北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2017年32号の感想


 ツイッターでのアンケートの結果について。話が長いです。
 票数。非常に多いです。リツイートされたことで加速度的に増えたってのもありますが、リツイートされる前の段階でいつもより多かったです。30くらいだったのを見たので、最終的には40行くか行かないかくらいだったのではないか。まぁ、今回の結果見るとクソみたいな数字ですけど、ブログの規模を考えると充分です。
 やっぱ答えやすい質問だったんだと思います。毎週ジャンプ全部読んでなくても答えられますからね。票が多かったのはそのせいでしょう。
 『こち亀』終了は去年の出来事なので選択肢がおかしい説ありますけど、40年ぶりにやってきた『こち亀』不在の年は2017年ですので、そういう意味で入れました。『こち亀』不在が日常になってるけど相当にイレギュラーなことだからね?と思い出してほしい、みたいな気持ちもありました。
 票の分布。最終結果は4択すべて20%台。結構すごいと思います。こんなにキレイにばらけるとは。これは選択肢が秀逸だったということでよろしいか(ジガジサーン)。
 ただ、これはリツイート後の結果でして、リツイート前の当ブログの読者票(多分)だと全然違くて。6連弾がブッチギリで、『左門くん』がボチボチ、他2択はほぼゼロでしたw ギリで1、2票はあったかな、という程度。ふんたー票が勝つと思ってたら断然ビリなので驚いた……ら、「毎年のことだから2017の象徴感がない」とのコメントやらリプライをもらいました。複数人から。言われてみれば当たり前ですね。それでもリツイート後にフツーに票が入ったのは、リツイート後の投票者はジャンプ全体に関心が低い傾向にあるのではないか。だとしたら『こち亀』票が増えたのも納得できる。一部の特定の作品だけ読んでる人、もしくはジャンプ読んでない人の票とかはそっちに偏るんじゃないですかね。
 問題としては、大問題としては、ワタシはそもそもウチの読者の票を想定して質問を考えているのです。そして、「今回はふんたー優勝やろうなぁ」と予想してたのです。あまりに的外れ。読者のことを何も分かっていない。これは恥ずかしい。恥ずかしいし、マジで申し訳ないというか、ダメダメですね。
 リツイート前後で常にトップで、最終的に僅差に勝利したのが新連載6連弾。さっき言った「2017年の象徴」としては確かにコレですね。下半期に何が起こるか分かりませんけど、年末に同じ質問したとしてもコレが優勝しそうな気がします。『暗殺』『ニセコイ』『こち亀』『BLEACH』『トリコ』が終わった2016年を考えれば、その続きとしてもしっくりきますね。
 票以外のリアクションでなくてよかったなぁ、というのが「『左門』より『競技ダンス』だろ死ね」。うん、来なくてよかった。個人的にニュース性が高い、驚きだったのは『左門くん』だったのでそっちにしました。「○○終了」という選択肢を複数にしたくない、という気持ちもありました。ごめんちゃい。

 はい、ということでジャンプ32号の感想いきます。
 当ブログ的には今週からジャンプ記事のデザインを一新します。大幅に変える。今までの気に入ってたんだけどね。

 さすがに目次は大げさなんじゃないだろうか……という気はします。あまりにアレだったら来週からしれっと消しますw
 ただ、どんだけいるか分かりませんけど、「○○の感想だけちょーだい」という人にとっては便利なんじゃないか、ということで入れてみました。お試しです。勘弁してください。

背表紙

 そげキングでした。そうか、これもある意味で「一味の登場シーン」になるのか。これは盲点でしたw 言われてみればそりゃ選ばれるわな。これは嬉しいサプライズ。

表紙

 実写映画公開直前、『銀魂』。世にも珍しいジャンプの表紙に生身の人間。小栗旬は歴史に名を残しました。ぼんやりとした記憶頼りですけど、多分『こち亀』実写化の時の香取慎吾以来。連載中の作品が実写化されるって意外と貴重。『デスノート』も違ったと思う。『暗殺教室』はどうだったっけ?と思いましたけど、まぁあれはCGだから絵みたいなもんか。
 相当珍しいケースなんですが、ほぼ間違いなく今年はもう1回くる。『斉木』のザキヤマですね。

実写映画『BLEACH』のおしらせ

 これまた実写。ただし連載が終わってるので福士蒼汰がジャンプの表紙を飾ることはないと思います。tite kuboの応援イラストとかが載ることはありそう。
 そんな実写『BLEACH』のビジュアルを初公開……ではない。正確には初ビジュアルを公開。。結構大ネタなせいもあり、ジャンプに載る前にネットとかで先に公開でした。
 チャン一と監督のコメントが読めるのでありがたいです。
 関係ない映画ですけど『無限の住人』の福士蒼汰は相当よかったと思います。あれでもヘンテコな刀振り回してましたし、福士くん自体は期待できるのではないか。
 ……フクシクンってなんだか落合みたいでアレだな。えっ、ファンの人って福士蒼汰のこと何て呼んでるんだ。

読者プレゼント

 謎の大化の改心ネタ。当選者数が646なので、という理由になるのかな。最近は645じゃなくて646年って説が有力らしいです。語呂合わせは「むしろ」で攻めるのかな。
 プレゼントにラッセンのイルカがあるので、という理由もありそう。いや、逆な気もします。てか、ラッセンだったら永野にしてほしかった気もします。お笑いビッグ3やぞ。

銀魂

 巻頭カラーは折りたたみのポスター。表紙で「小栗ジャマだよ!!」と思った人はこちらを堪能しよう。カッコいい。映画がどうこうじゃなくて、完全に今の本編、つまり最終章のためのポスターですね。
 んで、その裏では、実写の主演3人による鼎談。役関係ない状態でのスリーショット見るとどうしてもハシカンさんだけ違和感なんですよね。なんというか、世界観が違う。マンガでいう作者の違うキャラ混ざってる感。いや、可愛いとは思いますけど、なんか不思議な感じ。
 そんな鼎談。ビジュアルブックに収録されるものの一部です。ただ、ちゃんと面白いし、しっかり作者の話題の部分が入ってるのが嬉しい。多分ジャンプ用に気を使ってくれたw

