北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

COMIC快楽天ビースト 2019年4月号の感想

 電子版の快楽天の修正が緩和されたらしいですが、後にkomiflo plusで販売される際はどっちになるんですかね。
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快楽天ビースト 2019年 4月号

快楽天ビースト 2019年 4月号

「表紙」藤ます

 胸もそうだが、全体的に肉がすごい。腹もすごいし、太股もすごい。
 そんな藤ます先生の作品に「ザコ乳首チョロイキ」とアオリが付いててなかなか酷いんですが、本編に出てくるので笑いました。引用かよw
 逆に、平間ひろかず先生のとこに付いた「妹の友達初パコリ」は言い過ぎですね。そんな作品じゃなかったよ!!

『春しこみ』ねこまたなおみ

 フルカラー4ページ。黒ギャルが家庭教師に大学受験成功のお礼をする。カラーということで下着が良いですね。ギャルギャルしいピンクのヒョウ柄がキレイです。最後まで脱ぎきらないのも素晴らしいんですが、服、肌、髪、髪留めというトータルでの色のバランスがめちゃくちゃ良いですよね。
 誘惑パートを丁寧に描いたせいであっという間に射精するのも短編ならではのスピード感で楽しかったと思います。挿入までを丁寧に描いてくれたのは個人的に好みってのもありますし。

『ホントですから♡』kakao

 家出少女もの……なんですが、そこに「ウソ」というテーマを持ち込んだのが勝因だよなぁ。家出に限らず行きずりの相手全般に言えるけど、よく分からない相手ならではの魅力ってのは間違いなくあって、それをヒロインのウソが強調してくる。主人公がウソに振り回されることで常に主導権を握られる良さもあるし、最初は “下手すりゃ警察沙汰だよな…” とまで言っていた主人公の理性が彼女に振り回されることで徐々に崩壊していく、というドラマも最高。年下で、家出少女なので本来なら自分が大人として守ってあげるのがあるべき姿なんだけど、それがウソによって逆転してしまう、という背徳感であり、マゾヒズム的な気持ちよさですね。あと、ウソに振り回されてる主人公がちょっと可愛く思えてくる、みたいな効果もあるかもしれませんね。もしくは彼の善人性を感じる。
 本作で最も秀逸だったのはタイトルだと思います。タイトルに相当するようなセリフな場面が出てこないんですよね。そのものズバリな場面は。なので、ウソだらけの彼女の言動の中からホントはどれなんだ、と考えたくなってしまう。後を引く余韻にもなりますね。その「どれがホントなんだ」という感覚自体が掴みきれない本作、及びヒロインの魅力なんだと思います。

『ワンナイト・フラストレーション』きづかかずき

 不勉強ながらきづか先生の作品には陽性の明るく楽しいイメージが強かったので、本作の湿っぽいエロさ漂う人妻には驚きました。薄幸美人感もありつつ、エロ的には主人公よりも遙かに強者でハッキリとは言わないけど断る余地なく誘ってくる感じとか最高でした。
 決して長くない読切だと必然的にそうなるのかもしれないんですが、本作もタイトルが良いですよね。最初はフラストレーション溜まってるのは主人公だと思って疑っていなかったんですが、途中からあれっ奥様の方が……? と気づかされる感じとかマジ楽しかったです。
 序盤の、主人公が寝てるすぐそばで夫婦がセックス。あそこで寝たフリしてしまうのが良いですよね。めっちゃ分かるわw もちろんあんな経験ないですけど、絶対寝たフリしちゃうと思います。「テメェ何やってんだよ」という怒る気持ちはありつつも起きれない、という情けなさ。しかも、その寝たフリを奥様にはバレてた、という展開に繋がるのがまた良い。あの時点で2人のパワーバランスが決した感じありますよね。弱みを握られたわけじゃないんですが、精神的にはそれに等しいと思います。

『近所のメスガキに愚息が逆らえないって本当ですか~?』藤ます

 近所のメスガキとほぼセフレ。タイトルの通り愚息が逆らえない情けなさもありつつ、ザコ乳首でチョロイキさせる反転もあるんだけど、それも込みでヒロインの思惑通りなのでは……というオチが良いですね。最初から最後までエロで突き通すような作品なんですが、物語的なオモシロもしっかりある。わざと煽って襲われたいと言ってるので、それに乗ってしまってる主人公はやはり掌の上なのでしょうw ただ、逆に言うと、襲ってはいるけど、彼女は想定済みでそれを望んでいるので結局のところ2人はイチャイチャしてるだけのようにも思えますね。最後に出てきますが、間違いなくWIN-WINですw

