北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

快楽天 2019年01月号の全作感想

 快楽天fesがあるそうです。初めて知ったんですが、展示とかがある感じなんですかね。サイン会とかのイベントは抽選とかあるらしいですが、何もない日に行っても楽しい感じなのだろうか。近いし、興味もあるのでひょっとしたら行くかもしれません。まぁ、『スマブラ』との兼ね合いかなぁ。
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「表紙」ホムンクルス

 メイドでござんす。本編の感想とも重なりますが、秋葉原ガラパゴス的な進化を遂げたフリフリのメイドというよりは、クラシカルな雰囲気のあるメイドなのが良いです。

『イチャつきアニマル』SAVAN

 フルカラー8ページ。フルカラーにしては少し長めですかね。とはいえ、物語性よりはエロをねっとり描くようなコンセプトだと思います。行為中のセリフやモノローグで2人の関係性、背景は少し語られますが、絵としては最初からフルスロットル。おっぱいのないページが1つもない。フルカラーかくあるべし、という気概を感じる。背景が語られる割には男の方の顔が描かれないのも面白いですね。あくまでも記号的に竿とシチュエーションが必要なのであって……という。あとは、カラーなだけあって金髪碧眼がめちゃくちゃキレイです。

『福田さんち』もじゃりん

 ヒロインが福田さんかと思ったら、福田さん「ち」。これは良いタイトル。このツイストが本作の肝ですよね。
 バイト先の福田さんとワンチャンあるんじゃね??と福田さんちに行ったらまさかの娘登場。娘たちに喰われる話。「パパ」の意味で勘違いするのは見事でした。たしかに子供がいると夫のことパパって呼ぶ人いるよねw
 もちろん娘2人は可愛いし、2人に好き勝手やられるのもエロくて最高なんですが、やっぱ本作は福田さん(母)の存在が重要だと思います。バイトの同僚のオッサンの家に行ったらその娘がエロくて……という話でも似たような物語にはなりますが、それと本作では味わいが大きく違いますよね。エロい娘に捕まってラッキー、というだけの話ではない。基本的には福田さんへの「あわよくば……」という恋心がある。その状態で娘2人に喰われるから良いんですよね。この葛藤というか、1つの心理的障壁があることでドラマ的に面白くなるし、それを乗り越えることでエロさが倍増する。
 最後に、「ひょっとしたらイケるかも?」と思ってた福田さんから「行ってたらイケてたの?」となってエンド。これなぁ、もどかしいというか、後引きますね。福田さんの直接的なエロは一切描かれてないんだけど、めちゃくちゃ色っぽい。届きそう……というか届いたはずなのに……という余韻で終わる。Komifloのコメ欄がママ編の希望であふれてるんですけど、それも納得。その手を伸ばしたくなるような余地が本作の真骨頂だと思います。

『YES,My Darling』ホムンクルス

 表紙の子。本編だとメイド服の前に一旦学生服を見せてくれるのも良いですね。「あの子がメイドに!」というギャップを味わわせてくれる。
 さっきも書いたけど、クラシカルな雰囲気のあるメイド服がとても良い。イギリスなだけある。食事の時に見せるエプロンだけ脱いだ姿もめちゃくちゃ良いですね。フリフリメイドにも良さはあるけど、こっちも好きかなぁ。
 衣装チェンジも本作の魅力ですね。学生服からのメイド服だけで終わらず、次に出てくるラフな寝間着がまた良い。カッチリとしたメイド服からのあの寝間着のギャップは最高でしょ。もちろんメイド服も良いんだけど、メイド服が良かっただけに。
 んで、行為が始まるんですが、前戯パートに出てくる “智哉さんは動かないで… 私に…命じてください…” というセリフ。そして、いざ挿入となった時の “うごかないで…ください…” ですよ。セリフだけ切り取ったほとんど同じことを繰り返してるに過ぎないんだけど、前後の状況を考えたらその意味合いが全然違くて……というのがエロい。最高。ちゃんとプレイにもメイド感が盛り込まれてるのが良いですね。
 幼少期の別れの際にしたキスを現在のキスと重ねるくだりも、もう最高じゃないですか。キスがエロい作品は強い。エロいかつエモい。
 エピローグがまた素晴らしいですね。それ以前でも彼女のキャラクター、バックボーンは丁寧に語られたと思うんですが、そこではあくまでも「性処理を頼まれたメイド」という立場を守ってたと思うんですが、このエピローグでは彼女が我を通すというか、よその女に対して結構エグい牽制球を放り込む。彼女がデレたというか、彼女の本音が漏れた場面ですよね。
 からの「COVER's COMMENT」のカラーページでももう1つエピローグ。ここでも主人公の同級生への嫉妬が描かれるんですが、こっちは裸。そのまま2回戦突入という流れになるのが最高ですね。