 本編。鼻スッキリ。マジか。すげぇ大ネタ持ってきましたね。鬼兵隊関連の話もクライマックスなのかなぁ、というくらいの大放出。てか、映画の方には出るのかしら。知らん。岡田将生が出るのは知ってるけど、そっちじゃない。
 記憶がぼやけてて大変申し訳ないんですが、岡田って最後どうなってたんでしたっけ。死んだかどうか微妙な感じ、というか物的証拠的な描写はないままだった気がする。今回登場したので生存してたのが確定……というのはさすがに無理があるでしょう。どう見ても死んでる。こういうのって日和って「お化けですよー」という描写がくどくなってしまいがちだと思うんですけど、生者と区別なく描かれてるのがナイス。
 あーけど、アレか。別にお化けが出てきて万斉がそれを霊視する必要はないのか。別に万斉の幻覚でもいい。まぁ、やっぱ最後の最後の確定的な証拠にはならないのかな。いや、これで死んでなかっったらアレ、という話ではありますけど。
 そんな万斉。死体になっても敵を引きつける。やば、カッコよすぎ。先週ベストキャラに選んだのちょっと後悔ですわ。今週の方がふさわしかったかも。死せる孔明生ける仲達を走らすですね。まぁ、仲達みたいなリアクション役がいないのが残念です。
 そんな万斉、爆発直前に一言喋るので「生きとったんかいワレェ!」感少しありますけど、まぁどうせ死ぬって話ではあるので、ご愛敬の範疇なのではないか。なんならお化けが喋った、みたいなノリでも全然いいよ。

ONE PIECE

 玉手箱とCP0。飛ぶ指銃とか懐かしいわ。あったなそんなの。静かに撃つとカッコイイです。ただ、左手のアップがあったのに右手で撃ってて謎。どうでもいいか。
 いや、そうじゃなくて、ここでCP0が出てきたことが重要なのか。マム過去との関係があったし、今後の大きな転換として関わってくる可能性ある。玉手箱以外にも。
 ルフィとかジャッジを相手にマムが戦う。化け物的な最強感はあったけど、こういうバトル描写が連続するの新鮮な気がする。両手を武装覇気でまとって、とか、雷つかんで必殺技、とか。こういう普通のバトル描写があると、戦うことも一応は可能なんだな、と少し安心するというか。
 んで、玉手箱でエンド。あれが爆弾な件が「みなさんご存じの」みたいな扱いのまま行ったので少しビックリ。まぁ、あったらあったでクドかったのかもしれないけど、ここらへんの思い切りの良さはさすがだよなぁ。

僕のヒーローアカデミア

 デブのワンパンで決着……かと思ったら切島回想。これは意外。オリジンとかライジングとは違った、トラウマに近い昔話ですね。そういう意味でも意外。
 切島の中学校。紙版だと印刷がショボくて読みとれないんですが、校名が『スターウォーズ』ネタな予感。「*田*」としか読めない……ので、切島について調べてみたらフツーに中学名出てきた。「結田府」。なんだ、既存のネタだったのか。ムスタフ、つまりムスタファーですね。
 切島が芦田愛菜(違)に憧れる、劣等感を抱く、というのには驚きでした。意外。まったく興味ないヒーロー像だけど、「今はああいうのがヒーローっぽい」という事実と、実際ヒーロー的な振る舞いを出来てるのはアッチ、という2つですね。こういうのすごく面白い。
 雄英に行かない場合の受験先の候補はドロイド工業。工業高校とかそのまんまなので笑った。あと、『スターウォーズ』の地名でないいい加減さ。
 んで、第1話のデクのエピソードっぽいトラブル発生。が、切島は一歩が踏み出せない。「どうせヒーローの資質が描かれるんでしょ?」とか思ってたからやられた。マジかよ。切島くん結構やばいレベルでヒーロー向いてないじゃん。想像以上に衝撃的というか、辛辣、精神的に追い込むような話じゃないか。こんなつらい話になるとは思わなかったよw デブがワンパンして勝つ気持ちいい展開だと身構えてただけに。

僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!』根田啓史

 出張版。本編の陰鬱さとのギャップがやばい。
 『すまっしゅ』ですけど、最近は読んでないです。4コマ好きだし、最初の頃は読んでたんですが、どうしても『れっつハイキュー』と比較してしまうというか、スピンオフとして『れっつ』が理想的すぎる気がしてしまって。まぁ、これに関してはレツ、根田先生の力量とは一概に言えないと思います。『ハイキュー』があの方法論でのスピンオフと相性よすぎるんですよ。わかりやすい名場面みたいなのがあって、ちょっとキザというか、臭い感じもあるのでちょっとバランスを崩すだけでギャグとして一級品になる。まぁ、それに加えてレツ先生は天才だと思うから、ちょっと勝てないなぁ、というか。まぁ、多分レツ先生が『ヒロアカ』担当したとしてもああはならなかったと思うし。
 4コマの感想。全ネタを拾う余裕はないです。全体として、ヴィラン連合のキャラ萌えに特化したような感じですね。そもそも『すまっしゅ』の長所がココなんだと思います。ひょっとしたら雄英キャラよりも自由に遊べてるのかもしれないので、今回の出張版、そういう意味ではかなり良いのではないか。『すまっしゅ』の魅力をいかんなくアピールできてる感。多分ですけど。
 あと、こっちの世界ではマグ姉まだ生きてるっぽいのでなんかホッとしましたw 単に時系列的に生きてるってだけかもしれないけど、このまま生きててほしいです。

J新世界漫画賞大募集!!