『小悪魔のホンネ』平間ひろかず

 妹の友人に誘惑される話。タイトルの通りヒロインが小悪魔でそこが可愛い……と思ってたらそれだけで終わらないから最高。徐々に彼女の小悪魔性が剥がれていくんですよね。そこがホンネということでこれまた言い得て妙なタイトルだったと思います。
 最初の小悪魔的に誘惑してくるパートも最高なんですよ。ああいう誘惑をされ続け、振り払い続ける関係はある意味恋人よりも尊いのかもしれない、とか少し思ってしまいます。そのくらい良い。
 からのホンネ。小悪魔的に誘惑してたけど、主人公のことが好きなのは本当なので徐々に照れなどが混じっていくんですよね。そんなグラデーションが素晴らしくて、とにかくヒロインが魅力的な作品だったと思います。最終的には泣いちゃうまで行きますからね。悲しくて泣くんじゃないから安心です。その間には覚悟を決めたような真面目な表情も出てきたり、彼女の百面相が本当に楽しいですね。
 受けに徹してた主人公が覚悟を決めて彼女に応える、というラストの展開も感動的でしたね。彼女の頑張りが丁寧に描かれてるので「よかったねぇ……」みたいな気持ちにもw 主人公の生真面目さが感じられるのも魅力ですし、真面目だからこそ一度認めたらめっちゃ好意を示してくる感じも素敵です。最後の頭なでなでの場面、最高でしたね。主人公のキャラクターとしてもそうだし、ヒロインの完全勝利という感動もあり、嬉しそうな表情がとにかく可愛い。

『別の顔』Cuvie

 童貞と処女の親友が酒の勢いで初体験……をその場でしない。後日。この後日というシチュエーション最高でしょ。酒の抜けた冷静な状態での緊張しつつの互いに探り探りな感じ。「なーちゃってw」と来るのではと心理的な予防線は引きつつも決して自分からは止めない。カァァーッ、最高かよ。童貞と処女の話はそれはそれで好きだけど、本作の魅力はそれどころじゃないですね。この手のジャンルの最高点叩き出したんじゃないかというレベル。もはや発明。開始2ページで「勝ったな!」と謎のガッツポーズしてしまいましたもん。そのくらい良かったw
 いざ挿入して気持ちが盛り上がってそのままキス……しない。しろよーw “ただの友達なのに” と言われて少し冷静になったというか、寂しくなっちゃったんですかね。てか、本作、最後までキスシーンがないんですよ。キスーしろよーw
 本作のタイトルは当然親友の顔と恋人の顔という意味だと思います。ラストシーンがまさにそれですね。顔を見て告白できない童貞の情けなさよ。そっから返事もらって恋人の顔を見る。ということは、この直後か後日キスするんでしょうね。見ーせーろーよーw
 キスシーンを焦らされただけでこれだけジタバタさせられたのは久し振りな気がします。ち、ちくしょう……

『お痛いのはお好きですか?』れぐでく

 「お痛い」という通常ではあり得ない丁寧語が良いですね。
 お嬢様が好奇心旺盛。1ページ目から目隠ししてるのが衝撃的ですね。タイトルと相まって一気にキャラクターが伝わってきます。うまい。主人公にSM趣味があると誤解したのがキッカケなんですが、マンガ的に彼女の性的好奇心を象徴するアイテム(プレイ)として目隠しを選択したのが秀逸だったと思います。拘束よりも目隠しの方が「好奇心」というテーマがしっくりきます。手探りでフェラする場面が最高にエロいんですが、あの手探り感こそ彼女の好奇心を象徴してるんですよね。好奇心とはそれだけエロに前のめりであるのことの裏返しという意味でも最高ですし、探り探りチンコを触られるのもめちゃくちゃエロいですよね。物理的に気持ちよさそう。彼女の性を求める心理を考えてもエロいし、物理的にもエロい。
 あと、細かい場面としては、パンツ越しにくぱぁするのが面白かったです。なるほど、パンツ越しだと修正がいらないんですね。「うっすら見えちゃってるけど大丈夫?」みたいな感覚を味わえます。うまいこと考えるなぁ。

