北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年17号の感想

 『斉木』がネトフリにやってくるぞー。

 ジャンプ17号です。まさかの予告漫画。

背表紙

 ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルトトニートニー・チョッパー→アスタ→炭治郎→潮→大木大樹→湯ノ花幽奈→薙切えりな→ナミ→緑谷→ヤミ・スケヒロ→ロー→緒方。
 いえーい、当たりー。非フルネーム回を当てるとやっぱ気持ちいいですね。まぁ、今回は「た」「ず」の2択だったので難易度としては低めだったと思いますが。
 これで『勉強』も登場ですね。これで若手以外で出てないのは『約束』『アクタージュ』『ハイキュー』『呪術』ですね。『ジモト』『ダビデ』も入れていいと思うけど。ここらへんの作品が優先されるのか、無視して『ONE PIECE』連発するのか、楽しみです。
 あーあと、『HUNTER×HUNTER』の扱いも困るんですね。このコーナー。今年中に1回は再開すると思うんですが、その期間中に出てくるのが理想。とはいえ、そんな気の利いたことが出来るかは怪しいですw 多分しりとりは既に最後まで完成してる可能性もあるし。再開の予定を知らずに作り終えてるとしたら、偶然に頼るしかないですよね。
 次回予想。「田所恵」です。フルネーム。主役が出ないまま2キャラ選抜という偉業を『食戟』には達成していただきたい。まぁ、炭治郎の回も田所ちゃん予想だったので変える理由がないです。

表紙

 『ONE PIECE』。ワノ国感全開ですね。選出キャラに法則性が見えないんですが、何かあるのかしら。意地悪な表現になるけど、現状そこまでパッとしてないキャラが多いような。

映画『ヒロアカ』のおしらせ

 やるってよ。今冬だってよ。堀越先生が死んじゃいますね。まぁ、前作のヒットを考えたらそりゃそうなんだろうなぁ。下手すりゃ『ONE PIECE』よりヒットするかもしれないですからね。とんでもない話だわ。
 堀越先生が新たに頑張るらしいので、メリッサ続投とかは期待できないんだろうなぁ。使い回しが一番嬉しいんですが。

読者プレゼント

 バーのマスター。「バー」のダジャレが「どバーっと」なのはどうなのだろうか。使い勝手良さそうなんだけどそれでいいのか。あと、他のダジャレが「嬉し飲料」で終わりなのもちょっと……。「どバーっと」「嬉し飲料」だけってヤバイ。計3文字。カクテルとか出来たやろ。「○○が来てる」とか雑なのでいいのよ。

巻頭カラー『ONE PIECE

 カラー扉。「planning new adventures」らしいので新年度ってことなのかな。もしくは新しい映画か。
 本編。ルフィ相撲。レイリーの覇気を目指してるそうです。今更かよ、という気もせんではない。なぜ今必要になったかも理由なさそうだし。ただ、成長の予感はワクワクでもありますね。
 ゾロと弁慶……じゃなかった。結構がっつりリューマの話。当たり前ではあるんですが、ものすごーく昔の話である。ゾロがゲトったのも昔だし、リューマが主役の読切とかさらに昔。ロングスパンすぎる。異次元。
 てか、薙刀だと思ってたけど、普通の刀に木の棒くっつけただけっぽいです。意外。というか強度それでいいのか。まぁ、刀で統一したいというのも分かるんですが。
 金の国とか黒刀になる話とか。相変わらずだけど情報が濃い。そして情報の出し方が雑。これ見よがしに名前だけ出してスルー。忘れた頃にまた続きです。語りのスケールがでかいというか、ロングスパンすぎる。やりたいネタがありすぎて渋滞、とは最近よく思います。ブログやってて他の作品への比重が大きくなってるせいなのかもしれませんが。
 ぶっちゃけ誰が出てきても今のゾロだと怖くないと思うんですよ。カイドウとか来たら別ですけど。なので、敵が増えて、隙ありで一撃もらって、ようやく「ゾロやばいかも」が成立する。大変w 本章でのゾロのライバルみたいな人が出てくると違うと思うんですが、最近はそういう幹部戦みたいなのやらないからなぁ。どうなんだろう。

