北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年42号)の感想

 土曜日発売のジャンプです。月曜がハッピーマンデー、祝日なので土曜日から3連休です。ということで、ワタクシも用事がありました。要するに発売日更新はできませんでしたー。くやしいのぅ。

 今週は打ち切りなし。しばらくは平常な運行が続くと思われます。『パジャマな彼女。』と『戦星のバルジ』が犠牲になったのだよ。
 んで、今週も新連載。『烈!!!伊達先パイ』に続いては『クロス・マネジ』。カタカナ部活マンガ唯一の中黒です(そこかよ)。楽しみですねー。前に読み切りが掲載されたのは2012年の21・22号。こうしてみると随分と最近のような気がしてきました。読み切りの時は「ラクロスのルールがわからん」とワタクシはおむずがりのようですね。果たして連載版ではラクロスの説明はあるのか。

 そうそう、先週ありがたいことにブログにコメントが来ました。「今週は『トリコ』の感想がないですね」的な内容だったんですが、アレですよ。感想書かないこともあるんですが、それはおもしろくんかったからではなく、特別な感想が思いつかなかったからですので、ご了承を。思いつけば全部の感想を書いておきたいんですけどね。『ナルト』『リボーン』『めだかボックス』の3本は読んでないので感想を書くことはないです、ごめんなさい。

