北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年44号)の感想

 土曜日発売ですよー。ツイッター見てたら買ってる人がいたんで、気づきました。いやーツイッター便利。

 今週から読み切りが3週連続で載るそうです。読み切りはカロリーが高いので少々めんどい。その分おもしろいんですけどね(作品の是非とは関係なく)。

 ちなみに、『いぬまるだしっ』が休載です。「取材のため」って理由すごく嫌いです。超嘘くさくないですか? いや、休むのはいいんですよ。むしろ定休があったっていいと思ってるんですが、「取材のため」は好かん。「作者急病のため」は万が一ホントだったら笑えないので、それはそれで好ましくない。


『ワンピース』
 世界の甲板から。アラバスタのコブラ王が死にかけ(正確には病床)。コブラが死んだら、本編にも影響が出そうですよね。特に魚人島編には。
 ノアは数百年前に偉大なる人物と交わした約束を待ってるんだそうです。なんでしょうかね。
 んで、ホーディには驚きの過去が隠されてるそうですよ。さすがに奴隷自慢ではないでしょう。
 ホーディ御自慢の背びれ型の刃がルフィの拳で折られました。アーロンのノコギリ(?)と似たような末路ですね。だとすると、ホーディ戦は終盤? 「ルフィVSホーディ」って煽り文字がまだだと思うんだけど。次週出るかな。


スケットダンス
 元生徒会長の入学エピソード。厳しい校則言われてブチギレとか、なぜそんな学校入ったんだコイツ・・・・・・・・。ていうか、そもそも、「校則が厳しい」を無条件で悪としてる雰囲気がメチャクチャ気持ち悪いです。
 正直、椿の送辞が全然ピンとこない。先週もそうだけど、作内の観客が読者より先に笑ったり泣いたりしたら、読んでてその感情は消えますよ。「あっ、ここで泣けってことね・・・・」ってなります。ファックです。
 まぁ、そもそも、人生で経験してきた卒業式を考えると、全然違ったものになってるので、「卒業式という名のなにか」という気がしてなりません。そんなマジメに卒業式やらなかったよ。感動はすることはあれど、それは卒業式のイベントには沿ってないです。(・・・・・・・あれっ うちの学校だけ?)


『クロガネ』
 当初、この作品を読んだ時、「主人公の運動神経が悪いのは、共感だし、おもしろいけど、その運痴ってのを単なる体力不足ってなるのが怖い」 って思ってたんだけど、今回がまさにそれ。見える、相手の動きがわかる、自分がどう動けばいいのかもわかる、けど思うように動けない。この思ったように体を動かせないのが運痴の問題なんですよ。それをどう表現するのかなぁ、とか思ってたら、案の定「単なる体力不足」でした。
 狙ったポイントに突きを放つ(刀を置く)、というプランを実行できないのが運痴なんですよ。1回しかできない、ってのはなんか違う。
 目が超見えることに、思考が追いつき、素人ながら戦術を編み出したりする描写はおもしろいし、運痴の勝ち方として全うなんだけど、それを実行できちゃうのがなぁ・・・・しかも体力がほぼゼロの状態で。
 左手に負傷した天才剣士相手に先輩が、「いける・・・・・勝たせてもらうよ」 って考えるのはおかしいですよね。超有望な新人が入ってきたのに、傷アリかよって落胆こそすれど、「勝てるぜラッキー」って考えるのはおかしい。別に、そこまで重要な試合じゃないですからね。現に負けても副将に選ばれてるし。
 体力が尽きて、気絶したらお化けと会話、ってのは今度使われそうなアイディアですね。おもしろかったです。


読み切り
『実力派エリート迅』
 お尻ペンペンして登場するヒロイン。『トゥルーグリット』ではヒロインがペンペンされる側だったからちょっと新鮮。ヒロインがオペレーターってのもおもしろいですね。
 ・・・って話がいきなりヒロインだ。本編としては、SF的な設定ながら、ふざけたナレーションでマジメな雰囲気をブチ壊す。どうなんですかね。ナレーションはフツーでいいんじゃない?
 イヤな上司、というのがメインの悪役かな。まぁ、めずらしいのかな。ただ、その悪っぷりがすげぇテンプレでいまいち。ヤな上司やるなら『モンスター上司』みたく突き抜けないとイカンね。
 クソガキが物語的にも作品的にも邪魔でしかない。読み切りなのにつまみ食いすんなよ。主人公、悪役、ヒロインが変わったヤツでいいじゃん。主人公と特別絡んでもないクソガキが邪魔するとかクソうぜぇよ。・・・・・・てか、なんでガキだよ。
 主人公の「エリート」というタイトルにもある超重要設定が全然意味不明のまま終わりましたね。どこらへんがどうエリートで、どう個性になってるのかが不明ですね。ただの強い人でした。あと、超壮大なSF設定もおざなりだし、ナレーションちゃらいし。ヒロインがオペレーターってのはかなり食指が動いたんですが、全然オペレートしてくれなかったですね。主人公にオペレーション無視されて「もうっ!!」みたいなのが見たかった。あと、イヤな上司を追放して終わるってのもどうなんかね。クソ上司との付き合い方、みたいなのが本作の個性になってると思うんだけど、追い出しちゃったらただのヤなヤツ止まりじゃん。親の七光りっていうのに簡単に追放できちゃうし。
 うん、コレはアレだ・・・・・・・・・・もうムリ。