『笑顔の思い出』Pennel

 スマホの契約が導入って面白いですね。2人のキャラクター、関係性の説明も済ませつつ、スマホが本作のテーマになってくるからスゴイ。ハメ撮りは特筆するほど珍しいテーマではないけど、スマホ契約から始めるのは面白かったですね。
 本作に限らないけど、ガラケーからスマホに変わったことでエロマンガのハメ撮り描写も大きく変わりましたよね。画面いっぱいに画像が広がってると見栄えが違います。手のひらに写真が収まってる感とかすごくマンガ的な演出にハマりやすいと思います。スマホ様々ですね。
 Pennel先生のビーストでの前作『露出大作戦』が大好きなんですが、ヒロインのキャラクターは大きく違うものの「見る/見られる」という要素が同じですね。『露出大作戦』は非常階段での上限に広がったショットが最高だったんですが、本作も最高……というか遙かに越えてきたな。日常の自分が “セックスしてるわたしを見てる” という見開き2ページの演出があまりに美しすぎてヤバイ。写真を撮られて恥ずかしい、見られて恥ずかしいという話からこんなシーン持ってこられたらもうお手上げですよ(何が)。マジちょっと天才なんじゃないかと。びっくりしてしまいました。

『純情スマッシュ』雛咲葉

 雛咲先生前もテニスものやってたけど好きなのかなぁ……とか思ってたら、ひょっとしたら本作の冒頭に出てきたヒロインの友達ってそっちの主人公である可能性があるのか。タイトルが『恋愛アドバンテージ』で本作と一貫性があるようにも思えるし。
 『恋愛アドバンテージ』は友人から恋人になるような話だったんですが、本作はちょっと変化球というか、匂いフェチ。運動部においては禁断のフェチですねw 最高の部活とも言えるし、毎日我慢を強いられるわけですので、つらいとも言える。
 憧れてた先輩から好意を持たれてたという贅沢な話なんですが、その好意は匂いに起因するのが悩ましいw 嬉しいけど、素直に喜びづらい……けどいざエロが始まってしまえば「全然オッケーじゃね?」と思えてくる。そんな心理の変遷が面白かったです。
 あと、すごい好きな場面、というかやりとりがあって。 “俺は童貞だけど西野が気持ちよくなるように頑張るから” に対してヒロインが “先輩それ別に正直に申告しなくていい事だから!!” と心の中でツッコむ。この先輩の申告、普通に誠実な印象を抱いてしまったんですが、なるほどそう簡単な話ではないんですね。 “俺は童貞だけど” って言い方だと相手のことを経験あり、経験豊富みたいな扱いをしてることにもなりますし。違ったら違ったでわざわざ処女であると申告させるようプレッシャーをかけてることになる。うわ、マジか。まったく考えたことなかった。「可愛いやつめ」くらいにしか思ってなかったですが、童貞の申告難しいですね……

『俺と彼女の青い春』白鷺六羽

 イジメを受けて引きこもってたヒロインが外に出てデート。脱引きこもりの話だけど、お姫様として扱われてるのが面白いですね。1ページ目にずばり「お姫様」とキーワードが出てきますけど、主人公はまさに白からお姫様を連れ出す王子様なんでしょう。引きこもりの話をこんなにロマンティックに描くとはなぁ。
 ただ、引きこもりの精神的な爪痕はごまかさずに描くのでこれまた面白いバランス。エロマンガなので感覚が麻痺してて、おしっこと聞いても「放尿やったぜ」みたいなこと考えてしまいがちなんですが、本作はそう単純に喜べない部分ありますよね。デートがすべてうまく行くと思ったら……と冷たい現実を思い出させられる。もちろん暗い話がメインになるわけではなく、おしっこもエロへの導入として機能するんですけどね。「可愛い放尿が見たい!」だけではなく、物語的な意味が1つも2つも出てくるので見事だと思います。
 ラブホで2人きりになったらヒロインがちょっと調子に乗り出すというか、積極的になるの良いですよね。最初気づきませんでしたけど、2人きりの閉じた空間にいる場面ってラブホが初めてなんですよね。それなら彼女の意外な一面が出てきても不思議じゃないです。「お姫様」というのにワガママの意味が加わるので納得もしやすいというか、一貫性があると思います。
 引きこもりの間、おもちゃで予習してたヒロイン。引きこもりは暗い話かと思ってたけど、彼女なりに楽しくやっていたようで良かったですw ギャグ的な雰囲気が清涼剤みたいな効果になってますよね。可哀想みたいなニュアンスが強すぎるとエロで迫る主人公がクズになりかねないのでうまいバランスだったと思います。彼女の方がエロに積極的なんだから仕方ないw