鬼滅の刃

 映画やるけど、特典あるそうです。……が、週替わりになるらしいのでちょっと引いた。あんま好きじゃないんだよなぁ。ジャンプでそういうのは見たくなかった気がする。もうちょっと横綱相撲してほしかったというか。
 本編。お父ちゃんの神楽ダンス。若い頃のが大変でオッサンになってからのが楽。ちょっとこの感覚わかりますね。コツというか、ゾーンみたいな話だと思います。現実でもありそうな話に『鬼滅』的な要素(呼吸とか)を混ぜてるのが見事だと思います。
 クマさん。可愛い。明らかに絵のトーンが違うというか、世界が違う。そこが良い。可愛い。クマさんは怖いけど可愛い。ずるい。
 てか、お父ちゃん普通に強い。強いとこ見せてるのか。「知らなかったけど実はすごい人」みたいなキャラだと思ってたのでこの扱いは意外。あのクマ殺しスキルは普通にすごいだろ。むしろ今までよくこのこと思い出さずにいたな。
 透き通る世界。自分の頭がクリアになるって話だと思ってたら相手が透明になるのでビビった。あれ、そういうことだったのか。誤解してたわ。

Dr.STONE

 突然のドキュメンタリー風。1年もやってらんねぇ、は分かるけど前半の写真と説明と申し訳程度のギャグみたいなのはちょっとキツかったかな。というか、本作のギャグが好きじゃないのを改めて感じた。他の作品に対してはそこまで考えたことないんだけど、それほど本作のギャグにハマってないということなのだろうか。多分違くて、「ギャグ以外は面白いんだけどなぁ」というのが大きいんだと思います。
 あと、この件はどっちの作者に起因するのだろう、とかも気になるところです。どっちも他の作品知らないからなぁ。……あっ、桑田インタビューは面白かったです(参考になんねぇよ)。
 良かったところ。記念写真だと思ったら見開きで船の全体を見せたのは驚かされました。うまくて憎たらしいですねw

約束のネバーランド

 ノーマンの “僕もつくりたい” から始まって、ページをめくると扉。前回「こっちのノーマンもサイコだあぁぁ!!」とか書いちゃいましたけど、エマとノーマンがどうしてこんなに違ってしまったかを扉1枚で済ませたのは見事ですね。くどくどとノーマンに「僕だってつらいんだ」とか泣きながら喋らせたりはしない。
  “ノーマンは正しい!” “でもそれは全部確率の正しさでしょ!” は名言ですね。言いたいことを端的に「確率の正しさ」にまとめててスゴイ。いろんなところで使えそうな言葉だと思う。
 んで、エマが徹底的に我を通す。それに対するノーマンが “僕の計画は?” と返すのが良いですね。正しさを主張するのではなく、あくまでも2人の我をぶつける話にしてる。エマの主張をくんでるし、ノーマンが言うとエマ大好き感もうっすら窺えて良い。
 エマプラン。無茶しすぎだけど、「えっ マジで出来そうなの?」という驚きがあるのが良いですね。あの驚きでようやくノーマンに対して優位に立てたというか。そもそもムジカの話をした時点で「うん存在は知ってる」だったんですよね。あくまでもノーマンが上、という関係性がついに壊れる。エマのワガママにたじたじ……だけではないのがすごく良い。
 あとはエマの表情がこの2人の舌戦の戦況を端的に表してるのが面白いですよね(ノーマンの顔も)。 “それがわかんなきゃダメだって言うなら” のコマで明確にスイッチが切り替わるというか、エマの顔が明るくなる。その場で「そうだ!」と思いついたっぽいのが劇的でもあり、思いつきで人を振り回してる感が少し怖くもあるw
 んで、エマの抱きしめ。あーこれはサイコ野郎即落ちですわ……となるのは良くない。『お約束』良くない。ノーマンは『カリオストロの城』ばりのホバーハンドを見せたけど、抱きしめ返すことは出来ませんでした。『約束』だからな。ハグをはがされたときのエマの顔が超不穏。
 とにかく、意見が違うことよりも対等な友達関係でないことをエマは嘆いている、というのが端的に分かって良いですね。それが「神様」に現れてる。
 結局2人の計画を平行させることで決着。互いに否定することなく、各自で頑張る。面白い落とし所でした。ノーマンと別行動になるのは寂しいけど、エマたちに “もう二度とノーマンを一人で行かせたりしない…!” という動機が加わったのが良いですよね。ノーマンのために頑張る。あの扉を踏まえた結論になってるじゃないですか。単話としての完成度がすごい。

