北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年31号)の感想

 ユーロ2012のせいで睡眠リズムが滅茶苦茶になる生活も今朝でおしまいでした。スペインさんによるイタリアの公開処刑で幕を閉じましたありがとうございました。

 そんな月曜日のジャンプ。コンチワとサヨナラが並立するステキな号となっております。
 表紙&巻頭カラーは当然新連載。

週刊少年ジャンプ(2012年30号)の感想 - 北区の帰宅部

暗殺教室

 タイトルがシンプルで覚えやすいのがサイコーです。あっ、ちなみに前作『ネウロ』は未読ですのでそっち系のことは書けません。
 トンデモ設定モノの初回なので、まぁ説明になりますわな。設定とトンデモ教師の説明ということで、おもしろかったです。先生がナイフ向けられながらイイ先生してる姿が実にチャーミングでした。
 生徒ってのは基本的に教師に対して反発や憎しみを抱きながら授業を受けるものだと思うんですが、この設定はその暗喩ですかね。ワタクシも教師のことが大嫌いでどんなにイイ教師に巡り会っても心が開けなかったクチですので、結構グッとくる設定でした。今後も楽しみですね。
 んで、渚くんの性別はどちらなんでしょうか。フツーに男でいいの?

『ワンピース』

 2週間引っ張った謎の男は謎の男でした。棒術かしら。心躍りますね。
 んで、お侍さん完全復活。魔法剣を使っててビビりました。悪魔の実ではなく狐火流の力ってことですかね。
 まぁ、今週はスモやん(inたしぎ)の胸がこれ以上はだけないかハラハラしっぱなしでしたね。

『トリコ』

 「グルメ○○」大集合の巻。色物臭がとても楽しいです。

最強ジャンプ告知ページ

 えっ、最強ジャンプで『メダロット』のマンガ連載するってマジか。すげぇ衝撃なんですけども。ボンボンなき後の『メダロット』の行き場は最強ジャンプなんですね。まぁ、もちろんボンボンでやってたマンガとはまったくの別物なんでしょうが、かつてのボンボン読者としては驚きを隠せないです。

スケットダンス

 今日も元気だ伏線回収。
 かわいいかわいい言われるサス坊があんまりかわいく見えなかったのでノレなかったです。

斉木楠雄のΨ難

 まさかのセンターカラー。紫が多い。
 「人生はクソゲー」と言われると『サイボーグクロちゃん』を連想せざるを得ない程度にはボンボン脳であります。まさかのボンボンネタ2発目で我ながら驚いている次第。
 本編に関して言えば、完全なる燃堂無双。イイヤツすぎて泣いた。

ニセコイ

 まさかの2作連続センターカラー。てか、カラー扉絵が謎の幼女じゃねぇ!! 髪の色がわかんねぇじゃねぇかよ。
 んで、新キャラ登場でハーレムが増築されました。主人公に明確な好意を抱いていてそれを隠さないってのが新キャラの魅力であると思われるんですが、それってどう考えても報われないですね。許嫁ってのが実に『らんま1/2』っぽい。ニセである正ヒロインとの対比はおもしろそうですが、2号小野寺との絡みが想像つきませんね。

『戦星のバルジ』

 まさかのバトルヒロイン登場。陸上クジラがかわいいです。
 個人的にヒロイン不在なことが結構好きだったんですが、このテコ入れはどちらに転ぶんでしょうかね。

ハイキュー!!

 キャプテンと旭、新コーチと部員一同、影山とスガさんん、スガさんと旭、さまざまな関係性が見えてホント楽しい。それぞれちゃんとキャラが立ってるから組み合わせ次第でいくらでもキャラ萌えが発生しますね。

黒子のバスケ

 技をマネする黄色と技を奪う灰色、ってことで対比が利いてておもしろいんですが、技を奪うトコの理屈がサッパリわかりません。念??

