いくら寝ても寝足りないです。朝がつらい。花粉症で鼻の調子が崩れるのも朝だったりするのでとにかく朝が憎い。
ジャンプ14号です。緑谷どやさ。
- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『最後の西遊記』野々上大二郎
- 手塚賞赤塚賞投稿作品大募集
- 『鬼滅の刃』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- 白井カイウ&出水ぽすかSP対談
- センターカラー『約束のネバーランド』
- 『ハイキュー!!』
- 『ブラッククローバー』
- 『Dr.STONE』
- 『アクタージュ act-age』
- J新世界漫画賞大募集中
- センターカラー『呪術廻戦』
- 『ぼくたちは勉強ができない』
- 『火ノ丸相撲』
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
- センターカラー『思春期ルネサンス!ダビデ君』
- 『チェンソーマン』
- 『食戟のソーマ』
- 『獄丁ヒグマ』
- 『ne0;lation』
- 『ジモトがジャパン』
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
背表紙
ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルト→トニートニーチョッパー→アスタ→炭治郎→潮→大木大樹→湯ノ花幽奈→薙切えりな→ナミ→緑谷。
当たった。完全正答。非フルネーム回を当てるのは初めてです。嬉しいもんですね。
勝因&次回予想なんですが、ヤミ団長じゃないかな。彼のおかげで緑谷を信じれたw ただ、またフルネームか否かで悩む必要があります。「ヤミ」か「ヤミスケヒロ」か。また「み」に戻るのはアリなのだろうか。まぁ、薙切えりなあったか。「ろ」だと真っ先にロロノアゾロが思いつくんですけど、そうするとまた「ろ」ですね。何このゲーム。ループ多すぎ。ちなみに、次回の「や」も夜々でループできます。
ロロノアで止めるもしくは、ローに繋げて「お」にするのもあり得ると思います。『ONE PIECE』に偏りすぎだけど。ただ、最近の『ゆらぎ荘』が死ぬほど面白いので、私は宮崎ワンチャン。
次回予想は「ヤミ」。スケヒロなんて知らないw
表紙
新連載。めっちゃ少年&少女なので驚きました。主人公がここまで幼いのは久しぶりですね。高校生がデフォみたいなところあるので。それもどうかと思いますけどね。
読者プレゼント
お題は「サメ」。プレゼントにサメ人形あります。なんか流行ってるみたいですね。サメのぬいぐるみ。イケアだっけ? サメといえば『ドラクエ10』の中でもサメ電車という奇っ怪な遊びが流行ったものじゃ……(遠い目)
てか、今回すごいですよ。ダジャレが豊富。まぁ、サメが2文字なのでやりやすかったのでしょう。「フカ」もあるけど、これも2文字。計13コもダジャレあります。すごい。頑張ったな。見てるぞ。個人的なお気に入りは「人をサメにするソファ」です。人はサメにはなりませんw
あと、今回特徴的だったのは写真ではなくてイラストオンリーだった点。「サメの写真とか無理だろ!!」ということなんですかね。次回以降のイラスト回を気にしてみようと思います。
巻頭カラー『最後の西遊記』野々上大二郎
新連載。タイトルが素晴らしいです。サクサク打てるタイトルが一番。変な変換もいらないんやで。『食戟のソーマ』『ゆらぎ荘の幽奈さん』とか地味にしんどい。
アバンタイトル。初見だとまったくの意味不明。分かりようがないので軽くキレそうなんですが、第1話を読み終わったあとにもう一度見てみるとちゃんと意味が分かります。めっちゃ怖いw
見開き扉。サブタイが「ミツバチのささやき」なんですが、まさか有名映画タイトル縛りにするつもりなのか? 茨の道じゃない?
