北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』404話405話の感想

『生徒会役員共』403話の感想 - 北区の帰宅部

 映画化の話書いたらメッチャ長くなったんで、本編の感想の後ろに移しました。

 一挙2話あけの休載に怯えてたけど、そんなことはなかったんだぜ。ただし、合併号の都合で来週はマガジンが休み。

  • #404
    • 一挙2話の前半。扉は出島さん。遠出する時の象徴みたいな存在ですね。
    • 雪合戦ということで、雪で遊ぶ会長とアリア。ただの雪だるまではなくアレンジを加えるあたりレベルの高さを感じます。
    • 会長としてはアリアのアレンジを見て臨機応変にあわせた、という感じなんですが、アリア的には「人間じゃないとダメだよ」という発想なんですね。どことなくガッカリしてる感じがあって笑った。3コマ目までは絵的に超かわいいのに、4コマ目でシッポの意味を知りすべてが台無しになるこの感じ。さすがすぎる。
    • あと、ラストのタカヘッドのツッコミが秀逸ですね。この物腰柔らかなツッコミはタカクオリティーだよなぁ、と改めて感じます。
    • 2本目から参加する雪合戦の詳細が少しずつ明らかに。てっきり桜才の校庭でワイワイやる感じをイメージしてたので、「ガチの大会に参加するのか‥‥」と驚きました。いや、よく考えればトロフィーが欲しいという話がキッカケなので当たり前なんですけどね。どうも雪合戦がスポーツとして行われてるイメージがありませんでしたw
    • ということで、ルールもガチガチ。人数も決まってる。ので、数合わせ。ここでタカ兄がムツミにSOSを出したのはこのオチをするため‥‥と言ってしまえばそれまでだけど、「勝てそうなのは柳本よりムツミ」「あわよくば中里とか柔道部メンバーも連れてきてくれれば」という考えがあった風にも考えられますよね。結局次の話では数合わせはコトミが駆り出されたワケだけど、この最初の時点でコトミを呼ばなかったのは「アイツじゃ勝てない」みたいな考えが少なからずあったからだと思うんですよ。まぁ、もしくは「ボケキャラは極力減らしたい」かもしれないw
    • まぁ、とにかくムツミが1コマ登場ながら可愛いので大満足なのである。トッキーが近くにいたけど、会話の内容は知られてないので、ムツミ的には2人きりという感覚があったんだろうな、というのが素晴らしいです。
    • あと、会長のツッコミも面白かったですね。最近はタカ兄の天然ジゴロ発言が多くて会長(たち)はそれを享受してきたワケだけど、「お前それよそでもやってんのか」という怒りを感じるw
    • 「はつらつスズ」のサブタイの通り、スズのはつらつぶりが超楽しい3本目。4コマという描ける絵が限定されたマンガながら、1コマ目では横の動き、2コマ目では縦の動き(奥→手前)が描かれてて非常に充実してる。
    • 雪合戦に関しては会長がノリノリなのかと思ったら、スズも超ノリノリだった、というのが意外性あってイイですね。運動能力は大人、正面から見た面積は子供、というポテンシャルは非常に雪合戦向き、というオチが付いたのも見事。あそこで子供ネタをいじらない、という判断をしたのが監督である出島さんってのもよかったと思います。もちろん気遣いってのが一番なんですけど、「指摘したらもうこの活躍はしてくれないんだろうなー」みたいな計算も少なからずあったんじゃあ‥‥みたいな。
    • 監督からのルール説明続き。「雪合戦にポジションとかあったのか‥‥」と驚くばかりです。マジで驚く。先週イメージした雪合戦とまるで別物w
    • ということで、タカボールを管理する会長でオチ。ムツミに対する誤解を招く発言に関しては全力で阻止する会長だけど、自身は全力で誤解を狙いに行く姿勢、ステキですw
    • 会長のカムフラージュ作戦を発案。素人が考えた作戦という感じがあってリアルだと思うの。ここで戦術的なこと言われたら「経験者かよ」ってなっちゃう。
    • そんな会長案に対してアリアがボケ‥‥なんだけど、よく見たら出島さんがアシスト出してるんですよね。日々の付き合いが生んだ熟練のコンビネーションw
    • タカかまくら。このネタは出島さんのボケも秀逸なんですが、そんなボケ発言のある4コマ目にかまくらを満喫するスズを描いたのがまたナイスすぎるんですよね。タカにかまくら作らせて自分が享受し、ツッコミは放棄、という感じが出てて独特の味わいある。タカ兄がいいように転がってる感。かまくら作って疲れてるってのにボケられて災難、という感じある。
