2011年になって半月が経ったワケですが。全然2010年気分が抜けません。さらに、後ろ向きな性格が相まって、2010年のことばかり考えてしまう昨今であります。
早い話が、「まだ、振り返り足りねぇ!!」 ということです。過ぎ去りし思い出に浸っていたいです。
そんなこんなで、2010年の映画を振り返りたいと思います。
振り返るといったらランキング、という浅はかな発想の元、いくつかランキングを作ってみました。作品ごとのベストテンなら以前作ったんですけどね。正直物足りないです。
なので、これから5つ程ランキングを紹介します。ワタクシの独断と偏見、そしてその場の思いつきで作ってるんで、かなり不完全なものではあると思いますが、許して下さい。
紹介する映画のネタバレを含む恐れがあるんで、気をつけて下さい。
ではまず、名シーンベスト10。まぁ、好きなシーンを10コあげてくだけです。コレが一番適当なランキングです。抜けてるのが多々あると思います。あと、シーンの説明がわかりにくかったらごめんなさい。
名シーンベスト10
1 『プリンセスと魔法のキス』
夜空に星が2つあるシーン
2 『十三人の刺客』
「みなごろし」のシーン
3 『エクスペンダブルズ』
スタローン、シュワ、ウィリス集合シーン
4 『インセプション』
ラストのコマのシーン
5 『ヒックとドラゴン』
初の飛翔シーン
6 『借りくらしのアリエッティ』
初めての「借り」のシーン
7 『キック アス』
キック アスがガトリングぶっ放つシーン
8 『トイ ストーリー3』
死を覚悟するシーン
9 『ベストキッド』
ジャッキー チェンの過去が明らかになるシーン
10 『サロゲート』
オープニングのサロゲートの歴史をドキュメンタリー番組風に説明するシーン
まぁ、こうして見ると『第9地区』がないのが大問題な気もするんですが。まぁ、思いつきですから、深くは考えません。
1位の『プリンセスと魔法のキス』のあのシーンはある意味で映画として究極的なシーン。ただ、夜空に星が映ってるだけ。それが画面に大映しになるだけ。それだけで大号泣してしまうという奇跡のシーン。
2位の「みなごろし」。1位がいなければベストだったんだけどねぇ〜(←当たり前)。惜しかった。1位が大号泣なら、こっちは全身鳥肌の大興奮。
3位の『エクスペンダブルズ』。これは物語とか関係ない。ただあの3人が1つの画面に映っているだけで、画面から伝わる神々しさですよね。シュワちゃんが後光を浴びて登場してくるシーンでは、あまりの神々しさに少し笑いそうになった。
『エクスペ』なら、他にも最後の打ち上げシーンもイイよねぇ。
4位『インセプション』のコマシーン。回るコマをあんなにハラハラしながら見たことはないですよね。先日買った『インセプション』のブルーレイボックスに、あのコマが付いてきたんですよ。思いの外ちゃんとしてて。あれがかなりイイ感じに回るんですよね。ついつい「オイまさか、今、夢の中?」とか思ってしまう。関係ないですね、ハイ、すいません。
5位『ヒックとドラゴン』飛翔シーン。それまでの修行シーンで溜まりに溜まったなにかがこのシーンで爆発する。3Dも素晴らしかったですしね。2010年最も映画館で観るべき映画は『ヒックとドラゴン』と、『トイストーリー3』の同時上映の短編アニメ『デイ&ナイト』ですよ。いくらホームシアターの設備整えても3Dじゃ観れないですもんねぇ。一生悔やまれるレベル。映画館行ってよかった。
6位。『借りぐらしのアリエッティ』自体は別に年間を通じて振り返るほど特別な作品ではないですよ。全然ですよ。2010年がアニメ大豊作の中、日本のトップブランドがすげぇ微妙なの放り込んできましたね。次作に期待しましょう。吾郎ちゃんだっけ? 世間ほど『ゲド戦記』嫌いじゃないですよ。大好きではないけど。
7位。『キック アス』の名シーンはたくさんあるんだけど、とりあえず主人公が真の意味でヒーローとして目覚めるシーン。やっぱヒーローは空くらい飛べなきゃねぇー。