本編。小三。『約束』より年下だ。すげぇ。主人公の年齢、最低記録出たよ。
突然できた妹によって夢を邪魔される。いきなり結構しんどい……とか思ってると妹の障害者っぷり、主人公の介護描写が想像以上にリアルなのでビビった。とにかくビビった。突然の妹によって母の寵愛を奪われて……とかだったら『ヒグマ』でもやってましたけど、その先にさらに困難が二重三重にある。マジかー。こういうタイプのしんどさをジャンプ読んでて味わうとは思わなかったなぁ。もうちょっとこの時点である程度は勝ちだと思います。すごいことしてきたな。
おしっこのくだり、ギャグっぽくコーティングしてあるけど、完全に介護ですよね。介護疲れとかジャンプで扱うテーマかよw
“一人でバットを振れば嫌なことを忘れられると思った” が、実際は逆。考え事がはかどってしまうので余計に負の連鎖。ちょっとこの感じ分かります。考え事って意図的に止めるの難しいですよね。考えるだけ無駄、ストレスが溜まるだけと分かっているのに止められない。
目と手足が不自由な相手をするのが難しい。つい五体満足を前提に話してしまって「あっ……」。うがぁぁ、つれぇ。つれぇよw 傷つけるつもりじゃないのに余計が言葉が飛び出てしまう気持ち悪さ。疲れてたりストレス溜まってると、なんで俺が勝手に申し訳なくならなきゃいけないんだよ、とか逆ギレしそうになってしまうんですが、明確にクズです。理性って大事。
蔵の中の恐怖。「暗いって怖い」というだけの話なんですが、すげぇ迫力ありましたね。時間経過やその他の感覚がぼやけていく恐怖、すげぇ分かるわ。壁を触りたくなる、という端的な展開で恐怖を説明したのも見事。
んで、超常現象。化け物が出てくる。初読時の印象としては「化け物遅いよおおおお!!」でしたw こういう非現実的な、マンガっぽい話が始まると逆に安心する。神とか能力の話が出てきて理屈がつくというか、なーんだそういう話かー、と心が落ち着く。まぁ、その際の恐怖演出とか真に迫ってて素晴らしかったんですが。
ということで、言葉で知らせる言葉で世界を滅ぼせる。はい、ここで冒頭のカラーページですね。滅ぼそうとしてるぅぅうううう!!!!!(まだハッキリとはしてませんがw)
はい、終わり。いや、良かったですよ。完全に予想外の角度からボール飛んできて脳天直撃、みたいなそういう衝撃。障害と介護ですよ。ジャンプで、小三主人公でそんなのに直面するとは思わないじゃないですかw つまり、最高。
手塚賞赤塚賞投稿作品大募集
手塚賞の審査員を務める先生たちからメッセージ。やっぱ尾田っちが目立つというか、発言がマッチョだよなぁ。あと、欲しい作品の内容が完全にギャグなのも面白かった。的外れじゃんとも言えますが、非ギャグ漫画でも笑いは大事という話なら十分納得できる。
『鬼滅の刃』
義勇もバトル開始。炭治郎の善戦を描いた直後だからという事情もあるんでしょうが、めちゃくちゃ強そう。独りでも何とかなるかもと期待してしまうレベルで頼もしい。逆に言うと、炭治郎が途端に心配になってくる。まぁ、アカザが本気モードになったので当然っちゃ当然なんですけどね。
『鬼滅』のバトル表現ってほとんどすべての動きに名前が付いてて必殺技っぽくなってるのも特徴だと思うんですが、それと同じくらい戦闘中のモノローグも大きな特徴だと思います。特に炭治郎がいろいろ喋る(心の中で)。いわゆる知将キャラの理路整然とした語りではなく、感情的で「やばいやばい」みたいなノリの内容が多いのが良いんですよね。今回も “後ろ!!” とか体が頭に追いついてない感じが出ててめちゃくちゃ良かったと思います。
“杏寿郎はあの夜死んで良かった” 。2人のすれ違いっぷりが楽しい。 “俺は賞賛しているんだぞ” が本心なのが分かるだけにこれ以上ない断絶を感じる。
んで、炭治郎の反論。相手のイズムを真っ正面から受けて完全に否定する。面白いです。こういうの好き。屁理屈合戦というか。ちょっと『ヒグマ』の「こういうのには正論が一番効く」みたいなやつも思い出したかな。
『僕のヒーローアカデミア』
新章だそうです。仮免の補習とか完全に忘れてました。ごめん。
新章の中心になりそうな会社。社会で影響力のある地位にいる悪、というのは面白そうですね。学生と食い合わせ悪そうだけど、そこをどうしてくるかも楽しみ。
社長推しのテレビcm。今時ああいうのってあまり見ませんね。ローカルだとあるイメージだけど。ハズキルーペとか少し連想したけど、あれは社長出てこないですし。