『アクタージュ act-age』

 一番有名になるのは舞台でも映画でもなくテレビ。うわぁ、この俗っぽい感じイヤですねぇw もはや作品はどうでもいいというのがイヤすぎる。今後テレビドラマ編とかあっても面白いかも、とかも思いました。番線でバラエティー番組とかに出てイヤな思いするとか最高じゃないですかw
 名前覚えてない問題。すごい鋭いし、「虫が良い」は正論なんだけど、「芸能人だからナメてる」というのは的外れなので惜しい。女優始める前から夜凪は変人なので芸能人かどうかはまったく関係がない。良い攻め所だっただけに残念です。まぁ、彼女が「そう思われてる」と思ってるのがポイントなので、ディスとしての正確さはどうでもいいんですがw
 まぁ、そこから夜凪が自分を見つける話に繋がっていくのは面白いですよね。夜凪が人間性を手に入れるまでの話。ちょっとメタな視点にすると夜凪でキャラ萌えできるようにする話。まぁ、熱心なファンは別でしょうが、そんなに感情移入を誘うような主人公ではないですよね。ここまで変人性が高い主人公も珍しいと思います。そこの自己批評みたいな話になってて面白いです。

『髪緒ゆいは髪を結い』

 エビのしっぽw やめて、もうそれにしか見えなくなる……
 先週のダジャレもそうだし、今週のゲーミングチェアとか、話とまったく関係ない摘み食い的なギャグがすごく良いです。好き。そういや椎橋先生のこのノリ好きだったな。好きなくせに忘れてました。
 ギャル。やっぱ最近ギャル属性流行ってますよね。私の中でギャルの何が良いのかうまく整理できてないんですが(ギャルキャラは嫌いではない)、自撮りのくだりとかすごい良かったです。あと、先週も書いたけど、やっぱ髪留めがキーになってるのが面白いですよね。「私が結ってやるよ」になるとは思ってもいませんでした。この世界の自己紹介としてふさわしいと思います。
 今週の黒。特に何も悪いことをしてない。3話目なのに早いよw ギャルとも仲良くなれそうだし、やっぱ封印以外に手はないのだろうかとか考えてしまう。まぁ、そこらへんはギャグでうまくコーティングされてるんですけど。特に奈央のギャグが加速してて最高です。エビちゃんが一番好きだなぁw

センターカラー『ハイキュー!!

 カラー扉は星海。髪の毛の鳥の羽感がすごい。今まで意識してなかったけど、そういうことなのか。
 本編。小さな巨人の無邪気さ良いなぁ。日向も無邪気だけど、ちょっと違うのかな。バカっぽさが強い?
 巨人がユースに憧れてる風だったのが面白い(冗談とはいえ)。そうか、物語的に圧倒的なリスペクトを集めてるキャラだから勘違いしてたけど、世間的な評価とかを考えると星海の方が既に上なのか。巨人が出てきたとき「思ってたよりアッサリだなぁ」とか感じたんですが、そういうことだったのかもしれませんね。
 んで、星海オリジン。ツッキーのブロック成功が早くて意外だったんですが、身長による暴力に立ち向かう、打ち勝つ星海という話を描くためだったっぽいですね。納得。そして、星海カーチャンも良いなぁ。本作はほんと女性キャラが良い。良すぎる。

僕のヒーローアカデミア

 トガちゃんのゲロワープわろた。構造的にマスクしてるトゥワイスとか弔くんの方が大映しで見たかった気もするけど、まぁトガちゃんが見たい、見せたいという気持ちも分かるw
 マキアに気に入られなくてピンチ……をドクターに助けられたと思ったら、結局ドクターにもテストされるのであった。つらい立場だ。みんなして全否定から入りやがる。こういうの見るとデクがいかに恵まれてるか痛感しますね。まぁ、正式の教育機関でもあるので当たり前なんですが。

ブラッククローバー

 悪魔がエルフの耳元で囁いてダークエルフ誕生。かっこいい。言葉でそそのかすというのが悪魔っぽいよなぁ。いかにも悪魔的。ただ、よく考えると黒い光ってよく分からないですね。ブラックライトですか?(チガウヨ)
 最後の最後に下書き2コマ。小さなコマなのでトリアージがしっかりしてて面白いんだけど、逆に言うと、それだけギリギリのところでアウトだったということですよね。ギリギリ間に合わないのを見ることで地獄スケジュールを痛感するというか。ホントもうあとちょっとじゃないですか。見てて胃が痛いですw

『最後の西遊記

 今思いついたけど、本作の略称って「サイサイ」になるのかしら。『斉木』じゃん。
 しげちゃんと友達論。友達ってだけで助けていい理由にだってなるんだ、とこないだの映画でのび太が言ってました。ルカきゅん好き……
  “誰にも迷惑かけずに生きてる奴なんていねぇんだ” 良い話。その通りだし、そうじゃないと思うのは傲慢だと思う。かっこいいことをオネショの話を交えて言うのも良いですね。かっこ悪いのを恐れずに言えるかっこよさ。
 しげちゃん。ピンチ。啓蒙の仕方が完全に先週の『ジモト』なので笑った。百ジモ語だw いや、啓蒙の具体的な方法が怪談っていうのは納得できて面白いんですけどね。タイミング的に『ジモト』が悪いw
 「ぬらりひょん」が出てきちゃうよ。椎橋先生オマージュでしょこれ。同期スタートでこれはさすにが「知りませんでしたー」は通用しないというか。意識的な目配せかどうかはさておき、少なくとも意識はしてる。まぁ、ただ『ジモト』が邪魔なんだよなぁw