    • 1話目ラストはウオミー。会長とウオミーのLINE(と思われる)上のやり取りが見所か。会長が猫アイコン、ウオミーが犬アイコンというのは少し意外かも。猫っぽい、犬っぽいというイメージからすると逆な気がする。会長は犬っぽいし、ウオミーは猫っぽい。まぁ、そんな意味はないんでしょうけど。むしろ、作者の他作のことを考えると、会長はキンタマ、ウオミーはプチ、という連想の方が適切かもしれない。まぁ、これもナンセンスかw
    • ということで、別チームでウオミー参戦が決まってエンド。次回へ続く。雪合戦のエントリーの仕組みが分からないんですけど、会長からの知らせを受けて出場を決めた、と受け取るのが自然かしら。
  • #405
    • 扉は古谷、横島、コトミ。補充メンバーです。センターでポーズ決めてる古谷さんいいなーw こういうノリノリ感ホント好きだわ。むしろコトミが割とナチュラルな感じなのが少し意外。結構ノリノリになるタイプかと思ってたんですけどね。
    • ティッシュを駆使する古谷さん。ティッシュというアイテムを下ネタ以外で落とせる古谷さんのポテンシャルやばいw ここらへん古谷さんのボケキャラとしての強みだと思うの。
    • あと、ここでのティッシュの使い方が両方とも年上感が出ててステキだと思います。バブルとかおばあちゃんキャラというのがメインなのはもちろんなんだけど、体調を気遣う、お金を渡して買い物に行かせる、という大人感。バブみとババみなんだと思う。
    • 桜才vs英稜開始。ウオミー初っ端からタカボールネタなので笑った。やっぱダブル会長は仲良いですねー。ボケの発想も似ているw
    • 同じタカボールネタということで比較したいのがツッコミ。タカツッコミの時は丁寧な口調で回りくどい言い回しをしてるんですけど、森ツッコミは語気を強めてシンプルにズバッと決める。同じ副会長ツッコミという立場でありながら、ツッコミのスタイルは対照的、というのが受け取れると思います。まぁ、この距離感は異性と同性の差なのかもしれませんねぇ。タカツッコミは桜才の異常男女比という本作のコンセプト的設定を踏まえているのかもしれない。
    • 「はつらつスズ」ならぬ「はつらつ青葉」が堪能できる1コマ目。青葉さんは左投げっぽいです。過去にペンを持つ描写とかあったら記憶だけでは定かではないので左利きなのかどうかは分かりませんが。てか、位置関係的に逆の手で投げた方が勝機あると判断しただけ、という可能性も十二分にあるんですけどw
    • 直前のウオミーボケに触発されたのか、オチは会長。玉と尻をダブル会長に掌握されるタカ兄。てか、前も後ろもボケばっかな状況やばいなw
    • 雪とコトミ。以前には顔射ネタがあったのでイヤな予感がしたんですが、案の定w コトミは無意識だったけど出島さんが指摘、というのが2人の実力差が現れてるようでステキ。
    • 出島さんのウキウキ感、コトミの「さすが先輩」な感じ、そして切れ味鋭いタカ兄のツッコミが揃ったラスト4コマ目が凄くイイ。個人的な今週のベストツッコミはこのネタかもしれない。
    • 「ヘイト」という不穏なサブタイが付いてるけど、スピーチとかそういう意味ではなくゲーム用語としての「ヘイト」「ヘイト値」ですね。モンハンで笛吹いたら狙われるとかそんなん。
    • ということでヘイトを集めるのは森さん。信頼と実績の追い上げ芸を堪能できる。ちょっと初期の頃にあった玉入れにおけるムツミとのネタを思い出したんですけど、その時と違ってスズはかろうじて平静を保ってるというのが面白いですね。イライラはしてるけど、一応任務は遂行してる。そして、その背景では(おそらく)ダブル会長による総攻撃が‥‥という絵面によるオモシロがやばいw 桜才サイドからは玉が2つ飛んできてるのでひょっとしたらアリアも投げてるのかもしれません。
    • んで、決着。勝者英稜。勝因はソフトボール部の助っ人らしいです。英稜のソフトボール部といえば、昔ウオミーが助っ人として参加してましたよね。その時の繋がりが今になって掘り起こされるとは。てか、勝敗が助っ人によって決まるってのもなかなか緩いオチですよね。まぁ、桜才的にはムツミを呼べなかった時点で負けが決まった感じかw 同じ柔道部でもコトミは弱そうですよね。
    • ということで、賭け。誇りを奪われた会長が屈服プレイ‥‥って何それ超見たいw てか、ウオミーはこのオチに繋がるように「賭けるのは誇りでどうですか?」とか布石打ってたんだろうなぁ、とか考えるととても楽しい。ウオミーさすが、という印象しかない。
    • ラスト。打ち上げはニンニクラーメン。デートには不向き(←わかる)、からの横島先生オチで笑った。今までの人生で1ミリも考えたことなかったけど、言われてみれば超怖いなそれw 想像しただけで縮みあがるわ。
    • もしも5コマ目があったら、アリアが「じゃあトウガラシを食べた翌日のアナルファックは刺激的?」とか言ってそうな気がする。そして、出島さんが「ゴム装着をオススメします」みたいな。