 7月は『ヒロアカ』。今週は決めセリフについて。例として「頑張れって感じのデク」が出てきてるんですけど、ワタシこの件が未だによく分かってないです。お茶子の思考についていけてないw だから蔑称を敢えて自称するデクの成長、みたいなのもいまいちピンときてないです。

斉木楠雄のΨ難

 センターカラー。実写映画のポスターとまったく同じデザイン。なので佐藤二朗がいるw
 斉木が不思議とザキヤマに見えてくる感じが面白いです。化かされてる感。あと、マンガの方で「照橋さんぶりっこ過ぎるだろ」と思ったんだけど、実写のハシカンさんの方はそこまで違和感ないのでビビった。二次元よりもぶりぶりしてるんだな。まぁ、照橋さんと美少女の方向性が実はちょっと違う、ということか。ちょっと発見だわ。

 本編。燃堂回かと思ったら、アレン。家に行く、という新キャラの掘り下げみたいな展開が意外です。もうすっかりお馴染みですからね。そんなこともあって、転校生扱いには笑った。未だにか。
 絶対に開けてはいけないタンスの二段目。完全にアウトw 「今は更生しました」とかじゃ全然フォローできてないレベルでヤバイ。父親のヤバさも怖いけど、アレンが知ってるっぽいのも怖いですねw
 んで、クボヤスパパ。36歳と若いのもリアル。「いかにも過ぎる」ネタのオチとして見事だったと思います。もうちょっと若くする余地はあったと思うけど、まぁそこはどうでもいいか。
 あと、入れ墨が『ドラゴンボール』なのも笑った。龍とかいかにもなデザインですけど、龍は龍でも急に鳥山明

 本編後に福田監督インタビュー。結構な大ボリュームである。なぜか『銀魂』よりも読み応えがある。福田監督が『銀魂』語ってるのも読みたいのに。
 いろんな話が聞けて、さらには完成品だとどうなってるのか楽しみな場面の話も出てくるので宣伝上手。ただし、今週末公開は『銀魂』の方だ。
 そんな照橋さんの妄想、おもしろそうですよね。実写だと味わいが違いそうだし、さらにイケメン俳優の崩す演技、という要素まで乗っかってくるから面白い。

ハイキュー!!

 今日のカップル。ミカちゃんが今日も可愛い。なんというか、バレーにハマりかけてる瞬間特有のドヤ感。「私もバレー分かってきたかも」みたいなドヤがすごく可愛い。冷静な大将くんとバランス取れてていいカップルですね。
 一方、名もなきカップル。こちらも彼女の方がテンション高い。理由はツムサム兄弟最強のターン来たから。烏野的には絶望感とか緊張感が出てくる場面なんだけど、カップルが挟まれることで清涼剤。そんなワクワク彼女にジェラってる彼氏も相変わらず素晴らしい。 “治クンって何だよ 知り合いかよ” は笑った。その通りだけど、別にいいじゃねぇか、という感じもある。んで、最終的には2人が同じ温度に落ち着く、というのが大将くんたちと違って面白いですね。大将くんももっと素直になればもっとイチャイチャできるんやで。
 試合としては、乗りに乗ってる烏野の中で唯一乗り切れない元気担当。これはもうすぐ女王のターンも来るな。今週出てきてないのは意図的な焦らしなのではないか。てか、客席にキャラ充実しすぎ問題。
 ノヤにレシーブ拾われてラッキーだけど、すごく情けない、という両極端の感情がよく出てるから楽しいですね。田中先輩が罠として機能した、と好意的に解釈することも出来るし、ノヤが拾いに来てることを気づけないほど冷静じゃない、視野が狭くなってる、とも取れる。

ブラッククローバー

 1週の休載があろうと「前回の終わりこんなんでした!!」と強引に記憶の扉を開けてくれる濃すぎる新キャラ。いいなぁ、偶然だろうけど、完璧な開幕だw
 そんなキルシュさんはアスタが大嫌い。まぁ、物理的にも精神的にも汗臭いから納得しかない。彼の美意識的には筋肉ってのも大したプラスではないだろうし。
 キルシュの美意識は “身体はそのままただ美しくあれば良いのだ” 。このセリフが一番分かりやすいと思います。持って生まれたものを最大限生かす、とかそんなノリ。だから野球部魔法に対しても的確なアドバイスが出来る。アスタ以外だったら誰に対しても美を見出すことが出来る、とかそんな感じだと思います。運命に筋トレで逆らうアスタとだけは話が合いませんねw
 ということで、野球部魔法にも的確なアドバイス。汗臭さの権化みたいな魔法にも美を見つけることが出来る。結構スゴイ。一見ナルシストだけど、実際は超スゴイし、めちゃくちゃ尊敬できる人、という表現がうまいですねぇ。なんか最近頻出する感想ですけど、第一印象が覆るのって大事。
 もう1人のチームメイト、土魔法。これまた汚いヤツだな……と思ったらちゃんと的確。まぁ、立体物の創世というのは確かに芸術に繋がりやすいのかな。んで、後輩にアドバイスして、自分は守備を担当するので、あとは自由に攻めなさい。理想の上司じゃねぇかw
 んで、彼の魔法は桜。千本桜ですね。まぁ、斬らないし、内容も結構違うけど。
 決めセリフ、 “この世界での罪… それは… 美しくないこと!! そして美しさに気づかないこと!!” 。これまた象徴的ですね。彼の美意識をそのまま表してる。やっぱ資質を伸ばすこと、資質を見抜くことに秀でた人なんだと思います。組織に1人はいてほしいタイプ。ちなみに、セリフだけど切り取るとふんたーの「無知の不知」と似てる。あの人もこういうナルシストだったらどんなにいいかw

火ノ丸相撲

 この並びだと暑苦しさを意識させられるので笑える。まぁ、火ノ丸くんもアスタと同じ生まれ持ったゼロの資質を筋トレで補うタイプの主人公なので共通点はありますね。
 本編としては、先週のラストに分かってたことの範疇を一歩も出ないんですが、これまでの蓄積や、語りのうまさのおかげで予想以上に感動できちゃうから見事ですね。個人的には客席の元横綱たちのリアクションが最高です。もちろん第1話ネタとかも大感動なんですけどね。あと、堀ちゃんの胸で泣くレイナ様とかも最高ね。最高だらけじゃねぇか、って話なんですけどw

