北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

マンガ『サイボーグ009』完結編(3話)の感想とか

 今月も元気に『サイボーグ009』の完結編です。
 現在月刊ビッグガンガンで今秋公開の映画『009 RE:CYBORG』のコミカライズ版が連載してるんですよね。こちらもマンガなのでややこしいですが、完結編のweb連載版です。まぁ、映画のコミカライズのやつは後で触れます。

『サイボーグ009』完結編(1話)の感想 - 北区の帰宅部
マンガ『サイボーグ009』完結編(2話)の感想 - 北区の帰宅部

 んで、本題。今回は第3話「サイボーグ002〜摩天楼の底(後編)〜」ということで。ジェット編が終了です。
 まだ小説版と内容が被るので、小説版との比較もするんですが、発売当時に読んだままなので細かいトコまでは覚えてません。「毎月感想書くなら読み返しとけよバカ!」というのは重々承知です。最近活字離れが酷くて・・・・。

 あっ、そうだ。1話の公開が6/14までですので、もうすぐ終わっちゃいますよ。そのうち単行本化されることが予想されますが、とりあえず読み返すなら今のうち。ゴートゥー無料で読める漫画を毎日更新!サンデーうぇぶり

 ということで、まずはあらすじから。

  • 扉絵は自由の女神(前回と同じ)
  • 神皇と対面
  • 神皇は超能力を使う
  • エルシーは弟とフーチョー教団に誘っていた幹部を殺していた
  • エルシー弟のマイケル登場、エルシーを殺害
  • ジェットは逃げるも捕まる
  • 神皇に捕まるも人造人間風の「神の神」が神皇を殺す
  • 「神の神」は消える

 といった感じ。小説版と完全に一致といったところですかね(海馬調べ)。とはいえ、ジェットが飛行をお披露目するのでアクション的な見所はあります。
 ただ、加速装置はなかったです。小説版の詳細を思い出せないんですが、小説版でも加速装置って未使用でしたっけ? てっきり今回出てくるもんだと期待していたんですがー。
 ということで、加速装置は009が登場するまでおあずけですね。今後各メンバーの話がが前編後編で描かれるとして、009が出てくるのは来年の9月・・・・・って先だなぁオイ!! 月一ペースって固定なんですかね。できればペースを早めてほしいものです。

 あと、今回気になったのはフーチョー教団の教会内にいたブラックゴーストの研究員だったオッサン。「C・A・P(サイボーグアストロノーツプロジェクト)にいた人だ!」なんつってジェットが驚いてましたが。ジェットは覚えててもワタクシは全然覚えてないので、探してみました。本棚から『サイボーグ009』を引っ張り出しまして、「誕生編」をパラパラ。

*1
 ↑コイツかな? 黒髪だったのがすっかり白髪になってしまって・・・。時代の流れを感じさせます。何年くらい経ったんだろう・・・・と考えたいんですが、細かい設定を思い出すと、この石ノ森章太郎の作品は未来のイワンがテレパシーでアイディアを送ったものをその時代に当てはめて作品化したもので、現在『サイボーグ009』完結編で語られてる物語とは世界観が完全に同一とは言えないんですよね。ということで魔法の一言「こまけぇこたぁいいんだよ!!」と結論付けときましょう。

 毎回気にしていた扉絵の方が前回のものと同一というのは少し寂しかったですね。まぁ、舞台の説明なので変える必要がないという判断ですかね。そもそも今後発売が予想される単行本の際にはカットされるんでしょうね。
 ということで扉絵ファンとしては、次回に期待ですよ。次回の「サイボーグ003〜ありえざるもの(前編)〜」。舞台は当然フランス。小説版だとルーブル美術館から始まったと思うので、ピラミッドもしくはモナリザではないでしょうかね。期待してますよ。扉絵というのは小説版には1ミリも存在しないマンガ版ならではの要素ですからね。

 あと、002編が終わったということで、完結編全体に対する予想とかを書きたいんですが、ぶっちゃけわからないんですよね。小説版は004までしかないし。
 今回のフーチョー教団はブラックゴーストの残党で「神の神」を造ったんですが、1話に出てきた天使とどのような関係があるのかがサッパリです。そもそも完結編でのブラックゴーストの立ち位置もよくわかりません。敵は神(天使)ですからねぇ。「神の神」は002に対して同族意識を抱いたようなので直接敵対する感じには見えないんですが。
 ここらへんに関してだと、神皇さんの「神の代の頃、我々は英雄と後の人の世で称ばれることになる強い人間を傍らに置いていた。」 「これから間もなくまた神の代になる」って発言がなんとも意味深ですね。神の代ってなにそれおいしいの? 「収穫の時」のことなんですかね。神皇さんは「収穫の時」のことを知ってるとなると・・・・うむ、わからん。

