北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年34号)の感想

 今週は『ワンピース』が休載のためなのかわかりませんが、新星ギャグフェスティバル(小規模)なる企画がございます。読み切りが2つです。来週からは金未来杯なので、読み切り地獄ですね(失礼)。
 表紙&巻頭カラーは『ナルト』。

 ニュース的な話題で言いますと、『ハンターハンター』の劇場用アニメのタイトルが決定したとか何とか。『緋色の幻影』だそうです。まさか幻影旅団とは。ゴンキル涙目・・・。
 クラピカさんの緋の目に4番の蜘蛛が映ってるんですが、ヒソカ?? もしくはヒソカの先代の4番なのか。だとするとクラピカが念使えないんで扱いが難しそうですね。となると、ヒソカの後のカルト??
 まぁ、いいや。楽しみですねー(投げやり)。『ワンピース』『ナルト』『ドラゴンボール』『ハンターハンター』と、集英社はどうしたんでしょうか。即金が必要な事態なんですかね。

先週のジャンプの感想

『トリコ』

 四獣が今までのダンジョンをすべてブッ壊すという展開は熱いですね。人間界のラストエピソードとしてふさわしい盛り上がりなんじゃないでしょうか。
 ビーム、犬、触手、溶解液、と見事に四天王と呼応した4匹ですね。ひねりなんていらないぜ、という気概を感じます。一番キショいタコをサニーに当てたのもナイスです。まぁ、触手って本来キショいもんだよねー。

黒子のバスケ

 黒と火のデート。相変わらずやるねー、と思ったら。大事な試合の前に装備を調えるというのはなかなか燃えますね。しかも、過去の強敵から譲り受けるとかマジ胸熱。火が青に完敗というパワーバランスも好きですね。地力ではまだまだ青に劣るんですね。
 んで、赤登場。ももクロでいうとかなこぉ↑↑ですね。あれっ、オッドアイでしたっけ? カラーリングで個性を示す本作において2色目であるオッドアイって設定はおもしろそうですが。

ニセコイ

 扉。相変わらず新キャラフィーチャー。こういう絵の時に女メガネを入れるとややこしいから困りますね。ハーレム外の人間は出てっていただきたい。
 すげぇー、方言とか来たでぇ。属性増えたわぁ。てか、髪の毛はヅラだと思ってたら違った。地毛でしたね。先週スットンキョーなこと言ってしまったようで。お恥ずかしい限りです。
 ラストページで照れて頬を赤らめてましたが、本作のヒロインらしい仕草がようやく出ましたね。これにて正式にハーレムINという次第でしょうか。
 まぁ、とりあえず、しゃべり方でしか知人を識別できないらっくんは人としてどうかと思うよ。

べるぜバブ

 へその緒を切られると同時にリーゼント・・・・。生まれたてにフサフサすぎる。姫ちゃんの過去話から意外な形でマンションゲットの経緯を語るのは自然ですね。そして、オチで再びリーゼント。お見事でした。性別不詳なのはとりあえずスルーしときます。
 ということでデカイ肖像画オープン。べるママということで。女キャラが増えました。もう女キャラは皆おねしょすればいいと思うよ。

ハイキュー!!

 今週は主人公たちのターン!!・・・・と思ったらスパイクがあっさりした感じで意外でした。
 まずは新規で入った人たちの驚きを描いて、その後に日向の心情描写。そして気を取られてる隙に顔面ドーン。日向メンタルよええぇぇぇ。メンタルの危うさというのは1話から通じて描かれてる本作のおもしろですね。

恋染紅葉

 センターカラーだそうで。季節ということで水着。てか、これまでのおさらいとか挟んでますけど、どうしたの? 単行本の切れ目なのからしら。
 まさか友人がフィーチャーされる日が来るとは・・・。デフォルメ時はヒロイン陣よりも海の家ガールのがかわいいんじゃないかしら。
 まぁ、夏休みに芸能人海に連れていくということは、これからパコさんにレイプされかけるワケですね(違)。
 てか、グラドルの巨乳は努力の結晶ってのが気になりますね。バストアップ体操でもしてたのかしら。主人公に好かれるために巨乳になったってか? 『ニセコイ』では好かれるために髪伸ばしたヤツがいましたが、皆さん努力家ですねー。
 そんなこんなで、ラストページの煽りは「波間に揺れる乙女心……」とな。ポエミーだぜ。