鏡の国の針栖川
 カラーの扉絵でヒロイン、パンチラしてる(笑) HAHAHAHA マジパねぇ。
 「言えるトコだけでいいから話してみな」 と男らしく相談に乗る友人が、「アバウトすぎてさっぱりわからん」 で笑った。それやったらダメだろ。
 主人公同様ジャンケンの癖を知る友人。やっぱコイツ、(主人公の)恋のライバルのポジションがしっくり来るんじゃね?


銀魂
 ついに「金魂」になってしまった。
 主人公の慣れ親しんだ世界から突然主人公のいない世界になってしまう。『シュレック フォーエバー』とか『涼宮ハルヒの消失』的な? まぁ、『素晴らしき哉、人生!』スタイルですかね。そこに、主人公の座が別の誰かに乗っ取られる、というのがのっかる。これもどっかであったなぁ。作品名が出てこない。
 ともあれ、このスタイルは、最終的に主人公が今までの世界(作品自体)のありがたみに気づく、ということでシリーズの最終作や集大成となる作品と相性がいいんですよ。『シュレック』も『涼宮〜』もそうだし。
 ・・・・えっ、『銀魂』終わるの?
 終わんないでしょうね〜〜。


『ブリーチ』
 「運良く」クリティカルヒットする敵との戦い。
 チート化しかねない能力だからしっかりとした理屈で勝ってほしかったんだけど、理屈も「運」でした。超残念。


バクマン。
 編集部回。1に吉田氏、2に編集部好きなワタクシとしては大満足。
 新編集長にも強烈なキャラが付けられてたし。初期の吉田氏的登場の嫁さんが気になるぜ。
 今後、「おもしろさ絶対主義」が変わったりするんですかね。
 主人公2人が編集長に甘やかされてたのは、主人公補正ではなく、オジサンの影響だった!・・・・って、はいはい川口たろうすげぇすげぇ。


こち亀
 レモンの説教はおもしろかった。
 ただ、ギャンブル止めた、ってのは今回限りのネタだよね? イヤだよ。


べるぜバブ
 男鹿と邦枝が戦う。「やってみたかった」と聞き、「やってみたかったってナニ!?」と勘違いする邦枝の思春期ぶり。まぁ、「手を抜く」→「手で抜く」くらいの変換ができないようじゃ、思春期としてまだまだですなぁ。
 ツッコみたくてもツッコめない状況に陥った智将で笑った。何週か前の『スケットダンス』でも「ツッコみたいけどツッコめない」ってネタあったけど、その状況への持って行き方がこっちのが自然ですね。


『magico』
 先輩夫婦の旦那の方、お口がチャックで、それ開いて銃出して本気モード。チャパパ〜。


『ST&RS』
 ケツ脱出。
 先週初登場のカチューシャガールの説明。メッセージ解読してる人、主人公と同じくメッセージを直接受信した人、関西弁、根暗。クラスの対人関係が苦手。名前は御闇(みくら)いづみ。名前まで暗い。
 クラスのみんなにいっぺんに話しかけられパニック。そこを主人公に助けられ、攻略フラグが立ちました。


ハンターハンター
 例の十二支になぞられた方々全員登場。
 てか、ジンいるぅぅぅーーーっ!!!! ビックリしました。先週いた? 気づかんかったなー。
 ワタクシは辰年なんですが、キャラがあんまりで涙目です。
 子がずるくてヤなヤツってのは十二支のエピソードと同じなんですね。まぁ、丑がマジメバカじゃなくて、かっちょいいですけど。
 んで、次期会長総選挙、ハンター全員が候補者かつ投票者だそうです。なんか『幽遊白書』のラストエピソードみたくなってきたな。こりゃ、ジンが死んで、ジンの古い友人が会長になるパターンのヤツや。