8位。『トイストーリー3』の絶望シーン。まさかピクサーで、まさかディズニーで、主人公が希望を捨てるシーンがあるとは・・・・という驚き。かなりの鬱シーンですね。
9位。『ベストキッド』のジャッキーの告白シーン。あまりに悲しすぎるシーン。そして、そんなジャッキーに「修行しようぜ!」と救いの手を差し出すジェイデンくん・・・・・泣けますね。
10位。『サロゲート』自体はすげぇ嫌いなんですよ。年間ワースト5に入る勢いなんですが、あのオープニングシーンは好きなんだよねぇ。最近流行りの嘘ドキュメンタリー映像が効果的に作用してたと思いますよ。
やっべぇ。話なっげぇ! あと4つもランキング用意してるんですけど。無駄なコメントはいらないですね。ごめんなさい。
じゃあ、次。殺陣ベスト5。
殺陣っていっても広義の意味で。時代劇じゃないのも含みますよ。
殺陣ベスト5
1 『アイアンマン2』
モナコグランプリでの戦い
2 『第9地区』
パワードスーツで大暴れ
3 『インセプション』
無重力バトル
4 『プレデターズ』
プレデターVSヤクザ
5 『ハートロッカー』
狙撃戦
まぁ、『タイタンの戦い』のメデューサ戦、『キック アス』のヒットガール、そんで『十三人の刺客』とかもあるんですが。次点とさせていただきます。
1位はやっぱり『アイアンマン2』金属スーツを纏ったヒーローに小汚いオッサンが裸一貫で挑んでいく。上がるよねぇ。ラストバトルもよかったんだけど、やっぱこっちだよね。
2位。『第9地区』。やっと出ました。「ここは俺に任せて、先に行け」ですね。死亡フラグが成立しない方。
4位のプレデターVSヤクザのシーンも同じく「ここは俺に任せて、先に行け」なんだけど。こっちは、ヤクザが言葉で語らず、目線で知らせる。そして死亡フラグが成立する。いやぁ、プレデター映画観に行って一番上がったのがヤクザとは超意外だわぁ。
3位。『インセプション』の無重力バトル。無重力状態でのバトルというと、ロックマンでそんなボスいたよなぁ、なんてどうでもいいことを思いました。
5位。『ハートロッカー』。爆弾解体だけじゃないのがこの映画のスゴイところ。銃弾が時間差で襲ってくることの恐ろしさ、そしてありえないレベルの緊張感が素晴らしいです。
んで、次からは、キャラ別のランキングでございます。
・・・・と、無駄にテンション上げてみました。簡単に言うと、萌えキャラランキングでーす。
ヒロインベスト5
1 『(500)日のサマー』
サマー
2 『トロン レガシー』
クオラ
3 『キック アス』
ヒットガール
4 『シャーロック ホームズ』
ワトソン
5 『ゲゲゲの女房』
布枝
成人した人間の女性が2人しかいないという異常自体。
11才の少女、男、人間でないなにか、と意味わかんないヒロインが多いですね。
男とか11才の少女とかいるけど、ワタクシはホモでもロリコンでもありませんよ。
1位。『(500)日のサマ−』のサマーちゃん。まぁ、2010年のヒロインといったらやっぱこの人が強力すぎるでしょう。まぁ、もちろん、あの人は悪女ですよ、とんでもないビッチであるんだけど。それでも映画を見直す度にサマーに恋に落ち、そして絶望し、サマーの悪口を言いたくなる。感情がグッチャグチャにもてあそばれてますね。この映画に。
あまりにサマーが魅力的なので、今度、ズーイー デシャネルの過去作を観てみようと思います。
2位。『トロン レガシー』のクオラ。萌えキャラという意味では一番しっくりくるヒロイン。『エヴァンゲリオン』の綾波レイ、『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希とキャラ的にはほとんど同じですからね。人間味がなかったり、「大丈夫、私が守るもの」だったり、大怪我したり。ただ、違うのは、萌えで媚びてないんだよね。作品的に。映画『涼宮ハルヒの消失』の長門は確かに萌えたけど、「こうすりゃ萌えるんでしょ?」っていうのが少しチラついた気がして、少し乗り切れない。それが『トロン レガシー』にはない。
もうイイじゃん、傑作で。なんでみんなそんなけなすの??