『センズリ名探偵野村卓哉と助手中瀬遥の事件簿』むちゃ

 タイトルなげぇw 助手の方がホームズっぽい格好してるんですが、イギリスという意味で『YES,My Darling』と連なってますね。どっちも可愛い。イギリス最強説あるで。
 扉があるのが良い。大事ですよね。そこで人物紹介を済ませてるので、本編はいきなりすごい状況から始まります。爆弾解除。名探偵の仕事なのか怪しいですが、まぁエンタメの世界における名探偵ですね。頭脳は大人なあの小学生とかそういう類。特に映画版。
 センズリ名探偵とは、難題にぶつかると興奮して勃起し、脳に血が回らないので、センズリでスッキリするとその血が一気に脳に流れ込んで名推理を発揮する……ってややこしいよw 血の流れでちょっとだけ説得力もたせてるのが下らなくて最高です。
 オカズが入ってるスマホが電池切れなので仕方なく助手。ノーブラを服の上から揉むくだりが最高でして。可愛い衣装の作品は脱がせる行程が丁寧だと加速度的にエロくなるから良いですね。衣装の魅力を十二分に見せてくれる。
 んで、オチ。本作のプレイの特徴であった助手におしっこぶっかけられる展開がしっかり最後の謎解きに絡んでくるので爆笑した。うまいことやってんじゃねぇよw なんか悔しくなるじゃないかw

『カタカタ想い』ひょころー

 バイト先でソシャゲやってたら「○○さんも好きなんですか?」と運命の出会い。あああああ、うらやましい。こんな勝手に趣味やってたら同じ趣味の可愛い女の子とお近づきになれるとおか最高じゃねぇか。映画『(500)日のサマー』にヘッドホンの音漏れで「スミス好きなの?」と美女から声かけられる場面があって、あの出会いが本当に好きで、本当に憧れるんですが、本作はそれと同じですね。本当にうらやましいw
 んで、同じ趣味の女の子とどんどん仲良くなる。オタクすぎて他の人からネガティブに見られるかもしれないポイントが相手にとってはグサグサ刺さって……というのが最高すぎる。これ、別に可愛い女の子じゃなくてもこんな出会いあったら人生が幸せになるレベルですよ。別に同性でもここまで趣味があう友人できたら最高だと思うんですが、本作の場合はさらに異性、しかも可愛い、ずるいぞw 好きだと伝えられる前から主人公は好きだったんだけど、そのさらに前から彼女は主人公のことが好きで……ってずるいぞ!! うらやましすぎるぞ。最高かよ。

『おっぱいシェアリング』いちまつ

 姉のお使いで女子寮に届け物に行ったら女性3人に捕まる。おっぱいをシェアする話ではなく、おっぱいがシェアする話ですね。
 この男子禁制の空間に偶然迷い込んでしまった感がエロいんですよね。女性たちが餓えてる感じというか、女性の城なので男に立つ瀬は一切ない感じが。姉の同居人ということで年上なのも効いてますね。あらゆる面で主人公に優位性はない。
 偶然の出会いからの一夜……から3日間のボーナスタイムに入るのも良い。読切だから一夜のエロだけで終わってもいいんだけど、その後も描かれて、その後の方が長いし、むしろそっちが本番。
 3人が主人公を、という話なので、女性たちの間に競争心みたいなのが芽生えてるのが良いですよね。負けてられるか、と加速度的にエロが飛躍していくのが最高です。
 あんなエロ味わっちゃったらもう勉強とか無理だろ……とか思ったんですが、まさかの受験成功。さらなるエロを求めて頑張れたパターンか。偉いぞ。多分私はそのまま堕落すると思うw

