新年1発目の記事が『キック アス』の感想でしたが、あれは去年最後に観た映画でして。2011年最初に観たのは、『ロビン フッド』。公開は12月の上旬なんでかなり遅れて鑑賞となりました。
今回、家族で映画観に行ったワケですが。観終わった後に、
ハハ「リンゴ出てこなかったわねぇ」
ワタクシ「それロビン フッドやない、ウィルアム テルや!!」
というやり取りがあったんですが。映画を観る前に、ウィキペディアで「ロビン・フッド」を検索していたことは秘密です。ロビン フッドはイングランドで、ウィリアム テルはスイスですからね。気をつけましょう。
じゃあ、無人島に行ったのは?
あのタイツ履いたヤツ?
バットマンの相方のロビン!
あの『キン肉マン』に出てくる?
プーさんの持ち主?
クリストファー!
ハナハナの実?
ニコ!
・・・・取り乱しました。ロビン大喜利もそろそろネタ切れです。
答え合わせとして「ロビン」でググってみたところ、最初に出てきたのは、ニコ ロビンでした。さすがは初版2億部ですね。ロビン界の紅一点がんばってます。
ちなみに『シュレック』の、フィオナが『マトリックス』のパロディーするシーンに出てきたのってロビン フッドだっけ? ウィリアム テルだっけ? という疑問が湧いたのですが。ちょっとわかりません。調べるのめんどいし。
・・・・・ていうか、オレはなにをやっているんだ・・・・・・・映画の感想書くハズなのに・・・・・・・・これからちゃんと書きます。
ちなみに、ワタクシ世界史に疎いんで、「獅子心王」とか「ジョン王」とか言われてもピンときません。「マグナカルタ」ですら怪しいもんです。なので大変偏差値の低い感想になると思いますが、御了承下さい。
あらすじ
十字軍遠征から帰ってきたロビン ロングストライド
なりゆきで拾った剣を届けるため、ノッティンガムへ
なりゆきでノッティンガムの地主の息子のフリをすることになる
一方、ジョンa.k.a.クズが王に就任
フランスが攻めてきて国家の危機
お国のため(自由のため)ロビン ロングストライドは立ち上がる
というワケで、ロビン フッドじゃないんですよ。ロングストライドさんです。「ロビン フッド」って名前が出てくるのは、最後の最後だけなんだよね。超意外。
というのも、本作はいわゆる「ビギンズ」モノでして。「ビギンズ」であり「エピソード1」なんだよね。最後の最後にみんなの知ってるロビン フッドになって劇終、って形は、007映画の『カジノ ロワイヤル』によく似てる。
なりゆきで剣を拾って、それを届けてからのロビンのわらしべ長者的な出世ぷりは結構スゴイ。ロビンに元々カリスマ性があったってのもあるけど、ホイホイと偉くなって、最終的に王も妬む人気者になる。まぁ、知らない間に仲間が増えたり、先代の王にも認められたり、フリはあったけども。
ちなみに、ロビン フッドっていったら弓ですよね。本作でも弓術のカッコよさは堪能できます。ただ、あんまり使わねぇけど。接近戦が多いし。けど、大一番で弓を射るシーンはすげぇイイですよ。まぁ、予告で観たことあるんだけど。
本作には一応恋愛要素ってのもあるんですよ。ただ、主演がラッセル クロウ、ケイト ブランシェットだっていうんで不安でした。
だってこの2人、顔怖くね?
なんだけど。
これが意外なほどによくて。ラッセル クロウなんて、最終的に白馬に乗ってヒロインを助けに来るという王子様っぷりを発揮。
特筆すべきは、ケイト ブランシェットですよ。今までは、イマイチ美人なのかよくわかんねぇな、とか思ってましたが。本作でのケイト ブランシェット、超かわいいよ。名家の娘ということで品の良さもあり、村の人たちを守る男らしさも兼ね備え、ロビンと偽装結婚生活をする上で、最初はツンツンしながらも徐々に心を開いていく。
な、なにこの萌えキャラ・・・・。
まさかケイト ブランシェットに萌える日がくるとはね。映画とは恐ろしいものよのぉ。
中盤にあるロビンとの会話シーンが至高の萌えシーン。本作のケイト ブランシェットは未亡人なんだけど。
「彼は立派な騎士(knight)でした」
「えぇ、彼との夜は(night)は最高だったわ」
「いやいや、そうじゃなくて・・・・・・」
「えっ・・・・・・」
っていうシーン。それまではお嬢様だから下ネタには拒絶反応をしてたのに、ふいに出てしまった自らの下ネタに照れるケイト ブランシェット。なにこれ、超かわいいんですけど。
ちなみに、合戦シーンもよくて。最初と最後にデカイ戦いがあるんだけど。どっちもよかったよ。個人的には、最初の城攻めシーンにすげぇハマっちゃって。あと2、3コは城落としてほしかった。
それと、本作では悪役をマーク ストロングがやってるんだよね。ハゲの悪役。か弱いジイサンを殺すシーンの憎たらしさったらない。
てか、マーク ストロングって、『キック アス』でも悪役だったんだよね。マフィアのボスだった。
かと思えば『シャーロック ホームズ』でも悪役やってて。2010年公開作で3回も悪役やってんだよ。どんだけ悪人顔だよ、このハゲ。『キック アス』でヒットガールいじめてたんで、嫌いです。
まぁ、いろいろ言いましたが。おもしろかったですよ。歴史を知らないから歴史劇ってすげぇ苦手なんだけど。全然苦になりませんでした。バトルシーンの迫力は文句ないし、主人公はカッコイイ、ヒロインはかわいい、途中挟まれるギャグもおもしろい、イイじゃない。新年1発目としてハズレじゃなくてよかったよ。
80点。
ロビン・フッド ディレクターズ・カット版(2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: Blu-ray
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (11件) を見る