北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』430話の感想


 来週はいよいよ映画公開直前、何か特別企画やると思ってましたが、一挙2話でした。こないだの休載分、という感じでしょうか。
 センターカラーもあるものの、描き下ろしがあるのかはちょっと自信ない。映画関連の記事がカラーになる可能性もある。声優陣の対談だかインタビューがあるっぽいので、そこの写真にカラーが割かれるかもしれない。まぁ、来週蓋を開けてみたら‥‥という可能性はあるのでそれに期待。
 結構記念すべき号(回)だと思うので一挙2話は連結した大きめの話‥‥になると思うんですが、平常運転だったりしても驚きませんw

#430

 扉は中里さん。なんと中里さん。完全ワンショットは意外です。雰囲気とか服装とか唯一無二の個性があるので今までなかったのが逆に不思議、というのはあると思います。
 ちなみに、アニメ化によって下の名前が付いた人の代表格ですね。さらにその下の名前が本編で使われるようになった人。ムツミが彼女を呼ぶ時は「チリ」ですね。これは結構すごい。チヒロとかノゾミ、カオルが劇中で使われる日は来るのだろうか‥‥(キットコナイヨ)
 てか、今回、柱の人物紹介にも進出してるのか。大盤振る舞いですね。

 今週は柔道部回。テーマはムツミのスランプ。
 スランプっつってもタカトシくんの前だからでしょー?というのを劇中で指摘した上でそれを否定しないとマジで読者がそう思ってしまう、という問題あると思いますw そういう余計な一言を言っても違和感がないコトミの存在は大きい。
 てか、この1本目にあるムツミの「自分の柔道ができない‥‥」というの、伏線としてメチャクチャうまいですね。終わってから読み返すと「そりゃ自分の柔道○じゃないからな!!」と盛大にツッコみたくなるw
 どうでもいいけど、枠外に添えられた「見学のタカくん」というのが妙にツボ。不思議な可愛らしさあると思う。

 んで、中里さんが気配り。ゲーセン行って気分転換しよーぜ。優しい。仲の良さ、優しさ、心配しつつもフツーに楽しい、みたいないろんな感情あると思う。多分この発案は中里さんだし、みんなを誘ったのも中里さんなんでしょう。扉のとおり、今週は中里回と言っても過言ではないかもしれない。
 オチとしては、気分転換のはずがゲーセンにも格闘技があり‥‥というもの。使用キャラが道着きてるので笑った。全然忘れられないw

 柔道部で忘れちゃいけないのがトッキーこと時カオルさん。慣れねぇw
 UFOキャッチャーではないけど、フックでプライズを拾い上げる遊具に興じるトッキー(ゲーセン詳しくないので名前が分からないw)。トッキーが狙っているのはアヘ顔のアニマル、略してアヘマル‥‥だよね? 多分そう。マジであの世界では流行ってるらしい。特に下ネタだとも思われてないらしい。どんな世界だw
 のめり込みすぎて凄いに事になってしまうトッキー可愛い。持ち前のドジとはちょっと違ったニュアンスありますよね。思ってたよりも夢中になってしまって、みたいな弊害。
 ビフォーの顔は見せるけど、アフターは見せない、という焦らしのテクニック。超見たかったぜ‥‥

 ダンスゲームではトリプルブッキングとのコラボ実施中。曲が使われてるとか、見本の映像が3人になってる、とかだろうか。実際にこういうアイドルのコラボあるか分かりませんけど、すげぇ良さそう。どっちのファンも喜ぶ気がする。
 ちなみに、コラボ実施中を知らせる立ちパネルのトリプルブッキングの衣装、ここのゲーセンの制服とかそういうのだろうか。トリプルブッキングは出てくる度に衣装が新しくなってたりして楽しいですよね。
 ダンスゲームではなく、コラボについてコトミがボケ。中里さんのツッコミがシンプルながら切れ味鋭くて良かったです。ムツミのケアのために来てんのに余計なことすんな、的な感じもあるだろうか。いつもの感じだとトッキーがツッコミでもいいんですけどね。

 アニオリと劇中でも紹介されたアニオリの2人が登場。遊んでるのは前のネタでコトミがボケてたプリクラ。多分この2人はあのボケを知らない。コトミの隔離されてる感w
 プリクラに馴染みがない上に、デカ目加工みたいなヤツが出てきたのと世代が違うんですが、もうすっかり「ゲーセンといえば」という存在っぽいですね。多分だけど撮ってる本人たちも「不自然に目がデカいw」とか思ってるのかな。順番は逆になるけどsnowみたいなもんで加工されることで自分という存在がちょうどよく消えるのがウケてるのではないか。だとしたらちょっと分かる。
 オチとしてはムツミの怪力。驚きなのはツッコミがアニオリの2人という点。一瞬遠くにいた中里さんがツッコミのために走ってきたのかと思ったけど、後頭部が2つなので違う。あの2人。マジか。意外な活躍である。今回はとにかく柔道部の全員にスポットライトが当たりますね。ここまで全員が目立つのはなかなか珍しいと思います。

 ラストページは2本連結の8コマ。ムツミのスランプが解決する。「自分の柔道○」を取り戻すw
 最後に出てきた海辺さん。柔道部第三の女にして、意外と古株。名前持ちのキャラの中でもかなり稀少。古株だけど出番が少ない、という意味でちょっとだけ英稜の青葉さんと通じるものがあるかもしれない。意外と森さんより古株。
 ゲーセンの帰り、みんなに感謝するムツミが部長の貫禄って感じがあって良い。後ろで嬉しそうな顔してる中里さんも、平熱な顔してるトッキーも良い。柔道部のチーム感ある。
 んで、スランプ解消。いつもの柔道部の「音」を聞きつけた生徒会の4人がこっそり覗きに来てるの良いよね。スランプの件が心配で来たけど、大丈夫そうなのでこのまま黙って帰りそうな感じある。ものすごく良い場面だと思うけど、スズヘッドで処理されるスズが少しかわいそう。今週の出番これだけだぜw
 ということで柔道部。元凶はコトミでしたー、というオチ。誰もコトミを責めないなんて優しい世界‥‥と思ったけど、ムツミとコトミ以外の部員はみんな復活したムツミに投げられて死体の山になってるのねw チリヘッドに哀愁ある。


 ということで終わり。完全に柔道部回でした。生徒会もタカ兄もメインに出てこない珍しい回。大門先生以外ちゃんとした出番があったのが嬉しいですね。オチが綺麗というか、1本目の「自分の柔道」という伏線がよく出来てるので二度読んで美味しかったです。
 ベストムツミは6本目で部長らしい締めの言葉を投げかけるコマ、です。ありがとうございました。