『社長秘書セクハラ事案』西安

 秘書が社長に好き勝手やられる。横領してたのを見つかって。
 単に社長にエロいことされるならまだ分かるんですが、その社長がよその社長を連れてきて好き勝手させるから地獄。知り合いに自慢するってのが完全にモノ扱いですね。その連れてこられた方の社長が「俺もこういうの欲しいなぁ」とか言ってて、そっちの方でもさらなる地獄が展開される予感がするのが面白い。当然そこは描かれることなく終わるんですが、主人公だけが特別ひどいことを受けてるわけではないのかもしれない、この世界にはこういう扱いを受けてる人が無数にいるのかもしれない、という地獄感ですね。
 んで、好き勝手やられて、最終的に主人公が屈服して終わり……かと思ったらどうやら違う。未来への希望というか、まだ諦めてない。もちろん快楽落ちしてしまったらそれで終わりだから、加虐心をくすぐる、いつまでも折れない女という扱いかもしれないし、ひょっとしたら彼女は最終的に復讐をやり遂げるかもしれない、という余韻が良い。エロマンガだと特にどっちに転ぶか分からないんですけどねw その選択肢が残されたまま終わるのが良いじゃないですか。

『宵花』おから

 サラリーマンの主人公。隣の家の女子高生と会話を交わす程度に仲が良いんだけど、彼女は実は……。冒頭にある “私も偶にバイトしてますけど お金稼ぐのって大変だなぁって思いますもん” という彼女のがセリフがね……そういう意味だったの……という絶望感でありエロさ。
 主人公の方からは直接迫ることなく、彼女の方から「初回無料」と持ちかけられるんですが、それが単なる口止めなのか、長年の知り合いとしての好意も込みなのか、はたまた金づるになると判断されたのか、分からないんですよねぇ。彼女とエロい関係になるし、なんならめちゃくちゃサービスもされるんだけど、それは主人公に対してだけの特別なものなのか、確証がない。自信がない。中出しまで許されるんだけど、他のオッサンにも言ってるのではないか……という疑惑は消えない。主人公が気に入られたから特別なのかもしれないし、今後の定期的な給金のための初期投資なだけかもしれない。この彼女のことが分からない感じがねぇ、もどかしいですねぇ。エロいですねぇ。彼女にとっての特別な「1人」になれたのか、数ある客のうちの「1人」なのか分からない。つらいけど、あまりにエロいから止められない、というもどかしさですね。分かっちゃいるけどエロに欲求にあらがうことが出来ない。

『飛んでモルディブ馬鈴薯

 お嬢様と使用人がモルディブに逃避行。なんだけど、まず最初に驚くのはヒロインが最初から全裸。途中の回想では服着てるけど、それを除けばエピローグまでずっと全裸。すごい。こんなことあり得るのか。モルディブだとあり得るのか。リゾートすごい。まぁ、そんな浮き世離れ感、かつヒロインの場慣れ感ってことですね。一般人はモルディブに行っても全裸にはなれませんw
 身分を越えた愛なんだけど、使用人としての立場は最低限守ろうとしてる、けどエロいことはする、という捻れ現象が良いですな。丁寧に向き合おうとするんだけど、エロの誘いは断れずにやっちゃう。 “あなたって本当に胸が好きなのね” “ちがう あんだだからだよ……” というセリフが象徴的ですが、エロに溺れてるわけではなく、愛してしまってるからこそのあの関係。
 あと、面白かったのが、ヒロインがやたら処女膜の再生手術の話をするんですよね。なんなのあれw あそこまで行ったなら手術するのかと思うけど、そんなこともない。金持ちならではの発想ということなのかな。金でなかったことに出来る……けど、金じゃどうしようもないこともあるよね、みたいな話。
 そんな2人の身分の違う愛情も、エロも魅力的な作品なんですが、本作で最高なのはエピローグではないでしょうか。お嬢様が覚悟を決めて父親に直談判。どうなるかと思ったら、おばあさまからまさかの救いの船が。お上品に気の利いたことを言ってくるおばあさま最高w 結局のところ、この一族はみんな似たもの同士だった、みたいな因果も感じますね。あと、父親のあの物わかりの良さを考えたら、おばあさまがいなくてもひょっとしたら納得してもらえたんじゃないですかね。主人公カップルは必死に食らいついたでしょうし、その熱意に最終的には父親は折れてた気がします。なにこの良い話w

