北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

COMIC失楽天 2019年4月号の感想

 komifloオリジナル面白かったです。
gohomeclub.hatenablog.com

失楽天 2019年 4月号

失楽天 2019年 4月号

「表紙」にの子

 マンガの方を読んでからもっかい表紙を見ると印象がガラッと変わるので面白いですね。「ご主人様専用」って書いちゃってるということは、時系列的におそらく本編の後になるんじゃないですかね。もうすっかり変わってしまった……という印象。

『画面越しのパラフィリア』にの子

 遠隔調教。マジか。すごい話。にの子先生の失楽天での前作『催眠マリオネット』はスマホで催眠かける話なんですが、スマホを介して精神を支配するという点が共通してますよね。最後の最後に2人の関係性が逆転するようなオチが付くという意味でも似てると思います。ただ、本作は徹頭徹尾女性視点の話なので、どんどん調教されて変わっていってしまう過程が生々しいんですよね。そのヤバさ、もうやめなきゃ……となる感覚がすごいエロいと思います。オチに関しても『催眠マリオネット』はどんでん返しながら明るい印象ありましたけど、本作はもう戻ることのできない一線を越えた証拠みたいな話ですよね。夢から覚めるようなアイテムを見つけるんだけど、そこで我に返らず「もっと下さい」と求めてしまう。この変貌が魅力ですね。
 そんなオチ。本作すごい丁寧に出来てて、ちゃんと1ページ目に出てくるあの人なんですよねw もちろんミステリーではないから1ページ目だけ見てオチが分かるような内容ではないんですが、しっかり対になるように設計されてますよね。うまいなぁ。よく考えたら、声でバレちゃわない? とか思わんでもないんですが、逆にいうとマンガならではの叙述トリックですよね。それにご主人様が喋るのは出会ったときの一言だけなので、声を変えればバレない……かも? 中年の声なので難しそうですが。
 中盤の場面にもご主人様はチラリと出てくるんですが、ヒロインが目覚める境みたいな場面になってるんですよね。要するに、その変化を教室で直接見た上で指示を出してた、と分かる。うまいなチクショウw

『リーナ様も首ったけ!』だむ

 おおっ、まさかの続編だ。前回は舞台設定でしかなかったソープ店の歴史についての説明から入るのとか面白いですね。本シリーズの世界が立体的に浮かび上がってくる。
 そして、主人公交代。あくまでも主役はこのソープ店について……というか前作のラストに出てきた「穴あきゴムくじ」ですねw あのくじの魅力を100%描こうとしたら主人公を交代した方が良かったのでしょう。「なにそれ!?」という驚きから始まって「どれだけ気持ちいいの?」とワクワクし、いざ本番。あの作品の続編としてこういう設計をしたのは本当に見事ですね。安易にNo.1嬢になったあこちゃんのその後とか描いてしまいそうなもんなんですが。すごい。
 穴あきゴムくじ。前作と違うのは本編スタートの段階で生挿入は経験済みな点ですよね。単に生ならいいという話ではない、くじというギャンブル性によるハラハラが気持ちよさを加速させる。穴あきだったらヤバイ、というハラハラが肝。なので、お客も「こいつだけはイヤ」という人が出てくる。嬢の危険日を把握して来店するとか気持ち悪すぎるw
 さすがにソープ嬢によるここまでのセッティングは誰も経験ないでしょうけど、最高のセックスもしくはオナニーのためにいろいろ準備を重ねる、みたいな経験なら割と誰もあるんじゃないですかね。それの超エスカレート版が本作ですよね。なので、あのリーナ様のワクワク感はすごい理解できちゃうんですよね。そして、考えたくないけど、最高の一発のための準備をしてきたのは客の方も同じだった……という展開が待ってるのがイヤですねぇ。用意周到すぎるw

『微笑の図書室』utu

 先輩に告白したら断られたけど気に入られた話。本作を特別たらしめてるのは主人公のことが好きなギャルっぽい子ですよね。直接その子とエロいことになるわけじゃないんだけど、あんなに好意を寄せられてるのに違う人にあんなことされてしまう……というエロさ。寝取られとは違うんだけど、イケナイコト感としてのブーストがすごいよなぁ。図書館でやる背徳感だけはなく、あの子の好意をムゲにしてしまう後ろめたさ。エロマンガをエロくさせるのは何もエロを実行するヒロインだけではない、というエロマンガの奥深さを痛感させられました。もちろん先輩もめちゃくちゃ可愛いし、清楚風なのに女王様気質な感じとかマジ最高なんですけど、彼女だけが出てくる話だった本作はここまでエロくにですよ。実際はもっとエロくなってるわけで。