 ということで終わり。個人的にツボだったのは1話目はムツミ、2話目はヘイトかなぁ。絵的に好きだったのははつらつスズと扉の古谷さん。誇りを賭けた戦いも「うまいこと決めたなー」と感心しちゃったんですが。

 以下、センターカラーでの映画化発表の話(一部クソセコい話が続きます)。
 
 重大発表ありました。映画化だそうで。めでたい。ホントうれしい。
 よかったよかった。発表の内容についてはいろいろ考えたんですが、ありそうなネタの中ではかなり良かったと言えるネタだったと思います。映画って限定版の半分くらいの額で観れるのにボリュームは3倍4倍あるからお得感ハンパないですね。金銭的に一番負担が大きそうな予想としては「東北で作者のサイン会」でした。サイン会はあったら超嬉しい、それこそ一番嬉しいかもしれないけど、ワタクシの場合は交通費がエグいことになります。多分『生徒会役員共』に費やしてる年間の額くらいかかると思うw
 ただ、今映画はそんなにお金がかからないからイイ、と書きましたが、実際はこだわり出すとガチでかかりそうな予感。この手のアニメ作品に関しては疎いので割とマジでビックリしたんですが、特典付き前売り券がエグい。第3弾まで用意されてて、現在発表されてる第一弾の時点で全4種類のグッズがランダム。ま、まぞい‥‥。映画の前売り券って映画を安く観るためのものじゃなかったのか。何か知らない文化が形成されとる。
 ということで、非常に悩んでます。買うかどうか。正直1回しか観ないと思うんですよ。いや、2回まではあり得る。正直観もしない前売り券を買うのは嫌です。お布施感覚だとしても抵抗ある。「じゃあ今1枚買っとけよ」ってなるんだけど、第2弾第3弾で何が来るか分からないので怖い。第2弾はスクールカレンダーだそうです。根拠はないけど、アニメ絵だと思う。アニメ絵ならスルーです。そんな余裕ない。逆にいうと、原作絵を特典にした、という「どうせお前ら原作ファンなんだろ」という向こうの読みが鋭すぎて怖いw まぁ、単行本付属のOADで歴史を重ねてきたシリーズなので不思議ではないんですが。ということで第3弾が怖い。よく知りませんけど、こういうのって最後に一番ほしがるもの配置するんじゃないですかね。だとすると、氏家ト全が仕事する系の特典になる可能性がががががが。
 あと、劇場公開時には4週にわたって毎週特典があるらしい。これは原作者仕事する系で決まり。全部欲しけりゃ4回観ろということか。すげぇな。すげぇよ。そういや、この手の特典がエグいアニメ映画が公開中は、劇場の入り口で特典だけ受け取って即帰宅する人がいたりするらしいですね。そうか、今まで他人事と思ってたけど、来年は我が身。
 公開時の特典。4週の週替わりなので、多分シノアリタカスズだと思われます。タカの週だけ人気なかったりしたら泣けますね。ウオミーとかが来てもおかしくないんですけど。
 うーん、もうコンプリートは無理なんで、マイペースでがんばります。前売り1枚買って、ひょっとしたら公開中に2度目行くかも、というのがありそうなラインかなぁ。