客がいるのに、ソファーに横になるシーン、そして「太陽ってどんなの?」と人間に激しく興味を抱くシーンは究極の萌えシーン。
3位。『キック アス』のヒットガール。問答無用の最強ヒロイン。殺人少女として完璧ながら、たまに覗く幼稚性がたまりませんね。
4位。『シャーロック ホームズ』のワトソン。男ですね。けど、あの映画のヒロインは誰か?ってなったらジュード ロウでしょ。レイチェル マクアダムスも好きだけどさ、正直ジュード ロウのがヒロインとして機能してたでしょ。ホームズに振り回されながらも「もうっ しょうがないんだから!」って言ってホームズについてくワトソンには萌えるでしょ。
5位。『ゲゲゲの女房』。吹石一恵ね。サマー以来のまともな女性です。テレビ版を観てないからわかんないけどさ、多分、松下奈緒よりも絶対に吹石一恵のがイイと思いますよ。根拠なく確信してしまうほどに、この映画での吹石一恵は素晴らしかったです。
まだ、あります。すいませんね。
次は、悪役ベスト5。悪役好きなワタクシとしては映画に魅力的な悪役が出てくるだけで、その映画が好きになってしまうんです。
悪役ベスト5
1 『十三人の刺客』
松平斉韶
2 『トイ ストーリー3』
ロッツォ
3 『アイアンマン2』
イワン ヴァンコ
4 『ラブリー ボーン』
ジョージ ハーヴィー
5 『第9地区』
クーバス大佐
まぁ、2010年の悪役と言ったら文句なくゴローちゃんですよ。『十三人の刺客』の稲垣吾郎。女子供は殺す、メシはまともに食わない、手下も見捨てる。サイコーすぎる悪役ですね。もう、ゴローちゃんが画面に映るだけでゾワゾワする。
2位のロッツォは大好きなだけに、ラストの扱いがあまりに雑で腹が立つ。悪役の最後の描写を見てると「あぁ、ピクサーもディズニーなんだよな・・・」と落胆してしまう。
4位。『ラブリー ボーン』の少女連続殺人鬼を演じたスタンリー トゥッチは素晴らしかったですよ。見てて憎しみしか湧かない究極の外道。ホント、変態ってやぁねぇ。
最後! 長くなっちゃってすいませんね。
最後は、非人間キャラベスト5。まぁ、人間じゃないキャラのベスト5なんですが。ぶっちゃけた話、とあるキャラを1位にしたいがためにこのランキング作りました。2010年のベストキャラと言っても過言ではないですよ。
非人間キャラベスト5
1 『プリンセスと魔法のキス』
レイ(蛍)
2 『第9地区』
クリストファー ジョンソン(宇宙人)
3 『トロン レガシー』
クオラ(未知の生命体)
4 『ヒックとドラゴン』
トゥース(ドラゴン)
5 『怪盗グルーの月泥棒』
ミニオンズ(バナナの皮)
次点に『トイストーリー3』のロッツォ(人形)と『プレデターズ』のプレデター(宇宙人)。
もはやキャラクターでもない特別賞として『プリンセスと魔法のキス』のエヴァンジェリーン(星)。
まぁ、正直人間とかどうでもよくなるほどに人間以外のキャラクターが魅力的だったということがよくわかるランキング。
1位。『プリンセスと魔法のキス』のレイ。恋に生きる男として究極の男(蛍)。マジで、主人公の恋とかどうでもよくなるほどに魅力的、そしてレイの最後、レイの恋の結末に大号泣。あんなに美しいシーンは観たことないです。
2位。『第9地区』の作中で最も人間味のあるキャラクター、クリストファー ジョンソン(宇宙人)。中盤から展開される主人公とのバディー感にはすっかりやられてしまいました。
主人公とのバディー感という意味では4位『ヒックとドラゴン』のトゥースもそうですよね。バディーで修行する、とかサイコーです。
3位。『トロン レガシー』のクオラ。説明不要、2010年究極の萌えキャラです。クオラちゃん。そろそろしつこいですかね?
5位。『怪盗グルーの月泥棒』のミニオンズ。アニメ大豊作の中すっかり影の薄い本作ですが、ミニオンズがかわいいからイイんだよ!! それだけでお腹いっぱい!
以上!!!
マジで長かったですね。ホントごめんなさい。
長いのが問題なんじゃない、無駄に長いのが問題なんですよね。以後気をつけます。
まぁ、これで2010年の心の整理はついたんで、これからはちゃんと2011年の映画の話をさせていただこうかと思います。よろしくどーぞ。