個性ではなく異能。『食戟』ですか? という感じあるけど、まぁこれも今までにない新機軸なので面白いです。社長が悪人だと分かる殺しの場面がただの絞殺だったのが良いですね。個性だか異能は関係ない。あと、 “額をもう少し目立たなくできないかな” に実はまったく別の意味がこもっていた、と後から気づかせる作りもすごい良かった。
白井カイウ&出水ぽすかSP対談
突然始まった作家同士の対談。アニメの人とかが混じるのは割とありましたが純度100で原作作者なので驚きます。めっちゃ興味あるやつじゃん。
まず面白かったのは、『約束』が元々白井先生のものだった件。そこに外部発注として出水先生が参加という形。まぁ、当たり前なんですけど、『食戟』の「ネーム係:附田」の衝撃を未だに引きずってるので何を信じたらいいのか分からなくなってましたw
あと最高だったのは、ノーマンの恋心問題。恋愛に触れそうになると恋愛禁止!! と止められるのとか面白いです。そのタガが外れると『お約束』になるんだなぁ……。そう考えると、原作でキワッキワの案配で丁寧に作られてる部分を見つけ出した宮崎先生の嗅覚もすごいw
センターカラー『約束のネバーランド』
扉。ちょっとエマに色気を感じたので驚きました。フクロウがメインで、レイはいるんだけどノーマンはいないというのは少し意味深かしら。
本編。ノーマンと鬼の交渉。手土産に鬼の首持ってって “召し上がって下さい” とか言うあたり、エマとは別の道を進んでる感あって良いですね。 “代わりにラートリー家を好きになさってよい” がもっと分かりやすいけど、エマに理想との乖離がちょっともうどうしようもないレベルに思えてしまう。今いる食用児は全員助けたいけど、そことは別に新たに食用児を作るのはかまわない、というジレンマ。そこまで割り切るんだとなぜ今いる食用児を救わなくちゃいけないのかとか思いかねないんですが、まぁエマが望んでるからなのかなぁ。やっぱそこらへんはサイコ野郎だし。
んで、互いに同盟を守る気はサラサラない。それを絵として端的に表現した血判ペロペロは見事でしたね。二重三重に意味がこもってる。切れ者はとにかく脳がうまい、という初期に出てきたけど最近はまったく出番のなかった設定を自然に思い出させてくれる。
『ハイキュー!!』
扉。影山とツッキーが完全に悪役なので笑った。ラスボスと裏ボスじゃねぇかw
本編。星海からもご挨拶の一発。ジャンプの踏み込みの際のポーズですよね。あの翼を広げるかのようなポーズが独特でかっこいいです。普段プロのバレーを見てるときはあまり意識してないけど、よく見てみると、瞬間を切り取るとかなりバレー独自のフォームを経由してる……みたいな気づけるのに気づいてなかった一瞬の美しさ。
どうでもいいけど、「星海」って書くと「坊主」って書き足したくなります。
超絶かっこよかったのに、 “カゲヤマに張り合ったな” “そーゆーとこ” と落としてくる。強敵なんだけど親しみやすさがあるのは意外かも。まぁ、今までに描かれた範囲でもみみっちい性格は感じ取れたかw
今回に限った感想じゃないですけど、『ハイキュー』はネットの描き方がとにかくかっこいいですよね。コマ割りのある漫画とネットの相性をアホみたいなレベルで突き詰めてた作品だと思う。
『ブラッククローバー』
チェーミーパイセンの「ここは俺に任せてお前たちは先に行け」。その直後にノエルの場面に飛んだのでやっぱここと合流するのかーとか思ってたら違った。違ったし、ノエルがまったく同じ感想抱いてるので笑った。これはずるいわw
んで、話はアホみたいに強いユノに……なんだけど、ぶっちゃけ気になるのはライア浩文の扱いがどうなるかなんですよね。田畠先生もビックリしただろうなぁ。
そんなメタなこと考えながら読んでたらライアの土手っ腹に風穴あいたので驚きですよ。これは田畠先生からのメッセージ……なのか? めちゃくちゃ大事そうな話始まったので元々考えられてたとも見えるのですが。どうなんだろ。こんなにも作品外の要素が気になってしまうのも珍しい。
『Dr.STONE』
Boichi先生なんかすごい賞取ったみたいで、おめでとうございます。詳細はよく分かってないのですが、分かってないのに「なんかすごい」と伝わってきたのでホントにすごいんだと思います。
本編。人類石化の黒幕だと断定するのはえぇぇ!! とか思ったらカマかけてたでござる。そうか、よかった。いくら頭が良いとしても本気で言ってるならあれは早漏すぎると思います。まぁ、敵じゃなかったらそれでいい、は納得ですね。
五知将。ダサい。ダサいけど、命名がコハクなのでまぁ彼女らしいとも言えるか。ただ5人中4人が石化からの復活というのは少しバランス悪いというか、原始人を支配してるみたいな印象が少し生まれてしまうというか。過ごした文明のレベルが違うので知識の質が違う、だから頭の良さも違うってのは納得は納得なんですが。
