北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

『ブラックミラー バンダースナッチ』の感想

 『ブラックミラー』シリーズはまったくの未見なんですが、話題なので『バンダースナッチ』観ました。観るなのか?という話でもあるんですが。

 インタラクティブ映画と銘打たれてて、映画の劇中に選択肢が出てきて鑑賞者がそれを選択すると劇中で主人公がその行動をとる、というもの。
 なんか昔ゲームでそんなん流行ったよね、と思いきやそれだけで終わらないのでたまげた。そもそも本作の物語の基本はゲーム作りなので、そんなこたぁ重々承知なんですね。
 そんな選択のくだりがとにかく面白くて。ゲームじゃないから選択とそれが反映される物語の続きがシームレスなんですよね。まぁ当然カットは割るんですが画面の変なカクカクも生じないまま続いていくので、この時点で若干頭がクラクラきます。シリアルを選んだ時点でもう本作の虜だったかもしれないw

 てか、昔のゲームよりも明確に連想したのが『マトリックス』でして。『マトリックス』からアクションを抜いたような話でしたね。アクションなかったらつまんないじゃん!!と思いますが、ちゃんとそういう「アクションないとつまんないじゃん!!」という話がそのまんま出てくるので再び頭がクラクラきます。あそこが一番好きw
 レッドピルを飲んでweke up yo 起きる時間だよ、というAKLOみたいな展開もしっかり出てくるし、その後にビルから飛び降りる話も出てくるのでマジ『マトリックス』。しかも、「ウサギを追いかける」が物語の核になってくるんですよね。これまた『マトリックス』だ。
 まぁ、『マトリックス』のウサギもレッドピルも元ネタは当然『不思議の国のアリス』のウサギなんですけど、そもそもこの「バンダースナッチ」という言葉の出自が『不思議の国のアリス』なんだから驚きます。さっきググって知りました。生き物の名前らしいです。

 死ぬと戻るし、明確に間違った選択をすると露骨に無限ループに突入したりします。ちょっと『ドラクエ』の選択肢無限ループみたいで少し萎えたんですが、最後まで観るとその露骨な無限ループ、選択肢の少なさが作品の限界ではなく、それこそが作品の仕掛けだと明らかになる。あえて選択肢を減らすことでプレイヤーに選んでると錯覚させる。あそこは痺れたね。

 あと、割と無限地獄でして、作品全体が無限ループでもありますよね。作中の「バンダースナッチ」が100%の形で完成する、おそらく真のエンディングと思われるとこには行ったんですが、また戻るんですよ。よく観たらあそこでクレジットに飛ぶ選択肢が出てきたのであそこで終わりという認識でいいんだと思います。ただ、それに気づかず「えーっ違うのかよー!!」と無駄にウロウロしてしまいました。マジで抜け出せないかと思ったw

 ゲームじゃなくてnetflixで、という話も劇中に出てくるんですが、これが本当に面白いですね。先ほど選択肢が無限ループして萎えるみたいな話しましたが、よく考えると戻る場面は選べないじゃないですか。通常の映画じゃないので、再生時間の表示もないから好きな場面に戻ることも出来ない。例のレッドピルのくだりで、自分が飛び降りるルートを選んじゃったんですが、あそこで『ナルニア国3』のアイツを殺すルートも観たかったなぁw


 終わり。年末に観てたら年間ベストに入れちゃってただろうなぁ、余裕で10には入るわ、という体験でした。超面白い。


 手元に『スマブラsp』があるからすぐパックマン使いたくなりましたw 攻め手に乏しくて苦手だったな。もう使わんw
 『スコットピルグリム』で「パックマンのパックって日本語の擬音が由来って知ってた?」みたいな最低な口説き文句出てきましたけど、本作にもパックマンのパックについて出てきましたね。陰謀論に結びつけてしまうほどアメリカ人にとってパックマンのパックが意味不明で気になるのかw

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 パックマンで遊んだあとはこれを聴きたくなります。AKLOはかっこいいなぁ。