約束のネバーランド

 冷静に鬼だと見抜くレイと、鬼と知り他の子供たちの行方を考え出すと頭がそれいっぱいになってしまうエマ。2人とも頭いいし、エマの考えがあの場ですぐに子供たちのことに至ったのは頭がいい証拠でもあるんですけど、あまりに対照的。新たに情報を集めようとするレイと、子供と聞くと周りが見えなくなるエマ。考えもなしに走り出すのとか悪手だと思いますけど、そこがエマらしさであり、エマの資質ですね。
 宗教上の理由で食べない鬼。宗教関係なく、こんだけ知的レベルが近くて会話も出来る相手食べるなよ、とは思う。そもそもすぎてアレな話ですが。
 てか、鬼さんたち味方であることを明かすの焦らしすぎで笑った。意地悪かよ。多分レイやエマのリアクション見て面白がる気持ちが生まれちゃったんだと思う。特にレイかなw
 『トリコ』ばりに仰々しい「いただきます」。食べられる恐怖を味わった後だとこの言葉も重く感じますね。その他にも彼らの文化や宗教を垣間見える意味もあるのでなかなかうまい場面だったと思います。料理もうまい(ウマクナイヨ)

BORUTO-ボルト-

 センターカラー。TVアニメ新章突入記念みたいな意味もあるらしいですが、まぁとりあえずカラーという作品ではある。
 そんなカラー扉。ショジョジのおっさんがなかなか凄い色合いしてるのでビビった。まさかの緑。モノクロの段階から汚いおっさん感全開で好きだったんですけど、カラーだとまたちょっと別の気持ち悪さが出てくるというか。

 本編。バトル回。本作のバトル回は結構好きだったりします。ページ数の関係なんでしょうが、じっくりとバトルやってくれるので好きです。他の連載作だと数週に分けてバトル回やると思いますけど、本作は1話で結構なボリュームできますよね。1話の中で山場を作らないといけない、みたいな計算が働くのでどうしても読み心地が変わってくると思います。必殺技に頼らない基礎的な体術とかのパートが本作は長めなんじゃないでしょうか。数えたワケじゃないけど。
 ということで、特に大技を使うことなくザコ4人を倒す。からの人喰いデブ。宗教上の理由見習えよw
 とにかく喰っちゃえば一撃K.O.なので戦い方が拘束&バクバクになるデブ。厄介な能力ですねー……とか思ったけど、能力関係なく喰われた死ぬかw あの人の価値観、覚悟が基地の外にいるだけ。
 味付けしたいけど、踊り喰いじゃないと能力的にダメ。なんかリアルというか、ひょっとしったら味付けして食べたこともあるんじゃないか?みたいな恐ろしさありますね。喰うだけでもアウトなのに、生きたまま頭パクーッてさらにもう一段階アウトなので、そういう意味でも怖さのリアリティーが増してる。
 喰う他にもリフレクの術。徹底的に人のチカラを利用するスタイルなのね。一貫してていいなぁw 本作に限らないけど、必殺技とキャラクターに共通項あるのって良いよね。
 煙と分身のコンボ。この手の展開でよくあるのって敵が本体だと思い込んでるヤツが実は分身で……だと思います。多分だけど、読者がそう疑ってくれたら御の字、みたいな作者の意図あったのではないか。一旦「えっ 本体なの……?」とビビらせてからの、逆転。
 ということで、逆転。アレにわざわざ「5体目」と表現したのがナイスですね。確かに、ボルトに影響を受けた結果なのだから、ある意味でボルトの分身、5体目である。うまい。やっぱ本作のバトル回は良い。ラストの決めゼリフはちょっと狙いすぎというか、臭かった気もするけど、それでも良く見えちゃう程度には魅せられてる。

鬼滅の刃

 煉獄弟は剣士の才能がなかったので刀が変化しない。「うるせぇ!だったら筋トレだ!!」と一瞬思ってしまうのは『ブラクロ』の悪い影響です。刀というアイテムが少しだけかすってるので連想してしまった。どうにもならんのは分かる。
 煉獄父のデレ。まぁ、意地悪だけどちょっとだけテンプレというか、そんな風に感じてしまった。あと、不運なのはクズ親として徹底して救いがない『磯兵衛』の花岡父が今週出てきてしまったことですかね。いい話なのは分かる。
 そして、ひょっとこ殺人事件オチ。待ってたぜ。むしろこのネタやらないと話の整合性が取れないレベル。2人は知らないけど、刀持ってかれた先でバッキバキに破壊されましたしw
 多分、煉獄さんのツバを使ってひょっとこの機嫌を直す、もしくは次の刀を作るって感じなんですかね。さすがにクドいだろうけど、「刀を失くしたそばからもう次の刀のこと考えてんのか!?」とか言ってさらにブチギレしてくれたら個人的には嬉しいw

ジャンプGIGA vol.4のおしらせ

 『左門くん』の番外編、前日譚が載るらしい。やっぱただの終了作品とはひと味違いますね。まぁ、ギャグだからこういうのがやりやすい、って事情もあるんでしょうけど。
 ……という話、以前にも書いたことある気がするんだけど、気のせいかしら。不安だからとりあえず書いとく。

『ぼくたちは勉強ができない』

 センターカラー。1巻が好調でそれを記念して、という感じらしい。ただ、本作は『ゆらぎ荘』と同じでかわい子ちゃん補正でカラーが優遇される、という傾向も少なからずあると思います。ひょっとしたら『クロスアカウント』も人気の有無に関わらずもカラー来るかもしれない。
 カラー扉。この辺にリズよりも古橋師匠、そして先生の方が少し肌が白い気がする。師匠はナチュラルだろうけど、先生は化粧の結果なのかもしれない。うるか嬢は当然黒い。1巻の表紙も見れますけど、それより今回のカラーの方が黒さちょうどいいと思います。前のセンターカラーの時にも感じた記憶あるけど、「カラーだとこんな黒さなの?」みたいな小さな違和感ちょっとある。まぁ、ひょっとしたら、今回のは服が黒なのでその影響でちょうどよく見えてるだけ、という可能性もある。
 カラー裏は、扉の舞台裏。こういうの好きです。定番っぽいので今後のカラーも楽しみ。『左門くん』のカラー裏とかも好きでした。