カマかけは理解できるけど、それで音沙汰ナシだから “少なくとも好意的ではないでしょ” というのは少しアレ。勝手にケンカ売っといて向こうが怒ったら「ほらイヤな奴だった」って言うのはおかしい。
ブラウン管やら何やら。今回は丁寧に説明してくれたんだけど、サッパリ分からないでござる。最近は説明すっ飛ばしてブラックボックス化すること増えたよねーとか思ってましたが、もしかしたら私の理解が置いてかれてるだけだったのかもしれない。まいった、わからん。
『アクタージュ act-age』
「フツーに」が口癖で「フツー」がテーマになる話。ぶっちゃけこれだけ見たら手垢まみれというか、ちょっと古い印象すらある。もちろんだからダメとはならないんですが(今後次第ですし)、テーマだけで興味は引かれなかった。まぁ、古いテーマじゃなくて普遍的なテーマと言い換えることも出来るので気の持ちようですね。
とはいえ、やっぱ「フツー」と「普通」の違いとかどうでもいいというか、少しダサいかな。
芸能人になったことで普通の学園生活が送れない問題。クラスのみんなの言動が割とマジで怖かったり、気持ち悪かった。クズばっかりかよと思わんでもないけど、デフォルメすると大体あんな感じになっちゃうのかもな。つれぇ。
んで、映画オタクのメガネくん登場。そばかす&メガネである。メガネ。ここ重要。『呪術』でもそうだったけど、学校全体で考えるとイケてない奴だけど、本人からしたら超熱中してる趣味として映画。何か似た意図を感じる。まぁ、本作は元々映画の話だから意味を考えても無駄かもしれないけど。映画を通じて仲良くなる感じとか『呪術』思い出しちゃいました。こいつも死ぬのか……(死にません)
どうでもいいけど「ダニーボイル風」はちょっと美味しそうだと思った。
んで、自主制作映画編スタート。具体的な名前は出ませんけど、この映画作りで青春する話って最近増えてきてる気がする。体育会系、スポ根へのアンチテーゼとして便利なのかな。バンドの代わりというか。
J新世界漫画賞大募集中
3月は出水先生。今週よく喋りますね。嬉しい。
キャラデザの話。エマの作り方。とにかく案をたくさん出してそこから取捨選択。独りでコンペしてるみたいで面白いですね。今思うと赤毛だからそばかすって安直だなーとか、ポニテは女の子すぎるよなーとか勝手なこと考えちゃいますが、それは今の完成版エマがすっかりお馴染みになってるからに過ぎません。私こういう取捨選択死ぬほど苦手なんですよ。どれも良いように思えてしまうし、どれもクソみたいに感じてしまう。服買うときとか割と地獄です。可能な限り買いたくない。
センターカラー『呪術廻戦』
扉。木の人。あらかじめ左腕に意識が行くようになるのは良いですね。本編の助走として機能的というか。
本編。味の話。コツを掴むの言い換えもしくはもっとすごい版って感じですかね。漠然とした話なんだけど分かりやすくて良かったです。成長曲線ってなかなか実感しづらいことがほとんどだと思いますが、今回のは「あの日のあの瞬間にレベルアップした」と明確に意識できるから気持ちいいです。その理屈として味の話は納得できる。
足場がなくなるトリック。事前にあった “呪霊の体は呪力でできている” というセリフが根拠として理解しやすくなってますね。地味にすごい。呪力による具現化みたいな話は以前にも出てきた話ですけど、それを今回改めて説明臭くない程度におさらいしてみせた。
今週『呪術』本編より先に目次コメント見たんですが、突然スカイラブハリケーンってどういうことだよ……と混乱しました。本編読んだら、そのまんまかよ!! と笑った。
『ぼくたちは勉強ができない』
先週ファザコンとか言っちゃいましたが、先生の間違いでした。本当にごめんなさい。たしかに父親よりも先生の方が話的に面白そうです。
冷徹人間みたいな印象ではなく、柔和な印象のある高校時代の先生が二字熟語使ってるのは違和感しかないな。いや、元々かなり無理のあるキャラ付けなんだけど、それが致命的なレベルになってきてるというか。ちょっとやべぇ奴みたいな感じが出ちゃってると思う。
んで、先生オリジン。夢の持つ負の側面みたいな話でしたね。「夢」別名「呪い」で胸が痛くて。目覚ませって正論耳が痛くて。
