ち着いた雰囲気だと思います。そこから“さらば涙”で上昇していく感じが見事だと思います。
    • まぁ、続編なんでね、ファン心理的にはやっぱ続編っぽい部分が聴きたいワケですよ。そんな時にやってくる亮さんの「1,2,3年じゃ足んない分かんない」ですよね。初めて聴いた時はマジでテンション上がりましたわ。亮さんさすがすぎる。他の部分でも「10年」ってのが出る度に続編を意識させられて感動してたんですけど、やっぱそのままのフレーズのチカラは強いです。あと、続編ならではの仕掛けとしては、ラストのラララですよね。あれも“〜未来”の再現。
    • 今は10年前に考えたほど自慢できる未来じゃないかもしれないけど、それでも踏ん張れてるのはかつての自分のおかげ、みたいなことを歌う最後の亮二パートは相当好きです。ひょっとしたら本曲の中でも最も前作との関係性が色濃くなってる部分。
  • “さらば涙”
    • “手紙〜あれから”からかなりしっとりした曲だったので、そこからじっくり上昇していくイメージ。“さらば涙”も歌詞のテーマ的にはしっとりしてるんだけど、その描き方と曲調がポジティブですよね。
  • “友よ〜この先もずっと…”
    • 『ケツポリ10』に入るシングルの中では断トツで人気の曲だと思います。近年のケツメイシの代表曲なんじゃないか、みたいなことも考えてしまう風格がある。まぁ、それが“さらば涙”から続くってのが面白いですね。あんま気にしたことなかったけど、続けて聴くと確かに連続性を感じるというか、落ちた友人を励ますような内容が一致してますよね。
  • “ほら行こう”
    • 最初聴いた時の第一印象は「ひょっとして“友よ”の続編?」って感じでした。励ます内容なのもそうですけど、頻出する「夢」というワードがどうしても“友よ”を連想してしまったんですよね。ただ、よく聴いてると、“ほら行こう”の僕と君の関係は対等な友達関係というよりは親子みたいな上下関係になるのかなぁ、という気もしてきたので違うんだろうなぁ。……とか書きながら亮さんパートや大蔵パートは友人っぽい雰囲気あるよなぁ、とか未だに結論が出てませんw とにかく本アルバムの中でもズバ抜けて優しい曲なので、「優しすぎて友情というよりは親心なんじゃね?」みたいな印象になっちゃうんですよね。
    • 誰かを励ますような歌詞の曲は多いんですけど、本曲はズバ抜けて優しい雰囲気があるので、励まされてる人がどんだけ落ちた状況にいるんだよ、みたいな逆説的な印象も受けます。“さらば涙”みたいなポジティブなノリだとポッキリ心が折れてしまうくらい落ちてるんじゃないか……とか。
  • “テイクオフ”
    • 初めて聴いた時に一番驚いたのがコレ。とにかく「亮二のラップ!!」という衝撃がハンパなかったです。いきなり亮二ラップで始まることもそうなんですが、最初のサビが終わったらまた亮二のラップw ここまで亮二ラップが中心に置かれた曲はあっただろうか……とか考えてしまうくらいに新鮮な構成だと思います。やべぇよなぁ、これよくやったよなぁ。亮二がラップしてる曲ってだけならいくらでもあるけど、ここまではなぁ。
    • 亮二のラップの特徴ってドヤ感だと思うんですよ。言葉が悪くてアレですけど、良く言うと何だろう、キメ感? カッコつけ感? とにかく「踏んでやったぜ」と毎回見得を切るような印象があるんですよ。本曲だと特に。亮さんのラップとか「気づかなかったけど今のライン○文字も踏んでんじゃん」ってなること多いですけど、亮二の場合は3文字4文字でもドヤァァって感じ。それがね、カッコイイんですよ。やっぱケツメイシで一番カッコつけるのが似合うのは亮二だと思いますし。カッコつけるのが魅力になってると思います。最近使われませんけど、RY王子の異名はダテじゃないw