 と、枕が長いですね。最初と最後の戯れ言は読み飛ばしてくださいね。ただの助走ですんで。
 では、本編。

前号の感想

『クロス・マネジ』KAITO

 作者名がローマ字は現在唯一です。それと、タイトルの中黒って半角ですかね? 全角? とりあえず半角でいきます。
 モノクロ1ページ目1コマ目「一生とは 瞬間の連続でできている」「その中から狙いをすましたった一つの瞬間を切りとる それが写真 写真とは一瞬を切りとるアートなのだ」、って言っておりますが、これはマンガのことでもありますよね。これはギャグなんですが、わざわざギャグを写真部にしてこのセリフを出したのは、そういう意味があるのでしょう。決してパンチラがしたかったからではない、はず。それに、カラーの方の1ページ目1コマ目も写真でしょ。サッカー部での輝かしい瞬間を切りとった写真を捨ててしまうことは、主人公の堕落をなによりも象徴しているワケですよ。なかなかお上手。
 そしてパンチラ。まぁ、恋愛モノならば、エロ規制ラインが気になるところ。かわいこちゃん(死語)はチラ止まり、ゴリラはモロ、というのが素晴らしいじゃないですか。安易にパンチラをする他作品への牽制球のような描写で好感が持てます。
 主人公はウブちゃんで、女子とコミュニケーション取ると極度にキョドる。これはよくわかる。ただ、それなんて『恋染紅葉』?って感じですかね。あちらは赤面症という設定で個人的には気に入ってるんですが。まぁ、最近赤面症って設定使わないからいっか。
 一方のヒロイン。初登場が笑顔で「くっそー」とかステキやん。キャラクターを見事に表してるんじゃないでしょうか。その後のセルフ実況とか、感情の起伏が激しく常に全力というのがよくわかりますね(あとバカなのも)。
 鼻血が勘違いのキッカケになり、ヒロインが主人公を心配する。さらに、マフラーを守るために肉体的接近、主人公赤面、という流れがお見事ですなぁ。ただのギャグだったゴリラのパンチラがストーリー要素として機能してますね。
 ラクロス紹介パートが怒濤の展開である。たしか、ラクロスの生い立ちのくだりは読み切り時には結構な丁寧に描いてたと思うんだけど。まぁ、熱中しすぎてオタク的な状態っていうのは彼女のキャラと合ってて魅力的なんじゃないでしょうか。2人の温度差がテーマなワケだし。
 最近のジャンプの恋愛モノの共通点ってなーんだ? 答え、主人公の男友達がメガネ。そして、本作の男友達は・・・・2人とも非メガネ! これは歴史的な快挙やでぇ!・・・・と思ったら囲碁将棋部がメガネ!! むむむ・・・・。まぁ、3人もいたら1人くらいメガネがいるのはむしろ自然なのかもしれませんね、大人の事情的に。メインの男友達がメガネじゃないようなのでなによりである。てか、3人も男友達がいること自体めずらしいな。他の恋愛モノは同性の友達少ないからなぁ。・・・・てか、「部活動一覧」ってプリントでは囲碁部と将棋部が別になってるのに、メガネは囲碁将棋部ってどういうこと?
 部活マンガにおける「楽しむことが第一」vs「勝利原理主義」というのは大事なテーマですよねぇ。最近だと『ハイキュー!!』の縁下先輩が楽しむこと目的でバレーやってたけどスパルタに付いていけなくなった、ってネタがありましたね。「楽しむことが第一」というのはもっともな話だし、共感も得られやすいんですが、困ったことにマンガでは勝利という展開の方が簡単にカタルシスを得られるから、そっちの方ばかりが重視されてしまうんですよねぇ。本作はどうなるのか。まぁ、主人公がサッカー部のトラウマを乗り越えるために「勝利」を手にする、みたいなことになるのが無難かな?
 「マジメ(熱血)にやるのってダサイ」問題。部活に限った問題ではないですが、かなり全うなテーマなのではないでしょうか。イケメンすぎる将棋部員くんはイイ仕事しましたよ。まぁ、ただ、「マジ=カッコ悪い」ってネタは若干古臭いような印象も受けますけどね。
 雨「ザアアァァァ」→将棋「ガシャアアァァァ」→「お遊びだろ?」で主人公が絶望(雨=心の涙)→雨が原因でヒロインこける→主人公のトラウマがフラッシュバック→主人公からヒロインへ接触、という流れが見事すぎてグウの音も出ない。あんなに苦手だった女子との接触が一時的に克服し、「マジになること」問題も乗り越えてらっしゃる。なにこれ、超感動した。
 ・・・・まぁ、熱く語ってしまい恥ずかしいですな。本音を言いますと、その直後の主人公がヒロインの足にエロを意識するコマが大好きなんですよ。ていうか、部活やってる女子高生の傷だらけの足が大変好きなんですよ。あれはイイよねぇ。生命感に溢れているというか、努力へのドラマが透けて見えるというか・・・・・・あぁ〜! 写真部入りたい!!
 話を戻しますと、主人公の指導の下、ヒロインがまともにシュートを打てて、超笑顔、主人公フォーリンラブ、ってシーン。ヒロインの超笑顔が雨上がりの夕日を後光にしてるのとか、うまいですねぇ。例の雨描写はあの笑顔ですべて解決した、というワケで。ヒロインの名前が深空なのも納得ですね。主人公の下の名前は意図的に隠されてたと思うんですが、なんですかね。雨とか?(それはおおかみこども)。
 ヒロインの百面相展開をやって性的な魅力を感じさせなくなってからの、ラッキースケベ。おっぱい鷲掴み。女子が苦手な人間にとって現実にラッキースケベがあるのは苦痛の他なりませんな。
 ラスト。ラクロス部のメンバーがシルエット。シルエットが7人。みそらを入れても8人。ラクロスは12人でやるって言ってませんでした? メンバー足りないの? そっから??
 こうして、ジャンプにラクロス部というマイナー部活マンガが誕生したのであった。野球とかサッカーというメジャー部活がないのがおもしろいですね。バスケ、剣道、バレー、ラクロスラクロスな上、マネージャー視点とか、マイナーっぷりがずば抜けてますなぁ。ルール説明はマジで頼みます。今週はマジで充実してたんでね、期待もしてしまうってもんですよ。
 まぁ、1つ気になったことといえば、特に前半に場面転換が多すぎてちょっと読みづらかったことくらいですね。「ん? 今どこ?」って何度かページを戻してしまいました。