『呪術廻戦』

 握手ソードかっけぇぇぇ!!! マジか、気持ち悪すぎて最高でしょ。直前に “財布を作ろう” をやってからのコレなので余計に素敵。こういうの作ってるのか……と分かりやすい。
 五条先生。虎杖のとこに助けに来たのかと思ったら違ったw あっ、前回のラスト違ったのか。完全に勘違いでしたわ。まぁ、どこにでも瞬時に行けるという意味ではそんなに間違ってないんだけど……間違ってますねw
 圧倒的に強いので敵もソッコーで逃げるし、それでも出会ったら瞬殺。遠くにいても一撃ドカン。五条無双としてはこれ以上ない活躍でしたね。パワーバランスが悪いんだけど、バランスが悪いなりに成立してるのが面白い。『ゆらぎ荘』だと大体コガラシくんの弱体化の話が入るか、真っ向勝負でコガラシくん以上に強い人が出てきたりするんだけど、それとは違う方法で成立してるから面白い。

センターカラー『BORUTO

 扉。「ブッ潰す」の主張が強いので最高。ナルトのブチギレが本話のキーになってるのでめちゃくちゃ適切ですね。
 本編。ナルトもデルタもキレまくり。言い争ってるけど、キレすぎてほとんど会話になってないのが面白いです。互いにクチ悪いなw
 なんだけど、いざ戦い出すと黙るのが本作の良いところ。黙々と必殺技もなしに戦ってくれるのが美点ですよね。「これはカワキの分!」とか叫びながら殴らない。そういうのは最後の必殺技までとっとく。怒りを100%戦闘に落とし込んだら自然と黙ることになる、というのは納得ですね。
  “さすがに息が上がってきたようね……” というデルタの見立てによる勝機が、そっくりそのままナルトの考える勝機と表裏一体なのが最高ですね。「体力は有限だから勝てる」と思ってたけど、逆に「吸収は有限だから勝てる」であったという。
 ぶっちゃけ吸収能力に対してパンクさせるという解決策は割とベタだと思うんですが、 “最初に吸収したオレの螺旋丸をお前はそのまま返してきた…” とロジカルな推理を交えてきたのが良い。なんでパンク作戦が有効なのか、なんで思いついたのかがしっかりしてる。

火ノ丸相撲

 ダークサイドも利用すれば良かろうという話に対して、レイナ様のドン引きを描いたのは誠実だったと思います。そこが無視されたらラブホの件が台無しですし。分かった上でやってる、が大事。
 とか考えてたら、火ノ丸くんもレイナ様の全裸思い返してて笑った。集中が切れないので成長を感じるw
 んで、加納くん覚醒。自分を俯瞰することで「顔」を知る、というのが最高ですね。スポーツの世界でこういう俯瞰視点というとゾーン的な話が思い浮かぶんですが、そこにしっかり本作らしい「顔」を混ぜてくるのが秀逸。良い顔を作るのが強さに直結する世界ですね。

ぼくたちは勉強ができない

 ちょっと大人っぽいコスメをもらうと女の子は気分がアガる、というのめっちゃ良いですね。やたら性的なニュアンスがこもってる宣伝文句に思春期として抵抗を感じながらも……というのが背伸び感あって好き。「大人」というネタが父親との和解の上に成立してるのもすごい良かったと思います。
 そんな思春期の自意識の話……かと思ったら文化祭での復習であった。そんなのあったな。父親の件に比べると割とどうでもいいというか。師匠はかなり辛気臭く悩んでたけど、唯我の方はキスならかなり経験してるからなぁ。やだこの断絶w
 「キス」と「リップに気づかなかった」で2人のすれ違いコント。筒井先生の得意技だと思うんですが、ちょっと今回のは良くない。括弧でいちいち付け足してくるのが野暮というか。分かりやすくしてるつもりなんだろうけど、括弧がないと成立しないのか……となる。互いの誤解もちょっと強引だったと思います。キスだと直接言うのが恥ずかしいのは分かるけど、唯我の方の言葉足らずが強引すぎる。