暗殺教室

 「これが殺せんせーだ!!」という扉。こういう人物紹介図大好きです。
 烏間先生かっけー、そしてカルマくんすげー(なんだこの感想)。カルマくんが登場時に右手をポケットに入れてるあたり周到ですね。
 あと、渚くんと仲良さげな女の子はE組に来てから日が浅いそうな。読者視点は彼女なのかしら。

スケットダンス

 『暗殺教室』直後の掲載位置なのですが、スイッチがE組で笑った。
 オタクラくんまさかのシリアス回参戦とは! これは熱い。
 スイッチ暗い部屋でネットやってる。笑った。フジテレビ直伝のオタク描写ですね。寒気がするぜ。
 あと、招待状メールってのが若干『べるぜバブ』と被ってる印象ですね。

『見渡すかぎりの未成年』井原大貴

 4コマとは。ジャンプ的に4コマっていつ以来ですかね?
 「てぶくろ」の2コマ目にいきなりボケが投下されたのがツボでした。ああいう力技的なボケをオチに使わないのは好感です。
 未来からやってきたコの名前が「時岡蹴子」。原田知世でしょうか仲里依紗でしょうか。そんな「未来から来た」って設定だけで4ネタ突き通す3〜4ページ目はなかなか衝撃的でした。
 「おまえんち汚ねえよ」 「痛い」と、別の意味でというボケが統一された次のネタで子供が痛がってるというので、配置の妙を感じますね。5〜6ページ目。
 7〜8ページ目は超能力兄弟の残念な兄貴ネタ4発。ワタクシの一番のツボは「虫の息(株)」です。
 ラストページだと思ったら、次の作品に移行してました。くりびつてんぎょー。フツーに「古千賀さんも好きだ」って続くと思ったよ。

『ひみつはらプレアデス-はつ恋-』三原すばる

 煽り文句が「恋愛マンガ戦争に殴り込み」で超笑った。これは応援せざるを得ないな。たしかに、恋愛マンガが連立してる現状は、恋愛マンガをある種メタ的にネタにする設定は映えるかもしれませんね。
 ハムカツかと思ったらアナルネタごり押しで笑った。通常のギャグマンガだったら大したことないけど、恋愛マンガ風という体裁が利いてます。「※」の注意書きもくどくて笑えたし、なにより「※」ってもろアナルじゃん。まぁ、ハムカツネタの使い捨てはあまり好きじゃないけど。
 最終的に煽りが一番おもしろかったというのは編集の功罪です。とはいえ、おもしろかったですよ。

『タカマガハラ』

 左右の区別が付かないことに定評のある本作。お箸を持つ方が左だっていつも言ってるでしょ(ワタクシは左利き)。今のところ間違い探しが一番おもしろいです。
 とはいえ、今週の扉絵はカッコよかったですね。「さらば、日常」って煽りも素晴らしいです。
 まぁ、不良マンガちっくな雰囲気の中、最初の敵キャラに被イジメの人間を出すのはなかなか好感ですよ。カッターというのはリストカット的なことですかね。
 主人公が仲間のこととなると人格が変わるほど怒るというのは少年ジャンプによる英才教育の賜物だと思うんですが、戦闘スキルがあるのはなんでですか? 生まれ持った才能? イヤだなぁ。

*1
 ↑オノマトペの「ゴ」が額縁のようになってる構図には感動しました。こういう決めコマなら毎週見たいです。読み切り時のゲルニアパンチも含め、パンチのインパクトの瞬間が毎回趣向を凝らしてあってイイですね。(まぁ ゲルニカパンチに関しては当時嫌悪感を抱きましたが)

斉木楠雄のΨ難

 『タカマガハラ』の直後に海藤くんの中二ネタをやられると、『タカマガハラ』がただの中二に思えてしまうから困る。まぁ、間違ってはいませんね。
 斉木くんが「友達」を自称しました。デレ期か。