『彼女のいない彼女の部屋で』あらくれ

 『微笑の図書室』は好意を寄せてくれてる子がいる背景がエロいという話をしたら、直後に「彼女がいるのに」が来た。やっぱこの構図エロいよなぁ。浮気の魅力とはちょっと違うんですよ。女性主導で好き勝手やられちゃう情けなさみたいなのが魅力としては大きいわけで。彼女目線からしたら寝取られなんだけど、本作はあくまでも彼氏目線の物語なので「ごめん……けど……」という感覚ですね。この溺れてしまう感じエロいなぁ。ダイエット中の摘み食いってめちゃくちゃ美味しいですけど、やっぱあの「誘惑される」魅力ですね。
 エロい女性に捕まって最高!! とのんきに楽しめる作品ではないというのも特徴でしょう。要するに「女性って怖い」があるんですよね。女性のしたたかさの表現すごかったですね。好き勝手やられるんだけど、主人公のことを気に入ってるというよりは女性同士の対抗心とかが大きいのか? みたいな勘ぐりも出来てホント怖いw 自らバラしに行くところとか「おいおいウソだろ!?」と読んでて混乱してしまいました。
 ラスト、冷戦開始のお知らせでエンド。怖いわ!! 彼女が冷静にゴムやティッシュの位置を確認してるのが最高でしたね。元々疑いはあったのを見て確認する。そうしてると向こうの方から宣戦布告してきて……って怖いわ!!!

『皆川さんと協力プレイ』はるゆきこ

 レトロゲームを通じて仲良くなる。こういう趣味を通じて仲良くなる話って良いですよね。本当に憧れます。もはや男女の関係じゃなくてもいいので……とかそういうレベルw
 昔のゲームはオンライン非対応なので実際に会って一緒に遊ばないといけない。だから女子の部屋に行くことになる。という展開も見事でしたね。「友達だから部屋に行くくらいいいだろ」だけではないプラスアルファ。ここ見事でしたね。
 男友達みたいなノリのまま男女の関係になる。良い……。すごく好き……。彼女の粗雑な口調とかめちゃくちゃ可愛いです。裏表のなさでもあり、強がってるっぽくもあるんですよね。セリフ回しに彼女の魅力は詰まってると思います。
 あと、本作で大事になってくるのはコンドームですよね。中盤の「なんで持ってんだよ」のくだりも最高ですが、ラストですよ。ラスト、 “避妊くらいちゃんとしろよ!” と怒ったあとに “…今日もウチくんだろ コ…コンビニ寄らね?” と聞くんですよ。分かりますか? コンドームを買おうぜ、ということですよね。なのに、主人公は何も気づかず飲食物だけ買ってしまうので彼女は再びご立腹。「分かれよー」と1人で勝手に怒っちゃう感じがマジ可愛いですね。まぁ、彼女の意図に気づいたとしても彼女を横に連れた状態でコンビニでコンドーム買うのはなかなか勇気がいる気もしますw(小心者)