『思春期ルネサンスダビデ君』

 『犬神家』やってるコマに『睡蓮』の脚注つけんなw
 てか、体育祭続くんですね。意外。てか、「どこ落ち」からの “どこに落ちたの!?” は良かった。「どこ落ち」の落ちる場所が水ってのは初期テレビシリーズ版「どこ落ち」の踏襲ですね。あまりにアッサリ生存するのでちょっとどうかと思うけど、まぁあれはあれで重要作です。
 「ねろねろねろね」は笑った。やばい、暴君ネロ大好きかもしれない。ここまでキャラ押しのギャグがハマるのも珍しいかも。まさかネロとは……
 ヴィーナス弁当の体積。高さで量を稼いでくるので笑った。二段、三段であるべき高さをしている。
 校長。人間やめすぎだろ……と思ったら真実の口が既にいるんでした。見た目がうるさいな、ここの先生たちw

センターカラー『チェンソーマン』

 扉。明るくはないけど、今までとは明らかに違う路線でした。単行本の表紙は割と今までのカラーの流れにも乗ってると思うんですが。ちょっと色使いが毒々しいのでまた違う魅力もあるけど。
 サブタイが「エンドレス8階」なので笑う。破産記念。ざまぁ。
 本編。「幽霊の悪魔」という言葉に抵抗がある。それでいいのかw まぁ、やってることはダースベイダーのフォースチョークなので大好きです。マネするよね。
  “さっきみたいにワシの前で己の力をペラペラ喋ってよいのか?” いわゆる冨樫理論(初出かは知りませんが)だと思うんだけど、こういうのも最近は当たり前になってきた感があるので「そこらへん気を使ってますよ」とこれ見よがしにやられてもそんなに良さは感じないかな。むしろ凡庸な印象すら湧くというか。わざわざ言及しなくても……みたいな。
 んで、エンドレスエイト。最高。いかにもマンガ的なハッタリで最高ですね。絵だから何でもアリ!!という勢いがあって超好き。上下、左右の動きでループを見せるのも何気にうまいですよね。アイディアが面白いだけの話ではない。見せ方がうまい。

SPY×FAMILY』遠藤達哉

 プラス連載の予告漫画。まさかの予告。こんなのもあるのか。とにかく一押しなのが伝わってきますね。ツイッターでも本作に言及してる人(普段ジャンプのことを言う人ではない)もいたんで、すごい期待されてるんだと思います。知らないけど作者が有名なのでしょう。
 予告の内容としては、そんなに面白くないというか説明だけして終わった感。もうちょっとやりようがあった気もするんですが、まぁ4ページの予告に何期待してんだよという話でもあるか。とりあえず、殺し屋ママの武器がかっこいいです。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 朧。コメディー色の強い回になるかと思ったら、朧から見た『ゆらぎ荘の幽奈さん』みたいな話なので意外。ちょっと自己批評的というか、メタい印象すらある。「コガラシくん誰とくっつくかな?」「現状宮崎リードだろ」みたいなファンの会話っぽいというか。よくテレビアニメで突然総集編みたいな回になることあると思うんですが、そんな印象もある。突然キャラが今までを振り返り始める。
 単純接触を自重したら接触が恋しくなった朧。単純接触の効果が朧に、そして幽奈さんに現れてるというのは「単純接触」という言葉が出てきたときから明らかだったと思うんですが、それを朧が自覚するのが大きいですね。進歩であり、恋心の自覚としてかなり重要。
 朧の子作りへの執着。すごいロジカルな理屈がつくので面白い。宮崎ナイトメアへのリアクションとして納得できるし、いかにも朧らしい考え、朧らしい価値観。子作りってそういうことじゃねぇから!! と思わず言いたくなってしまうというか。
 朧の愛人論。みんなが好きだから、みんなに泣いてほしくないから自分は愛人でいい。まさか愛人で感動させられるとは……。例の悪夢で誰かが勝利する未来を見た後なので余計に説得力がありますね。まぁ、あの未来が悲劇的なのは失恋以前に原因があるんですが。
 ひょんな話から幽奈さんにもワンチャンあるでぇ。結婚もできるし、子供も作れる。子作りに対してあまりに即物的な視点を持ってる朧だからこそ何の意図もなく説明できたという感じありますねw ぶっちゃけ本話で一番大事なのはココでしょうね。幽奈さんが恋愛戦線に本格参戦するかもしれない、という予感。自分を押し殺す嫌いのある幽奈さんがワガママになるドラマというのは過去に何度か描かれてきましたが、今回もその匂いがします。まぁ、幽奈さんが「子供が欲しいんです」とか言い出したら笑っちゃいますけど。
 「コーくん」呼びを見せつける宮崎師匠。恐れおののく雲雀ちゃんで笑った。やっぱ小物感が魅力ですよ。本来なら一般人代表みたいな視点は宮崎さんが担当するはずだったんですが、いつの間にか師匠だもんなぁ。
 かるら様の常時監視。結構すごいことになってるのでビビる。コガラシくんよく許可したな。それだけ切羽詰まってるというか、危機を感じてるということか。幽奈さんと寝てるところを見たらかるら様発狂しそうで心配です。
 ハーレムじゃなくて大奥。良いなぁ。大奥。イメージとして各人の子供が出てきて、見た目が完全にコガラシくんで「女性陣の遺伝子どこ行ったんだよ!!」と言いたくなったんですが、よく見たら各コガラシジュニアの顔つき、表情が各親の特徴を引き継いでるので笑ったw 雲雀ちゃんの子供と、朧の子供が特に好きです。可愛い。
 次回予告。「コガラシの身にある災難が!?」なので、呪いですかね。おっぱいの呪いはあったけど、なんやかんやで修学旅行の余波を感じるマジメな話も多かったので、いよいよ本格的な息抜き、照れ隠しが行われる可能性がががが。ミウラ老師の精神のバランスを保つおバカ回の予感。震えて待て。