恋染紅葉

 扉絵がバスケ(体育)。まさかのバスケ連続で楽しいですね。ホモい『黒子のバスケ』とギャップがありすぎる。
 なんか女優力の描き方がいまいちピンとこないけど、まぁいいや。マジガチヤバイ状況はアッサリ脱出です。
 てか、ヒロインは役に入りきるタイプの女優なんですね。ほー、メソッド演技ですか。精神衛生上ホメられたもんじゃないので、今後心をやられたヒロインを主人公が救うなんて展開があったり・・・・・するワケねぇな。
 ただ、役の恋愛を追体験っていう本作の根幹ってメソッド演技だったんですね。気づかんかった。つまりヒロインちゃんは『ブラックスワン』みたく監督に「へっへっへっ お前色気が足りないからオナニーしてこいよ」って言われたら従っちゃうタイプなんやっ!!(※『ブラックスワン』とメソッド演技は直接は関係ないです)
 となると、グラドルの方は役と自身の間には距離を置くタイプの非メソッド演技の女優ってことなのかしら。主人公に恋愛ごっこをけしかけたのは私欲でしょうし。
 ジャーマネがまさかのビアンちゃん。『ニセコイ』でいうトコのメガネ(マフィア)の立ち位置ですが、女なのがおもしろいですね。まぁ、単純に下ネタが直接的ってだけか。

銀魂

*1
 ↑泣いた。燃えた。とてもイイですな。てか、妙ちゃんヒロインしすぎである。構造がハードな『スコット ピルグリム』みたいでとても好みです(あちらは元カレ)。

こち亀

 カラオケ回。オチ以外かなりおもしろかったです。トラップはねぇよ。

パジャマな彼女。

 掲載位置が高いですね。先週のは打ち切りフラグじゃないのか?
 扉絵。主人公の「どっちつかず」Tで笑った。けど、ブラチラはねぇよ。
 本編。パジャマでない彼女。ヒロインの蘇生に全身全霊を注いでいた主人公が燃え尽き症候群に陥ってるのはおもしろいですね。
 ヒロイン2人が初の顔合わせだということに気づくまでに数秒かかった。修羅場ですなぁ、これは燃える。
 ・・・・・・・と平静を装ってみたんですが、もう無理です。限界です。これ、なんのマンガですか!!!!??
 こんなのオレの知ってる『パジャマな彼女。』じゃないやいっ!!!(すごいファンみたいな言いぐさ)
 てか、マジで脱パジャマって打ち切りフラグじゃなかったの? テコ入れなの? まだ続くの? 天文同好会編??それともやっぱりロウソクの最後の輝きってやつで最終回まで好き放題無茶苦茶やるの?? もうパニックすぎて脳味噌がオーバーヒートしてしまいました。

べるぜバブ

 えっ、なんで古市心配してんの? 男鹿大丈夫だろ、どう考えても。フリのためとはいえ、古市があんなこというのは理解できないな。読者目線に近い古市がコレなのはちょっとキツイ。
 けど、大金を手にして興奮するヒルダはかわいいです。

『クロガネ』

 由利先輩のターン。後続の人たちのために相手の手の内をさらさせる。アレだ、『ブリーチ』で隊長たちが自爆卍解したのと同じだ。隊長たちが同時多発的に自爆したのと違って、由利先輩は1人で3人分役に立ったから由利先輩のが偉い・・・・・はず。
 途中から「なぜ倒れないんだ・・・・!」とか言ってたけど、剣道のルールって倒れたら負けじゃないよね? ボクシング的ななにかですか? 剣道って有効打が入れば終わりでしょ? 耐久戦みたくなった意味がわからないんですけど。

『magico』

 扉絵から溢れ出る最終回臭。お疲れ様でした。人気キャラ投票の結果が発表されてますけど、むなしい。投票を募った時にはまだ打ち切りが決定してなかったのかしら。

*2
*3
 ってか、主人公たちが流れ星になって、地上の人が願い事をするって・・・・・『サイボーグ009』やないかっ!!! 「地下帝国ヨミ編」ラストそのまんますぎるぜー。いや、地上で願い事するのが今までに登場した人たちで、ってのは最終回らしくてイイんだけどさ。それに『サイボーグ009』のアレにも元ネタはあるらしいんだけどさあぁぁぁぁぁぁ。

 まぁ、そんな地球からの願い事が力となって・・・・ってそれ元気玉!!! ジャンプだから言わずもがな過ぎるよっ!!!!
 ちょっといただけないかなぁ。うーん・・・・。あとさぁ、最終回後の結婚式はネクストで、ってやかましいわあああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!! そういうの興醒めだよ!! 終わるなら終わるでハッキリしてほしいですね。まぁ、そこそこ続いた作品だからジャンプから『magico』へのプレゼントってことなのかもしれないですが・・・・。それならクライマックス直前の高速で風呂敷畳む展開をもう少しゆっくりやらせてあげてもよかったんじゃないかなぁ。

投稿コーナー

 26号開催の日本一の結果は1位と3位が大当たり。こんなに当たったのは久々です。どっちもおもしろいです。

  • 日本一頼りにならないてるてる坊主決定戦!!