『すなおになれない天野ちゃん』桃月すず

 コスプレイヤーってもはや一大ジャンルじゃないですか。エロい格好してるからヤラしてくれんじゃね? とか、羨ましい、けしからん、もしくはオタク趣味の理解者とかいろんな切り取り方があると思うんですが、本作はコスプレイヤーに対して「心配」。その手があったかぁぁ!!という驚きと同時に、確かに心配になるよな……と激しく納得。近しい人があんなエロい格好してたら心配ですよw 本作のヒロイン、「にゃー」があまりに可愛くて語彙が消滅しそうなんですが、乳首が! 乳首の位置が丸わかりじゃないですか。エロい、けど心配になる。わかる……。
 猫耳にチャイナ服とか、胸のあいた穴とか主人公が冷や水ぶっかけるようなツッコミを入れまくるのが楽しいです。その通りだけど、そういうの言い出したらキリないw
 とにかく心配。無防備で心配なんだけど、当の本人はのんきにしてるので心配から逆ギレに繋がるのが最高ですね。このコスプレを見てるよその男たちへの嫉妬も多少は混じりつつの心配&逆ギレ。この感情の動きが面白いし、そこまで行っても「可愛いと言えー」という立場を崩さないヒロインも頑固w ただ、この可愛いと言われたいの彼女の動機というか、行動原理になってるんですよね。だから可愛い格好をするんだけど、それが結果としてエロいので彼の方はキレる。好き同士なのになんですれ違ったんのw
 エロが始まってからも言葉ではケンカっぽいやりとりをしてるのが最高ですね。タイトルは天野ちゃんですけど、彼の方も素直じゃねぇなぁw からのラスト。風呂でイチャイチャなのがたまりません。事後のイチャイチャとして最高なんですが、風呂といことで裸なんですよね。脱コスプレということで意味深いです。うまい。からのヒロインがさらなる暴走をしそうになってエンド。単に手に負えない子みたいな印象もありましたが、読み返してみるとエロの最中に彼が独占欲を出してるんですよね。それを汲み取ってのあのアイディアなのでしょう。理屈として筋は通るけど、またどこかズレてますね。まぁ、そこが可愛いのでこちらとしてはオッケーです。

『ハラが立ってしょうがない……がッ!』万太郎

 フルカラー6ページ。まさかのコスプレもの再びw ただ、こちらはメイドコスでロールプレイですよね。同じコスプレでも『すなおになれない天野ちゃん』とは全然違う。コスプレって奥が深いですね。
 メイドになった彼女をご主人様として支配する……んですが、ラストが最高ですね。なぜコスプレをしたのかが明らかになる。本作も結局はコスプレ論として丁寧な作りになっていたと思います。彼に好かれたいから可愛い格好をする、という部分は『すなおになれない天野ちゃん』と共通してますね。やっぱコスプレって面白いなぁ。可愛い格好をする安易な設定かと思いきや、しっかり掘り下げがいのあるテーマになってる。

『これは私の信念だから。』もんぷち

 イジメの被害者と恋仲になってしまった先生がイジメの加害者に見つかる。一応先生目線の話なので寝取られとは違うんですかね。細かい定義が分からないのですが。イジメで傷ついた心を癒すのがキッカケで恋仲になったんだけど、それが原因でさらに酷いことになるというどん詰まり感。
 面白かったのが、この加害者の子、先生を独占しないんですね。何なら積極的に被害者の子にも抱かせる。ここがすごい特徴的というか、彼の心理が気になります。単に性欲に溺れたわけではなさそうなんですよね。最後も3Pで終わりますので。おそらくだけど、教師と生徒との性的な関係は恥ずべきものであり、体を重ねれば重ねるほど罪は深まるという認識があるんじゃないでしょうか。だから自分も抱くし、イジメられっ子にも抱かせる。先生とイジメられっ子を堕落させ罪を重くさせるのが目的になってるというか。じゃないと2人で先生を抱く(抱かせる)のが分からないんですよね。まぁ、共犯関係になることで秘密が漏れないようにした、とかもあり得るかも。
 イジメられっ子が文字通り泣きながらシコシコするので、「これが噂の泣きシコ……」とちょっと感動してしまいました(ちょっと意味違うけど)。ただ、泣きシコで終わらないのが面白いんですよねぇ。

『You've broken me』雨あられ

 『My Secret Pet』の続編。これまた教師と生徒の恋仲の話。ただ、本シリーズは男性教師が女子生徒を支配するというか、性的に堕落させる話ですね。
 2作のタイトルが「my」「you」になってるのが面白いですね。どちらの本編も基本的には女子生徒目線の語りにはなってるんですが、前作は最後に先生の思惑が明らかになるので先生の「my」なのでしょう。んで、本作はすっかり堕ちきってしまった女の子のその後を描くので生徒目線で「you」。「○○2」みたいなタイトルにしてないだけあってすごい凝ってます。
 野外での場面が2人の関係性を象徴させるプレイとして象徴的です。先生は着衣で、女の子だけ裸なんですよね。もちろんバレた際のリスクは先生の方が強いんですが、2人の中の狭い範囲で考えれば野外で裸になって恥ずかしいのは彼女の方であり、先生はチンコだけしまえば済む。この非対象性がペットと飼い主というのを絵的に表現してて見事だったと思います。バックでやるのもそうだし、バックのまま片足を持ち上げて果てるのもそうですね。要するに犬のおしっこのポーズ。……実際は犬が片足あげるのはオスに限るそうですがw