『ママカツ!』安部マナブ

 ママ活って何かと思ったらパパ活の男女逆転か。パパ活もあんま馴染みがないのでピンとこなかった。そうか、あってもおかしくない話ですよね。
 ただ、パパ活は実際に子を持った父親である必要はないと思うんですが、本作はガチでママ。人妻だし、子持ちだし、産後間もないので母乳まで出る。これすごかったですね。単純に援助交際的な関係でもドキドキするのに、そこに母乳という有無を言わせぬ「子を産んでる」という事実を突きつけられる。
 本作はさらに「活」要素にも誠実というか、正面から描いてるのが良いですね。憧れてた隣の奥さんと偶然出会ってセックス……という話だけでは終わらない。あくまでも、ママ活。しかも会員制のマッチングサービス。要するに以前にも同じ経験があるんですよね。ここから本作めちゃくちゃ面白かったです。そもそも人妻なので夫という比較対照があるじゃないですか。童貞が「勝てたのだろうか」と余計なことを考えてしまうのはそれだけでも成立するんですが、本作は以前のママ活が出てくる。運命の出会いみたいなことを感じてたけど、彼女にとっては数あるうちの1人に過ぎず、定期的に行う性欲処理に過ぎない。ここ良かったですねぇ。そんなに甘い話にはしてくれないw ママ活を扱う上ではむしろ誠実ですよね。たまたま初めてだった方が可能性としては低いわけで。言われてみればそりゃそうだろという話なんですが、分かっちゃいるけど……という葛藤。からの彼女の魅力にやられて落ちていく、というラストがまた良いよなぁ。いけない世界に足を踏み入れてしまった感。憧れてた人と結ばれる話なんだけどなぁ、プラスアルファが強烈。

『Again』海老名えび

 大学時代の恋人と再会。泥酔からのラブホに避難という展開がすごいのでビックリしました。吐いてウエーみたいなギャグ的に済ませないw 寒気とかめちゃくちゃリアルですね。ラブホに避難する理由としてもかなり強力だったと思います。深夜で寒いですし。てか、『俺と彼女の青い春』といい、ラブホは便利な避難場所なんですね。おしっこ漏らしてもラブホだし、泥酔してもラブホ。たしかに設備は揃ってるし、密室だし納得ですわw
  “…昔っから可愛く誘えないんだよなあ” の場面、最高ですね。元サヤの良さ、エロさが詰まってる。恋人関係ではないからキスやエロに踏み出すまでの一線は間違いなくあるけど、元恋人なのでその踏み越え方、踏み越えていいサインは容易に読める。関係性というか、2人だけが分かるというのがエッロい。
 ナマでやる件に対してしっかり答えを用意したのも面白かったです。そういや最初から結婚の話は出てたのか。初めて会った一夜の話だったら「そんなんで結婚決められねぇよ」みたいな気持ちにもなりますが、元恋人だからその心配も無用ですね。うまいなぁ。元サヤという設定の広げ方、掘り下げ方が丁寧というかロジカルというか。

『私だけの…。』キュリー

 坊ちゃんとメイド。最初に少しだけあるメイドたちとの雑談も楽しいですね。からかわれてる坊ちゃんも良いし、それをクールにたしなめるメインヒロインも良いです。強くは自己主張しないけど、確実にキャラクターは立ってるし、冗談も言うし、何よりエロに対してズケズケと踏み込んでくる。感情が読み取れないのが魅力になってますよね。全然分かんないから一切優位に立てない。驚くくらい強引に来るんですよねw
 エロが始まってからは防戦一方なんですが、坊ちゃんもキャラ立ってて良いんですよね。やっぱ序盤の場面が効いてるのかな。あと、短パンが可愛かったです。
 自室に行ってから、髪をほどいて、服を脱いで……の場面がめちゃくちゃ色っぽいです。メイドという立場を捨ててる感もありつつ、もう引き返せないフェイズに入ってしまった感もあり、あとはコトが勝手に進んでる感もデカいですね。ヒロインが独りで支度をして、それを見てるだけ、というのがすごい良かったと思います。関係性がよく出てますよね。エロが始まるワクワクもありつつ、何されるのか分からないハラハラも混ざってて、というのが色濃く現れた名シーンだったと思います。
 最後の方になると2人の会話も増えて、最終的にはボケ&ツッコミみたいなやり取りで終わるのも結局は仲良しというのが伝わってきて好きです。