 本編。猫。前にも書いたけど常時デフォルメの猫があんま可愛くない。「この世界には可愛いしかない」くらいがちょうどいいと思うので地味に残念ポイントだったりします。これなら『食戟』のワニの方が可愛い。デフォルメによってマスコット感が生まれる、というよりも手抜きっぽい印象。
 んで、先生のお宅訪問。職業倫理的な話はまぁ非常時という言い訳があるからいいけど、唯我が過剰にドキドキしてるのが少し違和感だったかも。まぁ、先生がどれほど美人なのかいまいち分かってない、というのもあるのかな。ただ、「私服にドキドキ→ジャージでした」のくだりは意外性がないので意味ないと思う。
 てか、部屋にあげるのはいいけど、月があがるような夜までってのはさすがにマズいと思う。割とどうでもいい部分だとは思いますが。
 んで、先生の「できる」「できない」話。フィギュアスケートを捨てたんだそうです。地味にうまいのがフィギュアの写真って過剰にニコニコしてても不自然じゃないから今の無表情との対比が分かりやすいですよね。よかった。
 フィギュアの才能があったけど、一時の気の迷いで寿命の短いフィギュア人生を捨ててしまった、とか。最初「男かな?」とか思ったんですけど、明言はされてませんでした。確たる描写はない。
 選手寿命が短いから1回捨てると戻れない、というのは分かる。だけど、選手寿命が短いから「あの時フィギュア続けてても今はもう引退してるでしょ」みたいな話にもなるので少しアレ。話がブレる気がする。気のせいかしら。あと、直前にあった「教師の才能あるじゃん」みたいな描写が無駄に話をややこしくしてる。こっちは気のせいじゃない。
 まぁ、このフィギュアを捨てた話は今後も使われるネタだろうから、今後「めっちゃええやん」みたいになる可能性もあると思う。てか、テーマとしてはフツーに面白いし。

『シューダン!』

 大変申し訳ないんですが、先週の感想で巨神兵のこと女だと誤解してました。今週フツーに男子トイレにいたのでビビった。な、なんでそんなこと間違えてしまったんだ……。男女の区別がつかないとか初期悟空かよ。
 女嫌いくん、ボールを奪うのがうまい。おおっ、敵のプレイスタイルの話が出てきた。今度の試合はちゃんとした対戦になりそうですね。こないだ「もっと引っ張ると思うよ」とか書いたけど、あまりに的外れw
 これは本作に『競技ダンス』の時からそうなんだけど、会話にサブカルネタみたいな要素が入ってくるのが個人的には合わない。無理して使ってるじゃないけど、なんか違和感がある……まぁ単に趣味が合わない、というだけなんだろうなw
 まぁ、今回量産した女嫌いの彼は、ネットスラングかぶれ、みたいな表現としてはうまいバランスな気もせんではない。知った言葉を早く使いたくて仕方ない、というのは子供あるあるですし。
 んで、トイレで宣戦布告。これは『ハイキュー』ネタと考えるべきなんだろうか。気にしすぎ、かもしれない。

食戟のソーマ

 ラーメンマスターが反アザミンになった理由。ラーメンは個人営業が多いからアザミンの支配が遅れがち、ラーメン職人は考えがマッチョだから反発しがち、みたいなことなんだと思います。割と納得できる。竜胆パイセンの時もそうだったけど、出し惜しみしただけのことはある、という満足度あります。満足というか、腑に落ちる。
 んで、ソーマくんの負けても立ち上がるメンタルが組長に刺さる。麺で攻撃されたり、チャーシューで腹殴られるのとか、話はマジメだし、絵もカッコよく仕上がってるとは思うんだけど、どう考えてもギャグですねw
 食の多様性を訴えるソーマくんに組長が折れる。ソーマくんの考えはゲソピーの頃から変わってないですね。カッコよく装ってるだけで、よく考えるとゲソピーイズム。よく考えるとラーメンも組長も関係ないんですけど、言ってることの正しさとゲソピーイズムでうまいこと感動させられてしまった感。
 今回裏テーマ的に楽しかったのは田所ちゃんのリアクション芸。久しぶりに見た気がするw あの添え物的なリアクションはえりな様には出来ないですよねぇ。田所ちゃんの武器。

ジャンプ超英雄譚!!

 秋本御大のターン。今週でこのコーナー終わるしかない、とか割とマジで思ってましたが、続きます。
 昔話も面白いんですが、やっぱジャンプの生き字引としてのジャンプ論が圧倒的に面白い。惜しげもなく具体的な作品名をバンバン出してくれるのもありがたいですよね。『鬼滅』と『約束』いいなぁw
 秋本御大の考えるジャンプイズム、安定させない。それを『こち亀』でも実行してた、というのがまた面白いですね。両さんたちのキャラに変化があったのは周知の事実ですけど、それを秋本御大が意識してて、今公言してる、というのがスゴイ。
 まだ6回ですけど、多分一番人柄的な面で好きなのは秋本御大で決まりだと思う。話の面白さもそうだけど、「そういう話してくれるのか」という部分に人柄が出てる気がするんですよねぇ。偉大な作品を残した人がとことん尊敬できるってのは何とありがたいことか。
 ちょっと話ずれるけど、ワタシは『ONE PIECE』が終わった後の尾田っちが心配なのです。張本勲みたいになる予感が少しする。SBSとかで感じられる人柄はめちゃくちゃ好きなんですが、ご意見番みたいなことをさせると困ったことになる気がする。その気配が一切しない秋本御大はやっぱり大好き、という話でした。