『ブリーチ』

 ゾンビルキアはよかったです。羽虫のコマもイイんですが、直前に羽虫の例えを言葉で説明してるのがどうも・・・・。羽虫の絵がそのまんますぎて驚きが薄れると言いますか。

アシスタント大募集

 『クロガネ』のアシさんを募集してるということは打ち切りはまだ先ということなのでしょうか。

『戦星のバルジ』

 強気だったバトルヒロインの精神破壊。猟奇オナニーですねー。これはいいリョナ。
 地面を張ってヒロインを助けるおじさん、おじさんにトドメを刺そうと敵の右足が高く降り上がり、その先、上空から主人公がやってくる、という流れは素晴らしかったです。カメラワークの妙を感じます。
 ダークエネルギーってのはまぁ、フォースですわな。『銀魂』といい『スターウォーズ』が流行ってますね。しかし、どこらへんがダークなのかが全然わからないですね。悪人以外は使えないっぽい雰囲気ですけども。説明がフォースっぽいからライトサイドの人間も使える気がする。
 ってか、敵の前で「王具」って単語出しちゃダメだろ。護衛のくせにバカかよ。

こち亀

 『こち亀』で最も有名な定型「両津はどこだ」。今回は直前に大原部長がコスプレをしているためいつも以上に流れが自然かつ、オチの世紀末風のコスプレのインパクトも強まってよかったです。
 ただ、前半の脳波のくだりが関係なさすぎて泣いた。なんだったんだアレ。
 予告「次号、ついにあの男が登場!! 記念のCカラーを見逃すな!!」とありますので、当然日暮登場でしょう。オリンピック男楽しみですね。

『クロガネ』

 両手を下げて「無の構え」と言われりゃ、誰だって『あしたのジョー』の両手ぶらりノーガード戦法を連想するでしょう。カウンター技じゃないのが本当に残念。クロスカウンターやれよー。ジョーダブルクロスを狙ったところを力石が交わして剃刀アッパーでK.O.だろうよ。
 まぁ、カウンター技が取り柄の主人公の前に現れたカウンター封じの攻めを持つ因縁のライバル、という構図は『あしたのジョー』力石戦と完全に一致ですけどね。まぁ、本作の主人公と矢吹丈じゃあキャラが違いすぎるのでアレですが。

パジャマな彼女。

 今週のケツ。
 パジャマな彼女(別人)が帰ってきたぁぁ!と思ったらすぐに退場してしまったああぁぁぁぁぁ!! こうして再び、パジャマのいない物語が始まるのであった。
 「あ!! 送っちまった!!」ってあるけどさぁ、物語上不自然極まりないよ。なんか最近こういう「あ!! ○○しちゃった!!」って展開どの恋愛マンガでも多い気がするけど、最低の悪手だと思うんだ。前後にそれをフォローするような展開がない限り。まぁ、本作の場合はないですよ。それどころか終盤にもう1コ「うっかり○○しちゃった!」を投下してきましたからね。言い間違いで告白してんじゃねぇよ!
 そして、星が云々。久々に星ネタ来ましたね。開始当初から裏テーマ、と言うほど大仰ではないものの密かに重要ポイントとして扱われていた天体の件。白雪姫の方に使うとは意外です。
 時季外れの七夕エピソード。安心しろ、仙台の七夕は8月だ!(だからなんだ) てか、迎えに行く彦星は不老で待つ織姫ちゃんは年を取るって初めて聞きました。そんな設定あったんですね。相対性理論かと思ったよ。相対性理論みたく光速移動中は時間の流れが云々って話だったら織姫も光速で会いに行けば済む話ですね。7年半で会えるよ。しかも永遠の15歳。なるほど、彦星はロリコン・・・・(メモメモ)。

投稿コーナー

 29号の日本一の結果発表。1位が見事的中。たしかにこのネタは断トツでおもしろいと思います。2つの意味でダメですからね。

 テレビ放送版を再編集するだけで劇場公開しやがる『魔法少女まどか☆マギカ』が一番ダメだと思います。

月額課金制で契約して、さらに課金しないと能力アップしない。
(ポッポルンガさん)

 さらにコンプガチャですね。そして、このネタの素晴らしいところは「僕と契約して魔法少女になってよ」というセリフに繋がる点です。ペンネームは『ドラゴンボール』ですがキュゥべえです。

「ここに縦縞のスカーフがあるのね」
(ほんわかほ耕介さん)

 魔法少女がまさかのマギー一門。

「いいえ、魔法ではありません。これはメンタリズムです」
(眠れる子羊さん)

 魔法少女DaiGoうぜぇ(笑)