『ふたり稽古』羽月ユウト

 剣道道場の娘と大学の剣道サークルの後輩。サークル内でカップルが生まれてきて妙な焦りを感じる、という導入が面白かったです。大学の部活って経験ないですけど、あの感じ、あの空気あるんだろうなぁとすごい説得力を感じました。
 最初と最後の場面での剣道着の姿がめちゃくちゃ可愛いのでせっかくだからその状態で……とか少し思いましたが、彼女のキャラクター的にそれは絶対にダメなんでしょうね。絶対怒られるやつだわw それにオンオフの違いというのがエロいというか、キャラクターの魅力を増やしてるのは間違いないのでそう単純な話ではないですね。剣道着がめちゃくちゃ似合ってる……から憧れる、というのも主人公の心理に近づきますし。
 いわゆるお嬢様に手を出す話と見ても間違いじゃないと思うんですが、それと同時に大学生同士なので男女の関係になるまでの境が意外と曖昧で……というバランスも良かった。あの彼女を介抱してたら互いに意識して、「行っちゃうか?我慢するか?」みたいな緊張状態がたまらないですw エロが始まってからも先輩後輩の関係性が崩れない感じも良いよなぁ。ちゃんとキャラクターを感じるというか。

『蠱惑の里』内々けやき

 最終夜。予告された通り、いよいよ島を抜け出すのか? という話なんですが、なかなかその件が始まらないのでヒリヒリしますね。「まだ我慢しなきゃいけないの?」みたいな。諦めてるから耐えれたけど、希望を持ったら逆に耐え難いほどつらくなる、というのは面白い現象だと思いました。矛盾してるようだけど、めちゃくちゃ説得力ありますよね。終わると思ったら終わってない現状の痛みが際立ってしまうというか。
 諦めてた、受け入れるだけだったヒロインが自分の意志で動き出す、というのが本話のテーマでしょうか。 “都合の良い王子様は来ないぞ” “君が決めろ” というセリフが良いですよね。あくまでも彼女の選択に委ねられる。
  “都合の良い王子様は来ないぞ” というセリフに別の意味があったというか、そのまんまの意味であったと明らかになるのがラスト。彼は彼で利用しようとする立場であり、しかも彼の上には誰かがいる、という世界の広がりですね。守られる、助けられるだけだった彼女が与えられた選択肢以外を自分で考え出さなければならない。からのラストページですよ。かっけぇえええ。マジか。文字なしで、彼女の顔だけで物語を締める。彼女の自立という意味でめちゃくちゃキレイなラストだったのではないでしょうか。もちろんこの後どうなるのかも気になりますけど、彼女において最も重要なドラマ、変化はこの瞬間に詰まってますよね。予想外の終わり方でしたけど、それだけにグサグサと刺さりました。

『アナルとオオカミ少年』火鳥

 扉の衝撃よ。ケンタウロスかよw やたら『もののけ姫』ネタをぶっ込んでくるアオリも良かったですね。本編にはその要素ないと思うんですが、コピーのチカラすごいw
 少年じゃなくて少女と見破ったり、BJのヒーロー然とした登場とかあの2人が超人っぽく描かれてるのが面白かったです。ちょっとかっこよく感じてしまうのが悔しいw 主人公というか語り手がシリーズで初めて後崎さんじゃないのが大きかったんでしょうね。一般人から見るとあまりに超人……もしくは狂人。

「裏BEAST48」ろてり

 アホ毛に見覚えが……と思ったら『やんでるあがるま』の子だ。やっぱ可愛いよなぁ。まさかあんな子だとはこのページだけからは分からないよなぁw 知った上で見ると彼女の表情がちょっと怖いんですがw

「読者コーナー」

 なんか別の雑誌かどっかで前にもありましたけど、ネカフェの話がすごい面白い。最近のネカフェ、漫画喫茶、全然知らないからなぁ。そういうコト実際に起きないか心配ですw 起きた場合の処理とか。
 ヒロイン紹介の「けだものむすめ」のコーナー。『私だけの…。』なんですが、私服姿が見れるじゃないか。すごい重要やんけ。

「読者プレゼント」

 おおっ、komifloでもプレゼントに参加できるようになってる。キーワード発表のページこんな感じだったんですね。キーワードってちゃんと表紙に関連したものになってるので面白かったです。たしかに、今回の表紙はあの4文字がふさわしいですねw
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 終わり。アンケートどうぞ。komiflo派でもプレゼントの応募もできますね。
 面白かった作品3つ。『別の顔』『小悪魔なホンネ』『笑顔の思い出』ですかね。優勝は『別の顔』です。優勝って何だよって話ですが、圧倒的でした。
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