    • 曲順的な話をするならば、“手紙〜あれから”“さらば涙”の繋ぎのような感じで、“ほら行こう”で最もしっとり、最も落ち着いた雰囲気になったのを“テイクオフ”で再び上昇させるような感じありますね。その口火を切るのが亮二のラップってのがもう最高よね……
  • “君と出逢って”
    • “エターナリー”から人生とか未来みたいなテーマの曲のブロックに入ったと思うんですが、“君と出逢って”からの2曲はさらに別のブロック、恋愛ソングになったのかな、と。ただ、“君と出逢って”はMVの通り結婚がテーマになってると思うので、そういう意味では人生とか未来というテーマは続いてるようにも思います。
  • “君とワンピース”
    • アルバムの最後にはなんか壮大な曲が入るイメージあるんですが、今回はやけにこじんまりとした印象。“エターナリー”とかいかにもラストに入りそうな雰囲気だと思うんですけどね。まぁ、逆に言うと、最後にはちょっと肩の力を抜いた感じにしたかったのかな、という気はします。10枚目とか15周年とかいろいろあるけど、最後には僕と君の小さなラブソングで終わるってのがケツメイシらしいバランスなのかな、とか。先に“君と出逢って”があるのでいい意味でスケールが小さくなった感あると思います。
    • そのこじんまり感ってのが曲名のワンピースに現れてると思うんですよね。“君と出逢って”はウェディングドレスでしょ。そして、そこまで格式張ってない、普段の君を感じさせる、それでいて女性らしい格好、という象徴がワンピースなのではないか。
    • 結婚式とは対比された日常がテーマだと思うんですけど、この曲で描かれてるデートってのが完全に日常かというとまた違うと思うんですよね。ちょっとした記念日にいつもは行かない少し贅沢なデート、みたいな印象を受けました。違ったらごめん。曲順に印象操作されすぎなんですけど、結婚してからなかなかデートとか行かなくなった2人が久々にデートらしいデートでもしようかね、みたいなニュアンス。
    • この絶妙なバランスがすごく好きなんですよね。ケツメイシらしいと思います。壮大なテーマもいいけど、日常に即したようなミクロ的な視点がハマるんですよね。あと、「ケツメイシっぽいなー」と感じたのは、亮二の「男だからそりゃ色々あるにはあるけれど 君以外の女では 俺を幸せには出来ない」の部分。「俺以上に君を幸せに出来る男はいないよ」ではないんですよねw ここらへんの情けなさというか、ぶっちゃけた感じ、すごくケツメイシっぽい。

 えーっと、映像特典に関しては時間がないので割愛します。とりあえず、アルバム収録曲のライブパフォーマンスがそのアルバムの特典で観れるってメチャクチャ贅沢なことだと思うので嬉しいです。“いい感じ”“ボサノBAR”ですね。これはavex移籍の影響が大きいのかなぁ、とかよく事情も知らないくせに思ったりしましたw

 ということで終わり。好きな曲を選び出すと全部挙げちゃいそうで難しいんですけど、とりあえず当面のベストは“エターナリー”になるのかなぁ。“いい感じ”“人間交差点”“テイクオフ”も大好きなんですけどねぇ。あーあと“ボサノBAR”“手紙〜あれから”“君とワンピース”も同じ次点になるのかなぁ……とやってるとやっぱり全曲挙げてしまいそうなのである。
 とにかく、1曲だけ選ぶなら“エターナリー”ですね。ファン投票とかしたら優勝は断トツで“いい感じ”になりそうな気はします。ちょっと頭一つ抜けてる印象。

KETSUNOPOLIS 9  (CD+DVD)

KETSUNOPOLIS 9 (CD+DVD)

ケツメイシのアルバム『KETSUNOPOLIS 9』買ったよ - 北区の帰宅部

人間交差点

人間交差点