北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』545話の感想

 マジ寒すぎませんか。つらい。

#545

 扉は古谷さん。7本目が次回予告となってるんですが、それを考えると来週古谷さんじゃないことが意外。まさか新キャラが扉? JK古谷さん?

 1本目「急な寒さ」。東京ですがマジで急に寒いので説得力やばい。本当に急に寒い。もう真冬じゃない?
 話としては急な寒さで冬物を出しそびれたので代理で何とかする話。3コマ目までの至って日常な会話が4コマ目で崩壊するのが3コマ目までの予兆が限りなくゼロに等しい。4コマ目のオチがビジュアルでかましてくるのもインパクトあって笑っちゃいますね。
 思わず読み返しちゃうんですが、2コマ目に問題の右手が露出してるのでヤバい。せめてポケットに手入れて!(会長はしなさそうだが)

 足が冷えるのでスズの知恵袋、をアリアがめちゃくちゃにしてオチ‥‥と思ったら一捻り。アリアの知恵袋返しもすごいんですが、明確に誤解を誘ってて、スズツッコミもそこを指摘してるのが面白い。即座に知恵袋からのダブルミーニングを思いつくアリアの瞬発力。

 トッキーの「よっこいしょ」に対してムツミが否定的、コトミが肯定的。コトミがオチでムツミはあくまでもフリに過ぎないんですが、トッキーのツッコミが必死な感じになったのはムツミの存在が大きいですよね。コトミと2人きりだったら呆れるようなリアクションでもいいけど、ムツミがいると誤解される恐れがある。シンプルな話ながら、3人の関係性ありきの味わいなのが良い。

 横島&小山先生。小山宅にて。片付けしてたら出てきた高校時代のセーラー服の話題なんですが、それを見せてくれない。なぜ見せてくれない。横島先生のイメージでもいいのに。
 まぁ、4コマは(特に本作は)情報を削り最小の表現で読者に想像させ最大の効果を生む俳句みたいな側面がある、と勝手に思ってるので、まぁそう考えると今回実際に描かなかったのも分かります。見たかったけど、見なかったことにより小山先生のセーラー服姿への渇望が増すというか、そのもしもの姿が印象に強く残るというか。
 オチは横島先生。「逆にそそる場合もある」ってのは漠然とホメてる、フォローしてるつもりなのかもしれないけど、横島先生が小山先生に「そそる」と考えることも可能かもしれない。百合のかほり。

 英稜にて。体操服を忘れた広瀬さんにウオミーが貸す。「服を着る」を扱った話が2本連続なのが良いですね。別に直接繋がったり続く話ではないけど、テーマがうっすらと共通してる。こちらの方では実際に着るんですが、ピッタリとは言えないものをボケ役の逆転の発想で乗り越えるのも同じ。ただ、こちらのネタだとツッコミが第三者、森さんなので味わいがかなり違いますね。実際に着ないし、直接ツッコむ小山先生と素直に従う広瀬さんでは真逆とも言える。あの実直な感じがおかしいですよね。そこに救いの手を差し出すように森さんがツッコミを入れるってのも。

 古谷さん。活動記録で古谷会長時代の写真を見る。貴重なJK古谷さん。2コマ目は小さくデフォルメなんですが、4コマ目でしっかり大写しになるのが嬉しいし、その写真がそのままオチになる構成もうまい。あと何気に本作の基準で考えるとかなりギリギリのセクシーショットになってると思います。ギリでしょ、たぶん。まぁ、ほとんど見えないし、あのコマの大きさだと線が2本とトーンが貼られてるだけなんですが、そこに「青ですね」というセリフが足されると途端に、青なのか……と想像力をかき立てられるからニクい。小山先生のセーラー服と同じで最小の描写で最大の効果(想像)を生んでる。

 ラスト、「次回予告」。明け透けすぎるサブタイ。たまにありますね。そもそもここまで露骨に「次号に続く」と明言するようになったのは割と最近なイメージ。
 ということで次回、OG会。まさかの新キャラ登場である。前のネタに出てくる写真に写ってる両端の2人であろう。髪型が断片的に見える、くらいですが。ちょっとマジで楽しみですね。ボケツッコミどっちなのかも気になるし、完全女子校時代の人たちなのでタカくんへのリアクションも気になる。モテそうだなw


 終わり。小山先生のセーラー服とか古谷さんのブラチラとか想像力を刺激されて燃えたのが印象的でした。
 ただ、お気に入りのネタとしては逆に絵として直接見せることでオチとした1本目になるかな。マジ衝撃でマジ笑った。
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