まぁ、今の先生の考えを思えば意外な話ではないんですが、才能論はやっぱ好きなテーマです。面白い。まぁ、よく考えると音大受験に失敗しても音楽が好きなら続ければいいって話なので、受験の失敗が原因で音楽が嫌いになったというのは可哀想ではあるけど先生が責任を感じることはないですよね。ある程度は仕方のない話だったと思います。音大へ挑戦せずに趣味で続けてれば良かったと思ってるっぽいけど、そんなの結果ありきでナンセンスなのではないか。あと、身も蓋もないことを言うと、マジで音大目指すなら歴史の先生に頼るなよ(分かりやすくするためにデフォルメしたと理解はできるけど)。受験のときに初めて音大志望の子の実力を知ったっぽいけど、いくら何でもそこまで極端な井の中の蛙って現代社会であり得るのかしら、とか少し気になる。
あと、地味にこのエピソード、才能論として今まで出てきた話と角度が違う。今回の音大は、好きだけど才能がない話。けど、師匠やリズヘッドは才能があるものを捨ててまで好きなものに打ち込む話。よりテーマを分かりやすくしたと言えるんですが、せっかくある才能を捨てるのはもったいないよみたいなニュアンスが多分に混じるじゃないですか。かなり話が違ってくると思う。だから、やっぱ音大志望の子は音大目指したのが間違ってたとは思えないんですよ。少なくとも先生が止めるべきとは思わない。諦めるにしても自分で「やっぱ無理だわ」と気づくのが大事だと思います。まぁ、先生としては、演奏聴いてニコニコしてるだけじゃなくて彼女の視野を広げる手助けをしてあげるべきだった、とか。まぁ、新人教師にそこまで求めるのも酷か。
とにかく、あの音大志望の子の件が今の先生を形成したというのは少しズレてる。……いや、あの一件がめちゃくちゃショックなので間違った形に考えが尖ってしまったというのも理解できるんですが。
あと、才能の話は先生自身についても関わってくるので意外と話が複雑。ただ、この点に関しては唯我たちに「良い先生ですよ」と言われるに決まってる、思われてるに決まってるので悩むだけ無駄というか、既に結論は出てる気がする。
“うるかちゃんならとりあえず泳ぐかなっ!” はちょうど今週の『最後の西遊記』の “一人でバットを振れば嫌なことを忘れられると思った” “でも結局頭から離れない” が連想不可避なので爆笑しました。うるかちゃん短絡すぎるよ!!(そこが良さでもあるんですがw)
『火ノ丸相撲』
天王寺くん。ケガで踏ん張れないので確実に前に出る戦法に出る。データ相撲らしい理屈っぽさなんですが、ちゃんと “…って言うのは簡単だけどよ… それをマジで狂いなく実行するのが童子関の怖さだ…” と端的に説明してくれるのが良い。思いつくのもすごいが、それを実行できるのがもっとすごい。
んで、刃皇裁判ならぬ童子切対談。ある程度の実力者になるとあの空間を作れるのかw やばい、それぞれのバージョンが気になってしまうな。
精神世界だけでなく、現実でも饒舌な天王寺くん。記者会見でもう一波乱ありそうです。世渡りがうまいというか、ファンサービス、マイクパフォーマンスがうまい彼が記者会見で何かを企んでるというのはめっちゃ楽しみですね。土俵の外でのこういう活躍だと彼が最強かもしれない。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』
夢は妄想ではなく100%正しい(正しかった)未来の話。それに対して “ホッとしました” と返せるのはスゴイよなぁ。とてもじゃないが無理だ。てか、読んでて「妄想も多く混ざってるよなぁ」とかマジで思ってましたw ご、ごめんよ……
報告会。芹が前列に座ってるのが良い。こういう細かいところが優しい。
お通夜ムードに一石を投じる雲雀ちゃん。脳天気だなぁという話ではなく、意図的にそういう話をぶっ込んだっぽいですよね。彼女なりの優しさを感じる。あと、こないだの感想でも書いたけど、未来でコーくんをゲットできたのは偶然の再会によるところが大きいので、運命の相手と認定していいのかは疑問が残ると思います。あそこで再会したのが別のキャラだったらそっちと付き合ってたかもしれない。ここ絶対作者が気を使った部分だと思うんですよね。
んで、流禅が再登場を匂わせて退場。なるほど、久々の登場にしてはやけにアッサリ出てきて淡泊だと思いましたが、偶然と装ったと考えれば納得ですね。天弧ラブ勢として未来を変えるために京都までわざわざやってきたと。
USJ……っぽい遊園地。USJに観覧車はないですね。あと扉みたいなお化け屋敷もないと思います。期間限定のホラー系のアトラクションとかは知らないので自信ないですが。まぁ、とにかく「すごい遊園地」という漠然とした存在でしょう。USJから映画のテーマパークという要素をごっそり抜き落としたのは個人的に抵抗ありますw
“男二人ってのも悪くなかったけどさ わりとさびしそーに見えたぞ~?” と兵藤くん。やだ、今日の兵藤くんかっこいいw やっぱ男同士の京都観光も見たかったなぁ。