暗殺教室

 新連載の巻頭カラーに次ぐ二番手掲載・・・・恐ろしい子
 扉絵。個人主義特集。メインは当然カルマくん。奥寺さんはこっちだったか。地味グループだと思ってました。
 集会。E組以外が舞台なのは初めてかな。E組という組織、それぞれのキャラクターがしっかり描かれたので、外部と触れさせ、その特殊さを際立たせる、みたいな感じですかね。別のクラスだけでなく、理事長まで出てくるとはね。
 衝撃の事実。E組には生徒、教師共に美形が揃っているとのこと。この学校のブスはみんなE組以外に存在するようです。勝ち組はどっちだ。
 他のクラスから見て、E組は「仲良さそう」という判断なんですね。読者としてもE組は楽しそうでうらやましいです。渚くんいるし。
 そして、すっかりE組の一員となったビッチ先生。渚くんとのやり取りがとても素晴らしいです。うらやましいですなぁ。ビッチ先生が。
 そして、渚くんの啖呵。たまらん。なによりである。渚充している回であった。もう理事長とかどうでもよくなってしまった。

『ワンピース』

 無酸素領域が思ってたよりも狭かった。まぁ、もちろん、近接戦闘ができないってのは相当なハンデなんだけどさ。あと、火の剣を作り出してたことから、無酸素領域の中でもシーザーの思い通りの空間にだけ酸素を作り出すことができるようですね。燃焼性のガスあっても酸素なかったら、ただのバックドラフトですからね。あの剣の柄の部分から酸素と燃焼ガスを噴出してるんだと思います。ただの火炎放射器みたいなのではなく、剣状に炎が固定されてることを考えると気体の形も自由自在なのかしら。いろいろと使い道がありそうで便利ですなぁ。
 そして、ハーピーちゃんの登場カッコよすぎ。JETガトリングをノーダメとか強すぎるぞ。覇気じゃなさそうだし。悪魔の実? ルッチさん涙目。
 ドラフラミンゴのことをルフィが「鳥男」と呼んでるのがビックリだった。あぁ、ドラフの格好って鳥がモチーフだったのか・・・・気づかんかった。まぁ、名前フラミンゴだしね。
 サンジヴェルゴ。見事なまでの肉弾戦。悪魔の実なしのバトルというのも楽しいですなぁ。しかもヴェルゴも蹴りしかしてないし。「鉄の塊か何かか」との発言は悪魔の実フラグ? 六式と覇気で鉄みたくはなれると思うんですが。

ニセコイ

 センターカラー。カラー扉の裏には、扉絵撮影の裏側という体の4コマが2本。サービスが過ぎるぞ。4コマのオチ(4コマ目)はどちらもヒロインの顔芸、というのも『ニセコイ』らしさが炸裂していて、非常に楽しい出来ではないだろうか。

*1
 ↑ヤクザと縁日wwwwwそんなリアリティー誰も望んでねぇよwwwww
 これはたまげたな。「ヤクザの息子」という設定をこんな風に使ってくるとは。ラブコメにおいて「縁日」なんてのはベタ中のベタな展開なんだけど、それが『ニセコイ』だとこんなことになってしまうのか。『ニセコイ』がテンプレの塊だとか言ったヤツ出てこいよ。こんなん見たことねぇww ワタクシもちょっと『ニセコイ』のポテンシャルを見くびっていたようです。天才の発想である。

 千棘が安易に浴衣着てないのもなかなかおもしろいですな。まぁ、来週浴衣でリベンジかましてきそうだけど。
 小野寺&橘。これは意外な組み合わせ。宮本どこ行った。ミス消極的とミス積極的の2人ということでおもしろいですね。名コンビしていやがる。キャラの組み合わせでそれぞれの新たな魅力が垣間見える作品、キャラクターはレベルが高い証拠だと思いますよ。
 ラスト。千棘OUT小野寺IN。まさかすぎる展開であった。小野寺さんのターンを千棘がおいしいトコ総取り、というのがお馴染みの展開なのに。モブ寺さんとか言ってごめんなさい。まぁ、来週は橘、もしくは浴衣リベンジ千棘に邪魔されるんでしょうね。

