北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』425話の感想

『生徒会役員共』424話の感想 - 北区の帰宅部

 作者が映画に関するインタビューを受けたらしい。なにそれ興味ある‥‥。どこで発表されるのかが知りたいけど、マガジン誌面上だけで把握できるのかどうか。まったく詳しくないけどアニメ雑誌とかの可能性もあるのかしら。ネット記事ってのもあるか。

 #425。扉は教鞭を持つ横島先生。冗談みたいに教師みたいな格好してるじゃないか。知らない人が見たら誤解するヤツw 正直「違う使い方しそうだな‥‥」という気持ちが強い。

 ディベートをするの巻。1本目1コマ目の会長がノリノリなの、すげぇ会長っぽい。あのウキウキワクワク感。
 ディベートの味噌は自分の意に反する立場に立つ可能性がある。ということで、タカ兄がネタにされオチ。今週はイメージでオモチャにされ続けるw タカ百面相的な魅力もあるかもしれない。
 Sの気持ちなんて分かるワケないだろ!と屈辱を受ける、という状況はひょっとしたらM的かもしれない。こんなこと言ったらすべて繋げられるけど。

 ディベート参加者。3vs3がよかったらしく、畑さんカエデちゃんが助っ人。生徒会と付き合いのある人たちってことでいいのかな。多分会長主体の企画だろうから、会長のツテがある人。これ以外のもしも的な妄想としては、vs英稜のディベートとかもありそうですよね。
 とにかくカエデちゃん。タカ兄と同じ否定チームに入ったカエデちゃんが優等生的な発言をしたら会長がジェラス。会長が言い出した企画なのに勝手にワチャワチャする子供らしい感じ、会長っぽい。
 会長のデレ発言的なオチに対するタカツッコミが優しい感じなのも良かったです。優しく諭すようでもあり、少し冷たく突き放す感じもなくはない。

 論題。学生アイドルの是非。ということで当然トリプルブッキングの登場である。イメージだけど。出ただけで「やったラッキー!」みたいな感じが未だにある。映画では歌あるし、多分登場もするだろうからそこへの布石、みたいな意味合いもあるかもしれない。まぁ、とりあえず結果的にファンはそうなっちゃう。
 オチはジャッジ役の横島先生のリアクション。フツーに考えたら、事前に横島先生がジャッジ役であることを説明してないと成立しないと思うんですが、ディベートの説明でジャッジの存在は示してあるし、扉で横島先生の登場は予期できるので、実際に読んで違和感はないと思います。こういう極限まで情報を削ぎ落とした語り口、4コマ漫画らしいし、なんなら本作の特徴だと思う。

 否定派カエデちゃんの攻撃。多分だけど、カエデちゃんは元々否定派だと思う。すごいしっくり来る。
 カエデちゃんの援護射撃するアリア‥‥の流れ弾を受けるタカ兄でオチ。開幕における会長のイメージネタの繰り返しってだけで笑えるんどけど、繰り返しであることを踏まえたタカツッコミが秀逸ですね。間違いなく今週のベストツッコミだと思う。
 どうでもいいけど、イメージ(もしくは回想)に出てくるクイズ番組出演時のシホが「宮本シホ」になってる。結婚して飯田から宮本になったのか!!‥‥というのはさすがに無理あると思います。単なる誤植でしょう。前にも年齢のミスあったし、トリプルブッキング周りは鬼門なのかもしれない。
 だとしても、宮本ってどこから出てきたんだろうか‥‥。宮本っていうと『妹はひまわり組』のツッコミ担当、宮本レイコ先生がいるけど、シホと混同する要素はないよなぁ。

 肯定派スズの攻撃。参考としてユーリが登場。やっぱスズはユーリ推しだから出演番組チェックしてる、みたいノリあるんですかね。だとしたら熱い。
 に対してアリアが反撃‥‥になるワケがなくオチ。「見聞を広げる」からの反撃はうますぎで笑いました。今週も七条先輩のボケはヘビーである。よりによって最年少のユーリの話してる時に‥‥というのあるよね。せめてシホ、せめてカルナならまだマシなのにw(それでもアウトです)

 肯定派畑さんの攻撃。論題についてではなく、タカ兄個人を攻める作戦ですね。何気にディベート描写の切り口が新鮮。
 そして、三度イメージでオモチャにされるタカ兄。ついにはスズがツッコミ入れるようになったので笑った。どうしたのかと思ったら4コマ目でタカ兄の様子がオチとして使われるのも見事。イメージを使ったネタが繰り返されるけど、今までとは明らかに違う描き方ですね。
 同時にイメージに登場するのがカルナ。やっぱ「トリプルブッキングで付き合うとしたら」みたいな妄想をした時にお世話になるのはカルナなんですね。同世代だし。中学生のシホに手出すのはさすがにアレか。タカ兄の場合は高一の妹いるから、それよりさらに年下ってのもあるし。

 ラスト。勝利は肯定派。否定派の敗因はチームワークの悪さかなw
 労いの言葉にてれてれもじもじしてると、アリアがオチ。しっかり直前のネタ、1コマ目に伏線が描かれてるのが丁寧ですね。
 会長と別チームになったせいか、チームのボケが1人だったせいか、全体的にアリアが無双状態になってた印象あります。ラストのオチを任されたのも納得。


 ということで終わり。ディベートという小さなイベントながら変則的にトリプルブッキングが登場するスペシャル感のある回だったと思います。まぁ、宮本シホの件は気になりますが、単行本で直るだろうから別にいいか。
 そして、タカ兄イメージネタが繰り返された回でもありました。「何それ面白そう」みたいなノリで後発の2人が乗っかったのかもしれません。たまにこういう同じ形式のボケが流行ることありますよね。クイズキングの時にタカアナルが執拗に狙われたり。
 まぁ、そんな中でもアリアのイメージが一番笑ったかな。発想の面白さ、イメージの絵面の面白さ、ツッコミの面白さ、と三位一体でした。

『生徒会役員共』426話の感想 - 北区の帰宅部