んで、女子組と合流してUSJ。千紗希ちゃんマンが深刻に悩んでるのに、そこにダイジェスト的に描かれるUSJの思い出が面白すぎる。やっぱアレか。シリアスな話が続きすぎたからミウラ老師が照れ隠しとしてエロをやってしまう例の現象かw
エロもそうだし、全裸ジェットコースターな幽奈さんも気になるけど、個人的にはメリーゴーランドで満面の笑みでピースするコガラシくんが可愛くて好きです。本当に憧れだったんだねw
ゆらぎ荘一座による茶番。その発起人がかるら様だったのが素晴らしいですね。先ほどの雲雀ちゃんもそうだけど、割と暴走気味というか、問題も起こしがちな人が率先して「今日は助けてやるか」と腰を上げる。それだけに夢の中での決断が素晴らしかったという話でしょう。心打たれたというか、感謝せずにはいられない英断。
兵藤くんの “んじゃ行くか冬空!” は笑った。そこは気づけよw まぁ、彼は彼とて珍しくコガラシくんとベッタリだったわけで、より心開いたというかもっと一緒にいたい気持ちになったのかもしれませんね。彼がエロよりも男の友情を優先してるのがなんか良い。
先週「誰か彼女のアフターケアしてあげてー!」みたいな感想書きましたが、ご褒美として観覧車。コガラシくんを賞品扱いするのもどうかと思いますがw とはいえ、そこで呼び方変更の儀式になるのはすごい良かったです。あるべき未来は捨ててしまったけど、ゼロになったわけではないと思えるのが良い。11年後の消滅未来コーくんも浮かばれますね。
観覧車乗る前は「一肌脱ごう」と感動的だったのに、まさかのコーくん呼びに苦虫噛み潰してる一同がおかしかったです。かるら様と雲雀ちゃんがキャラ濃くて面白いけど、他もみんな魅力的ですよね。改めて良いキャラ揃ってるなぁと。
てか、後ろにいる兵藤&芹&うららが満面の笑みなのもなんか笑えました。両手に花の観覧車がそんなに楽しかったのか?(チガウヨ)
ということで修学旅行終わり。まさか史上最も陰鬱な話になるとは思わなかったですw 来週からしばらくは単発回になるのかな。そして多分バカ回も来る。ミウラ老師の照れ隠しは終わらない。
センターカラー『思春期ルネサンス!ダビデ君』
『ジモト』のセンターカラーの翌週にカラーやんなかったので不安だったのですが、ちゃんとこちらもカラー来たので良かったです。
ただ、やっぱ気になるのは先週『ジモト』が巻末のターンだったんですが、今週も『ジモト』が巻末。巻末ギャグ枠は『ジモト』で固定になったのか? 本作は来週から自由競争の世界に入る??
本編。ヴィーナスさんと進展してない問題。めちゃくちゃ進展してると思うんですがw めっちゃ仲良くなってると思う。
映画「ルネサンスラプソディ」に誘おうの巻。オスカー主演男優賞おめでとー。
モナさんのオタク語り。やっぱ趣味としての映画って便利に扱われてる感あるな。ある気がする。あと、彼女はダニーボイル風なのだろうか?(気に入ってしまった)
『ボヘミアンラプソディ』にネタバレもクソもないだろ……とか思ったんですが、史実と違う部分があるからそれはネタバレになるのかな。映画を話すキッカケを得てテンション上がったけど、よく考えたら目の前の人は未見なのでどうしたらええんや、と混乱&暴走する感じはよく分かります。映画に限らず趣味あるあるだと思う。
まぁ、身も蓋もないことを言うと、映画デートに誘うなら事前にその映画観とけばいいのに。「面白かったから行こう」でもいいし、初見のフリしてもいいし。劇場公開してないですけど、オスカーで話題になったから『ROMA』に誘う話だった場合、メキシコの政治情勢とか映画外の知識が問われたりするのでそれを調べとくと便利だと思います。あと、無修正チンコが出てくるので気まずいと思うなら避けるとか。劇場公開したらモザイク入るだろうけど。……まぁ、「オスカーで話題になった」は一般人には通用しないんですけどね。悲しいなぁ。
ぶっちゃけ、誘うことさえ出来ればokもらえるのは分かり切ってるじゃないですか。だからそこで絵画ギャグを入れてきたのは良かったです。ダビデくんの高揚感の表現としてもハマってる、と思えなくもないし。
『チェンソーマン』
おっぱい揉む。「これはニャーコの分!!」と考えながら揉むと思うと萎えるなw
まぁ、とにかくあまりにムードがない問題。臭いトイレだしなぁ。「あれっ こんなもん?」童貞卒業して調子こいてるみたいな感想を抱くのも仕方ない気がします。
