北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

いわゆる「アニゴジ」三部作を一気見したよ!『GODZILLA 怪獣惑星』『決戦機動増殖都市』『星を喰う者』

 せっかくの休日なのでNetflixで一気見しました。休日なので三部作も一気見できる!! という判断が余計でした。フツーに『ローマ』とか観ればいいのに。

 ということで、つまんなかったです。というか好きじゃない。いや、話がすべて面白くないとは言わないし、怪獣プロレス禁止のコンセプトも否定はしないけど、3作目のラストがことごとく盛り上がらないのですげぇ印象が悪い。いくらなんでも画的につまらなすぎる、あと結論が嫌い。なんだよあの自己満足な文明批判。モスラ教の人たちだってあのまま生きながらえたら文明を築くに決まってんだろ。「ギドラが来たら怪しい人の目を潰せ」とか教えておけばいいじゃん。なんならギドラにゴジラ倒してもらってから目潰しでもいいよ……ってさすがに身も蓋もないですが。

 怪獣プロレス禁止のコンセプトが立派なのは分かりますけど、「メカゴジラだ!!→※都市です」、「キングギドラだ!!→※触れません」、「モスラだ!!→※イメージです」というのは肩透かしが過ぎるというか。別に名前出さなくて良くない?? 意地悪してるだけなの?? みたいな気がしてしまうんですよ。ゴジラだけが出てきて、ちゃんと実在して、ちゃんと戦ってくれた1作目は偉大だったな……という謎の結論。せっかくアニメーションで自由が利くだろうに、あんなセリフの洪水だけで処理してしまったのか。
 いや、3作目大っ嫌いですけど、面白い部分はあったんですよ。肩透かしと表裏一体ですが、ギドラ召喚のくだりは正直めっちゃアガった。宇宙船の全滅も面白かったし(興味あるキャラが1人もいないのはどうかと思うけど)、何より地上のゴジラが「強敵のヨカーン!」と空を見上げる場面がめっちゃ好きで。あそこすごいかっこよかったよね。……まぁ、あそこで期待を煽った挙げ句が、なんかゆっくり噛みついて宙に浮いて……というつまらなさなのが致命的なんですが。
 モスラも意味分かんなかったよね。精神世界に声を届けるだけだったら怪獣いらねぇし。無駄に煽るだけ煽ってあれかよ……という。
 そう、煽る部分はめっちゃ楽しかったんですよ。2作目で双子が出てきて鱗粉だの虫の進化だの言い出したときは「モスラだー!!」とアガりましたし、そっから弓矢がメカゴジラだと分かってオッサンたちが極端にワクワクし出すのも可愛らしくて一緒にワクワクしてたし、ギドラもゴジラ以上の破壊の化身とか説明段階は良かった。事前説明はどこも良かったんじゃあ……
 説明だけが面白いという意味では、1作目冒頭のニュース映像のモンタージュで地球の破滅を見せる場面、あそこもワクワクしました。建造物と怪獣って絵面が見れたのもあそこだけだしw メカゴジラティーも設定は面白いんだけど、絵面としての魅力が全然ないんだよなぁ。やってることは1作目の作戦と同じですし。『シンゴジラ』とかいわゆる「ギャレゴジ」の方が都市(ビル)がゴジラのこと攻撃してたよ。結構有効だったよ。

 怪獣プロレスはやらないコンセプトだと最後まで観れば分かるんですが、途中でよく分かんないオリジナルのメカ出して戦うじゃないですか。そういうコンセプトならああいうアクションもいらなかったんじゃないの? 逆に、ああいうアクションやるなら怪獣にも戦わせろよ。
 てか、あのヴァルチャーもすげぇ微妙で。メカゴジラだー!バンザーイ!!の高揚感の中、あれを出されると「いやメカゴジラちょうだい……」ってなる。挙げ句メカゴジラ出て来ねぇし。
 ネトフリマネーで作られたアニメ映画だと『サイボーグ009 CALL OF JUSTICE』もそうだと思うんですけど(詳しくは知らん)、あれにも何かメカがそこそこ大きな扱いで出てきて「いや興味ないし……」ってなったんだよなぁ。あれ『009』感も一切ないし、マジ謎だった。
 謎といえば突然ロリとおセックス始めるのも謎。一度断ったので男としての矜持は見せた、みたいな言い訳がましいのもクソ。最終的に妻子を捨てて昔の女(といっても突然キスされただけ)を選んで一緒に自殺してくるのもクソ。どうせならメカ化したヒロインが生き返って、「破壊すべきチップがここにもある」と主人公に告げ、親指を立てながら溶鉱炉に……なら良かった。良くねーか。メカの弱点が熱ってのは一緒なので連想してしまった。

 まぁ、救いとしては、ネトフリで観たという点。劇場行かなくて良かったぜ。『サイボーグ009 coj』は劇場行ったけどな。まぁ、あれはシリーズファンということで満足できたよ。たぶん熱心な『ゴジラ』ファンだと本シリーズも面白がることが出来たんだと思います。
 あと、何よりの救いはレジェゴジが今年公開という点ですよ。やったぜ。よりによってギドラ&モスラの参戦確定。ついでにラドン(ついでじゃないよ)。おまけにその続編ではキングコングだぜ。ガンペイさん!!(出てきません)

 ということで終わり。風呂敷オープン芸だけが魅力的でその畳み方がクソ、という話でしたな。本シリーズに限らないけど、精神世界でゴチャゴチャやるのマジ禁止にしてほしいわ。すごく嫌い。やるならせめてアクションやって。「ゴジラを倒す画が想像できない……」とワクワクしてたら作り手も同じ考えでした、みたいなオチはやめて。
 1作目、2作目はまぁ良かった。とにかく3作目。話の締めとして本当に嫌い。一番盛り上がらないとかマジ何なの。遠くからゴジラギドラ見て延々とウダウダ言ってる。イクナイ。
 まぁ、オチがあんなんになると分かってたら1、2作目もそんな良くないか。とはいえ、一応ドンパチやってたのでギリ何とか。

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 何かと思い出した『サイボーグ009』。アニメーションとしての魅力があまりに乏しいので観なくていいですけど、近代『009』作品だと誰もが「ヨミ編」の語り直し、「どこ落ち」に執着する中、本シリーズでは「結晶時間」に目を付けたのが良かったと思います。まぁ、こういうファンがゴタゴタ語る以外にはオススメできません。ラスボスが旧シリーズの009を思わせる設定なのも良かったよね……ほらシリーズファンだけが喜ぶやつ。