彼氏がいたせいで博多に飛ばされた。
(みそらさん)

 魔法少女さ○こ。
 処女であることを強要するとは魔法少女ではなく、魔法処女ですね(我ながらくだらない)。

  • SE7VEN(第五の大罪 高慢)

 ゲラゲラ笑いながらこのページ読んでたらジャンプの紙で指切った。超痛い。大罪を犯した罰に違いない。
 それはさておき、ツボだったネタが多いです。このコーナーはかなり好みです。
 ポチさんのイラストネタ。あのウサギとカメの例のレース。カメ「ハンデをやろうか?」ってこれはうざい。ジョン ドウに殺してもらいたいレベル。
 低脂肪牛乳さんのイラストネタ「ストライクを背中で感じるヤツ」。ごめんなさいこれやったことあります。決まるとホント気持ちいいんですよ。まぁ、その時は罰としてスピリットになりました。
 そしてなびDさんのイラストネタ。地獄のミサワ降臨。セリフなしとかずるいだろ。絵だけでどういうことか伝わるというのは集英社ならでは。

世界の運命を背負って戦ってる勇者が死んでしまっても心配すらせずに「おお情けない」と言い放つ王様。
(あおいろさん)

 目から鱗。たしかにそうだな。ひのきのぼうで魔王に立ち向かわせるんじゃねぇよ。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。佳作。1コマ漫画という形式を手堅くこなした印象。こういうギャグモノならば毎週読みたい。ツッコミなんて最初からいらなかったんや!

映画がついに今週土曜から公開です!面白いよ!観なきゃ損だよ!観てね!!
(『ナルト』)

今回は2本掲載!本編、気が付かずに読み飛ばしてない?大丈夫?読んでね!!
(『ナルト』)

 2本掲載だからってコメントも2つやらせなくてもいいのに・・・・。


 総括です。
 『ナルト』読者でないワタクシにとって今週のジャンプの一大事は新星ギャグフェスティバル(小規模)でした。終わってみればどちらもおもしろかったです。隔週で両方とも連載しちゃいなよってレベル。てか、最近のジャンプにはギャグ分が足りなかったのかもしれません。新鮮で染み入るようでした。現在のギャグの要は『斉木〜』なんですが、たまにイイ話に着地することも多いですからね。そうなるとナンセンス4コマの『見渡すかぎりの未成年』は輝いて見えます。そして、恋愛マンガ戦国時代である現状の中、恋愛マンガ的な世界にいるヒロインが徹底的なボケ、という『ひみつはらプレアデス-はつ恋-』は映えまくりですね。恋愛マンガ3つも読んで食傷気味ですので心の清涼剤でした。時事を鑑みて作られた作品なのかは知りませんが、狙ってやったなら天才なんじゃねぇの。2つの中から強いて選ぶならワタクシは後者ですかね。

 まぁ、そんなこんなで今週のMVPキャラを決めてお別れです。縛ったワケじゃないですが、たまたまヒロインが3人。

ティコ 『戦星のバルジ』
 これはいい猟奇オナニーでしたありがとうございます。心の中のサディズムがざわつきました。

時岡蹴子 『見渡すかぎりの未成年』
 名前の通り別の時間軸の人なんですが、その設定から出てくるボケが予想外ってのがよかったですねぇ。ていうか、4コマっておもしろいなぁ。すべてのマンガ雑誌に1つは4コマが欲しいところです(プレゼントコーナーにならありますが)。

 そんでもって、今週のベストキャラがこちら。

古千賀アリア 『ひみつはらプレアデス-はつ恋-』
 生粋のお嬢様であるヒロインに恋をしたら・・・・実は変人。って設定自体は特筆しておもしろいもんじゃないですが、現在の恋愛マンガ乱立の状況下だとこんなにもおもしろく感じてしまうっていうね。まぁ、この視点を正しく提示した煽り文句「恋愛マンガ戦争に殴り込み」ってのが本当のMVPですね。もちろん、ハムカツ以外は正統派恋愛マンガって導入部はマンガの功績なんですが。
 先ほどが「4コマは飢えていた」だとすると、本作は「ボケヒロインに飢えていた」ということになります。恋愛マンガの読みすぎで無茶苦茶なヒロインが輝いて見えます。

次号の感想

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*1:週刊少年ジャンプ」2012年34号315ページ