『インスタントラバーズ』さめだ小判

 気づかなかったけど10ページしかないのか。初読時、20ページくらいある気でいました。普通の作品と遜色ないボリュームというか満足感があったんですよね。映画の上映時間についてもそうですが、マンガのページ数認識がかなりバカなんですよねぇ。冷静に長いとか短いとか気づける人すごいと思います。
 援交。タイトルも良いんですが、1ページ目の “俺はタナカじゃないし この娘もたぶんアヤちゃんじゃない” というのが最高。一夜限りの関係強調するための「その場限り名前」。その後、エロいことになるんですが、アヤちゃんはしきりに「タナカさん」と呼びかけるんですよね。逆にタナカさんが「アヤちゃん」と呼ぶのは挨拶の際に1回だけ。これが2人のキャラクター、関係性として象徴的だと思います。アヤちゃんは援交に慣れてるけど、タナカは慣れてなくてその場限りの関係というものに少し抵抗や違和感も抱いてる。それでいて、アヤちゃんがしきりに相手の名前を呼ぶのはおそらく偽りの関係だとしても、この場では気持ちが通じ合った方が気持ちいいと分かってるからだと思うんですよね。偽名でもあんなに呼ばれたら好きになってしまうわw
 ラスト。本当のアヤちゃんに出会って終わるんですが、ここで本当の制服姿が見れるのが最高ですね。髪型も違うし、メガネまでしてる。最高やんけ。逆にいうと、タナカさんはスーツがあの日と同じままなんですよね。迂闊とまでは言いませんが、アヤちゃんに比べると慣れてないw

『天才ギャルとガリ勉くん』あび

 冒頭の場面だけですけど、ロリポップキャンディーって良いよね。単純に口元が強調されてセクシーなんだけど、食欲(性欲)旺盛なのが暗に示されるのでそういう良さもある。話してるのに向こうはキャンディーのついでに過ぎない、みたいな力関係も感じられると思います。
 妄想オナニーからのバレ。これがキッカケで2人エロい関係に……ではないのが面白いですね。元々テストの点数対決の景品として好き勝手されてる関係です。既に何度も経験がある状態。この日もこの後やられると分かってるのに、妄想で抜いてたというのが意味深というか。せめてもの抵抗みたいなことだったんでしょうね。すぐにイッたら情けない、みたいな計算もあったかもしれません。そこでのオカズがこの後会う彼女ってのが屈折してるというか。好きになっちゃったの? みたいなこじれ方が面白いです。
 少し下克上したかと思うと、また逆転。 “杏奈は勉より上じゃないと満足できないの” が象徴的ですね。怒ってお仕置きとしてナマでやる体ですけど、彼女は彼女で彼のことをかなり気に入ってるのかも……みたいな勘ぐりも出来るというか。まぁ、だとしても、あの上下関係込みで好きということなんですが。無理矢理ナマでやる場合、通常だと被害者は女性の方だと思うんですが、本作だと逆なんですよね。この2人とも屈折してる感じがすごく良いです。歪んだ感情表現ですけど、互いに好き同士な気がするんですよね、どうしても。彼の方がマゾ的な快楽に目覚めたらナイスカップルなんですが、そう簡単には行かないのが悲しい……んですが、そこが面白いw

『郡町若葉の憂鬱』TANABE

 モテ男くんと非モテちゃん。男向けのエロマンガなのでこの構成は珍しくて良いですね。普通逆じゃないですか。そんなキャラクターがとにかく良いんですよね。彼女も彼も。非モテをこじらせて性格がめんどくさいことになってるのとか正直他人とは思えませんw モテグループのことをバカにしつつも羨ましいみたいな感覚、分かっちゃうなぁ。自分でも認めたくないけどw
 逆に彼の方。プレイボーイだから誰に対しても色っぽい接し方をして、それが主人公は嫌いだったんだけど、実は彼は前から彼女のことを目にかけていて、という。シンデレラストーリー……というほどキレイじゃないですけど、歪みつつも愛おしい2人の関係性が最高だと思います。徹底してヒロイン目線の話なので彼女に同調して彼に対して反発心も抱くんですが、徐々に彼は彼なりに真っ直ぐで悪い奴ではないのか?? みたいに思えてくるんですよね。キャラクターの深みということなんでしょう。可愛いとも好きとも言ってくれるし、初めてだから優しくって伝えたら従ってくれるし、もうちょっと理想の筆下ろしのような気もしてきますね。男女逆か。まぁ、勝手に中出しするからそこまでホメられた人物ではないのかな。
 ラスト。彼女が彼のことを見直して好きになって終わり……と簡単な話ではないですね。彼女の中でその雰囲気も確かにあると思いますが、それを素直に認められるほど彼女は真っ直ぐじゃないので。そこが良いんだよなぁ。分かるわぁ、分かっちゃうわぁw