てか、夢バトルもそうですが、この「こんなもん?」というのは夢論、目標論としてめちゃくちゃ面白い。というか正しいと思います。 “追いかけてた頃のほうが幸せだったって思うんじゃねぇのかって…” という悩みはリアルですよね。目標の設定は大事だけど、達成したときの喪失感はかなり大きな問題。
それに対するマキマさんの回答が見事でしてね。人心掌握に長けてるのがよく分かる。喪失感で困ってるなら新たな目標を与えてやればよかろうもん。おっぱいという人参が大したことなかったのならもっと美味しそうな人参を教えてやる。無駄がなさ過ぎる。こわっw
てか、何気にアメリカ進出みたいな話になってるんですけど。マジで? どうせ行くならテキサス行ってほしいなぁ。せっかくのチェンソーですし。
『食戟のソーマ』
食事はせずに点滴で済ませるえりなママ。食への絶望と否定。これは面白いですね。一気に興味出てきました。まぁ、点滴オンリーだったらもっとガリガリになったりしないの? とかも思いますが(詳しくはないです)、そこらへんは考えるだけ無意味でしょう。
味に絶望したから薙切家を捨てた。捨てられたからえりな様は憎んでる。まぁ、残された家と父親があんなだったら恨むのも無理はないかなw
料理を捨てるという行為はかつての悪い面が現れちゃってますね。この世界においてトップレベルの愚行ということなんでしょう。まぁ、基本的にアザミンが全部悪い、で済む気もするw
『獄丁ヒグマ』
今週の『食戟』の直後に “自分の身をなげうってまで守ろうとする 尽くすのが当然だと思ってやがる” と母がブチギレてるので最高。 “死ぬ思いして産んだのに” もなぁ、「それは言わないで」と思いつつ、言ってることは間違ってないよなぁ。つれぇわ。我が子を愛せなかった母の苦悩。想像以上にハード、予想以上につらい話ぶっ込んできたので面食らってますw 最高かよ。
社会的な「良きこと」の重圧に潰れてしまった人なので、しがらみから解放されて悪を謳歌するというのが納得できてしまうというか。彼女にとってはそれも救いだったのでは……とかマジで思えてしまうのがつらい。なにこれつらいw
その問題に直面して、結局は “心が迷っても両手は動くように” なのがなぁ、ヒグマの説教を聞いて彼女が改心して終わり、みたいな簡単な話にならない……してくれてもよかったんじゃないでしょうかw つらいよ。最高。
んで、室町さん復活。よかったね。 “なんかすごく怖い夢を見た気がするけど…” とあるけど、怖い夢なら『ゆらぎ荘』も負けてないぞ!! と謎の対抗心。
室町さんがヒグマにホレたと思われるエピソードが母親の苦悩への解答になってるのが良かったですね。母親への理解と同情。そして “愛があれば大丈夫!” という真っ直ぐすぎる結論。ま、まぶしい……
あと、地味に、回想の中で室町さんが妹を抱く場面で赤ちゃんの「手」が強調されてたのが良かったですね。手は人の罪を象徴するけど、愛も象徴するのではないか。
真っ直ぐすぎる室町さんに癒されたと思ったらアヤハから腹パンw 落差すごいけど、 “お前嫌いだろ” はめっちゃ良いですね。今までヒグマは常に助ける側だったけど、ここに来てそれが逆転する。そういう意味では、とにかく女だらけだった話の流れでアヤハが登場したのが効果的でしたね。
『ne0;lation』
学習型AIの自動運転。モトコに続いてまたAIネタか……とも思うけど、テーマが一貫してるとも言えるので良し。 “峠の走り屋の集合体だ!!” というのも分かりやすいし、イメージもすごい好きです。
ちなみに『ワイルドスピード』で自動運転といいますと『ICE BREAK』ですね。街中の車を電子的に乗っ取っ操るゾンビタイムが圧巻です。
んで、最速の走りをコピーする。なので一度は抜かないと勝てない。このロジックは面白いし、展開としても熱いんですが、自動運転を乗っ取って崖から落とせば勝てるじゃんとか身も蓋もないことを少し考えてしまった。それこそ『ワイルドスピード』だよなぁ。シャーリーズセロンなら運転ごと乗っ取れる。
まぁ、この勝負に勝てる可能性がある唯一の存在はデータを収集されてない坊主、という話になるのでやっぱ面白いんですけどね。かなり良いトリックだったと思います。
『ジモトがジャパン』
サブタイ「修学旅行ラプソディー」なので笑った。『ダビデ君』と仲良しかよ。まぁ、こっちはあの映画ネタではないんですが。
修学旅行といえば、ヤンキーの抗争。なぜ定番になったのだろうかw
通り名大喜利みたいになってますが、ヤンキーとレペゼン文化は相性がいいので、ジモト的な発想になるのは納得です。