『トリコ』

 料理人サイドではオールスター集合。ベアラーさんなつけー。こうして揃い踏みされると、ユダさんも裏切りやすくなるじゃないだろうか。まぁ、裏切るって根拠は名前だけですが。
 四天王サイドも鉄平、リンの登場で小休止。冷静に状況を判断し、なるべきことを思案し、いざラウンド2。
 そして、がんばれ小松くん、の巻。最近ワタクシの中の「ジャンプヒロイン人気ランキング」がすっかり渚くん一色だったんですが、小松も再びがんばってほしいものである。しばらく単独トップだったんですけどね。最近トリコとの活動が少なくていかん。ホモが足りないよ。夫婦のくせに。

斉木楠雄のΨ難

 3コマの出演ながら自らの個性を爆発させ、ひと笑いかっさらっていった照橋さんがステキすぎた。斉木の「用もないのにわざわざ通りかかってくれたんだ 感謝しろよ」ってのも彼女への距離の取り方を心得てる感じがあってイイですな。

黒子のバスケ

 自殺点www 本作のスポーツマンガとしてのバランスがどんどん崩れていってるな。
 おそらく意図としてはレッドの「リーダーとしての能力」を描きたいんでしょうが、どうなのかね。能力と「頭が高い」は(ネタ的に)おもしろいですが、あまり良きリーダーとしての魅力は感じないです。慕われてる感じもないですし。
 今週はレッドの両目が同時に映るコマが多く、オッドアイであることをより意識させられた印象ですね。「オッドアイ=能力は2つ」という説が正しければ、これは対グリーンレボリューションとして第二の力も発動するフラグなのでしょうか。まぁ、グリーンレボリューションは高尾を潰せば簡単に防げると思うんですけどね。

『烈!!!伊達先パイ』

 当ブログではダテメゴ応援キャンペーンを実施中です。本作には「ハーレムになるはずがない」という強みがあるのだよ。『クロス・マネジ』はサッカー部の女子マネがいるし、男女比的にはもっともハーレムってる環境ですからね。そんなダテメゴさん、思春期エナジーを感じるトコがステキでした。不純な感情にも寛容である。母性の領域かしら。妹属性なのに。
 「サッカーがうまい」という表現として、「バロテッリもびっくりのフィジカルだあ〜〜ッッ!!!」。これはユーロの影響ですかね。どうせなら、半裸仁王立ちやってくんねぇかなぁ。
 モブキャラにいちいち名前が付いていて、少し面倒です。名前を覚えるという作業が嫌いなんですよね。『暗殺教室』の扉絵もだけど、名前を一気に出されると萎える。端から諦めで、覚えようともしません。
 『ドラゴンボール』パロディーからのオチはまさかのダテメゴ。
 ていうか、学園モノとして球技大会ってのは結構なイベントなのに2話目で使っちゃうんですね。2話目なのに、イベントなのに、日常感がハンパなかったですが。とりあえず、こんなんがしばらく続くんだろうなぁ、って印象です。
 オチとして水着はお預けなんだけど、「水族館デートとかうらやましいじゃねぇか ちくしょう!!」ってあたりが本作独特のバランスですよね。恋愛モノが乱立する時代ですが、この手なら誰とも被らないですね。