雨の日の女子高生が濡れた制服が見たくてたまない。
(ロジ六千九さん)

 これは仕方ない。衣替え×梅雨の最強コンボ。

「降水確率90%にも関わらず、晴れにせよと庭に宙づりにする。これ鬼畜の所業!」
(ほんわかほ耕介さん)

 ハマカーン。本人のネタでありそうなレベル。

「明日は本気出すから」
(マカロニポニーさん)

 明日までになんとか。

  • 多くの細道(美容室で一句)

かゆい所 言い出せなくて 歯がゆくて
(赤嶺総理さん)

 だれうま。

拡散希望】みんなゴメン。給食費、家にあった。
(さばねこさん)

 放課後クラスのみんなで探したり、家が貧乏な子が疑われたりしたのに・・・・泣いた。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。これはおもしろいな。1コマの形式にハマってるし。お見事。恋愛テクニックのその1から土下座って先が思いやられすぎる。役に立たないから今週でこの連載は打ち切りですね。

こち亀のアニメ曲を歌う初音ミクのボカロ曲をA(アシスタント)が創ってくれました。感動(笑)
(『こち亀』)

 今週の本編を読んでもわかるが、秋本先生のボカロブームは終わりそうにないです。

今号にはユーロも終了。フランスどうなってるか!?B(ベスト)8でも御の字。B(ベスト)4なら最高、優勝は多分無理
(編集 バティ)

 御の字。


 総括です。
 まぁ、フツーに考えれば新連載と最終回の2作が今週の目玉トピックなんでしょうが、正直『パジャマな彼女。』がカオスすぎて他は影が薄いです。作者が暗殺されて今週から影武者が描き始めたんじゃないかってレベル。もはや別作品。なんだったのアレ?
 『magico』が最終回ってのはいいんですが、やっぱり「続きはネクストで」ってのは引くよなぁ。キレイに終えてほしいもんです。連載開始直後はセンターカラーを連発したりしてた印象なので幸先よかったのでしょう。実際かなり続きましたしね。疑似家族モノというテーマが一貫してたのはよかったと思います。「次は娘か!」 「不倫相手きたっ!」とか新展開の度にヒザをポンポンしてた記憶があります。まぁ、ただ、個人的に一番好きなのは打ち切りフラグをバンバン立てて、物語を畳み始めたトコですけどね。あの風呂敷の畳みっぷりは圧巻の一言でした。ああいうのがボクは大好きなんですよ。ありがとうございました。お疲れ様です。
 あとは、来週からの新連載。金未来杯って違う作品が勝ったのにこっちが連載するんですね。掲載もトップだったし、愛されてるんですね。

 では、今週のMVPキャラを勝手に決めてお開きです。

 今週も燃堂が力ってたのでそれだけで幸せです。バカは地球を救う。

 突飛な設定、突飛な姿、突飛なシチュエーションの中で見せるフツーの先生らしい姿が超魅力的でした。来週からも楽しみですね。

 んで、今週の「ベストキャラ」。今回は括弧付きでお願いします。

 今週のカオスの象徴たる存在。不思議の国も真っ青なトチ狂いっぷりでした。マッドハッターも帽子捨てて逃げ出すレベル。
 てか、なにげにこのコーナーの『パジャマな彼女。』率たけぇなぁ・・・・好きなじゃねぇの?(冷やかし) まぁ、マジメな話にすると、あまりホメられた展開とは思えないんですけどね。まぁ、これからどうなるかわからないんで一概には言えませんが、明らかに変化球過ぎるタイプのおもしろ。まぁ、楽しければいい・・・・・のか?

週刊少年ジャンプ(2012年32号)の感想 - 北区の帰宅部

バクマン。 20 (ジャンプコミックス)

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いぬまるだしっ 10 (ジャンプコミックス)

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トリコ 20 (ジャンプコミックス)

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サイボーグ009 (10) (秋田文庫)

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*1:週刊少年ジャンプ」2012年31号303ページ

*2:石ノ森章太郎サイボーグ009(10)(秋田文庫)』秋田書店214ページ

*3:週刊少年ジャンプ」2012年31号473ページ