「あの感じ」でジャパンが恨みを買う。ご当地ヤンキーギャグのまま終わるのかと思ったらシリアスに振れたので驚きました。からのトキオがツッコミ以外の活躍を見せるので熱い。やだ、イケメン……。今のジャンプでバレンタインチョコ送るとしたららトキオになるかもしれない。てか、コガラシくんもそうだけど、イケメンとヤンキー感は未だに相性がいいんですね。少し絶望もある。
T字カミソリパンチ。めっちゃ痛そう……とか思ったらただのパンチなので笑った。むしろ持ってる本人の方がダメージありそう。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
新コーナー。『ジモト』と次号予告の間ですね。ただし、投稿要素はゼロであった。むむむ、少し期待したんだけどなぁ。『ジモト』の方が投稿コーナーが充実してるってどういうことなんだw
カレンダーにまつわるコラム。だけど、しっかり漫画もあるので嬉しいですね。漫画の主役が村越編集なのには驚きました。あと、 “著作権ありそうな言い回しはやめてくれ~!” は笑った。竹内まりやw
記念日ごとの特集。酸味好きなのでレモン風味飲料&お菓子8選は普通に興味ありました。ただ、一番酸っぱいのはキレートレモンなので新鮮味はないです。おいしいよね。あの舌の横がキューンとする感じが癖になります。好き。あと、かむかむレモンよりもハイレモンのが酸っぱい認定されてるのが意外でした。ハイレモンってそんな酸っぱかったか? 私が想像してるのと違う商品なのかしら。もしくは味が変わったか。ちょっと今度食べてみようと思います。かむかむレモン以上キレートレモン以下の酸っぱさが堪能できるタブレットとか最高やんけ。
今回一番驚いたというか、タメになったのは『こち亀』のアオリでよく見るアレの正式名称が「BA-90」で、本来は満月を表すマークだという点。つ、月だったの??
次号予告
新連載でーす。先週も書いたけど、この2つの順番は意外でした。どちらも連載経験者で、どう考えても椎橋先生のがヒットかましてるのに。
目次
ジャンプバースデー。3/9が『ONE PIECE』キャラの誕生日で渋滞してるので驚いた。シャンクス、フランキー、ミホークって重要キャラが被りすぎだろ。語呂で遊ぶならもうちょっと分散しろよw
定食屋に入ったとき微妙に両手が塞がってて1名ですと中指立ててしまった
(『鬼滅の刃』)
笑った。優勝。やはり吾峠先生強いな。なんでそうなるんだ。
武蔵野森総合スポーツプラザは、これまた描くの大変そうな天井でござった。
(『ハイキュー!!』)
ものの見方が独特すぎる。そして、どんな天井なのかめっちゃ気になる。
鍋の出前ってマジすか。そんなのあるのか。どういう形で運ばれてくるのか想像できない。
磁石付きのスマホケースが卓上にあるせいでペン先がどんどん磁化していく…。
(『獄丁ヒグマ』)
日々浸食されていくペン先。スマホケースにそれほど強力な磁石を使うとも思えないのですが、こんなことがあり得るとは。仕事に支障がないといいんですが。
愛読者アンケート
新連載と巻末解放区。後者の質問で「投稿要素が欲しい」みたいな選択肢がないか思わず探しちゃいました。なかったです。つれぇわ。
総括
月曜ド深夜更新に帰ってきました。寝た方がよかったかもしれない……と少し後悔してます。
今週のベスト作品。まぁ、これは新連載でいいです。文句なし。まったく想像してなかった感情になりました。
次点は『ヒグマ』と『約束』の対談。
今週のベストコマ。『約束』の血判ペロペロかな。『ハイキュー』の星海ジャンプと悩みましたが。
最後に、今週のベストキャラ決めてお開きです。
- ライア 『ブラッククローバー』
- 今週一番面白かったのはどう考えてもこの人ですね。死んだーw
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- 発売日: 2015/06/19
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- アーティスト: 竹内まりや
- 出版社/メーカー: WM Japan
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 芥見下々
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/03/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 黒木雄心
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/03/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る