スケットダンス

 業務連絡としましては、ワタクシ『スケットダンス』のことが嫌いになりましたので。先週の内容があまりにアレだったので。「嫌い」という前提の上で読みます。根拠のない悪口を言わないよう気をつけます。
 「オレを裁いてくれ」とスイッチが言っておりますが、裏サイトやらデスファイトに関しては裁かれるべきだと思いますよ。ヒメコさんの正拳一発でも入れときゃギャグっぽく解消できそうなんだけどね。・・・・あっ、いっけね。本作的には裏サイトもデスファイトも悪じゃないでしたっけね。
 と、嫌みを言った後だと説得力ないかもしれませんが、マジメな質問。ボッスンはなんで窓を割ったんですかね。ドアでよかったんじゃね? 「カギをかけちゃったから」って比喩を挟んだんなら、逆側からの不意打ちじゃなくて、正面突破の方が全うだと思うんですが。ボッスン自らの力だとドアは破れない、って理由なのかなぁ。なら窓割るときにスティック使わなくてもいいと思う。
 まぁ、そもそも「心をふさぎ込む=引きこもる」というのは比喩に過ぎないワケで、部屋から引きずり出せばスイッチの精神的な問題が解決するとは思えないんですよね。そこらへんは来週うまいことやってくれると信じたい。期待はしないけど。

ハイキュー!!

 猫爪くんのトラウマ。「クズな先輩」問題というのも部活マンガとしては不可避な問題ですなぁ。こういう「スポーツってそんなにいいもんじゃないよ」的な側面が見えるから本作はイイ。ワタクシみたいなスポーツ嫌いな人間でも乗っていける。
 猫爪くんは、他人が苦手→他人の目を気にする→観察眼→予測、とネガティブからポジティブへの変換もステキですね。ネガティブな部分の否定だけでは終わっていない。しかし、観察眼と予測と言われると『黒子のバスケ』のレッドを連想せざるを得ないですね。キャラが全然違うからおもしろい。まぁ、レッドの能力も『クロガネ』で既視感あるんですけどねー。
 そしえ、そんな猫爪くんの対比として月島。冷静つながりということで噛ませ犬になってしまいましたが、単純にvs影山、vs日向って描き方にならないのは、部員の掘り下げを丁寧にやっておいたおかげですね。
 「ミスったらこのセット落とすぞ」 「わかってる!! 決める!!」 って会話があったら主人公が本当に決めそうなもんですが、ブロックされちゃうのがイイね。日向はメンタル弱そうだから今後に影響出ちゃうんじゃないかしら・・・・なんて思ってたら、来週巻頭カラーかよ! マジで最近の若手は絶好調すぎて怖いですね。新陳代謝が健全・・・・というにはベテランが落ちないんで不思議な現状ですね。

『クロガネ』

 勝利至上主義な悪役。部活マンガとしては至極全うなテーマなんですが、「剣道」となるとまたちょっとニュアンスが変わってくるのがおもしろいところですね。
 「コイツが……『早く血が見たい』って聞かないんだ…………」だって。厨二禁止。こうして見ると『タカマガハラ』の腹話術ってのは相当おもしろかった気がしますね。ちなみに、手首ゴキッてのも結構厨二臭いですよね。

べるぜバブ

 古市無双もそろそろ終わりが見えてきたよ。
 1コマ目のジャバさんのデフォルメがかわいいね。ギャグとの相性が懸念されたジャバさんだけど、しっかりギャグ要員として機能していたのが驚きである。これも古市が隣にいるというのが大きいのかな。
 所々古市の鼻ティッシュが外れてるけど、あれは意図的なのかしら。「カッコイイ古市」というギャグだから。まぁ、これが『タカマガハラ』だったら、「まーた包帯描き忘れてやがる!HAHAHAHA」って騒ぐんですけどね。
 虫が見える幻覚とか、それなんてドラッグ? 単純に「死ぬ」とかのがまだポップに思えるよ。なんですかね。ギャグの温度を忘れさせて古市を心配させたいのかしら。まぁ、そういう説明をするラミアから古市へのデレが感じ取れてまた一興ですな。ロリコン疑惑に関しては古市は濡れ衣。
 男鹿の「うんこいってくる」でちゃんと話が通じて止めようとするヒルダ。もう言葉なんていらないって領域に達してるじゃないですか、この2人。名夫婦すぎるよ。
 この古市エピソードってさ、実は最終回のルックを擁したエピソードだと思うんですよね。歴代のライバルたちが総出演でオールスター感があって、ラスボスは作品として主人公に次ぐ古株っていうのもなかなか燃えるものがあります。って、ギャグなのに熱くなってしまうのが楽しいですね。『べるぜバブ』が急遽打ち切りが決まったのだとしたら、こういう終わらせ方はかなりキレイな方だと思います。・・・・まぁ、来週はセンターカラーなんで終わる心配は必要なさそうですけどね。