エニグマ
 ケツ。アニメ化決まった『黒子のバスケ』と特別枠の『ハンターハンター』は別に考えると、本作と『ST&RS』の泥仕合になってきましたね。
 今までの能力すべてを兼ね備えた敵、かつての敵が味方、そして今までの仲間の能力を駆使して戦う、という最後っぺー布陣のエピソードです。終わるんじゃねぇの。
 てか、やべー水沢アル超女の子だー。


投稿コーナー
日本一カッコいい運動会での行動決定戦!!
 今週のこのお題はどれもおもしろすぎて驚き。全ネタ笑ったんじゃないか、ってくらい。ハガキ職人的に送りやすいお題だったりするんだろうか。

「この勝負、俺に任せてくれないか?」と綱引きに1人で挑む。
(ペチュニアひろしさん)

 お題の通り、一番カッコよかったのがコレ。

1位でゴールした後、重りをはずす。
(桜ねこさん)

屋上で泣きながら「戦いを…!!!! やめて下さい!!!!」
(赤嶺総理さん)

 ジャンプは最強ですね。ネタにしてもおもしろすぎる。

記憶スケッチ(お題 金太郎の服装ってどんなんだっけ?)
 正直、このコーナーはあまりハマらないんですけども、豪快すぎる黄色さんのスク水は笑った。お題である金太郎の凛々しい表情がスク水(ネーム入り)を着ることによって全然意味合いが変わっちゃってて素晴らしい。凛々しい変態、清々しいですね。


目次コメント

大好きで楽しみに見ていた「飛び出せ!科学くん」が終わってしまってショック!
(『トリコ』)

 今期は、『空から日本を見てみよう』『科学くん』そして『ショウビズカウントダウン』が一斉に終わってしまい、涙が止まらないです。どれも地デジ化によって番組の価値がグッと上がった番組だったのだけど・・・・・・泣ける。

決して得意技ではなかったですが、剣道人生で最後に決めた技は胴でした。
(『クロガネ』)

 この人の、その週の作品に絡めたコメントはとても好き。本編はともかく、ものすごく応援したくなる(このコメント欄を)。

新担当は天パのゴリラ松尾氏です。カブってますが銀さん共々天パ3人で頑張ろう
(『銀魂』)

 こちらも本編に絡めたコメント・・・・だけど、こっちはたまたまな気もする。

結末は現実で知ってるけど、それでも映画館へはやぶさを観に行きたいです。
(『ST&RS』)

 どれ行きたいんだろう? まさか全部? はやぶさ行脚? もはや多すぎて、何本あるのかすらもわからない状況です。どれがヤバそうで、どれに誰が出てるのかとかサッパリです。とりあえず、ヤバそうなのは堤幸彦あたりでしょうか。


 総括です。
 先週アニメ化が決まった『黒子のバスケ』がペケ2の位置で笑った。スポーツマンガ補正なんてものがあるんだろうか。ないだろうけど、考えてしまう。
 土曜発売のいいところ、なんか得した気分。悪いところ、曜日感覚がずれる。月曜日になると「えっ まだ月曜?」ってタイムトラベラー気分になってしまう。2日早く発売されるので、次号までのブランクが2日伸びるというのは全然気にならないんだけど、曜日感覚の問題が結構大変。今日は土曜日今日は土曜日今日は土曜日今日は土曜日・・・・・・。

 んじゃ、MVPキャラ決めてお開きにします。今週は次点から、

御闇いづみ 『ST&RS』
 新キャラ補正、というか新キャラの中で期待が持てるのがこの人。根暗キャラは基本的に応援しますよ。目指せ根暗の星!(←作品名とかけた超おもしろいヤツですよ)

編集長 『バクマン。
 今回の『バクマン。』は、先週まで語っていた「1話完結じゃない1話完結」だったと思うんですよ。そのエピソードの中心を担ったのが編集長。『いぬまるだしっ』で散々ネタにされてたけど、肝心の今週『いぬまるだしっ』は休載っていうね。

金さん 『金魂』
 マンガにおけるストパーのキャラの弱さは異常ですね。真選組の誰かかと思いましたよ。

 んで、今週のMVP。

ジン 『ハンターハンター
 ひょっこり出てきたああぁぁぁぁーーっ!!ということで。スーパー驚きました。登場コマがちっちぇよ。最重要人物のくせに。亥なのにキャラを作らない悪いヤツですね。この人が本筋に出てきた、ということは終わりは近いってことなんですかね。なんにせよ楽しみです。