『Naked』ニイマルユウ

 アバンでどんな話が1ページで説明しきってから扉に入るのが最高。扉も事後に見える感じなのが良いですね。実際の時系列がどこになるかは分からないし、そもそもただのイメージかもしれないんですが。とにかくこの2ページだけでとりあえず1本完結した感がある。その後の本編はその前後をねっとりと丁寧に描く。
 傷心で引きこもりの主人公の殻を少しずつ破っていくヒロイン。時には優しく、時には厳しく、という緩急が見事ですね。そんな中にたまに彼女の本音が漏れ出てくる感じが最高。 “先輩はこんなにボロボロなのに… 不公平ですよ” とか、主人公に対して「いいじゃん やっちゃえよ」と誘っているようであり、彼女自身が心情を吐露してるようでもありますね。
 冒頭がビックリするくらいシリアスなのでどうなるかと思ったけど、主人公のことを脱がせたあたりで途端に空気が柔らかくなる。タイトルの通り裸になることで気持ちをリセットする、みたいな感じあるんでしょうね。まぁ、実際でも体キレイにすると気持ちがスッキリすることってあり得ると思います。その後も彼女とエロ的に加速していくんですが、ところどころで明るい、ギャグっぽい雰囲気が流れるのが良いですね。彼女との間ではああいう顔にもなるんでしょう。今まさに救われてるのが分かる。彼を振り回す彼女は、ドライすぎて変人みたいに思えなくもないんですが、それが彼女の本性、本音なのかというとそうではないですね。最後に安易なネタバラシ的なデレみたいなのが入らないのも良かったと思います。語りすぎないバランスが良い。

異世界はこう抜く』F4U

 第7回。今回はリッチだそうです。まったく知らなかった。魔法使いの幽霊的な何からしい。そもそも触れないんだからどうしようもないだろう、という話。
 のっけから “抜くか……!!! 抜かれるかだ……ッ!!!” とめちゃくちゃテンション高く面白いんですが、あえて抜かれることで相手に触れるようになる。難題に対して毎回ちゃんとロジカルに答えを導き出すから面白いですよね。やっと触れた、という瞬間の色っぽさハンパないのも良かった。キスだけでイッちゃうのも分かるかもしれない。そもそも今まで触られる経験もほとんどなかっただろうし。

『Private X'mas』軽部ぐり

 サンタ。12月ですね。サンタはカラー見たいです。
 ただのサンタじゃなくて、くのいちサンタ。正確には忍者役をいただいた女優。6ページのフルカラー短編にしては情報量が多すぎるというか、設定がやたら複雑……と思ったら、これ一応続編になるんですね。女優をやってる幼馴染とあれこれする話が過去にありました。変だと思った。最後に妹が出てくるのも続編の魅力として良かったですね。
 そんな彼女に振り回されっぱなしだけど、なんとか逆転……できないで終わる、というのもギャグ的で良い。サンタの格好は早々に脱いじゃったんですが、最後にまたクリスマスネタが追加されるのも面白かったですね。

『僕の備品生活』松河

 これすごい良かった。ボリュームがやばい。
 女子バスケ部に男が1人入ることでオタサーの王子状態になってサークルクラッシュ。なのでルールを決めて備品扱いにすることにしました、という話。備品の主人公が可愛くて、一生懸命で良いですな。
 1年、2年、3年とステージ分けされてるんですが、人数が3、2、1になっててシステマチックな性欲処理から徐々にまるで恋人同士のセックスに変わっていくのが素晴らしかったです。最終的にセックスできなかった1年が再登場して、というのも優しい。
 最初の1年の相手。結構驚くくらい文字の量があるんですよ。エロいことが行われてるんだけど、主人公の頭は必死に回り続けてて、役得というよりは仕事というニュアンスが強いのが感じられる。彼が純粋にエロを享受するようになるまでの段階分けにもなってるのが良いですね。1年相手に一生懸命やってる姿を見せることで彼への好感度も上がるので、彼のことを好きになるにつれて、彼がエロい思いをする度合いも増していく。
 2年。2人で備品争奪戦をするんですが、先にイカせたら負け、じゃない。逆にイカせた方の負け。最初少し混乱しましたが、めちゃくちゃ面白いルールですね。戦略性もあるし、相手が挿入されてる間にもガンガン攻める必要性があるので、トータルとしてのめちゃくちゃエロくなってる。
 んで、3年。2年パートで備品を独占することの希少性を描いてからの、備品独占。3年は余裕があって、大人っぽい色気があるのも相まって良かったです。恋人感が一番ありますね。彼女だけ備品扱いをせずに、逆に癒しにくるのが最高。おかげで主人公の本音が多分に漏れてますね。精神的な繋がりが最も強いので、当然エロい。
 ボーナスステージ的に1年が再登場したのも面白かったんですが、最後の最後に寮母さんにまで話が飛躍して終わったのも見事でしたね。意味深な会話してたのはそういうことかw