食戟のソーマ

 やっば、田所ちゃんきゃわわ。なんやねんあれ。ふざけてんのか。来週の背表紙は決まりやな(決まりません)。
 神の舌は才能であり呪い。2世代連続で発現したのは相当レアなことみたいですね。無理矢理発現させた、教育した、みたいな感じもあるかもしれませんが。
 そんな神の舌問題に対してマイペースなソーマくん。ここらへん悟空とかルフィ感あるよな。自覚的なヒーローではないあたりとか。
 かのらソーマくんの神の舌評が最高。 “ほんとうに言いたいことを” “ほんとうに言いたい相手に言えねーだもんな” 。うまっ。「舌」を食を飲み込む部位ではなく、言葉を吐き出す部位として解釈する。この逆転の視点うまっ。
 突然のにくみパンツ。これはいらなかったと思うw

『獄丁ヒグマ』

 1ページ目かっこよすぎ。やっぱ赤銅の垂れる金属がかっこいいんだよなぁ。涙のようでもあるけど、そもそも垂れるという重力による作用が地獄から這い上がってきたことを考えると意味深いですし。いつもは子供のことを見下ろしながらまた殺しに来ると言って去るんだけど、2ページ目では木の枝にとまったヒグマを見上げる位置関係になってる。とにかく徹底して「上下」を強調してくるんですよね。うますぎ。最高やんけ。
 はいロク可愛い。ふざけんなよ。あんなの可愛いに決まっとるやろ。可愛すぎてキレそう。一生抱いてなでなでしてたい。ここまでのボム投下してくるとは……。クソシリアスな状況でぶっ込んでくるとかホントずるいわw
 んで、バトル。ぶっちゃけ実力差は明白で勝てない。だからこそトドメをささずに放置される。ここで1ページ目の「退屈しのぎ」が活きてくるんですね。うまー。諦めたら退屈なので即終了、即死。勝てないからこそ戦い続けなければならない、という矛盾が成立してるから面白い。
 そんな活路を見いだした直後に右足切断。うへぇ。グロい。右足に右手をツギハギというのも気持ち悪くて最高です。なりふり構ってられない感がすごい。

『ne0;lation』

 突然のロリショタ。さぐりちゃんみたいな子出てきたな。さぐりちゃん読みたい……
 カントリーマァムすすめるくだりが張り切りすぎて面白いんですけど、あの客人が実は計画通りだったことを考えるとあのはしゃぎようも納得できますね。何が出されるかも考えてたし、何て言うかも決めてたんだろうなぁw いやマジでここらへんの子供らしい可愛らしさ表現はめちゃくちゃうまかったと思います。ぶっちきりで過去最高に魅力的な女性キャラ出たでしょ。お前そんな才能あったのか……みたいな驚きがありました。まぁ、大人キャラ(高校生)には使いようがない才能なのでだから分かりようがないんですけど。
 さすがに幼稚園児でパソコンの譲渡は無理があると思いますが、とはいえパソコンを好きになったキッカケとしては良い話。パソコン詳しくないけど、このときのパソコンを改造して今も使ってる、とか現実的にあり得るんですかね。話としてはキレイだと思うんですが。
 んで、ネオオリジン。あの名前は『マトリックス』憧れじゃなかったのかw 尾根がoneでネオとか完全に『マトリックス』なんですが。
 てか、ちゃんと初回から本作のことオーをゼロにしてた私は偉いと思う。私にしては上出来です。まぁ、「チェーソーマン」にしちゃったんですがw