『ブリーチ』

 山火事その3。
 世界が滅びかねない程の強力な力、それが山爺の卍解。氷使えなくなるとか、日番谷くんどうするんすか。
 山爺が燃えちょる。千五百万度とか丁寧に数値を言わなくてもいいに。また「14kmや」みたいなことになってしまうぞ。ていうか、ワーハッハッハ(違)は近くにいるのに熱さに気づかないとか、神経を疑った方がいいよ。太陽から地球ってあんなに遠いのに残暑がこんなに厳しいってのに目と鼻の先に千五百万度とか。それだけで死ぬわ。
 ちなみに、北と南があるのでまだまだ山火事続きそうですね。

こち亀

 小学生時代にミニ四駆にどっぷりハマった身としてはニヤニヤせざるを得ないですな。オフィシャルでない高回転モーターとか持ってたわぁ。
 広告カーの中に初音ミク風のなにかが。先生の中のボカロブームは未だに衰えてない様子です。

恋染紅葉

 左胸を右手で揉んでしまうラッキースケベ、って『クロス・マネジ』ですやん。なんの経緯もなくおっぱい揉めばいいってもんじゃねぇぞコラ。エロ路線でがんばるなら、エロ描写はがんばれよ。「居眠りしてれば胸も揉んでも自然」ってどういう理屈だよ。
 こういう困ったアイドルには泥酔させて半ケツお姫様だっこしてやればいいんですよ。ていうか、アイドルの方が恋愛スキャンダルは厳禁なので、恋人のフリという作戦はナンセンス極まりないと思うのですよ。
 新キャラ投入という手は別に嫌いじゃないけど、アイドルちゃんと主人公の心理、論理が無茶苦茶すぎてちょっとついていけないですね。うーん、勘違いして空回りするヒロイン、というのは魅力的ななずなんですけどねぇ。大丈夫なのかなぁ・・・・なんて思ってたら来週センターカラーかよ。

『タカマガハラ』

 まぁ、ケツになりますわな。なるとは思ってましたよ。 第十回「銃也獣!(ジュウハジュウナリ)」ってスゴイですね。話数まで含めてダジャレになってる。
 フカキョンが出ました。今週の出演は4コマです。さみしすぎるぜ。
 メガネくんは、ダジャレを具現化する能力ですかね。インコは淫行、とかどうでしょうか。
 先週の腹話術に続いて、今週は「かまってちゃん」とは・・・・。2週も続くとこれは間違いなく持ち味ですね。シリアスと見せかけてのすかしのギャグ。き、嫌いじゃないわぁ・・・・。
 この手の能力バトルモノで必要なのは、読者に「俺もあの能力欲しい!」って思わせることですよ。「俺だったらこう使うのになぁ」みたいな妄想を誘発することが作品の魅力に繋がるワケで。その意味において、本作は百点。オレ、「かまってちゃん」の能力欲しいよ! 美少女を造り出せるんでしょ? 使い道は1つじゃないですか。「離れると消えちまう」とかリスクじゃないしね。離れるどころかつなg・・・・。

投稿コーナー

 34号の「日本一ダメな魔法少女決定戦」の結果発表。1位が見事的中、っていうかこれはトップであって然るべきというくらいおもしろいですからね。時事ネタはイイもんです。させこ。

  • 日本一イヤなかくれんぼ決定戦!!

