北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年14号)の感想

 ジャンプです。今週は『ワンピース』がお休み。現在、一番休載の多いマンガですね。常に休載してるアレは別として。
 4週連続の新連載祭りも今週でおしまい。果たして、どれだけ生き残れるのでしょうかね。
 打ち切り映えするのはやはりサッカーマンガなのかなぁ。先週始まった『magico』も「冒険はこれからだっ!」エンドが似合いそうだね。楽しみだなぁ。
 まぁ、ぶっちゃけ新連載なんかよりも打ち切りの方が楽しみなんですよね。ワクワクしながら読んだら、今週は打ち切りなかったです。うーむ・・・・・じらすなぁ。


新連載
『戦国ARMORS』
 信長が最強兵器を作っていて、それをめぐって極悪秀吉が殺戮を繰り返すトンデモ時代劇。
 歴史詳しくないんでアレなんですけど、今年の大河とほとんど時代一緒だよね? 今年のトレンドなんですかね。
 本編関係ないけどさ、着物の結び目が前にあるのって娼婦の証なんじゃなかったっけ? 向かい合って脱がしやすいように、っていう。ヒロインの結び目が前にあるんですけど。ビァァーッチ。
 ・・・間違ってたらすいません。
 エロ和尚って設定は好きですよ。少年マンガのエロキャラは基本的に大好きです。また設定上主人公がヒロインと恋仲になりそうにない、ってのがおもしろいですね。ヒロインがいとこっていう『DOIS SOL』よりも全然イイと思います。まぁ、幼い頃から仕えていた人に対して色欲を覚えるっていう主人公は結構ヤバイ気もするけどね。そこまで本気じゃないだろうけど。
 鎧対決っていう中、主人公の能力がすべてを溶かす炎ってのはおもしろいですね。まぁ、あの鎧、金属じゃないのかもしれないけど。
 主人公が超能力を発揮する時に「○千度」って強さを数値化してるのがすげぇバカっぽいですね。それに3千度なんてあったら近くにいる人まで危険な気もするんだけどね。
 ツッコミ役のハゲの弟子、バトルが始まったら消えたね。死んだのかと思ったよ。最後にひょっこり戻ってきた。アイツがただのツッコミ役ならばガッカリですね。もうちょっと活躍してほしかったような。活躍というか物語に絡んでほしい。
 異形のバケモノになっちゃってる秀吉がカッチョイイですね。


バクマン。
 中井カムバック。ピザが似合うぜ。葛藤した挙げ句、ピザを食べるシーンが素晴らしい。今後、覚醒するのかな。七峰を潰すのは小杉でも亜城木でもなく、中井だったらおもしろいのに。
 なんだけど、初週で2位とか早くもショボすぎるよ、七峰。ネットのお友達に嘘とかついちゃって、小物すぎる。自滅とかマジでつまんないでやめてね。
 あの週の1位が誰だったのかが気になる。蒼樹の2週目? 新妻? まぁ、普通に『ワンピース』とかなんだろうな。
 蒼樹、平丸、中井の三角関係に期待してたんだけど、なんかならなそうな感じ。残念すぎる。蒼樹のアシスタントの空席も埋まっちゃったみたいだし。
 そして、吉田氏のいない平丸はそんなに魅力的じゃないことに気づきました。平丸と蒼樹のイチャイチャなんて見てもなんにもおもしろくない。平丸と吉田氏のイチャイチャのが数倍キュンキュンくるぜ。


『トリコ』
 ゼブラが入って小松をめぐる腐った三角関係に突入か? 『バクマン。』で三角関係が期待できないと思ったらこっちだったか。さすがだね。これは楽しみ。



『magico』
 キスはラストだと思ったらしちゃった。これは意外。
 1話でプロポーズ、2話でキス、というスゴイ展開。次回から本編が動き出すのかな。
 赤の他人である男女がひょんなことから結婚や出産、子育てを経験して次第に本当の恋に落ちる、っていうのはラブコメではド定番の設定ですね。ただ本作の場合、既に2人に恋心がある。なんせ、キスしちゃったし。2話目でキスしちゃったらコレ以上恋愛要素が盛り上がるのかが気になるところですね。どうせ、初夜とかはないでしょ。もう両想いじゃん。アホ毛が鼻血に恋に落ちるっていう大変胸キュンが予想されるパートを飛ばしちゃったけど、いいのかね。
 あと、肝心のキスが全然ロマンチックじゃなかったのは大問題ですね。てか、アホ毛が最初からキスに乗り気だったのがダメだろ。
 そんなキスシーンが引きの画だったのはわざとかな? もしくは照れか、逃げか。オッパイ揉むシーンはアップなのに。そこらへんの基準がよくわからんよ。
 やっぱり2話目にキスシーン入れて盛り上がるっていうのが想像つかないわ。儀式だから形だけしょうがなくやった、ってのがよかったんじゃないかなぁ。後で、儀式関係なく気持ちのこもったのを好きなだけすればいいじゃない。
 ただ、主人公が憂いを帯びた表情で「形だけでいいんだよ」って言うシーンはイイですね。病んだ感じが。病んだ主人公がバカ正直なヒロインに救われるんですね。そんで、「俺が救ったんじゃない、君に救われたんだ」みたいなこと言うんでしょ。『シュレック4』と同じですね。オレ、あのシーン大好きなんだよ。恋愛映画といったら『シュレック』シリーズですよね。