『アパートメントメイド』ひし形とまる

 金持ちの車にひかれたら補償としてメイドが派遣される。
 特徴としては、そのメイドが徹底的に無表情。最後に快楽に落ちるとか、主人公にデレるとか一切なし。コンセプトを貫き通しますね。むしろ落ちたりデレたりするのは主人公の方で、仕事上の関係が終わっても続きを期待してたら、見事成功なんだけど、「無期限貸し出し」なのが面白いですね。あくまでも「貸し出し」得ることは出来ない。この距離感が彼女らしいです。まぁ、あそこでの返答の仕方はちょっとだけ彼女の本音が漏れたと受け取ることも可能……か??という微妙な案配。何度もセックスするんだけど、毎回「いいですか?」とオーダーを出さないとセックスできないってのも面白いよなぁ。一度お願いすればめちゃくちゃにエロいことしてくれるんだけど、こちらから要望を出さないとダメという徹底が最高。
 無表情もそうだけど、主人公の顔が最後まで描かれないまま終わったのもスゴイ。1つのコンセプトを貫き通す、というのを通り越して、1つのコンセプト以外の要素を徹底的に排除してる。

ガチ恋クラスチェンジ』Beなんとか

 セフレから恋人にクラスチェンジしたい話。事務的なセックスというのが少し『アパートメントメイド』とも通じますね。
 セフレとしてのセックスを象徴する場面でセックス中にソシャゲする場面があってひどすぎて最高なんですが、そんなソシャゲを彼女が彼に誘うんですよね。 “最近出たソシャゲ協力プレイの方が効率良いからあんたもやりなさいよ” とありますが。「効率」がキーワードですね。効率を求めた結果2人はセフレになったわけで、ソシャゲが2人の効率性の象徴としてうまく機能してる。
 ただ、2人ともガチに恋してしまう。互いに好き同士なのにセフレ的にセックスを始めようとするのが可愛くもあり、おかしいですね。とっとと告白しちまえよ!!と思わず叫びたくなるw
 そんな告白は最後の最後なんですね。要するに告白後のセックスは描かれない。意外だったんですが、セックスだけの関係ではなくなった、という話なので納得もありますね。そもそも好きという感情を抱きながらのセックスは既にしてるわけですしw

『いいコじゃいられない』ICHIGAIN

 こちらは告白から始まる物語。 “…うれしいけど… …どうして私?” と返すのが最高でいきなり心掴まれました。必死の告白に対してこの返しはずるいよなぁ。これだけで彼女のキャラクター、2人の関係性が決定づけられました。
 完全に優位に立った状態で彼女が本性を現していく。タイトルの通り二面性が本作を、彼女を語る上でのキーワードですね。思えば1ページ目、例の返事をする直前、声をかけられた際に彼女はビクッとしてるんですよ。あそこに彼女の優位性は感じられない。真逆の人格が同居していて、安易にどっちが本物でどっちが偽物という話ではない。
 そんな彼女に対する主人公の結論が、 “思い描いたカップルとは違ってしまったが …ますます花鍬さんに惹かれたのも本当だった” となるのが最高。彼の中の彼女に対する印象も二面性であり、どっちも本当だからこそ、好きが2倍になる、みたいな話ですね。そっから “本当に僕で良い…” と続くのも冒頭の “どうして私?” と対になってて良いですよねぇ。上下関係のある2人ではあるけど、切り取る部分を変えれば彼が上になることもゼロではない、という。対象性であり、公平性。