終了後「…あれ、一人増えてね?」
(拓魅さん)

 おわかりいただけただろうか。

働きに行ってるはずの父も見つけた。
(ホルアクティさん)

 あぁ・・・・これはイヤ。きつい。

ジャック・バウアーとクロエに追跡される。
(足下タウンページさん)

 制限時間が長すぎる。

  • はじめての一歩

 タイトルから「て」が抜けるとマガジン感が出てしまう新コーナー。

ニンテンドーDSの第一歩。上の画面をタッチする!
(ノグチ店長さん)

 あるあるすぎる。オレだよ、オレ。

野球の第一歩。「パワプロ
(大竜帥さん)

 ゴルフなら「みんゴル」。

  • バカズバッ!

 「パンダに愛を捧げるコーナー!」・・・・って、そうだったの?
 ベーコンさんのイラストネタ。ダヴィンチの『最後の晩餐』にアテレコ。ヨハネに対して「奥さん いい体してるね」と言わせていることから推測して、イエスの左横の人物はヨハネではなくマグダラのマリア、という説に則ったネタなワケですな。やっぱ『ダヴィンチコード』ですかね。
 謎のパンダ三部作に関しては、ピャスプルチさんのネタが好きかな。3本の中で一番人間くさい行動であり、姿勢ってのが笑えます。「ちょっと期待して」ってのは完全に見てる側の匙加減ですね。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。笑ってしまった、というワケではないが1コマ漫画としてキレイな形式なのではないでしょうか。読みやすいと言いますか。「最後にもう一度聞きますが」というセリフによって描かれた1コマの前の様子が窺えるのもうまいのかな。

息抜きに近所の夏祭りをぶらり。見た事ないOP(ワンピース)グッズを横目に焼きソバ!!
(『ワンピース』)

 合法なヤツですかね。なんかハラハラしました。

本屋で初めてC(コミックス)を買ってく子を見ました。眼鏡の中学生の君、忘れないよ!
(『クロガネ』)

 なにこれ・・・・ステキやん。眼鏡っていうのがまた『クロガネ』と合っててイイじゃないですか。

ガリガリ君コーンポタージュ。味がうまい。と思ったらもう売り切れてた。
(『べるぜバブ』)

ガリガリ君のコーンポタージュ味なるものが気になる…!でも勇気が無い!!
(『恋染紅葉』)

 コンポタ二部作。


 総括です。
 今週は新連載『クロス・マネジ』がとにもかくにもおもしろかったので、文句なし。1話なんですが、2話以降への引きは重視せず、読み切りとしても完結しているのがイイですよね。お試しで読む人にも優しい設計なんじゃないでしょうか。まぁ、ワタクシはどんなにつまらなくても読みますが。
 ジャンプ全体としては『タカマガハラ』がケツで安定しそうですな。今週のペケ2である『恋染紅葉』は来週センターカラーなので、『タカマガハラ』とは大分距離が離れてると思うのですが。個人的には『タカマガハラ』は結構好きで、『恋染紅葉』の方は諦めてます。編集部とは意見が合わないようですね。まぁ、ワタクシが編集長だったら、先週の『スケットダンス』を読んだ段階で打ち切り決定ですけどね。「こんな道徳的に間違ってる内容は少年たちに読ませられない」って理由で。

 ではー、今週のーMVPキャラ決めまーす。次点からー。

  • 「かまってちゃん」の人 『タカマガハラ』

 とにかく能力がうらやましすぎる。オレにも使わせてくれ。

  • 櫻井 『クロス・マネジ』

 これは新連載一発目とにかくおもしろかったですよー、という意味で主人公の方を。とにかく雨のシーンがよかったですねー。

 ということで、今週のベストキャラ。

 オレたちの渚くん。殺気を出す渚くんもカッコイイよかわいいよ。ビッチ先生のおっぱいに埋もれながら焦る渚くんもかわいいですね。ホントおっぱいとかどうでもよくなってしまうよ。

 と、今週は超若手作品から3人という形になりました(偶然だけどうまくまとめた風の締め)。

次号の感想

クロガネ 5 (ジャンプコミックス)

クロガネ 5 (ジャンプコミックス)

テキヤ稼業のフォークロア

テキヤ稼業のフォークロア

*1:週刊少年ジャンプ」2012年42号133ページ