北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』489話の感想


 文字の圧力がすごいです(扉)。

#489

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉。どうしたどうした。主張が強すぎるぞ、アオリ。謎い。

 進路希望。連載終了に怯えるスイッチ入ってると非常に恐ろしい話題ではありますね。過去に出たことないわけでもないんだけど。どうしても過剰にビクついてしまうというか。
 まぁ、ここで具体的な進路が出てこないのでホッとはします。さすがだぜタカくん。ぼんやりと、抽象的なことしか言わないタカくん好き。多分なんも決まってない。
 そんな、ぼんやりとした希望を受けて会長が進路をチョイス。ボケの流れとしては分かるんですが、タカくん妄想でアレってのは少し意外かも。基本的に受けのイメージが強いので。

 超レアキャラ、スズパパ登場。『ドラえもん』におけるジャイアンのパパくらいレア。ただし、電話でのみ登場。声も聞こえない。本作のレアキャラグランプリとしては最上位かもしれませんね。ギリ出てる、存在は確認できてる、みたいな。
 スズ、スズママに声が似てきた。これ、男だと声変わりがあるのでよく聞く話なんですが、女性でもあるんですね。まぁ、あるか。落ち着いた話し方になったことで声が似てることに気づく、とか考えれば理屈も通りますし。
 ひょっとしたら声優統一しちゃいましょう、という作者からの提案なのかもしれない。しらんけど。アニメ続けるならスズママの出番も欲しいですし。
 ということで、電話はスズママにパス。スズはボアの元へ。このとりあえずボア、という感じ良いですね。そんなスズの「お手」に対するボアが無の表情で応えてるのも最高にキュートです。嬉しそうな顔するでもなく、忠犬っぽく利発な顔するわけでもなく、至って日常という感じ。抱きつきたくなる魔力があると思います。
 オチとしては、パパママのノロケ。当然スズがダシに使われるw 結構ひどい話してるし、ダシにされるのも嫌なんですが、スズママが現在進行形でイチャイチャしてるのが新鮮ですね。ちょっと微笑ましいというか。いや、内容ひどいんですけどw

 横島先生と小山先生。おそらく学食。揚げ物について。こういう「つい油っこいもの食べちゃいますねー」みたいな話は成人組がハマりますね。まぁ、会長たちも意識高いので話してもおかしくはないんですが。説得力が違ってくる。
 んで、油っぽいものを食べた際の副産物について横島先生がオチ。その通りなんだけど考えたことなかったw 絵としては横島先生の口元のアップで終わるんですが、その反対側で小山先生がどうしてるのか、気になる。急いで拭ってたら可愛いけど、そこまできつい下ネタでもないので放置もあるかな。

 生徒会室にクモ。タカくんの出番かと思ったら、古谷さんストップ。書き文字での「ちょいまちっ」が良い。古谷さんらしさ。
 クモは縁起いいから殺さない方がいい、を迷信扱いしてますけど、クモは害虫を食べるから理にかなってる‥‥みたいな話ありませんでしたっけ?? スズが口を挟みそうな予感。
 んで、話は迷信について。「信じる者は救われるってねっ」と言う古谷さんに対してアリアが絡んでオチ。このネタはタカツッコミ込みで完成されるというか、それくらいツッコミが秀逸だと思います。もはやツッコミが主体、とか錯覚してしまいそうなレベル。こんなツッコミ味わえるんなら古谷さんも母校に入り浸るわな、と妙な納得。

 タカくんが横島先生に相談。面白いシチュエーション。進路希望の件と関係あったりするのかしら。
 人と対面すると緊張しちゃうのが悩みなタカくん。エロ漫画だったらこの後‥‥みたいなことを考えてしまうんですが、私の心が汚れているのだろうか。ちょっと釣り針がでかいんじゃない??とか責任転嫁したい気持ちもありますw
 緊張することよりも治らないのではないか、という部分が不安。それに横島先生がアンサーしてオチ。フリからして少し身構えてしまったんですが、それを越えてくる横島先生の下ネタ。さすがだw てか、今回のイメージ図、かなり攻めてるというか、今までの中では屈指のエロさだと思う。
 そっから「気づかない方がよかったのにね」と優しい口調のツッコミが飛び出るので最高。さっきまで弱気なこと言ってたのに、というギャップ。今週のタカくんすごい。

 ラストページ2本は、部活終わりのトッキー。8コマにしてもいいくらい直結した話ですね。8コマにするしないの基準は難しい。とりあえず、ラストページにボリューム多めのネタを用意しよう、という意識なのは分かる。
 んで、部活後のシャワー。とはいえ、セクシーショットにはならないのがトッキーらしい。Tシャツばっちりです。からのワキ拭き忘れて白Tシャツがアレなことになって、で1ドジ。そっから鼻をつまんだ(かいた)コトミを見た途端必死になるので2ドジ。サブタイ「ドジコンボ」が秀逸ですね。焦るあまり判断を急ぎすぎて余計に事態が悪くなる、ってのは身に覚えあります。あるあるですね。そんな誤解が、ワキ汗というしょうもなさであり、そこに過剰にこだわるトッキー、というのが面白いです。

 ムツミと中里さん。間違えてムツミのタオルを使ってしまって謝ったら、ムツミの返しが眩しすぎる。「将来の夢は?」「お嫁さんです」「眩しい‥‥!」のネタが大好きすぎるんですが、ちょっとそのノリもある。下ネタのない生活においてはあれがムツミの日常なのか。すごい。てか、ムツミと中里さんの友情がここまでフィーチャーされること意外と少ないので嬉しいですね。最高やんけ。
 一方トッキーは‥‥でオチ。「友達の汗を汚いなんて思わないよ」という考え自体は同じなんですが、やってることが違いすぎるのがおかしいですね。必死なトッキーが可愛く見えてくる。そんなトッキーに対するコトミが受け流す感じでまた良いんですよね。慣れてるというか。コトトキの間にもムツチリと同じくらい尊い友情があるのだな‥‥としみじみ感じてしまう。


 ということで終わり。今週はサブキャラローテ、みたいな感じありましたね。やや横島先生が多いから特別意識したコンセプトではないんでしょうが。
 お気に入りとしては、ラストの2本が最高ですね。2本連結させてるから当然面白いというか。ムツチリの微笑ましい光景もそうだし、必死になるトッキーという意外と見れてなかった日常、という感じが素晴らしいです。
 あとは、やっぱスズパパ登場の衝撃も忘れがたいです。ネタとしても面白いですし、絵としてはボアがあまりに可愛い。

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