北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』539話の感想


 スポーツの秋。性欲のアキ(とりあえず言いたくなる)。

#539

 扉は森さん。桜才の選挙が4週にもわたる長編だったのでその反動としての英稜って感じありますね。
 アオリが言ってる「生徒会全メンバー」というのは桜才も含むということだろうか。だとすると劇中のモブ生徒からの人気ではなく本作の読者人気と考えていいのかな。さすがに両会長の牙城は崩せないと思うのでアリアスズと争う位置ですかね。

 英稜の日常回。最初に「笑顔のたえない学校作り」が宣言されますが、別に今週のすべてのネタがそのテーマになるわけではない。このネタだけ。
 そんな笑顔でオチ。非下ネタでありながら、英稜生徒会の仲の良さ、各キャラの個性、そしてほのぼの日常感があってかなり好き。

 ウオミーがソフトボール部の助っ人。そういえばウオミーがソフトボールやるの初めてじゃないですね。作者の趣味ってのもあるんだろうけど、ウオミーがやるスポーツといえばとりあえずソフトボール、みたいな感じもあると思う。スポーツの秋ということで、みたいな。
 ウオミーが誇らしげに4番ライトであることを告げるも青葉さんにすごさが通じなくてオチ。これは笑った。ボケの自覚がないタイプのオチが良いですね。それが青葉さんらしさでもありますし(最近は無個性以外にも個性出てきましたが)。
 てか、柱の青葉さん紹介が「まともなツッコミ役」と書かれてるのにその真横で青葉さんがオチを担当してるのがなんか笑える。紹介文の更新は期待してないけど、位置がよりによって。

 ウオミー、大活躍。直前のネタではソフトボール(野球)のこと何も知らなかった青葉さんが「おー」と喜んでるのが何とも微笑ましい光景。ルール知らなくても分かる活躍、という意味でも納得ですし、ルール知らないなりに楽しもうとする姿勢が良い。
 会心の当たりで手がじんじん痺れるウオミーでオチ。ウオミーは心の声で下ネタを思いつくんだけど、それを本能的に察知する森さんのツッコミで笑った。何も知らない青葉さんと、知り得ないことまで知る森さん。

 森さんと広瀬さん。1、3コマ目が無言の手のアップになってて独特のリズムあると思います。
 森さんの天然でモテそうな言動、からの体育会系な広瀬さんの反応というコントラストが良かったです。2人の個性が互いに引き立ってキャラ萌え。
 何気ない光景に見えるけど次のネタで別の見方が提示されて‥‥と続くんですが、ごめんなさい初読の段階でそっちの連想してしまいましたw 次のネタがなくてもユウノゾの百合尊い、とかブログに書いてたと思う。

 ということで手を握り合う2人の姿をウオミーが誤解。2コマぶち抜きになると美しさが増すので良いですね。2人の身長差がより強調されてるのも良いよなぁ。この絵面はマジでときめいてしまうw 広瀬さんが驚くほど平熱な表情のまま横目にウオミーを見てるのがクールで素敵です。前ネタのオチの天真爛漫な姿も魅力的なんですが、この2コマはまた違った角度の魅力、破壊力があると思う。

 今度は広瀬さんとウオミー。先ほどのネタを踏まえると広瀬さん総攻めみたいな印象も湧いてしまうw
 広瀬さんの魅力は素直さにありますよね。オチでもウオミーの発言の真意に気づくことなく、それでいて悩むことなく瞬時に言う通りにしてるのが良さだと思います。それを第三者の立場から察知してツッコミ、もしくは話を戻す森さん、という英稜の日常風景感。

 疲れた森さんにウオミーからアメのプレゼント。糖分補給のつもりが森さんは違う意味でありがたがって‥‥。数えてみたらこれ以前の6本のうち5本が森さんのツッコミでした。仕事しすぎw 桜才のタカスズと違ってツッコミが1人しかいないんですよね。まぁ、会長とアリアみたいなツートップもないんですが。前のネタとか顕著ですが、他のキャラがメインのネタでも最後に締めとしてツッコミを放る、みたいな出番も多いと思います。英稜生徒会は森さんが回してると言っても過言ではないかもw


 終わり。英稜回なんですが、そうすると実質的に森さん回になりがち、という話でもありましたね。
 お気に入りとしては何と言っても「百合系」。4コマ目以外言葉のない構成も面白かったですし、やはり絵としての魅力、ときめきがヤバかったです。
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