 まぁ、ということで「摩天楼の底」はおしまいです。石ノ森章太郎がほとんど書き上げたのが「摩天楼の底」なので、本プロジェクト的にはこれからが本番という感じでしょうかね。小説版だと、次回の「ありえざるもの」には外部の協力の下プロットを作ってるようですね。
 「ありえざるもの」は003回なので009に言及することも多いと予想されますのでそこらへんも楽しみですね。

 そんな4話「サイボーグ003〜ありえざるもの(前編)〜」は7/10公開だそうです。楽しみに待ちましょう。
 では、また来月。

サイボーグ009 (5) (秋田文庫)

サイボーグ009 (5) (秋田文庫)

おまけ

ビッグガンガン 2012年 Vol.06 6/23号

ビッグガンガン 2012年 Vol.06 6/23号

 月刊ビッグガンガンにて連載が開始された映画『009 RE:CYBORG』のコミカライズ版の1話に関して少しだけ。
 まずね、正直映画『RE:CYBORG』は興味薄いんですよ。もちろん『サイボーグ009』関連作としては気になるんですが、完結編がマンガで連載始まったり、小説版の続きの発売が発表されたり完結編の動きが多くてそちらで心躍らされる日々です。
 だからこのコミカライズ版の連載も手を出すか悩んでたんですよ。月刊誌ってのもめんどくさいし、1作品だけ読むために雑誌買うのも大変ですし。「まぁ 初回だけはとりあえず」って気持ちで買いました。読みました。ファンとしてはやはり楽しかったです。ただ、やはり毎月チェックするほど興味は持続しないと言いますか・・・・。ということで来月以降はチェックしません。
 映画はもちろん観ますよ。楽しみです。

 てなワケでビッグガンガンを買ったんですが。『RE:CYBORG』以外は読んでないんですよね。もったいない気もするんですが。誰か欲しい人いたら差し上げますよ。なんかおまけでしおりが付いてて捨てるのが忍びないんですよ。しっかりした作りなので申し訳ない気持ちになってしまいます。どうせなら『RE:CYBORG』のおまけ付けてくれたらよかったのに・・・。

 んで、コミカライズ版。話の詳細については触れませんよ。どうせ次回からは読みませんので。
 設定としては、2013年。完結編の「収穫の時」が2012年なので意味深な設定ですよね。神との闘いを終えた00ナンバーたち、ってことなのか? 映画のキャッチコピーが「終わらせなければ、始まらない。」っていうのがまた気になるところですよね。完結編を意識してるとしか思えない文言ですので。
 ですので、そこらへんに注目しながら読んでたらビックリ。

*2
 ↑002と007が世界で起きるテロに関して話してるシーンなんですが、「人類をやり直さなければならないと指示された」っていうのがキャッチコピーの「終わらせなければ、始まらない。」と似てるんですよねぇ。まさかあのキャッチコピーってテロリストの言い分のことなのか??
 まぁ、物語上はそうだとしても、完結編についての目配せでもあるのは間違いないとは思いますが。ともかく、初回を読んで一番気になったのはココでした。

 まぁ、あとは、008が人間に羽が生えた骨を発掘したりしてて、「また天使かよ!」なんて思ったりはしました。
 911について言及されたのは新鮮でしたね。完結編の方では少し難しいところなので、『RE:CYBORG』ならではの切り口でおもしろいと思います。てか、『サイボーグ009』という作品を今描くにあたって911を無視するのは難しいですよね。

 初回のアクションを担当したのは、なんと007でして。コミカルなものではなく、シリアスで結構カッコイイ感じに仕上がってたと思います。まぁ、よく考えたら『ファンタスティックフォー』ですよね。とはいえ、『サイボーグ009』的にあのアクションの見せ方は新鮮でした。今度の映画でも是非観たいです。

*3
 ↑わかってはいたものの動揺を隠しきれないのが、009の学ラン姿。マジかよー。本作の009は他のメンバーとなにやら事情があるようです。特に002と。

 まぁ、ということで、個人的には映画を楽しみに待ちますよーというスタンスです。コミカライズ版は単行本出たらチェックしようかな。初回に003が出なかったのは非常に残念です。まぁ、web連載版の方では来月から出るもんねー(ベロベロー)ということで。

 ともかく、web連載版完結編、ビッグガンガン連載『009 RE:CYBORG』、映画『009 RE:CYBORG』、どれも目が離せませんね!!とまとめておきます。
 あと、小説版完結編も楽しみですね。

マンガ『サイボーグ009』完結編(4話)の感想 - 北区の帰宅部

*1:石ノ森章太郎サイボーグ009(5)(秋田文庫)』秋田書店81ページ

*2:月刊ビッグガンガン」2012年Vol.06 32ページ

*3:月刊ビッグガンガン」2012年Vol.06 60ページ