『ジモトがジャパン』

 前回もそうだけど、修学旅行のイベントに素直にワクワクするトキオが可愛いのでずるい。そわそわすんなよ。
 大阪。サブタイは「大阪LOVER」じゃなくて「大阪UP」が良かったなぁ(勝手)。
 ジモバーサルスタジオジャパンで湯瀬さん告白を決意。USJと思われる遊園地で、観覧車で、告白、そして「湯」。なんかすげぇ『ゆらぎ荘』っぽい。なんでUSJに観覧車あるんだよ!!というツッコミが複数作品に当てはまってしまうのがすごい。
 ジェットコースターでの “普通の人はどーすんの?” は笑った。あまりに勢い任せなギャグに対して冷静すぎるトキオのツッコミ。やはり本作はトキオで持ってる。アニメ化もトキオのおかげですわ。
 んで、観覧車で呼び方が「ジャーくん」「小町」に変わってエンド……じゃなかった。湯瀬さんの才能に惚れ込むというオチはうまかったですね。 “できるかできないかのクオリティーじゃねぇ” とギャグ的にありましたが、それを踏まえたオチになるのでうまい。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 4コマないじゃん。マジか、そういう回もあるのか。出来れば毎回やってほしいんですけどね。入稿!!が決めゼリフじゃないのかよ。
 野球が始まるということで、推し球団決めチャート。「推し球団」というフレーズが何だかおかしいです。こういうのをマジメにやるの好きなんですけど、阪神でした。大根おろしめちゃくちゃ好きなので仕方ないです。出来ることなら毎食欲しいくらいです。作るの大変だけど。
 それと新生活のオススメ情報。個人的にはウェットティッシュがわかりみが深いです。消毒できるタイプが欲しい。なんか最近、手掴みで食べる系が気になるようになってしまって……。
 またツイッターでの企画やるそうです。すごいですね。プレゼントどんだけあるんだ。まぁ、投稿コーナーをやっても似たような量配ってるのかもしれませんね。
 ただ、金曜のツイートが対象らしい。なのでちゃんと覚えておいてください……てか参加条件がフォローだから大丈夫か。

次号予告

 『鬼滅』祭り。先週『勉強』だとか言っちゃったけど、ごめんすごいテキトーな発言でした。『鬼滅』もアニメだったわ。
 てか、義勇スピンオフが2号連続とかビックリしました。企画としてめちゃくちゃ力作。『鬼滅』そんなに人気あるんだ……と痛感しました。『鬼滅』としても楽しみですが、平野先生というのも楽しみです。個人的に注目度の高い作家です。Sランクが最上位だとしたらAランク。まぁ、B以下は考えてないのでまとめて「その他」になるんですがw
 あと、『勉強』はセンターカラー。2号連続カラーらしいので次次号が巻頭なのかな。

目次

 ジャンプバースデー。キャラ、読者ともに多い。この偏りは何なんでしょうね。あと『BORUTO』キャラというか『NARUTO』キャラがやたら多いのも気になる。

海外ドラマを見ながらパンっと珈琲を食べるとアメリカにいるような気持ちに。
(『鬼滅の刃』)

 やっぱ吾峠先生良いよな。マンガより楽しみ……はさすがに言い過ぎだけど、独立した魅力がある。週めくりカレンダーとかあったら欲しいレベル。まぁ、一番欲しいのはミウラ老師ですけど、一番面白いのは吾峠先生。

春休みは見たい新作映画がたくさんあってワクワクしますねー。どれも面白そう!
(『髪緒ゆいは髪を結い』)

 ワクワクを通り越して「そんなに観れないよ!!」と逆ギレ状態になってます。

すみません、ちょっと遠くへ取材に行ってくるため、来週お休みをいただきます。
(『ハイキュー!!』)

 これは『ハイキュー』世界編あるな……(まだまだ春高だよ)

釣りよかでしょう。が猫を飼い始めていよいよ最強になってしまった。楽しい!
(『僕のヒーローアカデミア』)

 何やねんそれ……と思ったらユーチューバーでした。マジか。ググったら尾田っちとか思えないイラストが出てきて驚きました。
 てか、漫画家はよくラジオ聴いてる、の現代版がユーチューバーなのかもしれませんね。

味噌汁を覗いて「味噌の流れって芸術だよねー…」と呟いたら妻が少し引いてた
(『ブラッククローバー』)

 優勝~!!! 今週は吾峠先生圧勝かと思ったんですが、田畠先生が得意ジャンルで逆転ホームランです。
 やっぱ目次コメントって本当に面白いよね。個性豊かでマジ楽しい。