『クロスアカウント』

 幼なじみの方。SNSにファンクラブがあるらしい。この手のマンガでファンクラブってお馴染みですけど、SNS上に存在する、というのが新鮮だし、本作らしいのですごい良かった。そのリアリティーがあるのかはワタシには判断できませんけど、この手の美少女やイケメンキャラにファンクラブがあるのは定番だから全然アリ。
 ただ、つい先日レイプ一歩手前の被害に遭った彼女に対して “マジでたまらんわ~” という視線を送るのはいくらなんでも酷いと思う。まぁ、男子高校生の煩悩なんてなんてそんなもんって言われたらそれまでなのかもしれないけど、そういう目にさらされることで彼女の心に傷が……みたいな笑えないレベルで深刻な話になっちゃうよ?みたいな不安がある。ならないとは思うけど、
 性的暴行を受けて男性恐怖症になった、という勘違い。主人公のことを男扱いしてきた、という件に対して辻褄があうので笑った。言われてみれば確かに。ただ、さっきも言ったけど、心の傷とか深刻すぎてギャグと相性悪いと思うよw
 好きな人を探ってくれ、との依頼。さすがに劇中でも「暴行事件の後だし……」と言われてたけど、その通りだよなぁw 彼女のこと好きならもうちょっと彼女のことを思いやってやれよ、としか。まぁ、男子高校生の煩悩なんて所詮こんなもん、と言われればそれまでか(本日二度目)。
 そんなやり取りを通じて、一方的に友達認定される。あっ、忘れてたけど、そうか、クラスの底辺にいた主人公が友達を増やしていく話でもあったのか。なるほど。女もいいけど男友達も大事だよね、という部分はテーマ的に重要だと思うし、そもそも論として当然かつ重要ですね。こっち方面の話は意外と跳ねる可能性あるかも、と今後に期待。ただ、性的暴行の被害者に対して気遣いが足りなすぎるw
 スーパーどーでもいい話ですけど、ラストページのファッション雑誌の中の5月7日さんが『SKET DANCE』のロマンにしか見えなかったです。

『Dr.STONE』

 村一番の妖術使いクロムさん登場。彼の活躍は、なくはないです。
 んで、対決。『ドラゴンボール』でお馴染みの「場所を変えようぜ」をやってたのが良かったです。倉庫に行って仕込みが必要、というちゃんとした理由もあるし。
 村の妖術使いがレインボーブリッジとか横文字使ってるのが違和感だったんですが、本作の設定を考えれば別におかしくないんですね。よく考えれば何もおかしくないんですが、不思議な感じするw
 硫黄ボールを使った(静)電気ショック。炎とか電気とか、子供がワクワクするような題材ばっかりなのが良いですね。彼の関心がそっち方面に集中してるから、という理由もあるだろうし。
 ギャグ全開で語られたクロムだけど、彼の中にある科学者スピリッツを千空は見逃さなかったのでバカにしつつ、バカにしない。尊敬できる部分が、なくはないです。
 ギャグなんだけど根っ子は良いヤツ、という扱いが凄く良かったですね。今までにあった新キャラ登場の中では一番ハマりました。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』

 扉。スケートで転ける幽奈さん。なんだろう、いつもよりムチムチしてる気がする。正直めっちゃ可愛い。先週カラーで水着やったから、そっから一気に冬服になったギャップもあるのだろうか。なんかいつもと違う気がする。とても良い。
 本編。コガラシ奪還編からの告白の話が一段落したので日常。タヌ子の発案でスケートに興じるの巻。ちょっと筒井先生に脅迫文送ってくる……(ヤダナーウソデスヨ)
 開幕は滑った狭霧のヒップアタック。エロハプニングというよりはプロレス技感ある。そして、氷上なのでハプニングの後に滑っていく、という追加のギャグがあるのが楽しい。雲雀ちゃんのツッコミがエロハプニングについてではなく、止まらない狭霧に対して向いてるので笑った。やっぱ彼女は優秀ですよ。次回の人気キャラ投票ではがんばってほしいところです。
 そんな雲雀ちゃん。お澄まし顔でスケートを披露。といっても滑れるだけ、というバランスがいい。もの凄い低レベルなところでドヤってるのが彼女らしくて良い。
 ということで、雲雀ちゃんの活躍を無に帰すコガラシくん。いつもの「ハワイで親父に教わったんだ」である(違)。
 んで、幽奈さんオンアイス。「ぷるぷる」が人気のようですが、ワタシはその直前の「おそるおそる」の方が好きです。あと扉も好き。
 そんなワケで、コガラシくんと幽奈さんがイチャイチャ。「コガラシくーん教えてー」というのは本来なら雲雀ちゃんの常套手段なんですが、今回ばっかりは事前に調子乗ったのが裏目に出た、という残念っぷりが良い。しかし、狭霧が教えを請うので雲雀ちゃんご満悦、というご褒美があるので優しい。最近世界が雲雀ちゃんに優しい。報われるようになってきたw
 てか、できないアピールするのは雲雀ちゃんの常套手段って言いましたけど、今回狭霧が「できない」と表明してるのが地味にドラマチックなのです。狭霧は雲雀ちゃんの人懐っこくできないアピールする姿勢に憧れじゃないけど、劣等感を抱いてたような描写があった……気がする。ちょっと記憶が怪しいけど。
 いざ教えたらすぐに狭霧に追い越されて、という相変わらずの残念感……と思ったらタヌ子の無垢な感謝に心が洗われる雲雀ちゃん。やっぱり世界が雲雀ちゃんに優しい。今週の彼女は上げ下げが激しい。
 んで、オチ。「いや幽奈さんは飛べよ」と思ってしまったんですが、野暮なのだろうか。まぁ、スケートを覚えたばかりなのでつい滑ることを考えてしまった、というのは分からんではないんですが。
 ただ、全裸オチに向かうロジックの部分はうまかったと思います。フツーに感心してしまった。あと、こういう時に股間にダイブするのが雲雀ちゃんらしいと思いました。