『メルヘン王子グリム』
 今週のメルヘンギャグとして、狼少年が出てきたけど。狼少年が筋肉ムキムキでしたーってギャグ、別に狼少年じゃなくたっていいんじゃね・・・・。


スケットダンス
 世界観ブレイカーの忍者くんのトラウマ話。なんかすげぇ嫌な先生がいたんだとよ。
 とんでもなく雑だったね。先生の悪徳っぷりとか、ヒメコの金髪にイチャモンつける理屈とか、それで泣いちゃうヒメコとか、忍者がイジメにあうトコも。最近のシリアスモノは打率が悪い気がするなぁ。


『DOIS SOL』
 もうすぐ初試合。その相手チームが登場。
 バカにされ続けてきたタラコ唇くんががんばって天才に勝つのかと思ってワクワクしてたら、違った。イイとこは持ってかれちゃった。残念だ。あのタラコ唇はさ、あの中じゃ凡人でしょ。凡人が泥にまみれながら天才に勝つ、ってのに弱いんですよ。だからすげぇ期待したんだけどね。
 てか、あの筋肉チームなんかに負ける気がしねぇw 主人公チームが強すぎるよ。調子こいてるヤツがそのまま勝つ試合なんて観たくないよ。なんかトラブル起こるのかな?


黒子のバスケ
 先週は、なんだか打ち切りスメルのただよう展開でしたが。今週はもっと打ち切りっぽかった。マジで最終回かと思った。
 なにこれ。超おもしろいんですけど。打ち切り好きの人向けの回なの? だとしたら作者さん、天才ですよ。そうそう、こういうのが好きなのよ。打ち切りっぽさ。「まだアカレンジャー出てないのに打ち切りとかww」ってツッコみたくなる感じ。
 まぁ、まだ終わらないんですけどね・・・・・。


保健室の死神
 打ち切り臭という意味ではこちらもスゴイ。先週はケツに掲載されてたのに、かなりジャンプアップしてますね。やはり毎週ケツが固定されるなんてことはそう簡単にはないですよね。
 今週は、ハデス先生が1回休み。そして、がんばる凡人登場。アシタバくん。現ジャンプにおいて最も取り柄のない凡人、そして主人公、アシタバくん。がんばってるよ。がんばりすぎて目が据わってるよ。こえぇよ(笑)
 これでアシタバくんが病魔にかかったらいよいよもって・・・・・・・ですね。


『逢魔ヶ刻動物園』
 『保健室』の代わりにケツ掲載の本作。
 ケツなのに超おもしろいじゃないか。こんなのがケツだなんて間違ってるよ。このマンガ、やっぱり意外とバトル展開が超おもしろいね。
 ヘビ女って3匹で1人だったのかよ、って驚きましたが。ルールがよくわからなくなりました。ただ、そんなの気にならないくらいに、おもしろい。
 非戦闘要因のヘビ女のバトル展開だけど、こないだのホワイトタイガー戦より全然おもしろいよ。
 トイプードル女がかまってちゃんってのがイイ。トイプードルの気性についてはよく知りませんけど。そしてかまってちゃんの相手の調教師鈴木がエロくてヘビ女に色目を使うという展開。ヘビ女、ワン子、調教師、この3人には悪意がない。けど、かまってちゃんの勘違いによってバトルに突入する、ってのがうまい。女同士の戦いというのも大変熱いです。そして女としての器の差でヘビ女が勝つというのもイイ。
 調教師がのんきにエロくて笑えます。
 ヘビ女の胸と足のアップシーンでの「ボンッ」「バー!」っていうオノマトペがあまりにバカで笑いました。
 ケツ位置掲載にするには惜しい出来ですね。てか、打ち切りレースに入ってることが不思議だよ。



 総括。
 まぁ、今週で新連載4連発が終わりですから来週からは、いよいよ新連載陣がどうなるのか、気になるところですね。個人的には打ち切りの方が気になりますが。

 んじゃあ、MVPキャラでも決めます。

中井 『バクマン。
 まさかの肥満化+ピザ、っていう最強の武器を引っ提げて中井がカムバック。是非とも七峰潰しで活躍してほしいもんですね。まぁ、ただ、このマンガって凡人に厳しいんだよね。そもそも中井がいつの間にかただの嫌なヤツになってるのが理解できないもん。中井と蒼樹のくだり超おもしろかったじゃん。

アシタバ 『保健室の死神
 今週のがんばる凡人枠。悩むだけで特になにもできてないけど、それでもグッとくるものがあるからスゴイ。普段の凡人ぶりの反動ですね。目が据わって病んできちゃってるのも素晴らしい。病魔にかかってるのかね? アシタバくんのバトル展開とかwww やだぁ、興味ある〜。

 っていう2人もよかったんだけど、今週のMVPは、

鈴木 『逢魔ヶ刻動物園』
 鈴木だけでなくて今回の3人全員ってことでいいんだけど。かまってちゃんのワン子、ヘビ女のどっちもサイコーでした。とりあえず調教師。鈴木の、悪役サイドにいながらの善人、後輩への反省と葛藤、そしてのんきなエロ、という絶妙の立ち位置がツボでした。マジメ展開の中に放り込まれるのんきなエロ発言には笑った。変身動物の調教師って立場はよく考えたら蒼井華の未来の姿の1つともとれるんですよね。

 まぁ、今週のベスト作品も『逢魔ヶ刻動物園』でいいよ。文句ナシでしょ。