面白い映画を見て「すごい見習おう」と「僕ならこうする」が交錯する夜 <右京>
(『BORUTO』)

 作家あるあるという感じですごく良い。後者は自分な好きなように改変するという意味でもあるし、自分の作品だったらこうした方がハマるみたいなこともあるんでしょうね。

大好きな「コワすぎ」の監督が同じ大学の先輩だと分かり嬉しかったです。
(『思春期ルネサンスダビデ君』)

 白石監督と同じ大学。マジか。調べちゃったけど、九州産業大学だそうです。

星野珈琲店のフレンチトースト好きですモーニングのではなくです
(『チェンソーマン』)

 フレンチトースト大好きマンなのでめちゃくちゃ興味ある。モーニングは別なのか。食べ比べしたい。

最近コンビニで見かける中にゼリーみたいなのが浮いてる紅茶、あれ美味しいです
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 雑な説明含め、ミウラ老師可愛い。このOLのつぶやき感が好き……

カメラを止めるな!めちゃくちゃ面白かったです!すでに5回観ました! <俊>
(『食戟のソーマ』)

 完全にテレビ放送のタイミングなんですが、この無邪気さは大事です。気にしすぎ良くない。

かりんとうがちょっとしたマイブームです。ほうじ茶によく合う…。
(『獄丁ヒグマ』)

 帆上先生はミウラ老師になれる可能性があると思うの。なれるって何だよという話なんですが。

愛読者アンケート

 ユーチューバー。全然わからんのでビックリする。かろうじてボンボンTVは知ってる。ちょっと前に『サイボーグクロちゃん』のアニメ版全話公開とかしててそのときにお邪魔した……のがそれだと思う(自信ない)。あと、木下ほうかって骨髄バンクのCMに出てた役者だけどユーチューバーやってるの!? と思ったら「ゆうか」でした。マジすか。まぁ、やってなくてよかったわw
 ユーチューバー動画のテーマ。全然知らないジャンルあってすごい勉強になる。こうして見ると二次的な活動? 二次創作? みたいなのが多いですね。実況とかレビューとかやってみたとか。
 あと、強烈に面白かったのが、「メイク・美容」「料理」「外国語会話」。実際どういうのかは知らないけど、要するに勉強になる内容って感じだと思います。特にメイクや料理って一子相伝ではないけど、教科書的な教育が(一般的に)ない割には出来て当然みたいな圧力のあるイヤな世界だと思うので、こういう教え方、教わり方があるのはすごく良いなぁ。世界が良い方向に動いてる感がある気がする。そういうのが当たり前になった下の世代の話とかも将来聞いてみたいです。
 目標について。「これのためなら頑張れる!」と思うもの。すごい質問きたな。案外学生に限らない質問なのでいろんな人の答えが知りたくもなります。私としては「趣味」「楽をすること」あたりかなぁ。残り1つはまぁ「お金」とかかしら。頑張らざるを得ないって質問だとまた違ってきますが。てか、こうして考えてみると、対人関係が希薄だなぁ。人として何か危険な気がする。
 書店でコミックスを買った場合の特典。正直廃れてほしい文化というか、世の中一律でゼロになるのが個人的には理想です。マンガ買うのに特典調べるのとかめんどいですし。めんどいけど後悔はするからイヤイヤ頑張る、とかそういう状況。あと、店舗別、法人別の特典とかは本当に勘弁してほしいです。ファンが勝手に複数買いするのは良いですけど、売る側が複数買いを促すのは違うと思うんですよね。商売倫理的にグレーとすら思う。そのくらい切羽詰まってるって話、もしくは「他がやってるからウチもやらざるを得ない」みたいな話なんでしょうけど。

総括

 月曜深夜やぞ。だが、やはり遅い。せめてあと2時間早く……。

 今週のベスト作品。『ネオ』でいいよ。ちょっと愛読者アンケートとか目次コメントとか言いたい気持ちもあるんですが、さすがに変化球すぎるので。『ネオ』です。面白かった。
 あと、『チェンソーマン』も悩みました。どっちがベストでもいいんだけど、驚きという意味で『ネオ』がベスト。

 今週のベストコマ。『食戟』の田所ちゃんのアップ。可愛いかよ。

 最後に今週のベストキャラ決めて終わります。

  • 烙 『獄丁ヒグマ』
    • はい可愛い。最強。田所ちゃんも可愛いけどこっちも可愛い。何なら『ネオ』も可愛い回だったのでもう可愛いしか言ってない。エビのしっぽも可愛いし、朧の息子も可愛いです。

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