HUNTER×HUNTER

 先週書いた感想の繰り返しになっちゃうし、今週の『ブラクロ』でも書いたんですが、1王子の第一印象が覆る感じが素晴らしいですね。ただのゴリラかと思ったら意外と頭いいし、良き参謀がいれば王の風格すら感じられるレベル。念持ちだったのは少し意外だけど、よく考えたらライオンとか殺してた気がするし、そりゃ念あって当然か。頭悪いワケでもないし、念も使えて一歩も二歩もリードしてるじゃん、というアンフェアさが面白いですね。念という情報に対して各陣営で差がある。
 ということで、防衛権の名の下に殺しに行く1王子。完全に言いがかりレベルの防衛権なので笑った。従来のイメージだったら「バカっぽい作戦だなー」という感じだったんだけど、今週「意外と頭が切れるんやで」という話が説得力を持って描かれたので、言いがかり防衛権の作戦に対する印象がガラッと変わりますね。
 そんなオモシロもあるんですが、意識の低い読者としては「やったーバトルだバトルだー」というワクワクも生まれるのでやっぱり本作は侮れないな、と。小難しい話が連続してるようで、ちゃんと分かりやすいエンタメもばっちり用意してくれちゃう。

『青春兵器ナンバーワン』

 「サンタ信じてるんかい!」というギャグは割と定番というか、ベタだと思うんですが、サンタを演じるエージが面白かったので気にならない。似合わなすぎて超似合うw
 んで、サンタ行脚。最初に向かうのがあの学校で唯一勘が鋭い漫画家志望のトコなので笑った。すべてを見抜かれた上で、女子の部屋への侵入という痛すぎる指摘をノータイムでしてくるので笑った。つらい……
 そっからシャーペン無双になるんだけど、最初以外ペンまったく関係ないw 今週のMVPは彼女だったんじゃないか。今後の出番がマジで楽しみになりました。彼女には伸びしろを感じる。

『ROBOT×LASERBEAM』

 2打目はボールが遠い方が打つので当然ロボ。無機質にボールを寄せるロボは意図せず相手にプレッシャーを与え、という理屈が面白かった。スコア競技だけど対戦感を出すのって大事ですよね。難しい部分だと思うけど、ロボらしい理屈で実行してるので素晴らしい。
 ドS帝王、リアクションが完全にヒソカチックになってきましたね。連載再開記念かよ。この手の変態キャラを突き詰めるとどうしてもヒソカになってしまう、ということなのかもしれませんが。偉大すぎる先人は困りもの、というのはよく分かる。
 んで、とにかく攻めて攻めて攻めまくる帝王ゴルフ。ミスしても圧倒的なスキルで挽回できる、というのは以前に語られてたけど、こういう形で実行するのかよ、という驚きがありました。あのグリーンに傾斜があってゲキムズ、という話から「直接入れればよかろう」というシンプルすぎる結論に行くので痛快。あそこで外してたらボールは遙か彼方へ転がってっちゃうと思いますけど、そういう意味でもリスクを恐れない攻めのゴルフなんですね。

『腹ペコのマリー』

 キモいマリーに対するツッコミがあまりに遅いw 本人たちにしたら「人型だからいろいろ便利じゃん」という感じなのかも、と思うと少し納得できますけど、圧倒的にギャグ。
 そして、マリーアントワネット展とかいうリアルイベント。そーいやありましたね。フツー凄いから知識も興味ない人も行った方がいいよ、とは言われたんですがスルーしてしまいました。コレ読んだ後だったら行ってたかも。
 チケットで誘う誘わない。マリーに応援されるところで一旦マジメに決着が付いたと思ったら、もっかいイヌギャグw
 ギャグ的に落ちたと思ったら、鷺宮からお誘いがあって、という真のオチ。この行ったり来たりが激しすぎる語り口、ホント好き。圧倒的な田村節。死ぬほどイヌギャグをやった後なので、デートに誘われる場面ではちょっと犬顔に免疫ができて素直に感動できてしまう不思議。冷静になって考えると、ラストの場面でも犬顔なので爆笑してもおかしくないんですけど、ちゃんと感動できる。笑うべき部分とそうでない部分を完全にコントロールされてる感。

スクールオブジャンプ

    • ホルアクティさんがデビュー。後でまた書きますけど、キャラが濃いw
    • ホルアクティさんはアイドル好き、というキャラで行くらしい(イラストは)。ハッピだし。そんな彼に絡むのがガチのプロアイドルの秋本……ではなく神沢。スク女の中での美少女キャラ、とかそういう感じなのかな。ツイキャス弱者なのでこういう発見おもしろいです。
    • 蝉麿を探せ。これは右上。超デカいので「えっ 簡単すぎない?」と不安になりました。蝉麿のそっくりさんとか猜疑心が生まれるレベル。
  • いじんのいちげき!(ザビエル)
    • ころきゅんさんの、ザビエール。ザビエルとアリエールで踏める……という着眼点にやられたw
    • まろにえさんの、L。「(ザビ)エル」ってことなんだろうけど、ザビエルというお題に対して、「神」という要素を踏まえたネタになってるのが素晴らしいです。日本の宗教における神と対決する、という意味では意外と正しい。
    • 照りさんの、ゾンビエル。「フランシスコ」の方で遊ぶ、という新鮮さが好き。そっちがうまくハマったから「ザビエル」の方がやや強引になってる感じとかも良いw
    • ただの野菜。さんの、見据エル。4文字しかないのに2文字だけでええやろ、という強引さが良い。てか、「エル」だけあってりゃ大体成立しちゃう、という感じ好きです。あと、字がキレイ。うらやましい。
    • 向花のまあちゃんさんの、ダイナマイトキック。「サタン」という3文字を使わずにサタンネタを表現してるのが素晴らしいです。てか、ザビエルに対してサタンってなかなかショッキングな組み合わせだw(悪魔的な意味で)
  • 遊べ!ローカルゲーム
    • 全国のグッパー問題について、irakaさん、照りさんから。こういうのはローカルゲームではなく、ローカルルールですらない、呼び方問題なんだけど、奥が深いですよね。こういう話題を全国紙でやるってのはやっぱ面白いです。ちなみに、ワタシは「グッパージャス」派。高校で違う人と初めて会って「グッパージャス以外あり得ないだろ!!」と少し揉めました。そして、「ジャスって何だよ」と反論されて一気に沈黙。ジャ、ジャスティスかな……
  • 超投稿生スペシャル名鑑
    • 4号、ホルアクティさんの番。スクジャン以前からジャンプの投稿ページでは有名人ですね。中学生とか活躍してる一方で、という歴戦の猛者感がとても良いです。まぁ、別に全然若いんですけどね。
    • 蝉麿イラストは人間。アイドルファンなのでハッピ、手にはサイリウムペンネームの由来の遊戯王カード。今までの3人と比べてズバ抜けて個性が反映されてるというか、キャラが濃いw
    • 自分セレクトの3本はアイドルアイドル足立梨花。投稿者の個性が分かりやすいです。芸能人ネタとかも強かった印象あります。
    • 校長セレクトでは、いななんが一致。独特判決のネタに対する校長コメントは笑った。たしかにコーナーの趣旨から外れてるw
    • そして、まさかの200字フリースペース。こんな使い方もあったのか。ここでもやっぱりキャラが濃い。歴戦の猛者感ある。

磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』

 現ジャンプが誇る最強のクソ親父、それが花岡父。だとワタシは思います。ギャグ漫画なのになぜか本作のクソ親父が一番救いがないw
 ムシャクシャして非行に走る花岡くんと磯兵衛。悪ぶるギャグは笑えるんですけど、「それじゃ親父と同じ道を辿ってしまうぞ……」と思うと割とマジで泣ける。
 先生に見つかって涙目……なんだけど「見つかっちゃって超怖い」というだけの涙じゃない気がします。止まれた喜びみたいなのも少しあるのではないか。親父のトコまで堕ちずに済んだワケですし。
 ということで、花岡父が珍しく痛い目に遭ってエンド。先生に滅されたけど、改心した描写はないから不安しかない。てか、ダメだと思う。いつまで経っても完全に解決しない、というのが花岡父の恐ろしさである。本当は怖い『磯部磯兵衛物語』。

次号予告

 次号は土曜発売です。マジで忘れてたので大文字。次号はボリュームやばそうなのに土曜とか地獄の予感。
 次号は『ONE PIECE』20周年メモリアルだそうです。なので、大々的に特別企画が盛り沢山。企画が多すぎて拾いきれないんですけど、一番の目玉はやっぱしまぶーのコラム漫画ですかね。しまぶー精力的にジャンプ帰ってきますねw
 あと、全作参加の麦わら探しも行われるそうです。よかった、今は連載始まって間もない作品がない。確証はないけど、終了もないでしょうのでそっちも安心。金未来の期間中に実行したのは頭おかしいと思いましたw
 前回の様子から考えると、一番気になるのは『鬼滅』でしょうか。「ちょっとウチそういうの無理なんですけど……」という作品筆頭。ただ、今回は『HUNTER×HUNTER』も巻き添えを食らうことになります。嫌がってるだろうなぁw
 てか、『ボルト』の掲載1週ズラして来週にしてあげろよ……と思ったんですが、ページ数の問題があるのかな。

目次

 間違い探し。今週は久しぶりに3つ分かりました。仮面の模様、鼻が長い、そして指の数が少ない。
 と思って正解見たら指の数じゃなくて「マントに隠れてる身体の面積が大きい」だって。ふざけんなよ。印刷が荒いのにクソ小さいコーナーなんだから、そういう分かりにくいのやめてw 指の本数の方がハッキリと有無なんだから分かりやすかったじゃん……

引っ越し→喘息で妻をはじめ色んな人のお世話に…。皆様有難うございました!!
(『ブラッククローバー』)

 一旦ではありますが、快気おめ、ということでいいのかな。

30歳超えるとマジで自分の年齢がわからなくなる。今、自分何歳だっけ。やばい
(『火ノ丸相撲』)

 もうすぐ平成が終わるのでますます年齢がわからなくなると思います。ワタシも平成○年との差で覚えてるので、生前退位が今から怖いです。まぁ、西暦でやれよ、という話ですな。

最近、炭酸水を飲み過ぎている。一日ペットボトル5本は飲んでます。
(『シューダン!』)

 そーいや田村先生も言ってたような……と思ったら飲み過ぎなので笑った。炭酸水だと飲み過ぎによる弊害はないから安心、でいいのかな?

今更ですが作品内の季節と現実とのズレにい自分で引きます。解りにくくてすみません…
(『青春兵器ナンバーワン』)

 まったく問題ないです。逆に何がまずいのか理解できない(鍛えられた『ゆらぎ荘』ファン)。

藤井聡太さん凄い。漫画で描いたら、逆に「ありえない」とか言われるレベル。
(『ROBOT×LASERBEAM』)

 マジで今『ものの歩』連載してなくてよかったと思います。

愛読者アンケート

 実写『銀魂』について。見たい理由と、楽しみなキャスト。これは福田監督だから、という人も多い気がします。作者もその感じでしたし。
 大問2は、ジャンプPAINTについて。先日公開されたジャンプ公式の無料マンガ制作ソフト。あっちの知識が全然ないので凄さが分からないんですが、ツイッターで「あれはマジであり得ないサービスやぞ」みたいな話も聞いたので、凄いんだと思います。そのままスクジャンに投稿できればいいのに、とか少し思いましたけど、絶対ないだろうなw

総括

 今週も時間が遅いゾイ。分量は少ないのに更新時間が変わらない。最悪やんけ。

 今週のベスト作品。『銀魂』かな。ベストキャラには先週しちゃったので。

 んで、今週のベストキャラ。こっちは次点から。

  • 切島 『僕のヒーローアカデミア
    • オリジン来るかと思ったらまさかのトラウマ的な回想なのでビビった。一歩踏み出せない、というのが本作においてどれだけ絶望的か、という話ですね。
  • クロム 『Dr.STONE』
    • 基本的にバカにするけど尊敬できる部分も、なくはないです。

 んで、今週のベストキャラはこの人。

  • キルシュ ヴァーミリオン 『ブラッククローバー
    • 今週は迷わず。最初から最後まで彼の言い分は変わらないんだけど、受ける印象がガラッと変わっていく、というのが圧巻でした。