『剥きあい』kanbe

 オッサン相手に売りやってたのを知り合いに目撃されて、それを口実に迫られる。服を剥くけど、変装も剥いていくのが面白いですね。カツラ(ウィッグ)でガラリと別人のようになるのは驚きました。
 タイトルにあるように、一方的に剥く話ではない。互いに剥く。 “私の事好きだったりするのか?” で一気に逆転というか、彼の方も剥かれちゃいましたね。彼の心の鎧を剥くことで、彼女がさらに本音をオープンにしていく、という流れも面白かったです。「剥き」が加速していく。
 ついでにいうと、2人が「向きあう」みたいな意味もあるのかなぁ、とかちょっと思えてきますね。それも意味通りますよね。
 『いいコじゃいられない』は二面性みたいな話ですけど、本作は2つでは終わらず、剥いた先にまだ層があって……と続いていくのが良いですね。2人が最も剥き出しになった状態で、キスをして終了。そうか、あれだけやったのに2人はまだキスしてなかったのか。ちくしょう、やられたわw

『ゴーストホテルに泊まってみた』アシオミマサト

 幽霊が出るホテルに突撃。女の子の幽霊もいるらしい……という時点で1ページ目の女性が幽霊だと分かりますね。意地悪な読み方をしてると。もちろん、だからつまらないという話ではないです。むしろ、幽霊だと分かった状態で読むとフリが丁寧に重ねられていることに気づき、感動します。タイラー一家の幽霊で出る、からの “平良絵里と申します” とか好きです。同じだw あと、スマホ使えないくだりも良かったですね。
 ただ、フリとして一番好きだったのはシャワーシーン。 “こういう時の風呂場って大体怖いんだよな…” からの彼女が裸で登場。疑って読んでると「こいつが幽霊だー!!」と言いたくなっちゃいますねw ただ、シャワー浴びてたらヒロインが入ってきて……という展開自体はエロマンガにおいては定番ですので、フリのために不自然なことをやってるわけではないから良い。
 ちなみに、風呂の中でもやって、風呂上がりもやり続けるんですが、風呂から上がると彼女がスーツを着てるのが不自然。スーツ好きに向けたサービス精神……というだけではありませんよね。特に途中の描写がないままスーツを再び着てる違和感。幽霊だから違和感のあることが起こって当然ですよね。絵としてのエロと、話としてのオモシロが両立というか、互いに補強しあってるのが見事でした。
 てか、最後のショットはちょっと怖かったですw

『乙女心は胸いっぱい』いとうえい

 付き合って1年のカップル、フェラはしてくれるけど、おっぱいは見せてくれない。理由は巨乳なので男にエロい目で見られるので苦労してきたから。男からしたらおっぱいは天からの贈り物みたいなイメージありますけど、男がそんなこと考えてるから、女からしたらおっぱいが呪いのようでもある、という話が良いですね。
 着付けブラとか初めて知った。形状も知らないし、その効果も知らなかった。すごい。知らない世界に触れたオモシロもありつつ、知らないところで苦労してんだな……という申し訳なさも少しあるw
 恋人なので脱ぐ、おっぱいも見せるんだけど、 “普段より硬い気がしてちょっとムカつく” とか良いなぁ。どっちも悪くないし、どっちの言い分も理解できるんだけど、こればっかりはすれ違っちゃうよなぁw
 ぶっちゃけ、トラウマのようでもあったおっぱいを見せてくれるだけで感動で、おっぱいのエロさも倍増するんですが、とにかくオチが最高。おっぱいの呪いを払拭し、着付けブラも卒業したんだけど、今度は彼の方が “他のヤツに見られてなんか嫌…” となるんですね。今まで見られて嫌な思いをしてた彼女の気持ちを初めてリアルに理解する。それだけでも最高なんだけど、さらに “聡がヤキモチ焼いてくれるなら 巨乳も悪くはないかもね” と落とす。うまっ。うますぎでしょ。この発想の転換、見事すぎてマジ膝たたきましたわ。彼女個人がおっぱいの呪いを乗り越える話……だけではなく、カップルとしての2人がおっぱいを通じてより深い関係になるドラマにもなってて最高です。マジで見事すぎるわ。