『ちぶさ先生せれぶれーしょん』旅烏

 シリーズ最終作……でいいのかな。3月らしく卒業ネタです。保険の先生との話で卒業なので恋仲がステップアップすることになり、卒業以外のセレブレーションに繋がっていく。
 卒業式後で誰もいない後者の保健室で、というシチュエーションが最高ですね。保健室はベッドがあるから勝ち組だと思いますw そこに思い出の場所という要素も加わるからずるいよなぁ。良いに決まってる。卒業のセンチメンタルさも兼ね備えつつエロいとか最高ですね。
 エロ的にだらしない相手にずるずると落とされていく、という過程が非常に良いですね。あの口では厳しいことを言いながらエロには全面的に乗っかってしまう感じ。人間の心理としてあるあるな気がします。キレながら欲望に流されてしまう感じ、あるよなぁ。性に限らないけど、そういうのって大体気持ちいいんですよ。
 教会でエンド。卒業の日に出来ちゃったとかすごすぎる。お腹が大きくなる前に結婚式をあげるってのが妙にリアルですね。安易に大きくなったお腹を見せたりはしない。卒業式で始まって、結婚式で終わる、という構成もキレイだったと思います。

『マッチング』田沼雄一郎

 先生と、生徒の母親。母親の悩み事を聞いてたら息子にベタベタしすぎでちょっと引いちゃうくだりがおかしいです。憧れの人だったけど「いやぁそれはちょっと……」みたいな一瞬。ただ、それが彼女の欲求不満の裏返しなのでは? みたいな展開になるから面白いですね。息子に対してベタベタしてるのは問題があるように思えるけど、その発散を目の前の人にしてくれたらオールオッケーなんじゃないでしょうか、みたいな。マイナスだと思ってたものが反転する感じ、良いですね。
 んで、いざエロが始まると案の定というか何というか、ヒロインの猛攻がすごいw 相当な痴女と思われてもおかしくないレベル。最後まで彼女が優位に立ってるんですが、性的な強者とかSM関係ではなくて、ヒロインが主人公に対して思うのは “赤ちゃんみたい” なんですよね。結局息子への過剰な愛情を別の人に注いでるだけ。母性と性欲がない交ぜになっちゃった感じですね。主人公としては役得なんだけど、ちょっと不安定みたいな印象も湧きますね。まぁ、その歪んだ性欲を受け止められるうちは天国だと思いますw
 最後に息子がチラッと見えるんですが、太ってるんですかね。彼が息子でいいんだよね? やっぱ過剰に甘やかされてた結果なのだろうか。なんか想像できてしまうw

「読者コーナー」

 「隣の作家飯」はもんぷち先生。修羅場が発生しないって理想だと思うんですが、それを「修羅場をくぐり抜けられないヘタレの為」と言ったり、「意識高い系」という言葉を使ったりして卑下しすぎておかしいです。めっちゃ立派なだけだと思うんですけどね。なぜそんなに卑屈な自己紹介になってしまうのかw

「読者プレゼント」

 ビーストに続いて失楽天でもkomifloのページ増えました。元々アンケートだけ送るのには必要ありませんでしたが、キーワードが分かるのでプレゼントの応募も出来るようになります。やったね(応募はしませんが)。
goo.gl

 ということでアンケート。とりあえず送りましょ。みんなで送れば怖くない。
 面白かった作品3つ。『画面越しのパラフィリア』『彼女のいない彼女の部屋で』『すなおになれない天野ちゃん』『インスタントラバーズ』です……って4つだ。どうしよう。悩ましい(何を削ったかは内緒です)。
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