 セコい話終わり。センターカラーが映画のポスター?キービジュアル?になってます。こうして見るとハーレム感やべぇですね。いや、知ってたけどさ。本作は4コマだから普段読んでる分には特別「女だらけやな‥‥」ということはそこまで意識してなかったんですよ。こうして主要キャラ全員集合されると男女比パネェ。桜才の男女比よりも凄いことになってるやないかw
 気になったのはトリプルブッキングの不在。『生徒会役員共』という作品におけるトリプルブッキングは大ネタ感あるんで映画でやるには持ってこいな気もしたんですが、今回のにはいません。出ないのかしら。まぁ、歌はやるんだろうけど。
 他作キャラというと天野ミサキがサプライズ選出という感じでしょうか。何やるんかサッパリ想像付きませんが嬉しいです。小山先生もいるんで「児童会役員共」やるのかもしれませんね。だとすると、マサ(とおぼしき人物)も出るやんけ。やべぇ、ゲキアツ。その流れで氏家ト全オールスター大乱闘スマッシュブラザーズみたいな展開があったら最高‥‥だけど一部のファンが喜ぶだけになっちゃうのかな。どうなんだろ。
 小山先生。フツーにいるけど、アニメだとまだ桜才に来てませんよね、来たっけ?(調べろよ) 今後のOADでやるのか、映画で桜才赴任の話をやるのか。ぶっちゃけこのポスターの小山先生、ダレコレ感あると思うんですけど、多分制作側が慣れてないw 「えっ 小学校の時の先生また出るんですか!?」とか思ってそう。
 あと、原作では最近すっかりレアキャラになってる道下先生。大門先生ラブな感じが出てますけど、このラブラブ感ってアニメで強調された部分だと思うんですよね。完全オリジナルと言っていいのかは微妙ですけど。
 アニオリといえば柔道部。柔道部が出るならムツミも出るので楽しみです。原作にあった柔道部回をやるのか、オリジナルエピソードやるのかは分かりませんけど。
 あと、青葉さん。これを作った段階では青葉さんに名前付いてないと思うんですけど、あくまでも「英稜第三の女」という有名モブキャラみたいな感じで入れたのかしら。もしくは事前に「この子名前付いて少しだけ出番増えるよ」みたいな情報を仕入れてたのか。いや、ひょっとしたら映画化に際してアニメ陣営から「この子に名前付けてくださいよー」という作者に発注があったのかも。ちょっとありそう。
 名前が付いた有名モブキャラというと、ナオちゃんヨシくんはいないんですね。ぶっちゃけ登場する機会はかなり恵まれてる方なんで、映画にも出てくると思うんですが。まぁ、こういう表立った所にかり出されるようなキャラではないかw

 てか、映画化って一体何するんや‥‥(今更)。正直まったく想像つかないです。いつもの回を4話くらい一気にやるだけ、にはさすがにならないと思います。ただ、100分前後と思われる上映時間に耐えうる長期的な物語って原作にはありませんし。やっぱオリジナルで長編作るのかしら。もしくは、いつも通りの話を3話分くらい用意して、ラストにオリジナルのエピソードを用意してなんかいい感じに締める、とか。こっちのが現実的なんですかねぇ。
 アニメのオリジナル要素に関しては、個人的に1期以外は文句ない出来だと思ってるんですけど(OADはよかった)、それはあくまでも小ネタですからねぇ。ど、どうなるんや‥‥。結構信頼感はあるので大丈夫だと思いますけど。

 結論、連載10周年である2017年の0721が金曜日で本当によかった。

『生徒会役員共』406話の感想 - 北区の帰宅部