『長女の事情』藍夜

 続き物。3話目ってことでいいのかしら。1話目が『次女の事情』から始まるのは違和感……と思ったらダジャレか。『次女』『三女』と続いて本作『長女の事情』。
 三姉妹がいて、それぞれに彼氏がいる。発端は次女のセックス嫌い。長女が「私の彼氏使う?」と冗談を言ったことで、その彼氏が暴走、次女を襲っちゃって1話。それを目撃した次女の彼氏と三女。やらせてくれないのに浮気してた次女にキレて三女を襲って2話。当然本作、3話はそれを目撃してしまった三女の彼氏が長女とやる話。この入れ子構造が面白いですね。時系列はキレイに次へ次へと流れてるんだけど、場所と人物が入れ替わってるのも面白いです。
 構造上、大体どんなことが起こるか想像がついてしまうんですが、退屈なことはなくて、むしろ今までとは違うことが目立つ。今までは男が彼女の妹を襲う話だったんですが、今回は逆。長女の方から三女の彼氏を襲う。必ず上の年齢層の人が持ちかけてるのは一貫してますね。胸糞感というか、ぶっちゃけレイプなんですが、どれも最終的には性的に解放されるというか、目覚めさせられることになる。三姉妹が加害者側になるのは初めてですね。基本的に年上の方が強いので、事の発端になるのは長女もしくはその彼氏。最初と最後はこの2人。
 まぁ、要するに、おねショタなので最高ですね。すべての話に通じるんですが、浮気を目撃する場面の悲壮感はハンパないんですが、その悲壮感を言い訳にレイプに走ることになるんですが、今回は違う。その悲壮感にかこつけて長女が襲う。
 浮気の入れ子構造なので、登場する6人全員が被害者であり、加害者でもある、というのが面白いですね。まぁ、長女の彼氏は真正のクズですけど。次女の彼氏も結果的には怪しい。そんなこと言ったら長女も、ですね。冗談の件ではなく、ショタに手を出した件。
 とにかく、3話トータルでデザインされた話なので、その部分が滅法面白いですね。ネビウスの輪のように捻れるけど最終的に元の位置に戻ってくるような話。
 ラスト。それぞれ罪と傷を背負ってしまい、今までとは別人のようになってしまった3人のそれぞれの裏のある顔がかっこよすぎるw 完璧なエンディングと言えるんじゃないでしょうか。……ただ、「姉妹の事情」みたいな続編の可能性もなくはないのか??

『サンタのおヒゲ』かるま龍狼

 サンタ(女性)の話。なんでジイサンの格好が可愛いコスプレとしてこんなに定着してんだよ!!けど大好き!! と常々思ってるんですが、本作はその欺瞞に対して批評的に切り込んだ作品のように感じました。「女性に見えるかもしれないけどジイサンだから! ほらヒゲあるし!!」という強引なウソで押し切る。これに対して「無理あるだろ」とツッコみたくなるんですが、そうすると「そもそもなんで女性サンタコス定着してんだよ……」と気づかされる仕組み。
 この作品が巻末に掲載されてるってのが良いですね。本号はサンタネタ全然ありませんでしたけど、最後の最後にサンタ(コス)について考えさせて雑誌が終わる。
 ラスト、サンタの質問が結構面白くて。要するに相手がまだ子供かどうかをあの質問でチェックしてるんじゃないですかね。エロに興味が出てくるとヒゲがおっぱいに見えてしまう、みたいな。そもそもサンタってのが超常的な存在なので、ひょっとしたらエロに目覚めてない子供の前では本当にジイサンの格好になってる可能性もあるのかもしれない。なんか深い話な気がしてきた……

「こうそくいはん」YUG

 サンタとトナカイネタきたー。サンタは描かれてないので女性の可能性もあるなw
 イラストのメインとしては、トナカイの女の子たち。サンタに食い散らかされた……のではなく、彼女たちがケーキを食い散らかしたんでしょうね。白いのはクリームだから。クリームパイとかそういうんじゃないから。

「読者コーナー」

 『こう抜く』のボーイさんのイラストが来てるので感動しました。可愛い!!
 感想の投稿。私『服従リバーシブル』がめちゃくちゃ好きだったので、それに対して熱いお便りが載ってて嬉しい。読んでて「だよなーわかるわー」ってなる。
 コラム。女性用ローションでオナニーした悲劇。あまりに怖いので鳥肌レベル。同じローションでもそんな危険性あるのか……

goo.gl

 アンケート。例のごとく面白かった作品を3つに絞るのが難しい。とりあえず『僕の備品生活』は入れます。一番良かった。あと2つ。『福田さんち』と『いいコじゃいられない』かな。
 ごめん、あと2つ入れさせて。ブログだから勝手に書く。『Yes,My Darling』と『宵花』もめっちゃ好きです。てか全部好きです。

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